5 / 54
Act.5
しおりを挟む
ここまでは大方予想通り。
魔法の開発や研究をしたいた俺にとっては造作もない事。
だが、魔法を構築して展開までは上手くできるのだが、魔力を魔法陣に流して発動するタイミングを、練習無くして成功させるのは至難の業だ。
無詠唱で放つにはタイミングや感覚が非常にシビアなので、この魔法をそれで発動すれば失敗する可能性が高い。
いや、確実に失敗する。
それでも、詠唱した場合なら大気中に存在する微量の魔力を利用する事ができるので、多少のタイミングや感覚のズレを誤魔化すことができる筈だ。
魔法陣の大きさから必要な魔力と威力を逆算する。
「……サクヤ……」
アリア透き通った碧眼はサクヤを見つめ続け、胸の前で両手を組み成功することを祈る。
自分の我儘を聞いてくれた俺に感謝をしているが、それ以上に大きな罪悪感をアリア自身が感じていた。
俺はアリアのその気持ちに気付いていた。
だからこそ、アリアには喜んでもらいたいし、そんな事で悲しまれたくもない。
成功すれば彼女の罪悪感はきっと拭えるだろう。
俺は魔王と呼ばれていた男だ。
魔法の王と書いて魔王……。魔王に使えない魔法など存在しない!!
「聖なる閃光撃」
俺が詠唱すると、右手から魔石に向かって一筋の閃光が放たれた。
閃光が魔石に当たると、轟音が周囲の空気を震わせながら、魔石を粉々に粉砕した。
「……」
辺りが静寂に包まれた。
試験官は何が起こったのか理解できないといった表情で立ち尽くしており、他の受験生もアリアの時と同じく唖然としている。
「サクヤ……すごい……」
お願いしたアリアも、そう言っている時の表情は、驚きを隠しきれないようだった。
俺は何事も無かったかのように、アリアのところに歩いて戻った。
「アリア、あれで良かったのか?」
「え……あ、うん……ありがとう……」
俺の問いかけに、そう言って微笑んでくれたアリア。
それを見て、俺の体温が上がったのは言うまでもない。
その笑顔が見れるなら何度でも聖なる閃光撃を使ってみせよう。
しばらくして、試験官はハッと我に返り、次の指示を出そうとする。
「えっと…実技は以上だな。今日の試験はこれで終わりだ。明日は実践試験があるから八時には学園の入口に集合していてくれ。それでは解散!」
試験官はそう言い残して、校舎の方へ早歩きで去っていった。
受験生達はその声を聞いて、少しずつ解散し始めた。
こうして試験初日が終わったのだ。
「なあ、アリア……」
俺は肝心な事を忘れていたので、アリアに声をかけた。
「……どうしたの?」
「さっき言ってた実践試験って……何の事だ?」
俺は入学試験は筆記と実技だけだと思い込んでいたので、実践試験を知らなかった。
こんな大事な時にやらかしてしまうとは……。
不覚にも、完全なる試験日程の確認不足だった。
「……確か二人でパーティーを組んで……受ける試験だったはず……」
アリアはそう言って、俺に試験の内容を教えてくれた。
なるほど、二人でパーティーか……。
………待て待て。
二人で……だと?
俺は誰と組めばいいのだ!?
王都に着いてから唯一話した受験生は……。
俺はアリアを見つめる。
すると、アリアも俺の視線に気づいたのか、俺の方を見つめた。
「「あの……」」
そして俺とアリアは同時に声を発した。
「ごめん、アリア先に言ってくれ」
俺は咄嗟にアリアに謝った。
「……サクヤが迷惑じゃなかったら……一緒にパーティー組みたい……」
一緒にパーティー組みたい……。
パーティー組みたい……。
組みたい……。
アリアの声が何度も俺の脳内で再生される。
な、なんて良い子なんだ……。
「……ダメ……?」
アリアはそう言って俺を見つめる。
その上目遣いはずるいぞ!!
