38 / 125
第二章 サムジャともふもふ編
第37話 サムジャ、宝箱を見つける!
しおりを挟む
「とりあえずこれでよしと」
死んだ冒険者のギルドカードを全て回収した。これを持っていき事情を話せばギルドカードから俺の言ったことが本当かどうかがわかるはずだ。
そう思えば、こいつらのやろうとしていたことには穴が多い気もするな。ギルドカードを調べられればわかることだろうし。
ただ、こいつらは前にも似たようなことをしていた可能性がある。それはバレなかったんだろうか?
なんとも気になるが、とりあえず障害は排除できた。
「あの、シノ。ありがとう助けてくれて」
「ん? あぁ、気にしなくていい。仲間なんだから」
「仲間……ふふっ、そうか。仲間かぁ」
「アンッ!」
ルンがパピィを持ち上げギュッと抱きしめた。ふむ、よほどパピィが気に入っているんだな。
「とりあえず使えそうなものは回収しておくかな」
放っておけばこの連中はダンジョンに食われて消える。だから取れるものは取っておこう。
死体を探るとポーションなどが出てきたのでそれを回収した。革袋の中には採取した素材が入っていたのでそれも影風呂敷にしまう。
さて、改めて探索を続けることとなる。二層に出てくる魔物もそこまで強くはない。俺とルンでも問題なく撃退できた。
「ワンワン!」
途中で分岐があり、パピィがこっちこっちとアピールしてきたので向かう。その先は行き止まりだったがなんと宝箱が一つ置いてあった。
「あ! あれが宝箱なのね!」
宝箱はダンジョンの醍醐味の一つだ。これがあるからダンジョン探索に専念するという冒険者も多い。
「グルゥ――」
そして宝箱近くでパピィが警戒心を強め唸り声を上げた。
「どうしたのかしら?」
「もしかして罠か?」
「ワン! ワン!」
やっぱりそうか。パピィは感覚が鋭いから罠にもすぐに気がつく。
「どうしよう? 私に解除はできないわ。シノは?」
「俺も細かい解除は無理だな」
これまで回避したトラップはあえて作動させたり、またスイッチを押すことで解除出来たりが殆どだった。しかしこういった直接仕掛けられた罠の解除にはそれなりのテクニックが必要だ。天職がシーフなどであれば直接の解除も可能だろうが忍者ではそこまで出来ない。
「ま、それでも問題はない。居合忍法・影分身」
俺は居合省略で自分の分身を生み出した。
「わ、凄い! シノが増えちゃった。幻影?」
「いや、実体のある分身だ。だからこそ役立つ」
そして分身が宝箱の蓋を開けようとすると、勝手に蓋が開き、バクッ! と分身を食べてしまった。もちろん分身はすぐに消える。
影分身は攻撃を受けたらすぐに消えるからだ。そして箱がカタカタと蓋を鳴らした。蓋の縁が牙のように変化している。
「あれはハングリーボックスだな」
「何か気持ち悪いわね」
「グルルルゥウウ!」
箱の中からはギョロリとした目玉がこちらに向いていた。舌がベロンっと伸びカタカタと箱が揺れだす。
初見だとちょっと不気味かも知れない。ルンが恐れるのもわからないでもない。パピィは身を低くして唸り声を上げている。
ハングリーボックスは宝箱が魔物化したものだ。宝箱だと思って下手に近づくとあの影みたいに食べられてしまう。
そして魔物は箱が跳ねるように移動を始めた。動きはそれほど軽快ではないが、跳ねる力は強い。
「火の刻印!」
ルンが刻印を刻む。そして杖を振ると火球がハングリーボックスに飛んでいった。
しかし、火球が食べられる。
「ハングリーボックは色々なものを食べてしまう。正面からの魔法や矢は基本通じないと思っていい」
「え、じゃあどうすれば?」
「正面以外から狙うという手もあるけど――動くな!」
叫び、腰だめになって構えを取る。
「円殺陣――」
スキルを発動した直後、ハングリーボックスが箱の中からナイフや斧をポイポイっと投げつけてきた。
これがハングリーボックスの使うスキルの一つ。範囲も広く避けにくいが。
――キンッキンッキンッ!
