不死鳥契約 ~全能者の英雄伝~

足将軍

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第十章

フェニクス教③

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俺は起床し、気持ちの良い朝を迎えたと思いベランダを見る。
その瞬、気持ちの良い目覚めが一瞬にして壊された。
原因はフェニクス教だ・・・

ベランダの方をみると暗殺ホイホイに引っ掛かるフェニクス教がいる。

昨日から何人来たのだろう。

確か・・・下校中に一回、寮の中で二回、寝てる間にベランダで引っ掛かったコイツで一回・・・

全部で四回か・・・

もう疲れたしそろそろフェニクス教に異議唱えようかな、リンいるし・・・
いや、いっそ宗教の本拠地を壊そうか・・・
とりあえずコイツは放置して学校に向かう。
「置いてかないで」とか「解放して!」とか言ってるけど無視しよう。

◆◇◆◇◆放課後◆◇◆◇◆

「ここか・・・」

俺とジルは今、フェニクス教本部の目の前にいる。
何故いるか?
そんなの潰しに決まってるだろ。
だってさぁ・・・学校にいても普通に襲ってくるぜ?

毎日こんなのが続いたらたまったもんじゃない。

「クロ、さっさといこうぜ」

ジルは本部の扉を開ける。

「あ、ちょっと待ってくれ、なんだこれ?」

俺は扉に貼ってある紙を見た。

『指名手配犯・フェニクス第一学園、クラス一のBのクロと呼ばれる愚かなゲスに制裁を』

・・・・・・

「ん?どうしたクロ」
「なぁジル、この施設を重力でぺしゃんこにしていいか?」
「・・・責任とる気は?」
「もちろん無い」
「じゃあダメ、とりあえず行こうぜ」

いつでも壊せるように準備しとくか・・・

ガチャ

俺達はドアを開けて中へ入る。
中は結構広かった。
教室で例えると、十個ほどの広さだ

少し奥に進むと、前から三人ほどの男が現れる。
俺の姿を見ると何だか怯えながら魔法を撃とうとしてるのか手を向けてくる。

「き。貴様!クロだな!同行してもらう!」
「貴様に拒否権はない!」
「うほ!うほほほ!うほ!」

何かゴリラいるな・・・
とりあえず重力で地面に激突させ気絶させた。

「ジル、行くか」

俺はそいつらを踏みながら歩いていく。
踏まなくても進めるが、何故か無性に踏むたくなった。
しばらく進むと、扉があった。

ドアには『あなたのエロ本の隠し場所は?』と書いてあったのでおもしろ半分で答えた。

「ベッドの下」

するとジルはとても驚いていた。
何を驚いているのだろう?

「な、何故知っているんだ!?」

そうだったのか・・・テキトーに答えたのだが・・・
ってかもうちょい場所工夫しろよ・・・

後で見ておこう・・・

『ピンポンピンポーーーン!』

「「・・・は?」」

ギイイイイイ

何だか知らんけど扉が開いた。
俺達はとりあえず進んだ。
進むと本や食べ物などが散らかっている部屋に辿り着いた。
そこには金髪の小太りの少年がいた。

「な、何故、扉が開いたんだ!僕の最強セキュリティが!!」

えぇ・・・あれ最強セキュリティなの・・・
その少年は俺の顔をジーッと見た。
少し見ると何か思い出したように「ああーー!」と言って指差してくる。

「き、貴様は!指名手配犯のクロだな!僕はフェニックスの加護を受けた者!デーブだ!」

何か急に名乗りはじめたぞコイツ・・・

ったく・・・生まれた時からデブになるが宿命で決まってるような名前しやっがって・・・
でも一応、自己紹介されたしこっちもするか・・・

「俺はクロです」
「あ、ジルっす」
「あ、どうも・・・」

デーブは俺達と握手を交わす。
そのすぐ後に自分のやることを思い出したらしく、手を振り払った。

「加護を受けた者としてお前を殺してやる!僕はな、火と風と光の属性持ちなんだよ!お前ら平民とは格が違いすぎる!いくぞ?フレア!」

ボッ!ヒュルルルル、ポト

デーブのフレアは三十センチも飛ばずに地面に落ちて消えた。

「どうだ!さらになぁ!エア!」

ヒューーーー

「あ、涼しい」

心地好い涼しい風が吹いてくる。

「これでトドメ!ライト!」

ピカッ!

ライトは豆電球並の明かりをだして、一秒程で消えた。

「はぁ、はぁ、はぁ、ふっ!おじけ付いたか!」

デーブが自慢げに言ってる。
正直何処が凄いかわからない・・・

「えっと・・・何で初期魔法だけ?」

ジルが聞くとデーブは不思議そうな顔で見てくる。

「何を言っている?三属性使えるのだぞ?初期魔法なのは仕方ないだろ?」

何でそこまで自分に自信が持てるか不思議だ・・・

「とりあえず話を変えるが、俺の指名手配を止めてくれないか?」

コイツを殴っても何だか憐れにしか思えないし・・・

「何故?お前は罪を犯した、それは事実だ」

あ、コイツにちょっといらつきを覚えたぞ・・・

「その法律は誰が作った?」

俺は怒りを抑えてとりあえず話を聞く。
すると、デーブが腰に手を当て胸を張って答えた。

「それは僕だ!」

ガンっ

俺は気付いていたらデーブを殴っていた。
でも、もう我慢する必要ないや、もう我慢の限界超えたし。
処刑を始めよう・・・
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