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tu fui, ego eris
viginti quinque
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「もし、このままずっと僕だったとしたらどうするのですか?」
斎はホットコーヒーを口に含む。
「気長に待つさ」
迷いも焦りも無い表情で応える。
「俺は、時間に余裕があるみたいだから、二人が安全に分離できるようになるまで待つぐらいは出来るだろう?」
「さぁ、僕には未来は分かりませんので」
「そうだな」
斎が天弥を見る。
「それで、俺の身体はどうなっているんだ?」
「母と同じ状況ですね」
人ではあるが、後天的に人とは異なるものになってしまったということだろうか。
「それから、あまり無茶はしないでください。治癒は早いですが、不死というわけでは無いので」
これが最後とでも言わんばかりの様子に、斎が訝しむ。
「天弥?」
「僕、疲れたのでしばらく眠ります。先生が捨てられたら起きますから、頑張ってください」
儚げな笑みを浮かべる天弥を珍しと思ったとたん、雰囲気が変わった。同じ顔、同じ姿ではあるが明らかに別人だ。周囲の様子を確認するように、天弥は視線を動かす。すぐに斎の姿を見つけると、嬉しそうに微笑んだ。
「先生?」
すぐに、不思議そうに小首を傾げる。
「ここは? 僕、なんでここに?」
「とりあえず、終わったみたいだ」
今の状況が終わったのかどうか斎には分からなかった。
「そうなんですか?」
天弥は、手にしているアイスティーのストローに口を付ける。少し、中の液体を口に含むとすぐにストローから口を離す。すぐ傍にあるガムシロップとミルクを見つけると、それをアイスティーの中へ入れた。すぐにかき混ぜると、今度は満足したように飲み始めた。その様子に、斎がホッとした表情を浮かべる。
「そういえば天弥は?」
「疲れたから、しばらく眠るそうだ」
天弥の表情が陰った。
「僕のせいですか?」
「それしか言っていなかったから分からん」
無言で、甘さを増したアイスティーを飲む天弥を見つめる。まだ、謎が残っている。だが、記憶がないと言っていたことから、それについては知る術が無いのかもしれない。
「なにか食うか?」
落ち込む様子を見かね、少しでも浮上するようにと尋ねる。少しためらった後、天弥はゆっくりと頷いた。すぐに斎は席を立ちレジへと向かう。天弥はその後ろ姿を見つめた。
夢を観た。何も覚えてはいない。それは、懐かしい邂逅だった。初めて会ったとき、初めて会った場所。まだ斎は幼かった。不注意で車に引かれそうになったとき、一人の女性に救われた。車とぶつかる寸前だったはずだが、気がつけばその女性の横に居た。死を免れたのだ。女性は優しく微笑みながら、忘れるようにと言う。縁が出来ないようにと。それだけの夢だった。だが、斎は夢を覚えていなかった。それでも、約束は守った。今度は、自分が助けるという約束を。
斎はホットコーヒーを口に含む。
「気長に待つさ」
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「そうだな」
斎が天弥を見る。
「それで、俺の身体はどうなっているんだ?」
「母と同じ状況ですね」
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「天弥?」
「僕、疲れたのでしばらく眠ります。先生が捨てられたら起きますから、頑張ってください」
儚げな笑みを浮かべる天弥を珍しと思ったとたん、雰囲気が変わった。同じ顔、同じ姿ではあるが明らかに別人だ。周囲の様子を確認するように、天弥は視線を動かす。すぐに斎の姿を見つけると、嬉しそうに微笑んだ。
「先生?」
すぐに、不思議そうに小首を傾げる。
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天弥は、手にしているアイスティーのストローに口を付ける。少し、中の液体を口に含むとすぐにストローから口を離す。すぐ傍にあるガムシロップとミルクを見つけると、それをアイスティーの中へ入れた。すぐにかき混ぜると、今度は満足したように飲み始めた。その様子に、斎がホッとした表情を浮かべる。
「そういえば天弥は?」
「疲れたから、しばらく眠るそうだ」
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「僕のせいですか?」
「それしか言っていなかったから分からん」
無言で、甘さを増したアイスティーを飲む天弥を見つめる。まだ、謎が残っている。だが、記憶がないと言っていたことから、それについては知る術が無いのかもしれない。
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ご購読ありがとうございます。
ご丁寧な感想、ありがとうございます。
この先、どちらかを選ばなければならないときがくるのは確かですので、頑張って書いていきます。
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面白いしエロい。本の小説みたいに文章が綺麗。
ありがとうございます。
文章が綺麗と言っていただけて、とても嬉しいです。