飛んできた武器は全て俺の斬撃で跳ね返された。
円殺陣、これは居合の構えを取り発動することで範囲内の相手を最速で切ることが可能となるスキルだ。対象には武器による攻撃も入る為、この手の攻撃なら跳ね返せる。
強力なスキルだが、発動中は一切その場から動けないのが欠点でもあるが守りは固くなる。攻撃がくるとわかっていれば有効なスキルだ。
さて、攻撃が途切れたな。それなら――
「居合忍法・抜刀落雷!」
忍法を行使。すると雷がハングリーボックスの頭から落ちた。正面からの攻撃を食えても頭上からなら不可能だ。ハングリーボックスは傾倒し動かなくなった。
「倒したようだな」
「す、すごいじゃないシノ! やっぱり強いわね貴方!」
「ワンワン!」
ルン達が喜び随分と持ち上げてくれたが、一応前前世や前世の記憶があるからな。そのおかげで敵の攻撃がわかったのも大きい。
「でもちょっと残念ね。お宝が手に入ると思ったのに」
「いや、それなら心配無用だ。この手の魔物なら倒した後で宝も回収できる」
そして俺は倒れた魔物を起こし、中を弄った。
「出てきた出てきた」
「わ! 凄い! 金貨や宝石!」
ルンが驚く。ハングリーボックスの中には金貨や銀貨、それにアメジストやサファイヤといった宝石が入っていた。
「後、杖もあったぞ」
「わ~いいの?」
「俺には使えないしな」
ルンは魔法系の天職だし杖は使えるだろう。今持ってる杖とどっちが性能が上かにもよるかもだが。
中に入っていた杖は水晶が埋め込まれているし、見た感じそれなりに効果はありそうに感じる。
「凄い、持ってみると魔力が増えたような気がするわ」
「そうか。役立ちそうで良かった」
杖は武器としてよりは付加価値が重要視される。中には杖から直接炎が吹き出たりする杖も有るが、ルンの言うように魔力が向上するような杖もある。
新しい杖が気に入ったようなので古い杖は俺が影風呂敷で預かることになった。
そしてその後は二層の魔物を倒しながら更に下へ下へと移動していく。探索は六層まで順調に進みいよいよ次は七層だ――
死んだ冒険者のギルドカードを全て回収した。これを持っていき事情を話せばギルドカードから俺の言ったことが本当かどうかがわかるはずだ。
そう思えば、こいつらのやろうとしていたことには穴が多い気もするな。ギルドカードを調べられればわかることだろうし。
ただ、こいつらは前にも似たようなことをしていた可能性がある。それはバレなかったんだろうか?
なんとも気になるが、とりあえず障害は排除できた。
「あの、シノ。ありがとう助けてくれて」
「ん? あぁ、気にしなくていい。仲間なんだから」
「仲間……ふふっ、そうか。仲間かぁ」
「アンッ!」
ルンがパピィを持ち上げギュッと抱きしめた。ふむ、よほどパピィが気に入っているんだな。
「とりあえず使えそうなものは回収しておくかな」
放っておけばこの連中はダンジョンに食われて消える。だから取れるものは取っておこう。
死体を探るとポーションなどが出てきたのでそれを回収した。革袋の中には採取した素材が入っていたのでそれも影風呂敷にしまう。
さて、改めて探索を続けることとなる。二層に出てくる魔物もそこまで強くはない。俺とルンでも問題なく撃退できた。
「ワンワン!」
途中で分岐があり、パピィがこっちこっちとアピールしてきたので向かう。その先は行き止まりだったがなんと宝箱が一つ置いてあった。
「あ! あれが宝箱なのね!」
宝箱はダンジョンの醍醐味の一つだ。これがあるからダンジョン探索に専念するという冒険者も多い。
「グルゥ――」
そして宝箱近くでパピィが警戒心を強め唸り声を上げた。
「どうしたのかしら?」
「もしかして罠か?」
「ワン! ワン!」
やっぱりそうか。パピィは感覚が鋭いから罠にもすぐに気がつく。
「どうしよう? 私に解除はできないわ。シノは?」
「俺も細かい解除は無理だな」
これまで回避したトラップはあえて作動させたり、またスイッチを押すことで解除出来たりが殆どだった。しかしこういった直接仕掛けられた罠の解除にはそれなりのテクニックが必要だ。天職がシーフなどであれば直接の解除も可能だろうが忍者ではそこまで出来ない。
「ま、それでも問題はない。居合忍法・影分身」
俺は居合省略で自分の分身を生み出した。
「わ、凄い! シノが増えちゃった。幻影?」
「いや、実体のある分身だ。だからこそ役立つ」
