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学園【ゲーム開始】
36 調査の予定
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あれから2日立ちヒロインの様子(私達二人も)を見張り続けたセバスさんの情報では…
「ユージニア嬢は夜間寮を出て北塔へ侵入しているようですが来た時間は違いました」
「あそこには不可の魔術が施されてるはずだが…」
「ええ、ですがあっさりと入ることが出来ておりました」
「……中で何していたかは分からないのか?」
「はい、私が入ろうかと扉に近付いたところ術の発動があり開くことはできませんでした」
「となると術を書き換えたのか?見てみないと分からないな」
「そうですね」
セバスさんが私に紅茶を出しながら頷きリオンが難しい顔をしている
「今日もいる可能性があるか」
「どうなさいますか」
「来る時間は決まっていないようだな」
「そのようです」
「なら日が暮れたと同時に行き解除してくるその後は隠れて見張ってみるか」
「畏まりました」
リオンが暗くなったと同時に北塔に行って立入不可の魔術を解除してそのままヒロインを見張るつもりらしい…そこでふと私は思い出した
今まで忘れていたのが不思議なぐらいにすっぽり忘れていたのだ…
それも当たり前だった何故ならこれは第1部のENDを終わらせた後、おまけでできるミニゲーム、リオンが学園に来た後に起こる事件だからだ。
このミニゲームで好感度を上げるとリオンのおまけ色気スチルを見ることが出来るのだ‼️
そこまで思い出し私は真っ青になった。
リオンが見張りをするのならヒロインと関わる可能性が高い、リオンが今いくら私を見ていてくれているとしても出来るならば関わってほしくはないわけで………
そんなことを思いティーカップを持ったまま固まり俯き始めた私をセバスさんが気づいたのか声をかけてきた
「どうかなさいましたか?マリアン様」
「…ぁの…」
「リア?」
「…リオン…もしかしてユージニア嬢は阻害魔石を使ってるかもしれない」
「阻害魔石?」
「空の魔石に認識阻害を付与した魔石…だと思う」
「そんなことが…いや魔術構成を詳しく理解すれば出来るか…」
「…多分、リオンやユージニア嬢なら作れるかもしれない…」
なぜヒロインなら作れるのか…
それはゲームでリオンと共に調査をするとき空の魔石を北塔の近くに落ちているのをヒロインが見つけリオンに教わりながら空の魔石に付与し塔の中に入っていくのだ、その時付与が成功した事をリオンが褒め頬を撫でるといるスチルがある、そして中に入り結界用の魔石にリオンが魔力を注ぎ入れ、ヒロインにも教え魔石に魔力を注がせるのだ……その時手を取り抱き締めるように教えるスチルは甘いリオンの横顔と色気があった
もし、もし…リオンに会いたいって事で北塔へ行き無理矢理イベントを起こそうとしているのなら…
リオンは行かせたらまずいのでは?
「リオンは解除した後、もしユージニア嬢が来るのなら他の塔へいってください」
「だがリア一人では…」
「セバスさんについてきてもらいます、勿論黒猫姿ですが」
「だが」
「もしかしたら、北塔へ行っているのはリオンに会う為かもしれないからリオンには離れていてほしいのです」
「リア…、それはこの2日で何か見たということか?」
私は黙って頷きリオンをみた、そのようすにリオンは深い溜め息をついた後私を抱き締めこめかみに唇を落とした
「何をみたのか分からないが…分かった、あの女が来たら直ぐに離れる」
「我儘を言ってごめんなさい…リオン…」
「俺を心配しての事だろ、気にするな、セバスもしもの時はリアを頼む」
「畏まりました」
「後一刻後に動くか」
「はい」
「畏まりました」
私とセバスさんはリオンを見ながら答え、リオンはそれに頷き残りの紅茶を飲み干した。
動くまであと一刻(一時間後…)頑張ろう…
「ユージニア嬢は夜間寮を出て北塔へ侵入しているようですが来た時間は違いました」
「あそこには不可の魔術が施されてるはずだが…」
「ええ、ですがあっさりと入ることが出来ておりました」
「……中で何していたかは分からないのか?」
「はい、私が入ろうかと扉に近付いたところ術の発動があり開くことはできませんでした」
「となると術を書き換えたのか?見てみないと分からないな」
「そうですね」
セバスさんが私に紅茶を出しながら頷きリオンが難しい顔をしている
「今日もいる可能性があるか」
「どうなさいますか」
「来る時間は決まっていないようだな」
「そのようです」
「なら日が暮れたと同時に行き解除してくるその後は隠れて見張ってみるか」
「畏まりました」
リオンが暗くなったと同時に北塔に行って立入不可の魔術を解除してそのままヒロインを見張るつもりらしい…そこでふと私は思い出した
今まで忘れていたのが不思議なぐらいにすっぽり忘れていたのだ…
それも当たり前だった何故ならこれは第1部のENDを終わらせた後、おまけでできるミニゲーム、リオンが学園に来た後に起こる事件だからだ。
このミニゲームで好感度を上げるとリオンのおまけ色気スチルを見ることが出来るのだ‼️
そこまで思い出し私は真っ青になった。
リオンが見張りをするのならヒロインと関わる可能性が高い、リオンが今いくら私を見ていてくれているとしても出来るならば関わってほしくはないわけで………
そんなことを思いティーカップを持ったまま固まり俯き始めた私をセバスさんが気づいたのか声をかけてきた
「どうかなさいましたか?マリアン様」
「…ぁの…」
「リア?」
「…リオン…もしかしてユージニア嬢は阻害魔石を使ってるかもしれない」
「阻害魔石?」
「空の魔石に認識阻害を付与した魔石…だと思う」
「そんなことが…いや魔術構成を詳しく理解すれば出来るか…」
「…多分、リオンやユージニア嬢なら作れるかもしれない…」
なぜヒロインなら作れるのか…
それはゲームでリオンと共に調査をするとき空の魔石を北塔の近くに落ちているのをヒロインが見つけリオンに教わりながら空の魔石に付与し塔の中に入っていくのだ、その時付与が成功した事をリオンが褒め頬を撫でるといるスチルがある、そして中に入り結界用の魔石にリオンが魔力を注ぎ入れ、ヒロインにも教え魔石に魔力を注がせるのだ……その時手を取り抱き締めるように教えるスチルは甘いリオンの横顔と色気があった
もし、もし…リオンに会いたいって事で北塔へ行き無理矢理イベントを起こそうとしているのなら…
リオンは行かせたらまずいのでは?
「リオンは解除した後、もしユージニア嬢が来るのなら他の塔へいってください」
「だがリア一人では…」
「セバスさんについてきてもらいます、勿論黒猫姿ですが」
「だが」
「もしかしたら、北塔へ行っているのはリオンに会う為かもしれないからリオンには離れていてほしいのです」
「リア…、それはこの2日で何か見たということか?」
私は黙って頷きリオンをみた、そのようすにリオンは深い溜め息をついた後私を抱き締めこめかみに唇を落とした
「何をみたのか分からないが…分かった、あの女が来たら直ぐに離れる」
「我儘を言ってごめんなさい…リオン…」
「俺を心配しての事だろ、気にするな、セバスもしもの時はリアを頼む」
「畏まりました」
「後一刻後に動くか」
「はい」
「畏まりました」
私とセバスさんはリオンを見ながら答え、リオンはそれに頷き残りの紅茶を飲み干した。
動くまであと一刻(一時間後…)頑張ろう…
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