俺はニヤけそうな口元を咄嗟に手で隠した。
「むしろ歓迎するよ!」
俺はアリアの反則的な上目遣いをまともに見れなくて、目を逸らしたままそう言った。
「俺にはアリアが必要なんだ」
俺はさらに照れ隠しで、アリアにもう一言呟いた。
「えっ……!?」
アリアは目をパチパチさせながら、驚いて声を発したようだ。
ちょっと冷静に考えれば、今日初めて会った人にいきなり、お前が必要だなんて言われたら、ドン引きされるに決まっているだろ……。
俺は恐る恐るアリアの方を向く。
俯いていて表情は分からなかったが耳まで赤いようだ。
これは絶対怒ってるよな……。
これだと、試験に合格して学園に通う事になった時に、学園生活が気まずい事この上ないだろう……。
「……ホント?」
そう言ってアリアは俺の方を見つめる。
意外にも、アリアの表情は照れているようにも見えた。
「あ……ああ、本当だとも」
嘘じゃない。本当にそう思った。
アリアの力は実践試験に必要不可欠だ。
「ありがとう……サクヤ……よろしくね!」
そう言ってアリアは最高の笑顔を見せてくれた。
俺はその後、アリアの泊まっている宿屋まで彼女を送ったのだが、その間はお互い照れくさくて終始無言だった。
まあ、別れ際にアリアが『おやすみ』と言ってくれたことを除けばだが。
そんな事もあって宿屋に戻ってベッドに入っても眠れたものではない。
アリアの事を考えるとドキドキしてしまい眠気さえも吹っ飛びそうだ。
それに自然とニヤケてしまう口元を、どのように抑えればいいのか分からない。
前世から通して経験が無かったが、これが一目惚れというものなのだろう。
「これが恋の魔法というものなのだろうか? うん、ちょっと何言ってるか分からない」
独り言を呟いたが、すぐに恥ずかしくなってしまい、自らツッコミを入れた。
あまりに寝付けないので散策しようと思った俺は、少しだけ部屋を出る事にしたのだが、部屋を出てすぐに見回りをしていた店主とばったり遭遇した。
「坊主、こんな時間にどうした? 眠れないのかい?」
店主は心配そうに俺に聞いてきた。
「まあ……色々とあってな……」
アリアのことを言うのも恥ずかしいので、俺は言葉を濁した。
「なるほどなー」
店主はニヤリと口角を上げて理解したかのような表情をする。
「明日の実践試験が不安で眠れないのだろう?」
そして続けざまにそう言ったのだ。
えっ……?
的外れな店主の発言にツッコミそうになるが、ここでは抑えておこう。
「まあ、そんなところだ……」
俺は適当に答える。
「大丈夫だ、学園の敷地内でパーティーを組んで簡単な冒険の演習をするだけだからな」
店主はニヤリと笑って教えてくれた。
「えらく詳しいな……」
俺は店主が試験内容を知っていた事に少し驚いた。
「なーに、ワシも昔試験を受けた事があるってだけの事だ」
店主はそう言って、遠くを見た。
当時の事を思い出しているのかもしれない。
「そうだったのか」
俺は店主に相槌を打った。
「眠れない程不安になる必要は無いんだから、休んだ休んだ」
店主はそう言って手の甲を振った。
「そうさせてもらう。おやすみ」
店主のさりげない気遣いに感謝しながら、俺は散策を中断して部屋に戻る事にした。
確かに理由はどうあれ眠れないのは問題だ。
明日の試験で何が起こるか分からないし、万全を期して挑むのが一番だから。
明日に備えて俺はベッドに寝転ぶ。
そうして意識が途切れるのに、時間はかからなかった。
魔法の開発や研究をしたいた俺にとっては造作もない事。
だが、魔法を構築して展開までは上手くできるのだが、魔力を魔法陣に流して発動するタイミングを、練習無くして成功させるのは至難の業だ。
無詠唱で放つにはタイミングや感覚が非常にシビアなので、この魔法をそれで発動すれば失敗する可能性が高い。
いや、確実に失敗する。
それでも、詠唱した場合なら大気中に存在する微量の魔力を利用する事ができるので、多少のタイミングや感覚のズレを誤魔化すことができる筈だ。
魔法陣の大きさから必要な魔力と威力を逆算する。
「……サクヤ……」
アリア透き通った碧眼はサクヤを見つめ続け、胸の前で両手を組み成功することを祈る。
自分の我儘を聞いてくれた俺に感謝をしているが、それ以上に大きな罪悪感をアリア自身が感じていた。
俺はアリアのその気持ちに気付いていた。
だからこそ、アリアには喜んでもらいたいし、そんな事で悲しまれたくもない。
成功すれば彼女の罪悪感はきっと拭えるだろう。
俺は魔王と呼ばれていた男だ。
魔法の王と書いて魔王……。魔王に使えない魔法など存在しない!!
「聖なる閃光撃」
俺が詠唱すると、右手から魔石に向かって一筋の閃光が放たれた。
閃光が魔石に当たると、轟音が周囲の空気を震わせながら、魔石を粉々に粉砕した。
「……」
辺りが静寂に包まれた。
試験官は何が起こったのか理解できないといった表情で立ち尽くしており、他の受験生もアリアの時と同じく唖然としている。
「サクヤ……すごい……」
お願いしたアリアも、そう言っている時の表情は、驚きを隠しきれないようだった。
俺は何事も無かったかのように、アリアのところに歩いて戻った。
「アリア、あれで良かったのか?」
「え……あ、うん……ありがとう……」
俺の問いかけに、そう言って微笑んでくれたアリア。
それを見て、俺の体温が上がったのは言うまでもない。
その笑顔が見れるなら何度でも聖なる閃光撃を使ってみせよう。
しばらくして、試験官はハッと我に返り、次の指示を出そうとする。
「えっと…実技は以上だな。今日の試験はこれで終わりだ。明日は実践試験があるから八時には学園の入口に集合していてくれ。それでは解散!」
試験官はそう言い残して、校舎の方へ早歩きで去っていった。
受験生達はその声を聞いて、少しずつ解散し始めた。
こうして試験初日が終わったのだ。
「なあ、アリア……」
俺は肝心な事を忘れていたので、アリアに声をかけた。
「……どうしたの?」
「さっき言ってた実践試験って……何の事だ?」
俺は入学試験は筆記と実技だけだと思い込んでいたので、実践試験を知らなかった。
こんな大事な時にやらかしてしまうとは……。
不覚にも、完全なる試験日程の確認不足だった。
「……確か二人でパーティーを組んで……受ける試験だったはず……」
アリアはそう言って、俺に試験の内容を教えてくれた。
なるほど、二人でパーティーか……。
………待て待て。
二人で……だと?
