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第6章 冒険 -帝国編-
どうする?
しおりを挟むミレーからある程度離れたところで、俺は冒険者ギルドでの出来事をみんなにはなした。
「みんな、ごめんなさい...」
「フィリア、何言ってるのよ」
「大丈夫だよ」
「フィリアが悪いわけじゃありませんから」
自らの存在がバレたことを悔やむフィリアに、セレナとシェリル、そしてクラリスがフォローを入れている。
こういう時、仲間の存在は有難い。
「そうだな。みんなの言う通りだぞフィリア。どうせ遅かれ早かれフィデールではバレるんだ。気にすることはないさ」
「フィリア、これからは私たちみんなずっと一緒なのよ。1人にはさせない。全員で無事に国境を越えるわよ!!」
「シーマさん、セレナも...。本当にありがとう」
俺というよりは、セレナの言葉のほうが効いたみたいだな苦笑
セレナは最近、本当に良い事言うようになったし、すごく成長してると思う。どんな心境の変化があったのかは知らないが、コスタを出た頃から比べたら雲泥の差だ。
「それにしても、どうやって国境を越え酔うかな...。まず、申し訳ないけどカノンはハイドに乗って1人で行ってもらうしかないよなー。そのほうが帝国的には不自然じゃないはずだ」
「そうですね。任務はまだ解かれてないはずなので、それで問題ないと思います」
俺の独り言のような言葉に、カノンが反応してくれた。
やっぱりこの子は根っからの生真面目なんだろうな。帝国にはもったいない。
「あとは馬車か...。男性が複数いるというのを見せたいんだよな…。でも俺とレーヴさんで御者台に座っちゃうと箱のほうが心配だし、ルート商会の馬車だからシェリルが御者台にいないと変に思われるよな...」
「そうだね。だから、ボクとレーヴさんで御者台にいて、シーマは馬車から顔を出すようにしておけばいいんじゃない?」
「そうか。そのほうが良さそうだ。それで行こう!! レーヴさん、すみませんがよろしくお願いします」
「おう。大丈夫だ。キッチリやってみせるさ!!」
「あなた、しっかり頼むわよ!! 可愛い女の子と2人きりだからってあまりはしゃぐんじゃないわよー!!笑」
「お前こそ、ここぞとばかりにシーマくんを誘惑するんじゃねえぞー!!笑」
「…お父様お母様、私が恥ずかしいのでその辺にしておいて下さい...」
「「「「「「「笑笑」」」」」」」
シェリルからの良い提案があったので、そのままレーヴさんへお願いしたのだが、思わぬ方向へと話が逸れてしまった。カノンのツッコミ?で何とかオチがついた格好だ。
っていうか...
俺、ルーチェさんに誘惑されちゃうの?
大歓迎なんだけどなー笑
「あれ? シーマさんが残念そうな顔してますねー!! 後で私が懲らしめてやらないといけない感じですか?」
「ううん、クラリス。そういうのは私に任せといて!!」
「セレナもクラリスも分かってないなー!! ココはボクの出番でしょ」
「こらこら、そんな事言って結局はあんた達がシーマを誘惑したいんじゃない!!」
「「「バレちゃった笑」」」
最終的には、フィリアがカオスになりつつあるこの場を上手く締めてくれた笑
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