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ラブレター

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ゆうの下駄箱に手紙が入っていた。

殺気?

不幸の手紙?

『好きです。』

とだけ書いてあった。

好きですか‥。

シンプルだからグッと来る。

渚には、内緒にしとこう。

久しぶりに、卓球するか。

ゆうは、渚相手にラリーをした。

「何か良いことあった?」

「いや、別に。」

渚は、卓球を一週間でモノにした。

「お前さ、卓球凄い上達ぶりだな。」

「今度、試合出るよ。」

何だよ、それ。

「応援に行くよ。」

「ゆう君も試合出なよ。」

「ヤダね。」

ゆうは、ラケットを置いて部室に向かった。

「また、野球ゲーム?」

部室には、麻雀をしている部員達がいた。

ゆうは、寝袋に入ってゲームを始めた。

誠、舞、美里が部室に入って来た。

部員達は、みんな練習しに体育館に行った。

渚は、ゆうの頭を叩いた。

「いて!」 

「いつまで逃げてるのよ!早く練習に行って高校生No.1になりなさい!」

「了解~。」 

ゆうは、素直に体育館に向かった。

「今日の、ゆう、おかしくない?」

誠が言った。

「そうそう、渚の言うこと素直に聞くなんて。」

舞が不思議そうに言った。

「怪しい。」

美里が言った。

ゆうは、ラブレターを見てため息をついた。

好きですか‥‥か‥‥。
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