翠碧色の虹

T.MONDEN

文字の大きさ
121 / 137

随筆四十三:告白の断り方って!?

しおりを挟む

心桜「こんちわー!」
七夏「ここちゃー☆ いらっしゃいです☆」
心桜「これ! 届いてたよ!」
七夏「あっ☆ おたより、ありがとうです☆」
心桜「笹夜先輩は!?」
七夏「えっと、今日は用事があるみたいです」
心桜「そっか、んじゃ早速、読んでみますか!」
七夏「はい☆」
心桜「えー『ペンネーム、匿名少女さん。『ココナッツさん、こんにちは。突然ですが、付き合ってくださいって告白された場合、もっとも無難な断り方を教えて頂ければと思い、お手紙いたしました。どうぞよろしくお願いします』・・・告白の断り方!?」
七夏「ごめんなさい! かな?」
心桜「速っ! つっちゃーは、そういう所、はっきりしてるよね」
七夏「だって、こういう事って早い方がいいと思って」
心桜「そりゃそーなんだけどさー。せっかく告白されたのに・・・」
七夏「告白されたのに?」
心桜「ちょ、ちょっと考えさせてって答えを延ばして・・・自分の部屋で、うぉ~告白されたぁー凄い、凄いよあたしぃ~ってベッドにダイブ! 枕に抱きついて、ごろごろ頃がりまくってみたいっ!」
七夏「えっと、お手紙主さんは、告白の断り方って話してます」
心桜「あら? 乗ってこないねー。告白されて嬉しい気持ちにならない?」
七夏「相手による・・・かな?」
心桜「ま、そりゃそうなんだけどさー」
七夏「すぐお返事ができない場合、この先続くかどうか不安です」
心桜「まずなんで、断るか・・・その理由だけど、単純に相手が好みでない!?」
七夏「他に好きな人が居るのかな?」
心桜「好きな人が居れば、断る理由にはなるけどさ、居ない場合は?」
七夏「えっと・・・」
笹夜「気になる人が---」
心桜「わぁっ!」
七夏「ひゃっ☆」
心桜「さ、笹夜先輩!? 用事があったんじゃ?」
笹夜「すみません。急いで済ませました♪」
七夏「笹夜先輩、こんにちはです☆」
心桜「はは・・・こんにちわー!」
笹夜「はい♪ こんにちは♪ あら? 心桜さん?」
心桜「いや、このパターンがあった・・・ちょっと油断してた」
笹夜「すみません・・・お二人が楽しそうにお話しされてましたから、タイミングが難しくて・・・勇気を持って話しに入るとこうなってしまって・・・」
心桜「楽しそうに見えた? んー、縄跳びに入るタイミングが難しい的なヤツかなぁ?」
七夏「え?」
心桜「まあいいや! んで、笹夜先輩! 何でしょうか?」
笹夜「え!?」
心桜「気になる人が---って」
笹夜「気になる人が居なくても、そのように伝えれば良いと思います♪」
心桜「気になる人って誰? ・・・って訊かれた場合は?」
笹夜「それ以上は、お答えする必要はありません」
心桜「それで、相手は納得しますか?」
笹夜「納得する、しないに関わらず、はっきりと意思を伝えておく事が大切なのです」
心桜「つっちゃーと同じって事か」
七夏「相手の事を想って、はっきりと断らないのは、相手の事を想っていない事になります」
心桜「んじゃさ、よくある断り方をあげてみるよ」
七夏「え!?」
心桜「まだ男の人とお付き合いするのは早いと思って---」
笹夜「では、その時まで待ちます」
七夏「その時っていつになるのかな?」
心桜「・・・・・お、お友達以上には思えなくて---」
七夏「お友達でもいいです☆」
笹夜「一緒に居るだけで構いません♪」
心桜「・・・・・ほ、他に気になる人が居るから---」
笹夜「そう・・・」
七夏「気になる人が居るなら・・・」
心桜「なんでそうなるんですか!?」
笹夜「想い人が居るなら・・・」
七夏「お互いの心が惹きあってませんから」
心桜「告白した事で、惹き合う方向に変わる事は無いの?」
笹夜「無いとは言い切れませんけど・・・」
七夏「難しいかな?」
心桜「はは・・・はぁ・・・んで、匿名少女さんは『無難な断り方』って書いてたみたいだけど?」
七夏「はっきりとお断りする事が、無難かな?」
笹夜「それ以外の方法は、無難な結果にはならないと思います」
心桜「・・・だってさ。匿名少女さん、こんなんでご参考になるのかな?」
笹夜「ひとつ、いいかしら?」
心桜「はい! どうぞ!」
笹夜「告白は相手の心に大きく響いて、自分の存在をこの上なく印象付ける効果があります。それで、相手の心を惹く事が出来たら、良いお返事が期待できますが、告白と言う最大の言葉でも相手の心が動かないのなら・・・ということです」
七夏「おたよりの匿名少女さんは、相手の告白でも心が動かなかったみたいですので・・・」
心桜「んじゃさ、他に気になる人が居るから・・・で、引き下がらないパターンを強行!」
七夏「え!?」
心桜「気になる人って誰?」
笹夜「答える必要ってあるかしら?」
心桜「答えを聞いたら、納得する!」
笹夜「居ません♪」
心桜「んなっ!」
笹夜「この意味、分かるかしら?」
心桜「居ないって事は、お付き合いする意思は全く無いと・・・んじゃさ、最初からっ!」
七夏「ここちゃー、最初に気になる人居ないって話して、相手は納得するかな?」
心桜「うっ・・・自分で話して気付いたけど遅かった・・・」
七夏「でも、気付いてくれて良かったです☆」
心桜「うっひょ~! つっちゃーシビア! その調子で、これからも頑張ってよねっ!」
七夏「え!?」
心桜「って事で、恋愛に妙にシビアなつっちゃーが主役の『翠碧色の虹』本編はこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_frma_a.htm」
七夏「しびあ?」
心桜「同じく、ニードル笹夜先輩が大活躍する『ココナッツ』宛てのお便りはこちら!」
心桜「http://nanatsuiro.my.coocan.jp/nnt_suiheki_novel.htm#QUESTIONNAIRE」
笹夜「にーどる?」
心桜「今回はもう、戦意喪失気味・・・決まり言だけ話して戦術的撤退っ! さらばっ!」
七夏「こ、ここちゃー!?」
笹夜「心桜さんっ!」
七夏「笹夜先輩☆ ここちゃーの分もご一緒に☆」
笹夜「ええ♪」
七夏&笹夜「匿名少女さん、おたより、ありがとうございました♪」

随筆四十三 完

------------

随筆四十三をお読みくださり、ありがとうございました!
本編の方も、どうぞよろしくお願い申しあげます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される

clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。 状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

妻に不倫され間男にクビ宣告された俺、宝くじ10億円当たって防音タワマンでバ美肉VTuberデビューしたら人生爆逆転

小林一咲
ライト文芸
不倫妻に捨てられ、会社もクビ。 人生の底に落ちたアラフォー社畜・恩塚聖士は、偶然買った宝くじで“非課税10億円”を当ててしまう。 防音タワマン、最強機材、そしてバ美肉VTuber「姫宮みこと」として新たな人生が始まる。 どん底からの逆転劇は、やがて裏切った者たちの運命も巻き込んでいく――。

処理中です...