103 / 224
第17章 ダークエルフの復讐
第103話 開戦、間近
しおりを挟む
岩山連山の一角でダークエルフ達の監視を続けていたハウルは、ダークエルフ達がいっそう慌ただしく動き出した様子を見て「······いよいよ動き出すか」と呟いた。
その時各部隊の隊長クラスの者達が一ヶ所に集まりだし、集まった者達が見据えている先にいると思しき者が「各隊、準備の状況は?」と尋ねた。
尋ねられた側が「我が隊は明日にでも準備完了致します」「我が隊はもうまもなく完了です」「我が隊はもう少し掛かります」などと報告を行った。
そしてその1人が「······以上です、ルーチェ様」と言った事にハウルは(ル、ルーチェじゃと!?)と驚いていた。
そしてその人物を確認したところ、(間違いない。あれはルーチェじゃ!)と確認出来た。
(まさか、彼奴がダークエルフ達を率いておったとは······)ハウルがそう思っていたら、ルーチェが「よし、各隊明日までには準備を完了させろ! そして、2日後の早朝出発する!」「はっ!」その場にいた全員がルーチェの指示に応じて解散した。
「······2日後の早朝、か」と呟いた後、ハウルはその場を離れた。その直後ルーチェはまたハウルが離れたところをチラ見して口元に笑みを浮かべたのだった。
その後ハウルはエルフの王国に赴きすぐフィンラルの下を訪れた。
「フィンラル!」「ハウル!? まさか奴らに動きが!」「ああ。奴らは2日後の早朝に動き出すようじゃ」「2日後の早朝······」「そうじゃ。それと、奴らを率いておるのはルーチェじゃった」と言われてフィンラルは立ち上がった。
「ル、ルーチェが!? 間違いないのか! ハウル」「間違いない。儂も直接確認したからのぉ」「そ、そうか」とフィンラルは力を落としながら椅子に座り直した。
「とにかく、儂は養成学校に赴きあちらの準備を手伝うから、エルフ側の準備は任せたぞ!」ハウルがそう言うと「分かった」とフィンラルも答え、ハウルはそのまま養成学校に飛んだのだった。
数時間後、アッシュは校長先生に呼ばれて校長室に向かっていた。そして校長室前でドアをノックして中に入った。
すると中にはジルコニー校長以外に、ハウルと彼らの前に2人の生徒がいた。取り敢えずアッシュは空いていた2人の間に立ち並んだ。
「揃ったな。実は少し前にハウルから情報が入り、奴等は2日後の早朝に動き出すようだ」「「「2日後」」」ジルコニー校長からの報告に全員が復唱した。
「そこで、君達3人を各科の部隊長に任命する」「「「っ!」」」ジルコニー校長からの発表に3人とも驚いた。
そう告げた後にジルコニー校長はおもむろに目の前の机に地図を広げ、「決戦の地は王都北東部の平原部にし、そこで奴等を迎え撃つ。サポート科にはその手前の森林地帯に救護所を設けてもらい、開戦後は随時負傷者の手当を行ってもらう。君にはその際の全体的な人員割り当ての指示を行ってもらう」「わ、分かりました!」
「魔法科は敵側の竜族や魔王配下の魔物など怪物型の奴等を主に相手をしてもらい、君には事前にハウルが掴んだ情報を既に先生らに伝えてあるから、彼等と各人の配置割り当てを決めておき、開戦後は適宜配置転換の指示を先生らと連携して行ってもらう」「分かりました!」
「武力科はサポート科が設置した救護所の警護と残りのダークエルフ達や魔人族など人型の奴等を相手にしてもらい、君にも各人の配置割り当てと開戦後の配置転換の指示を先生らと連携して行ってもらう」「分かりました!」ジルコニー校長からの各科に対しての細かな指示を受け、3人は了承した。
「他の生徒らには今先生方から2日後に開戦するという情報が伝えられてて準備を行っているだろうから、君らも先生方と事前協議を行った後、各々の準備を速やかに行いたまえ」「「「はい!」」」「話は以上だ」「「「失礼します!」」」3人は校長室を出た。
3人が出て行ったところでジルコニーは「いよいよだな、ハウル」とハウルに話し掛け、ハウルも「うむ。エルフ側も今各地の者達が集結しておるじゃろうが、それでも戦力差は圧倒的じゃろう」
「こちらもギルドの冒険者らが協力してくれる事になっているが、数はしれたところだろうからな」「やはり勝負のカギは、あ奴らがいつ頃駆け付けて来てくれるかじゃな」「あぁ······」などと話をした。
