マリーと青色のドラゴン

ナッツ高美

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第12話 Mon城

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攻撃されたいくつもの施設が真っ赤に燃えているのが見える  遠くでお兄様達が応戦しているのも おぼろげに見える 

ヒューーゥーーー   ヒューーーーーゥ

生ぬるい砂ぼこりの混じった風が吹きすさび、マリーにまとわりつきます

マ「この世の終わりなのかしら..」

マリーは ベビドラちゃんとブヒブヒとハグをする

マ「2人ともありがとう 2人のおかげでここまで来れたよ.. あとお兄様達に伝えて欲しいの。 ここから飛び降りるのは、私だけで良いと思うって。私が飛び降りて神様に私を捧げれば、きっと国は平和を取り戻し 兄様達は、この国で 平和に暮らして欲しいと。恋人だって、友達だっているから、離れるのは寂しいと思うから。
私は大丈夫。いつも心に兄様達がいるから。って」


マリーの顔は すすと泥だらけで、華奢な足も傷とあざと泥だらけで女の足とは思えないほどのものでした。格好なんてもうどうでも良いと勇ましく立つ姿は、まるでジャンヌ・ダルクのように見えました。Mon城に辿り着くまでに、マリーは心の成長が変化があったようです。
どこか、冷めたような、どうなろうとも受け入れると決めて悟ったような、しかしまだ諦めていない目の奥に熱い炎を宿した目つきで、遠くで戦う兄達を見ていました。


少しだけ振り返ると、ベビドラとブヒブヒが少し離れたところから、心配そうにマリーを見守っています ベビドラは今にも泣きそうです


マリーはベビドラとブヒブヒを心配させないように口角を上げて微笑むと、

そして   (困っちゃうね...この状況...なんだろうねぇ)って困った表情でウインクをします..

そしてまた前を向きます..


空は真っ暗で、まるで夜のようです

太陽も星も月も出ていない

ただ真っ黒な雲だけが、空を覆っている



マリーはやっぱり少し心が折れてしまい..唇を噛み、、、涙が出てきます



マ「、、、、、わたし なにか悪いことしたかなぁ.....なんでこんなことになっちゃったんだろう、、、、ちょっと前まで みんなで楽しくおしゃべりしたり、お茶したり、していたのに、、、」

マリーは少しだけ過呼吸気味になります


マ「なんでわたしばっかり...こんなめに....合うのだろう.....  」


呼吸が乱れます


足が進みません 動けません


下をそっとのぞくと、めまいがしそうな光景に
ゴクリとつばをのみこみます


マ「あっあっ、下を覗かなきゃ良かった、、さらに怖くなってきちゃった....」



本当に悲しい時は  涙がでない


怖くて うごけない



その時

遠くからドラゴンの声が聞こえます


「ヴォーオオオオオオオオオオオオオオーーン」


マ「angお兄様..」


空には、北斗七星の星の並びのように、青白い稲妻が、走ります


ang  (マリーさん がんばれ)


マ「ang兄さん、マリー お兄様達の力なしで、
ここまで一人で たどり着けたのよ えらい? 
もし今度会った時は 褒めてね        
もしこれで本当にお別れだとしても 
楽しい時は過ぎてしまっても 
嘘のように消えてしまったとしても 
マリーは ずっと忘れないよ  

いままでありがとう  

マリーは お兄様達の妹でいれて 嬉しかったよ 
寂しくなったら 心の中で 
援軍がほしいと 願っているね
。 
悲しくない  

寂しくない 
 
これは新しい物語の始まりなんだから」


マリーはどうしようもない深い悲しみとしかし神が導いているこの道を受け止め、最後の王国の景色と戦う兄達の姿を 慈しみながら目に焼き付けた


そして マリーは 一歩前へ足を進めると


あとは重力によって 簡単に 城のてっぺんから
落ちていきました





途中からは 不思議と マリーは まるで桜の花のように ヒラヒラとゆったりと落ちていきました




そして地に落ちる少し手前で とてつもなく強い白い光が マリーから発し、まるで一瞬 世界が昼間になったのかと思うくらい 明るくなり  パッと マリーは消えたのでした




その様子を 遠くからangにも確認できました




ang「うまくいったね、マリーさん」


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