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第6章 冒険 -帝国編-
土地
しおりを挟む「2階には大きめな部屋が2つもあるけど、それはどういうことなの?」
3階の確認を終えて、2階の部屋を回っている時にセレナから声をかけられた。
「うん、まぁ一応、アイゼンの幻陽とエリシオンのためにね…」
「あ、なるほど!!」
「用意しておかないとうるさそうでしょ? 特にフォルティスさんとエテルナさんが…」
「あぁ…。もう目に浮かぶよ笑」
「だろ?笑」
「でも、それだと宿屋というよりはほぼほぼクランハウスみたいだよね」
確かにフィリアの言う通りだ。
でも、用意しないわけにもいかない。
複雑なところではある。
「まだクランを結成したわけじゃないからそれはないだろ…」
「でも、これを機に結成ってことも有り得るよ?」
「確かに…」
「あと、イルマさん達はどうするの?」
「あっ…忘れてた…。どうしよう…。アイテムボックスの家に住んでもらおうか?」
「あの人がそれで我慢出来ると思ってるの?」
「…無理だよね…」
「でしょ?笑」
参ったなー。
全然想定してなかったわー。
用意しておいたほうが無難なんだろうけどな…。
3階はありえないし、2階ってのもどうかなーって感じだから、1階で我慢してもらうしかないよな。それでもし文句言ってきたら別の家にしてもらおう笑
「あの…。私のお父様とお母様はどこに住むようになるのでしょう?」
今度はカノンが俺に確認してきた。
忘れてたわけではないが、そのうち別に用意すればいいと思ってたんだけどなー。
「それもあったな…。宿の中に用意しないとマズいかな?」
「いえ、それは大丈夫だと思いますけど、私としては近くにいてくれたほうが安心です」
「それこそ、アイテムボックスの家でもいいかな?」
「全然構わないと思います。家があれば農作業もやりやすくなるでしょうし…」
そうだった。
レーヴさん達には畑をやってもらいたいからなー。必ず用意しないといけない。
そういえば、ルークス辺境伯から譲り受けた土地ってどのくらいなんだろう。畑をやれるくらいは確保出来るのかな? 精龍亭に似た外観に気を取られて周りを全然見てなかった苦笑
「ロナルドさん、ルークス辺境伯から譲り受けた土地ってどこからどの辺りまでですか?」
俺は内覧を終えて、みんなで外に出たタイミングを見計らってロナルドさんに聞いてみた。
「あぁ、そういえば言ってなかったな。あの建物の脇からこっちの壁までだ。要はこの辺の空き地一帯だな笑」
「…結構広くないですか?」
「元々何もなかったところだからな。ルークス辺境伯としてもちょうど良かったんじゃないか?笑」
「なるほど。まぁこちらとしてはあまり人目もつかなそうでいいんですけどね」
「そうか。そういう見方もあるな!!」
ルークス辺境伯から譲り受けた土地はかなり広かった。
もう2~3軒建てても余裕で畑が出来るだろう。シェスターとハイドを放牧してもいいくらいだ。
ここで俺たちのフィデールでの暮らしが始まると思うと感慨深いな。
たまにはコスタにも戻ろ。
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