俺は誰と組めばいいのだ!?
王都に着いてから唯一話した受験生は……。
俺はアリアを見つめる。
すると、アリアも俺の視線に気づいたのか、俺の方を見つめた。
「「あの……」」
そして俺とアリアは同時に声を発した。
「ごめん、アリア先に言ってくれ」
俺は咄嗟にアリアに謝った。
「……サクヤが迷惑じゃなかったら……一緒にパーティー組みたい……」
一緒にパーティー組みたい……。
パーティー組みたい……。
組みたい……。
アリアの声が何度も俺の脳内で再生される。
な、なんて良い子なんだ……。
「……ダメ……?」
アリアはそう言って俺を見つめる。
その上目遣いはずるいぞ!!
俺はニヤけそうな口元を咄嗟に手で隠した。
「むしろ歓迎するよ!」
俺はアリアの反則的な上目遣いをまともに見れなくて、目を逸らしたままそう言った。
「俺にはアリアが必要なんだ」
俺はさらに照れ隠しで、アリアにもう一言呟いた。
「えっ……!?」
アリアは目をパチパチさせながら、驚いて声を発したようだ。
ちょっと冷静に考えれば、今日初めて会った人にいきなり、お前が必要だなんて言われたら、ドン引きされるに決まっているだろ……。
俺は恐る恐るアリアの方を向く。
俯いていて表情は分からなかったが耳まで赤いようだ。
これは絶対怒ってるよな……。
これだと、試験に合格して学園に通う事になった時に、学園生活が気まずい事この上ないだろう……。
「……ホント?」
そう言ってアリアは俺の方を見つめる。
意外にも、アリアの表情は照れているようにも見えた。
「あ……ああ、本当だとも」
嘘じゃない。本当にそう思った。
アリアの力は実践試験に必要不可欠だ。
「ありがとう……サクヤ……よろしくね!」
そう言ってアリアは最高の笑顔を見せてくれた。
俺はその後、アリアの泊まっている宿屋まで彼女を送ったのだが、その間はお互い照れくさくて終始無言だった。
まあ、別れ際にアリアが『おやすみ』と言ってくれたことを除けばだが。
そんな事もあって宿屋に戻ってベッドに入っても眠れたものではない。
アリアの事を考えるとドキドキしてしまい眠気さえも吹っ飛びそうだ。
それに自然とニヤケてしまう口元を、どのように抑えればいいのか分からない。
前世から通して経験が無かったが、これが一目惚れというものなのだろう。
「これが恋の魔法というものなのだろうか? うん、ちょっと何言ってるか分からない」
独り言を呟いたが、すぐに恥ずかしくなってしまい、自らツッコミを入れた。
あまりに寝付けないので散策しようと思った俺は、少しだけ部屋を出る事にしたのだが、部屋を出てすぐに見回りをしていた店主とばったり遭遇した。
「坊主、こんな時間にどうした? 眠れないのかい?」
店主は心配そうに俺に聞いてきた。
「まあ……色々とあってな……」
アリアのことを言うのも恥ずかしいので、俺は言葉を濁した。
「なるほどなー」
店主はニヤリと口角を上げて理解したかのような表情をする。
「明日の実践試験が不安で眠れないのだろう?」
そして続けざまにそう言ったのだ。
えっ……?
的外れな店主の発言にツッコミそうになるが、ここでは抑えておこう。
「まあ、そんなところだ……」
俺は適当に答える。
「大丈夫だ、学園の敷地内でパーティーを組んで簡単な冒険の演習をするだけだからな」
店主はニヤリと笑って教えてくれた。
「えらく詳しいな……」
俺は店主が試験内容を知っていた事に少し驚いた。
「なーに、ワシも昔試験を受けた事があるってだけの事だ」
店主はそう言って、遠くを見た。
当時の事を思い出しているのかもしれない。
「そうだったのか」
俺は店主に相槌を打った。
「眠れない程不安になる必要は無いんだから、休んだ休んだ」
店主はそう言って手の甲を振った。
「そうさせてもらう。おやすみ」
店主のさりげない気遣いに感謝しながら、俺は散策を中断して部屋に戻る事にした。
確かに理由はどうあれ眠れないのは問題だ。
明日の試験で何が起こるか分からないし、万全を期して挑むのが一番だから。
明日に備えて俺はベッドに寝転ぶ。
そうして意識が途切れるのに、時間はかからなかった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!
ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。
ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!?
「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」
理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。
これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
玲央
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる