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術後
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額に、ひやりとした感触が乗せられた。
ぼんやりした意識の中で、リオはゆっくりと眉を動かす。
まぶたが重い。
視界もまだ霞んでいた。
それでも、手を持ち上げて額のものに触れる。
冷たくて、柔らかい。
指でそっと掴み、持ち上げる。
次の瞬間――
目が合った。
「……ん?」
透明な体。
ぷるりと揺れる小さな生き物。
「……スライム?」
一瞬、思考が止まる。
そして、
「ぅぁぁっ……!」
掠れた声が喉から飛び出した。
驚いて体を起こそうとする。
しかし――
「……っ!」
息が乱れる。
呼吸器のカップが口元に固定されており、空気が規則的に送り込まれてくる。
胸が大きく上下する。
そして足を動かそうとした瞬間、異様な感覚に気づいた。
動かない。
ぴくりとも。
視線を落とす。
そこには、厚い固定具と包帯が幾重にも巻かれ、器具でしっかりと支えられた下半身があった。
まるで枠にはめられたように、ぎっちり固定されている。
足の感覚は鈍い。
重く、まるで自分の体ではないようだった。
「……っ……」
呼吸がさらに荒くなる。
そのとき、横から落ち着いた声がした。
「動くな」
デスティニオだった。
椅子に座ったまま、静かにこちらを見ている。
「手術は終わった」
短く言う。
そしてリオの手の中のものを見る。
「それは冷却用だ」
小さなスライムが、ぷるりと震えていた。
「体温を下げるのにちょうどいい」
魔王は淡々と言う。
リオはまだ息を整えながら、手の中のスライムを見る。
スライムは、また小さくぷるんと揺れた。
研究室には、奇妙な静けさが流れていた。
ぼんやりした意識の中で、リオはゆっくりと眉を動かす。
まぶたが重い。
視界もまだ霞んでいた。
それでも、手を持ち上げて額のものに触れる。
冷たくて、柔らかい。
指でそっと掴み、持ち上げる。
次の瞬間――
目が合った。
「……ん?」
透明な体。
ぷるりと揺れる小さな生き物。
「……スライム?」
一瞬、思考が止まる。
そして、
「ぅぁぁっ……!」
掠れた声が喉から飛び出した。
驚いて体を起こそうとする。
しかし――
「……っ!」
息が乱れる。
呼吸器のカップが口元に固定されており、空気が規則的に送り込まれてくる。
胸が大きく上下する。
そして足を動かそうとした瞬間、異様な感覚に気づいた。
動かない。
ぴくりとも。
視線を落とす。
そこには、厚い固定具と包帯が幾重にも巻かれ、器具でしっかりと支えられた下半身があった。
まるで枠にはめられたように、ぎっちり固定されている。
足の感覚は鈍い。
重く、まるで自分の体ではないようだった。
「……っ……」
呼吸がさらに荒くなる。
そのとき、横から落ち着いた声がした。
「動くな」
デスティニオだった。
椅子に座ったまま、静かにこちらを見ている。
「手術は終わった」
短く言う。
そしてリオの手の中のものを見る。
「それは冷却用だ」
小さなスライムが、ぷるりと震えていた。
「体温を下げるのにちょうどいい」
魔王は淡々と言う。
リオはまだ息を整えながら、手の中のスライムを見る。
スライムは、また小さくぷるんと揺れた。
研究室には、奇妙な静けさが流れていた。
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