ジルコニー校長の言った通り、兄ちゃんらが校長室に呼ばれている間に先生達から全員へ2日後の早朝に開戦となる事が伝えられ各自準備をするよう指示があった。
そして救護所設置などの準備をする必要があるため、サポート科は一足早く森に向けて出発する事となり、夕ご飯を一緒に食べながら僕らはアリスらからその事を伝えられた。
「そっか。アリス達は先に出発するんだ」「うん」「でも、レックス君達が後から来た時には森で1泊する事になるから、その時にまた会えるわよ」「確かにそうだな」「そうだね」などと会話をして夕ご飯を食べた後、僕とアリスは兄ちゃんやお姉ちゃんと食堂前で別れた。
別れる直前にお姉ちゃんは「じゃあまたね、レックス君」と言って僕を抱き締めてくれた。
食堂前で兄ちゃんらと別れアリスと部屋に戻りながら「私もこんな大きな戦いに参加する事になるなんて」「確かにそうだよね。村がトロルに襲われた時以来じゃない?」「うん。だからこそ緊張してるんだよね」「でもお姉ちゃんや他の皆もいるんだから、大丈夫だよきっと」「そうよね」と会話をしていたらアリスの部屋の前に着いた。
「じゃあおやすみ」「おやすみ」と部屋を離れようとしたら、「レックス!」アリスが僕を呼んだ。
「ん?」「······死なないでね」「······もちろんだよ!」と力強く答えた。
一方、僕らと別れた後兄ちゃん達もお姉ちゃんの部屋の前まで来ていた。
「じゃあおやすみ、メリッサ」「おやすみ、アッシュ」とアッシュが部屋の前を離れようとした時、メリッサがアッシュの方に走り出して「アッシュ!」と呼んだ。
メリッサに呼ばれたアッシュが振り向いた直後、メリッサはアッシュの口にキスをしたのだった。アッシュもそれほど驚く事もなくメリッサの行為を受け止め、メリッサを抱き締めたのだった······。
翌朝、僕や兄ちゃんを始めサポート科に親しい者がいる者達に見送られ、サポート科の生徒と引率の先生らは森に出発したのだった。
その後昼過ぎには僕達武力科と魔法科も森に向けて出発した······。
その時各部隊の隊長クラスの者達が一ヶ所に集まりだし、集まった者達が見据えている先にいると思しき者が「各隊、準備の状況は?」と尋ねた。
尋ねられた側が「我が隊は明日にでも準備完了致します」「我が隊はもうまもなく完了です」「我が隊はもう少し掛かります」などと報告を行った。
そしてその1人が「······以上です、ルーチェ様」と言った事にハウルは(ル、ルーチェじゃと!?)と驚いていた。
そしてその人物を確認したところ、(間違いない。あれはルーチェじゃ!)と確認出来た。
(まさか、彼奴がダークエルフ達を率いておったとは······)ハウルがそう思っていたら、ルーチェが「よし、各隊明日までには準備を完了させろ! そして、2日後の早朝出発する!」「はっ!」その場にいた全員がルーチェの指示に応じて解散した。
「······2日後の早朝、か」と呟いた後、ハウルはその場を離れた。その直後ルーチェはまたハウルが離れたところをチラ見して口元に笑みを浮かべたのだった。
その後ハウルはエルフの王国に赴きすぐフィンラルの下を訪れた。
「フィンラル!」「ハウル!? まさか奴らに動きが!」「ああ。奴らは2日後の早朝に動き出すようじゃ」「2日後の早朝······」「そうじゃ。それと、奴らを率いておるのはルーチェじゃった」と言われてフィンラルは立ち上がった。
「ル、ルーチェが!? 間違いないのか! ハウル」「間違いない。儂も直接確認したからのぉ」「そ、そうか」とフィンラルは力を落としながら椅子に座り直した。
「とにかく、儂は養成学校に赴きあちらの準備を手伝うから、エルフ側の準備は任せたぞ!」ハウルがそう言うと「分かった」とフィンラルも答え、ハウルはそのまま養成学校に飛んだのだった。
数時間後、アッシュは校長先生に呼ばれて校長室に向かっていた。そして校長室前でドアをノックして中に入った。
すると中にはジルコニー校長以外に、ハウルと彼らの前に2人の生徒がいた。取り敢えずアッシュは空いていた2人の間に立ち並んだ。
「揃ったな。実は少し前にハウルから情報が入り、奴等は2日後の早朝に動き出すようだ」「「「2日後」」」ジルコニー校長からの報告に全員が復唱した。
「そこで、君達3人を各科の部隊長に任命する」「「「っ!」」」ジルコニー校長からの発表に3人とも驚いた。
そう告げた後にジルコニー校長はおもむろに目の前の机に地図を広げ、「決戦の地は王都北東部の平原部にし、そこで奴等を迎え撃つ。サポート科にはその手前の森林地帯に救護所を設けてもらい、開戦後は随時負傷者の手当を行ってもらう。君にはその際の全体的な人員割り当ての指示を行ってもらう」「わ、分かりました!」
「魔法科は敵側の竜族や魔王配下の魔物など怪物型の奴等を主に相手をしてもらい、君には事前にハウルが掴んだ情報を既に先生らに伝えてあるから、彼等と各人の配置割り当てを決めておき、開戦後は適宜配置転換の指示を先生らと連携して行ってもらう」「分かりました!」
「武力科はサポート科が設置した救護所の警護と残りのダークエルフ達や魔人族など人型の奴等を相手にしてもらい、君にも各人の配置割り当てと開戦後の配置転換の指示を先生らと連携して行ってもらう」「分かりました!」ジルコニー校長からの各科に対しての細かな指示を受け、3人は了承した。
「他の生徒らには今先生方から2日後に開戦するという情報が伝えられてて準備を行っているだろうから、君らも先生方と事前協議を行った後、各々の準備を速やかに行いたまえ」「「「はい!」」」「話は以上だ」「「「失礼します!」」」3人は校長室を出た。
3人が出て行ったところでジルコニーは「いよいよだな、ハウル」とハウルに話し掛け、ハウルも「うむ。エルフ側も今各地の者達が集結しておるじゃろうが、それでも戦力差は圧倒的じゃろう」
「こちらもギルドの冒険者らが協力してくれる事になっているが、数はしれたところだろうからな」「やはり勝負のカギは、あ奴らがいつ頃駆け付けて来てくれるかじゃな」「あぁ······」などと話をした。
ジルコニー校長の言った通り、兄ちゃんらが校長室に呼ばれている間に先生達から全員へ2日後の早朝に開戦となる事が伝えられ各自準備をするよう指示があった。
そして救護所設置などの準備をする必要があるため、サポート科は一足早く森に向けて出発する事となり、夕ご飯を一緒に食べながら僕らはアリスらからその事を伝えられた。
「そっか。アリス達は先に出発するんだ」「うん」「でも、レックス君達が後から来た時には森で1泊する事になるから、その時にまた会えるわよ」「確かにそうだな」「そうだね」などと会話をして夕ご飯を食べた後、僕とアリスは兄ちゃんやお姉ちゃんと食堂前で別れた。
別れる直前にお姉ちゃんは「じゃあまたね、レックス君」と言って僕を抱き締めてくれた。
食堂前で兄ちゃんらと別れアリスと部屋に戻りながら「私もこんな大きな戦いに参加する事になるなんて」「確かにそうだよね。村がトロルに襲われた時以来じゃない?」「うん。だからこそ緊張してるんだよね」「でもお姉ちゃんや他の皆もいるんだから、大丈夫だよきっと」「そうよね」と会話をしていたらアリスの部屋の前に着いた。
「じゃあおやすみ」「おやすみ」と部屋を離れようとしたら、「レックス!」アリスが僕を呼んだ。
「ん?」「······死なないでね」「······もちろんだよ!」と力強く答えた。
一方、僕らと別れた後兄ちゃん達もお姉ちゃんの部屋の前まで来ていた。
「じゃあおやすみ、メリッサ」「おやすみ、アッシュ」とアッシュが部屋の前を離れようとした時、メリッサがアッシュの方に走り出して「アッシュ!」と呼んだ。
メリッサに呼ばれたアッシュが振り向いた直後、メリッサはアッシュの口にキスをしたのだった。アッシュもそれほど驚く事もなくメリッサの行為を受け止め、メリッサを抱き締めたのだった······。
翌朝、僕や兄ちゃんを始めサポート科に親しい者がいる者達に見送られ、サポート科の生徒と引率の先生らは森に出発したのだった。
その後昼過ぎには僕達武力科と魔法科も森に向けて出発した······。
0
あなたにおすすめの小説
SE転職。~妹よ。兄さん、しばらく、出張先(異世界)から帰れそうにない~
しばたろう
ファンタジー
ブラック企業で倒れたSEが、
目を覚ますと――そこは異世界だった。
賑やかなギルド、個性豊かな仲間たち、
そして「魔法」という名のシステム。
元エンジニアの知識と根性で、男は再び“仕事”を始める。
一方、現実世界では、
兄の意識が戻らぬまま、妹が孤独と絶望の中で抗っていた。
それでも彼女は、心ある人々に支えられながら、
科学と祈りを武器に、兄を救う道を探し続ける。
二つの世界を隔てる“システム”の謎が、やがて兄妹を結びつける。
異世界と現実が交錯するとき、物語は再起動する――。
《「小説家になろう」にも投稿しています》
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
この度異世界に転生して貴族に生まれ変わりました
okiraku
ファンタジー
地球世界の日本の一般国民の息子に生まれた藤堂晴馬は、生まれつきのエスパーで透視能力者だった。彼は親から独立してアパートを借りて住みながら某有名国立大学にかよっていた。4年生の時、酔っ払いの無免許運転の車にはねられこの世を去り、異世界アールディアのバリアス王国貴族の子として転生した。幸せで平和な人生を今世で歩むかに見えたが、国内は王族派と貴族派、中立派に分かれそれに国王が王位継承者を定めぬまま重い病に倒れ王子たちによる王位継承争いが起こり国内は不安定な状態となった。そのため貴族間で領地争いが起こり転生した晴馬の家もまきこまれ領地を失うこととなるが、もともと転生者である晴馬は逞しく生き家族を支えて生き抜くのであった。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
スローライフ 転生したら竜騎士に?
梨香
ファンタジー
『田舎でスローライフをしたい』バカップルの死神に前世の記憶を消去ミスされて赤ちゃんとして転生したユーリは竜を見て異世界だと知る。農家の娘としての生活に不満は無かったが、両親には秘密がありそうだ。魔法が存在する世界だが、普通の農民は狼と話したりしないし、農家の女将さんは植物に働きかけない。ユーリは両親から魔力を受け継いでいた。竜のイリスと絆を結んだユーリは竜騎士を目指す。竜騎士修行や前世の知識を生かして物を売り出したり、忙しいユーリは恋には奥手。スローライフとはかけ離れた人生をおくります。
異世界デバッガー ~不遇スキル【デバッガー】でバグ利用してたら、世界を救うことになった元SEの話~
夏見ナイ
ファンタジー
ブラック企業で過労死した元システムエンジニア、相馬譲(ユズル)。異世界転生で得たスキルは、世界の情報を読み取り「バグ」を見つけ出す【デバッガー】。攻撃力も防御力もない外れスキルと思われたが、その真価は世界の法則すら捻じ曲げるバグ利用にあった!
モンスターの行動、魔法の法則、スキル限界――あらゆるシステムの穴を突き、元SEの知識で効率的に攻略していくユズル。不遇職と蔑まれながらも、規格外の力でダンジョンを蹂躙し、莫大な富と影響力を築き上げる。
頼れる騎士、天才魔道具技師、影を歩むダークエルフといった仲間と共に、やがてユズルは、この世界そのものが抱える致命的な「システムエラー」と、それを巡る陰謀に直面する。これは、不遇スキルで世界のバグに挑む、元SEの異世界成り上がり譚!
転生したら、伯爵家の嫡子で勝ち組!だけど脳内に神様ぽいのが囁いて、色々依頼する。これって異世界ブラック企業?それとも社畜?誰か助けて
ゆうた
ファンタジー
森の国編 ヴェルトゥール王国戦記
大学2年生の誠一は、大学生活をまったりと過ごしていた。
それが何の因果か、異世界に突然、転生してしまった。
生まれも育ちも恵まれた環境の伯爵家の嫡男に転生したから、
まったりのんびりライフを楽しもうとしていた。
しかし、なぜか脳に直接、神様ぽいのから、四六時中、依頼がくる。
無視すると、身体中がキリキリと痛むし、うるさいしで、依頼をこなす。
これって異世界ブラック企業?神様の社畜的な感じ?
依頼をこなしてると、いつの間か英雄扱いで、
いろんな所から依頼がひっきりなし舞い込む。
誰かこの悪循環、何とかして!
まったりどころか、ヘロヘロな毎日!誰か助けて
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる