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第4章 冒険 -王都編-
到着
しおりを挟むいよいよ、王都に到着する。
オルティア王国の王都オルトか。
初めて来るから何も知らん苦笑
まずはフィリア王女達を王城へ届けたら、冒険者ギルドに行けばいいかー。
ただ一番最初が難関なんだよなー。
俺、殺されたりしないよね?
王都の出入口にはかなりの人々が入場待ちで並んでいる。
俺たちはどうすればいいんだろうか。ここから入ろうとしても流石に王都と守衛には王女の顔が割れてるだろうしな...。
「シーマさん、ここではなくもっと右側にある貴族用の出入口へ向かって下さい」
「大丈夫なんですか?」
「私が何とかするから大丈夫です」
「分かりました。ではそちらへ向かいます」
俺はフィリア王女の言う通りに貴族用の出入口に向かったが案の定止められた。
「おい、そこの馬車! ルート商会の馬車だろ! ここは貴族用だぞ。向こうで並べ!! そんなことも知らんのか!!」
ほらな。しかも酷い言われようだ。
「あら。ここに並ぶようにお願いしたのは私ですので、文句なら私に言ってもらえますか?」
「何だと! 俺はお前たちみたいな…...!!」
「みたいな...の後は何ですか?」
「い、いや、まさかフィリア王女様が乗っているとは知らず、大変失礼を致しました!」
「それにしても、先程のあなたの言葉は聞いていて不快でしたわ。いつもあんな口の利き方をしてるのかしら?」
「い、いえ。そんなことは...」
あーぁ。
この守衛さんもやっちまったなー。
忙しいのは分かるけど、貴族側の出入口だしな、それなりに対応したほうがいいとは思うけど。
フィリア王女も案外黒いもんだな笑
「まぁいいわ。今後気をつけてもらえるなら誰にも言わないけど出来る?」
「もちろんです!!」
「はい。じゃあ、これで終わりね。通してもらえる?」
「はい!! お通り下さい!!」
「あと、王城の守衛に連絡だけしておいてもらえるかしら。ルート商会の馬車で行くことも伝えておくのよ」
「御意」
すったもんだはあったが、俺たちの馬車は無事に王都へ入れた。
後は王城へ向かうだけだ。
それにしても王都だけあってデカいな。
何も知らないと確実に迷うな、これ。
まぁ王城は正面にあるやたら大きい城だから迷いようもないんだが...。
しばらく進んでいると、王城の入口が見えてきた。
と思った矢先に、向こうから誰かが走ってくる。どうやら騎士のようだな。
「そこの馬車、一旦止まってくれ。フィリア王女様を確認させてくれないか?」
「ランス騎士団長、フィリアです。ただ今戻りました」
フィリア王女が馬車の窓から顔を出して騎士団長に帰還の報告をしている。
「フィリア王女様...よくぞご無事で」
「ランス騎士団長、道中に何があったのかは王城の敷地内でお話したいのですがよろしいでしょうか」
「もちろんです」
「それと、ゼスト国王とソニア王妃にゼット王子を呼んでもらえますか? 内密に話したいこともございますので。出来れば人気の少ない第一倉庫がいいわね」
「承知しました。誰か、こちらの馬車を第一倉庫へ案内してくれ」
そう言って騎士団長は王城の中へ消えていった。
あのー。
俺たち、国王様に会うことになるの?
何も聞いてないけど...。
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