犬と殺人と夜の散歩

あらら

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暗闇の中で

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ベッドから起き上がれない。

日の光に当たりたくない。

この世の全てが醜い。

汚れた大人になるくらいなら死んだ方が良い。

みんな口々に言う。

平然と怯えながら自分を第三者と偽って客観的物語を聞かせてくれる。

世の中捨てたもんじゃないと…。

生きろ?簡単に言ってくれる心に闇を持つ人間は闇と戦い自分自身と戦いこの世の中と戦う。

ゴールテープはどこだ?

いつになったら生きる事を解放してくれる。

偽善者の言葉の上の道を歩いて努力して努力し続けた結果、何も実らない果実になったら潰すのか?


さぁ、人生騙されたと思ってスキップしよう。

扉を開ければOKだ。

切り裂いてやろう。悪を憎しみを解き放してやろう。

浄化には、時間は掛かるだろうが時間が解決してくれる。

小さな魂にナイフを忍ばせて立ち上がる。

ps15歳の健全たる魂に捧げる。

ここで、無知で煩悩の塊の諸君に良い話を授けよう。

高校一年生の三学期の終業式に俺は、久しぶりに学校に行った。

俺の机の上に何人かが無断で座っていた

俺は、何も言わずに背後に立って傍観していた。

気がついた奴等の目には不気味さと弱い者特有の強がりな眼差しが俺に向けられた。

俺は、終業式が終わるとゲームを始めた。

俺の机の上に座っていた男の彼女を殴ってトイレに監禁した。

彼女の携帯電話を使って奴を呼び出した。

女の全裸もメールに添付して…。

奴はすぐに教室に来た。

「おやおや、女一人に随分憔悴してるね。」

「雅美を返せ!」

「おっと、その前に僕の机を綺麗にしてくれないか?君の汚れた尻で汚れてしまった。」

俺は、用意してあった雑巾を放り投げた。

奴は、俺を睨み付けながら机を丁寧に拭いた。

「これで良いだろ?」

「いや、舌を使って乾拭きしてもらおうか。」

「てめー!」

奴は、殴りかかって来たが俺に投げられて教卓に体をぶつけながらに倒れた。

俺は、奴の首を両手で締め上げた。

「苦しいか?それとも気持ちいい?」

俺は、奴の口の中に雑巾を入れ込んで首を更に締め上げた。

ジタバタする手足はやがて静止した。

白目を剥いて奴は、グッタリしていた。

死と生が混同する世界で頭脳と力は必要だと俺は、悟った。

PS16歳の君達へ…手を汚さずして快楽は得られない。

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俺は、何かに導かれるように地下の闇へと足を踏み入れた。

家族も捨て兄弟も捨てた。

そんな俺をみんな少年組長と呼ぶ。

生まれながらにモンスターな俺は、黒に染まる事はチープだった。
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