メリー 復讐の暗殺者

維織

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メリーさんの幸せ

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どうしても過去の事が思い出せない俺はもう諦めることにした
「メリー、もういいよ殺してくれ 元々君は俺を殺しに来たんだろ?」
メリーはさらに激情する
「そうよ!でも、そんな事じゃ許せない...許さないの!」
もう見てられなかった
でも、突如過去の記憶が蘇ってきた
「メリー思い出したよ...君は」
「何よ!...」
言おうとした瞬間車が俺達の方に勢いよくぶっかってくる
そして、メリーに直撃しそうだった
もちろん俺は車の前に飛び出した
「メリー!」
車は俺に直撃し俺は吹っ飛ばされた
「悠貴?...貴方何やって...」
メリーはやっと冷静さを取り戻したようだった
「メリーが危なかったからさ...」
「私はもう死んでるのよ?!私が轢かれることなんてないの!なのになんて、馬鹿な事を...」
彼女は泣きじゃくる、狂気に満ちていたメリーはもういない
「そっか、でも助けたかったんだ 俺のせいで死なせてしまったから そして、思い出した」
「い、言ってみなさい...」
「約束したんだ、結婚の約束を」
そう言うと1層彼女は泣くのを強めた
「今思い出したって遅いのよ...貴方死にそうじゃない」
「...ごめん、本当に でも、君は俺が死ぬことを望んでいたから良かったろ?」
「許さない...勝手に死ぬなんて 許さないんだから...」
「ごめん、でももうダメみたいだ、さよなら」
「悠貴...いやだ、いやだよ!」
「...」
俺はそこで果てたらしい、でも、メリーが放っておくはずも無く...
「悠貴、起きて...」
「メリー?俺死んだはずじゃ...」
「貴方はもう人間じゃないの 私と同じでね」
「...そうか、それで俺をどうするんだ?」
「ど、どうって...」
「殺したかったんだろ?...」
「馬鹿ね、そんな気持ち今はないわよ」
「じゃあ何してもいい だから、許してくれ」
そう言うと彼女は少し考え、応じてきた 又 心なしか頬を赤らめているようにも見えた
「...私と暮らしなさい、そして結婚して私を幸せにしなさい」
「いいのか?」
「い、いいから言っているんでしょう?!」
彼女は恥ずかしそうにしている
でも、楽しそうでもあった
「分かった、約束するよ」
「次約束破ったら、容赦しないからね!覚悟しなさいよ!」
「はいはい」
「...幸せにしてね、悠貴」
「あぁ、もちろんだ」
俺のせいで死んでしまったメリーは俺を殺しに来たはずだった
でも、メリーを助けて俺が死んだ
こんな皮肉はそうそうないだろう
でも、きっとどんな事があっても人はやり直せる
幸せになれる
そう、俺とメリーみたいに

      
      メリー〜復讐の暗殺者〜完

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