翠碧色の虹

T.MONDEN

文字の大きさ
72 / 137

随筆十八:無いっ!をテーマにしてみたら・・・

しおりを挟む

心桜「こんにちは! ・・・って、あれ?」
心桜「つっちゃー居る? ・・・居ない!?」
心桜「笹夜せんぱ~い! ・・・今日・・・だよね? あたし、場所間違えた?」

七夏「あ、ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「あっ! つっちゃー! 良かった!」
七夏「くすっ☆」
心桜「良くないっ!!!」
七夏「ひゃっ☆ どしたの?」
心桜「今日、これって事は・・・『無い』って事だよね?」
七夏「え!?」
心桜「本編だよ! 本編っ!」
七夏「あ・・・えっと・・・」
心桜「ま、別にいいんだけどさ、流れをぶった切る事になるからねー」
七夏「流れ?」
心桜「そうそう! まあ、今回は区切りって言う意味ではまだましだけど」
七夏「え!?」
心桜「ほら! よくあるじゃない? いい所で引っ張るヤツ!」
七夏「引っ張る?」
心桜「例えばテレビで、いいところでCMが入って、先が気になるから待つでしょ!?」
七夏「あ、テレビ・・・はい☆」
心桜「んで、いよいよかって思ったら、『ここまでは、ご覧のスポンサーの提供で~』ってなって、また更にCMが入るヤツ!」
七夏「あ、それはありますね」
心桜「この時点で、だいぶイラッ! ・・・っと、くるんだけど!」
七夏「そうなの!?」
心桜「流れに流されて、ただ待ってる自分にっ!」
七夏「自分・・・ここちゃー?」
心桜「待ってる間に、他の番組を見てみるとか出来るよね!?」
七夏「あ! 確かに」
心桜「んで、他の番組をチェックしたら、他の番組も同じCMやってて『おっ!』ってなって、無意味にチャンネル間を行ったり来たりした事って無い?」
七夏「えっと、ない・・・かな」
心桜「無い!? 今日はやっぱ無いって事か!」
七夏「え!?」
心桜「あ、いやいや! んで、そのままチャンネル間を往復してたら、そのCMが終わってシンクロが解除されて・・・あーあ・・・って、なるよね!?」
七夏「なるの!?」
心桜「え!? あ、無いなら分かんないか」
七夏「くすっ☆」
心桜「ここまで来たらさ、もう一回『ご覧のCMは、ご覧のスポンサーの提供で~』って、もう一回被せて来いっ! そのくらいこだわれっ!」
七夏「え!?」
心桜「そういう、予想外な展開が待ってたなら、被ってもよし! とするっ!」
七夏「そうなの?」
心桜「だいたい、『被り』って良い事無いよね?」
七夏「どんな風にかな?」
心桜「例えば、キャラが被る」
七夏「キャラ?」
心桜「見た目が同じような感じで、性格も似てたら、うわっ! 被った! ・・・ってならない?」
七夏「お二人で一緒に何か行えば良いかもです☆」
心桜「役割としては、どっちかでいいとしたら、ふたりデスマッチ!」
七夏「えっと、それぞれが別の番組に出演されればいいのかな?」
心桜「んー・・・干渉回避・・・か。ま、それもひとつの方法か」
七夏「はい☆」
心桜「他にはさ、ガチャとかで同じアイテムが被りまくる・・・これもなかなか来るものがあるよね?」
七夏「がちゃ?」
心桜「がちゃがちゃの事!」
七夏「あ、はい! 昔、ここちゃーと一緒のが出て、お揃いだねっ! って、ここちゃー喜んでくれました☆」
心桜「うっ・・・そ、それは・・・あー! なんというかもうっ!」
七夏「私も、ここちゃーと一緒で良かったなって☆」
心桜「ガチャの件は無かった事にする!」
七夏「ここちゃー! お耳赤くなってます☆」
心桜「わわっ! つっちゃー! そういう事は言わないっ!」
七夏「でも話さないと伝わらないから・・・」
心桜「伝えなくていいっ! そ、そう言えば笹夜先輩は?」
七夏「えっと、用事があるみたいです☆」
心桜「今日は、こっちに来られれないのかな?」
七夏「どうなのかな?」
心桜「なんだかんだと言いながらも『随筆』は、少し久々だからね」
七夏「くすっ☆」
心桜「突然、ポンッ! とバトンを渡されても、どうすればいいのか・・・」
