エロス、君を求めて

あらら

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濡れて

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お店が終わるまでやまざきさんは、ミキを待ってくれていた。

今晩はミキちゃんの部屋に行って良いのかな?

良いですよ。

やまざきは、少し緊張気味である。


30代後半のやまざきは、長身で細身である。

ふーん、素敵なマンションに住んでるんだね。

そうですか?

さすがNo.1だね。

他には愛人いるの?

なりたいって言う人はいるけど、やまざきさんは、他の誰かの愛人の方が好み?

それはないよ。ただミキちゃんって可愛いだけじゃなくて守りたいって思う女の子だからさ。

ありがとう。

でも、心配しないで愛人1号さんはやまざきさんだよ。


何か嬉しいな。

独り占め出来るって思ってね。

やまざきはミキにキスをした。

地中から光を求めて泳いでる気分だ。

でも、なかなかその深海から抜け出せない。




深海から抜け出すにはセック○する以外ない。

離さないで…。

そんなに激しいと壊れちゃう。

だいたい、ミキを求める男は性欲が強い。

ミキがそうさせるような仕草や表情をするのかもしれない。

明日は、ないよ。今のうちにめちゃくちゃにしてと。

やまざきは、ミキの肩を甘がみしてくる。

何でそうするの?と聞くと俺の愛情表現の一つだよ。

と言う。

縄張り意識が高い動物のようだ。

俺の女とばかりに無意識につけてく歯形…。

でも、やまざきはフェラチ○はさせてくれなかった。

クニン○はしてくるのに…。

ミキは、夜の世界で生きるようになっても早く起きてしまう。

コーヒーを飲んでいるとやまざきに背中から抱きしめられた。

おはよう。

おはよう。今日の気分はどう?

うん…久しぶりに誰か二人と朝を迎える感じで嬉しいかな。

ミキちゃんってどこまでも底無しに深いね。

俺、こんな年齢になって久しぶりに恋してるみたいだよ。

恋なんて言ったら重いかな?

全然、嬉しい。
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