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第2章 球技を扱う冒険者編
第70話 チームワークの勝利
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皆の協力もありフレッシュゴーレム、そしてオーガスタが消滅した。キング達の完全勝利だった。
「本当に僕たちがやったんだな」
「えぇ。信じられないけどね」
ハスラーとウィンが感慨深そうに語った。二人は必死だった。それもキングの頼もしい背中があったからだろう。
「皆さん凄いです。私、もうヘトヘトで動けませんが、本当凄いです」
アドレスは地面に座り込んだまま疲れた笑みをこぼしていた。それだけ彼女も必死だったということだろう。
「あの連中を倒せたのはアドレスの力もあってこそだった。そうでなければ倒すことは出来なかっただろう」
「それは確かにそうね」
キングの発言にウィンが頷く。
「でもキングは勿論ですが、お二人が時間を稼いでくれたからこそです」
「私はキングに比べたらまだまだだけどね。でもあのフレッシュゴーレム死なないとは言え火は結構聞いてくれたのよね」
「はい。アンデッドは火で怯んだり一時的に動きを止めたりするのに有効です」
「チェ、じゃあ僕だけ役に立ってなかったのか」
「いや体当たりには勢いがあったが普通の動きは鈍重だった。故にハスラーの技に翻弄されていたのは確かだろう」
ハスラーに向けてキングが私見を述べた。
「結果的に二人の連携があったからこそフレッシュゴーレムの動きを阻害出来た。それがあったからこそアドレスも集中できた。俺も技を決めることが出来た。更にボールの存在も大きい」
「キュ~♪」
キングが褒め、抱え上げたボールの頭を撫でる。ボールはとてもうれしそうにプルプルと震えていた。
「これこそまさにチームワークの勝利だ! 俺は今猛烈に感動している!」
キングが感激の言葉を述べた。なぜならまさにスポ根漫画で見た理想的な展開を実現出来たからだ。
「チームワークの勝利――何かいい響きね」
「あぁ。勝ったって気になるぜ!」
キングの話を聞きウィンとハスラーが笑い合う。キングも何だか嬉しくなった。
「キュッキュ~♪」
「おお、そうかボールも嬉しいか」
「キュッ!」
「あぁんもうボールってばぁ可愛い!」
ボールが跳ね回っていると今度はウィンが抱きかかえて頬ずりしていた。
「キュ~♪」
ボールはウィンにも愛でられとてもうれしそうだ。
そこにいつのまにかアドレスも加わってキングは二人の美少女に愛でられていた。
「しかしキング。流石にこれはこのままってわけにはいかないよな?」
「それはそうだろうな。とは言え灰になったアンデッドも多いな」
アンデッドを使役していたオーガスタを倒したことでアンデッド化した死体も状態が維持できなくなったのだろう。
死んで時間が経っていた物はボロボロに崩れ灰燼と帰した。ただアンデッド化して間もない物はただの死体に戻っていた。
「こ、これは一体どうなっているのだ!」
「うん?」
ふと、キング達に聞こえた声。振り返るとぞろぞろと鎧や武器を装備した者たちが近づいてきていた。
「我々はアンデッドが近づいてきていると聞き準備してやってきたのだが――」
やってきた集団は全員冒険者だったようだ。どうやら彼らもアンデッドが出たことに気がついていたらしい。
「あ、アンデッドは倒しました。操っていた主犯格はオーガスタ――前に私が所属していたダフのパーティーに新メンバーとして加わっていた神官です」
アドレスが更に詳細を話して聞かせる。
「そんなことが……しかし闇神官がギルドに所属していたなんてな。所長を任されておきながら全く気づかず恥ずかしい限りだ」
男が後頭部を擦る。今の口ぶりからして彼はギルド出張所の所長を任されているようだ。
「そのダフ達の死体があるぜ」
冒険者の一人が死体に近づき言った。キングがそれに反応して答える。
「……あぁ。彼らはオーガスタの手でアンデッド化されたようだからな」
「……せめて埋葬ぐらいしてあげたいですか」
「いや、待ってくれ。お前たちのことを疑うわけじゃないが一応ここにいる死体を調査させてくれ。鑑定士に頼めばアンデッド化していたかわかるしな」
キング達の言うことは完全に信用するわけにもいかないということだろう。それについてはキングにも納得できた。寧ろ話だけ聞いて信用してしまう方が問題だろう。
「わかった。いくらでも調査に付き合おう」