七夏「いつもと一緒でいいと思います☆」
心桜「そういう所は、流石というか・・・なんと言うか」
笹夜「こんにちは♪」
心桜「おっ! 笹夜先輩! こんにちは!」
七夏「こんにちはです☆」
笹夜「すみません。遅くなってしまって」
心桜「いえいえ、お忙しいみたいですから」
笹夜「今日は、どんなお話なのかしら?」
心桜「それが、無いんですよ!」
笹夜「ナイン!?」
心桜「あ、いえいえ『無い』です!」
笹夜「あ、『無』かしら?」
心桜「そうそう、特に何か話題があった訳では・・・ねっ! つっちゃー! ・・・って、居ないんかーい!」
七夏「え!? どしたの? ここちゃー?」
心桜「って、そっちに居るんかーい!」
七夏「??? えっと、はい☆ 冷茶どうぞです☆」
笹夜「ありがとう♪ 七夏ちゃん♪」
心桜「あっ! ありがとね!」
七夏「くすっ☆」
笹夜「それで、その『無い』って、どういう事かしら?」
心桜「色々と『無い』について話してただけで、特に深い意味は無くて」
笹夜「何かが無いという事かしら?」
心桜「あ、そうそう、元々は本編が無い・・・から始まったんだっけ?」
七夏「無いから始まる・・・そんな、お話があったかな?」
笹夜「『無』から始まったのは、この世界かしら?」
心桜「また、壮大な所に旗を立てましたね!」
七夏「この世界?」
笹夜「ええ♪ ビッグバンかしら?」
心桜「ビッグバン!?」
笹夜「宇宙の始まり・・・ビッグバン理論では、宇宙は『無』の状態から誕生した事になっています」
七夏「えっと、何も無いところから始まるのは分かりますけど・・・」
心桜「え!? つっちゃー分かるの!?」
七夏「『無い所から始まる事』についてです☆」
心桜「あ、そういう事ね」
笹夜「『無』から突然、この世界が始まった理由については、分かっていないですね」
心桜「もう、あたし付いてゆけない・・・」
笹夜「ですから『無い』という事は『有る』に繋がるのです♪」
心桜「無いと有るは表裏一体って事か!」
笹夜「そうなりますね♪」
心桜「って事は、今回の『本編無い』も、まあ分からなくも無いけど・・・」
笹夜「今までのお話が『有る』から、今回の『無い』も存在できた訳です♪」
心桜「なんか、上手く言えないけど、つっちゃー!!!」
七夏「はい!」
心桜「この世界が無くならない様に、頑張るんだよ!」
七夏「はい☆」
心桜「って事で、つっちゃーが頑張る『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
笹夜「私も、頑張って繋いでまいりますね♪」
心桜「ありがとうございます! あたしと笹夜先輩も頑張る『ココナッツ』宛てのお便りはこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
心桜「そして・・・おーい! 原作者! よろしく頼むよ! 次は『無い』からねっ!」
七夏「え!?」
笹夜「まあ!」
心桜「あははっ! 冗談だって!」
七夏「良かった☆」
心桜「良く無いっ!」
七夏「ひゃっ☆」
笹夜「まあ♪ D.C.かしら?」
心桜「え!?」

随筆十八 完

------------

随筆十八 をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転

小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。 人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。 防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。 どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

完結 辺境伯様に嫁いで半年、完全に忘れられているようです   

ヴァンドール
恋愛
実家でも忘れられた存在で 嫁いだ辺境伯様にも離れに追いやられ、それすら 忘れ去られて早、半年が過ぎました。

処理中です...