犬と殺人と夜の散歩

あらら

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木村梓

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太郎が家に帰って来るとルナ、レナが走り寄って来た。

「おかえり。」

「ただいま。」

梓は、太郎の少しの違いが分かる。

「事件ね?」

「さすが、あずあず、やっぱり分かる?」

「うん、どんな事件?」


事件内容を聞いた梓は

「薬剤師か、研究員に絞られてくるよね…。でも、どんな薬物が分からない…。」

「そこなんだよね。どんな成分か分からない…。」

「後は、学校関係者に当たるかな。」

梓は、太郎の頬っぺたを伸ばした。

「分かってるよ、みんなにも協力してもらってちゃんと話して事件を解決します。」
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