ケアノート

あらら

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死の神

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祐他は、昼ごはんを屋上で食べていた。

「おい!白銀!」

熊山タケシが、金属バットとその他二人を連れて来た。

「熊山君。一緒に昼ごはんどう?」

「お前ふざけてんのか?俺を病院送りにしたくせによー!」

もう一人の俺がまたやったのか…。

野蛮な事は嫌いだ。

さっさと逃げようと祐他は屋上から飛び降りた。

「な!」

熊山は、金属バットを放り投げて下を見た。

祐他は、普通に走って行ってしまった。

「あいつ、どんだけ身体能力高いんだよ…。」

「絵里ちゃん!」

学校の帰り道、祐他が絵里を呼んだ。

「何?」

「一緒に帰ろうよ。」

絵里は、ため息をついた。

「どうせ、同じ場所に帰るじゃない。」

「そうだけど…。」

絵里は、熊山が、しつこく祐他を追いかけているのを知っていた。

「仕方ないな…。」

二人は、施設に帰って来て制服から私服に着替えた。

「絵里ちゃんもさ、ケアノート持ってるでしょう?」

突然、言われて絵里は炭酸水を祐他の顔に吹いた。

「何で知ってるの?」

「そりゃ、分かるよ。ずっと絵里の付き人みたいにくっついてるじゃん。天使?」

絵里は、観念して答えた。

「ええ、ある日、突然にね。」

「ふーん、僕は生まれながらだけどね。」

「バゼロ?」

「死神。」

天使、悪魔、死神…。

この地球には、人間以外の何者でもないものが存在している。

「ふーん、イケメンだね。」

祐他は、あまり関心がないようだった。

「ケアノートは、使ってるの?」

絵里は、少し焦った。

食堂で話すような内容ではない。
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