「そう言って貰えるとありがたい。何すぐにわかるし問題なければ特別報酬は間違いないさ」
こうしてキング達は一旦町に戻ることになるのだった――
「本当に僕たちがやったんだな」
「えぇ。信じられないけどね」
ハスラーとウィンが感慨深そうに語った。二人は必死だった。それもキングの頼もしい背中があったからだろう。
「皆さん凄いです。私、もうヘトヘトで動けませんが、本当凄いです」
アドレスは地面に座り込んだまま疲れた笑みをこぼしていた。それだけ彼女も必死だったということだろう。
「あの連中を倒せたのはアドレスの力もあってこそだった。そうでなければ倒すことは出来なかっただろう」
「それは確かにそうね」
キングの発言にウィンが頷く。
「でもキングは勿論ですが、お二人が時間を稼いでくれたからこそです」
「私はキングに比べたらまだまだだけどね。でもあのフレッシュゴーレム死なないとは言え火は結構聞いてくれたのよね」
「はい。アンデッドは火で怯んだり一時的に動きを止めたりするのに有効です」
「チェ、じゃあ僕だけ役に立ってなかったのか」
「いや体当たりには勢いがあったが普通の動きは鈍重だった。故にハスラーの技に翻弄されていたのは確かだろう」
ハスラーに向けてキングが私見を述べた。
「結果的に二人の連携があったからこそフレッシュゴーレムの動きを阻害出来た。それがあったからこそアドレスも集中できた。俺も技を決めることが出来た。更にボールの存在も大きい」
「キュ~♪」
キングが褒め、抱え上げたボールの頭を撫でる。ボールはとてもうれしそうにプルプルと震えていた。
「これこそまさにチームワークの勝利だ! 俺は今猛烈に感動している!」
キングが感激の言葉を述べた。なぜならまさにスポ根漫画で見た理想的な展開を実現出来たからだ。
「チームワークの勝利――何かいい響きね」
「あぁ。勝ったって気になるぜ!」
キングの話を聞きウィンとハスラーが笑い合う。キングも何だか嬉しくなった。
「キュッキュ~♪」
「おお、そうかボールも嬉しいか」
「キュッ!」
「あぁんもうボールってばぁ可愛い!」
ボールが跳ね回っていると今度はウィンが抱きかかえて頬ずりしていた。
「キュ~♪」
ボールはウィンにも愛でられとてもうれしそうだ。
そこにいつのまにかアドレスも加わってキングは二人の美少女に愛でられていた。
「しかしキング。流石にこれはこのままってわけにはいかないよな?」
「それはそうだろうな。とは言え灰になったアンデッドも多いな」
アンデッドを使役していたオーガスタを倒したことでアンデッド化した死体も状態が維持できなくなったのだろう。
死んで時間が経っていた物はボロボロに崩れ灰燼と帰した。ただアンデッド化して間もない物はただの死体に戻っていた。
「こ、これは一体どうなっているのだ!」
「うん?」
ふと、キング達に聞こえた声。振り返るとぞろぞろと鎧や武器を装備した者たちが近づいてきていた。
「我々はアンデッドが近づいてきていると聞き準備してやってきたのだが――」
やってきた集団は全員冒険者だったようだ。どうやら彼らもアンデッドが出たことに気がついていたらしい。
「あ、アンデッドは倒しました。操っていた主犯格はオーガスタ――前に私が所属していたダフのパーティーに新メンバーとして加わっていた神官です」
アドレスが更に詳細を話して聞かせる。
「そんなことが……しかし闇神官がギルドに所属していたなんてな。所長を任されておきながら全く気づかず恥ずかしい限りだ」
男が後頭部を擦る。今の口ぶりからして彼はギルド出張所の所長を任されているようだ。
「そのダフ達の死体があるぜ」
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「……あぁ。彼らはオーガスタの手でアンデッド化されたようだからな」
「……せめて埋葬ぐらいしてあげたいですか」
「いや、待ってくれ。お前たちのことを疑うわけじゃないが一応ここにいる死体を調査させてくれ。鑑定士に頼めばアンデッド化していたかわかるしな」
キング達の言うことは完全に信用するわけにもいかないということだろう。それについてはキングにも納得できた。寧ろ話だけ聞いて信用してしまう方が問題だろう。
「わかった。いくらでも調査に付き合おう」
「そう言って貰えるとありがたい。何すぐにわかるし問題なければ特別報酬は間違いないさ」
こうしてキング達は一旦町に戻ることになるのだった――
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