そして分身が宝箱の蓋を開けようとすると、勝手に蓋が開き、バクッ! と分身を食べてしまった。もちろん分身はすぐに消える。
影分身は攻撃を受けたらすぐに消えるからだ。そして箱がカタカタと蓋を鳴らした。蓋の縁が牙のように変化している。
「あれはハングリーボックスだな」
「何か気持ち悪いわね」
「グルルルゥウウ!」
箱の中からはギョロリとした目玉がこちらに向いていた。舌がベロンっと伸びカタカタと箱が揺れだす。
初見だとちょっと不気味かも知れない。ルンが恐れるのもわからないでもない。パピィは身を低くして唸り声を上げている。
ハングリーボックスは宝箱が魔物化したものだ。宝箱だと思って下手に近づくとあの影みたいに食べられてしまう。
そして魔物は箱が跳ねるように移動を始めた。動きはそれほど軽快ではないが、跳ねる力は強い。
「火の刻印!」
ルンが刻印を刻む。そして杖を振ると火球がハングリーボックスに飛んでいった。
しかし、火球が食べられる。
「ハングリーボックは色々なものを食べてしまう。正面からの魔法や矢は基本通じないと思っていい」
「え、じゃあどうすれば?」
「正面以外から狙うという手もあるけど――動くな!」
叫び、腰だめになって構えを取る。
「円殺陣――」
スキルを発動した直後、ハングリーボックスが箱の中からナイフや斧をポイポイっと投げつけてきた。
これがハングリーボックスの使うスキルの一つ。範囲も広く避けにくいが。
――キンッキンッキンッ!
飛んできた武器は全て俺の斬撃で跳ね返された。
円殺陣、これは居合の構えを取り発動することで範囲内の相手を最速で切ることが可能となるスキルだ。対象には武器による攻撃も入る為、この手の攻撃なら跳ね返せる。
強力なスキルだが、発動中は一切その場から動けないのが欠点でもあるが守りは固くなる。攻撃がくるとわかっていれば有効なスキルだ。
さて、攻撃が途切れたな。それなら――
「居合忍法・抜刀落雷!」
忍法を行使。すると雷がハングリーボックスの頭から落ちた。正面からの攻撃を食えても頭上からなら不可能だ。ハングリーボックスは傾倒し動かなくなった。
「倒したようだな」
「す、すごいじゃないシノ! やっぱり強いわね貴方!」
「ワンワン!」
ルン達が喜び随分と持ち上げてくれたが、一応前前世や前世の記憶があるからな。そのおかげで敵の攻撃がわかったのも大きい。
「でもちょっと残念ね。お宝が手に入ると思ったのに」
「いや、それなら心配無用だ。この手の魔物なら倒した後で宝も回収できる」
そして俺は倒れた魔物を起こし、中を弄った。
「出てきた出てきた」
「わ! 凄い! 金貨や宝石!」
ルンが驚く。ハングリーボックスの中には金貨や銀貨、それにアメジストやサファイヤといった宝石が入っていた。
「後、杖もあったぞ」
「わ~いいの?」
「俺には使えないしな」
ルンは魔法系の天職だし杖は使えるだろう。今持ってる杖とどっちが性能が上かにもよるかもだが。
中に入っていた杖は水晶が埋め込まれているし、見た感じそれなりに効果はありそうに感じる。
「凄い、持ってみると魔力が増えたような気がするわ」
「そうか。役立ちそうで良かった」
杖は武器としてよりは付加価値が重要視される。中には杖から直接炎が吹き出たりする杖も有るが、ルンの言うように魔力が向上するような杖もある。
新しい杖が気に入ったようなので古い杖は俺が影風呂敷で預かることになった。
そしてその後は二層の魔物を倒しながら更に下へ下へと移動していく。探索は六層まで順調に進みいよいよ次は七層だ――
1
あなたにおすすめの小説
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
【収納∞】スキルがゴミだと追放された俺、実は次元収納に加えて“経験値貯蓄”も可能でした~追放先で出会ったもふもふスライムと伝説の竜を育成〜
あーる
ファンタジー
「役立たずの荷物持ちはもういらない」
貢献してきた勇者パーティーから、スキル【収納∞】を「大した量も入らないゴミスキル」だと誤解されたまま追放されたレント。
しかし、彼のスキルは文字通り『無限』の容量を持つ次元収納に加え、得た経験値を貯蓄し、仲間へ『分配』できる超チート能力だった!
失意の中、追放先の森で出会ったのは、もふもふで可愛いスライムの「プル」と、古代の祭壇で孵化した伝説の竜の幼体「リンド」。レントは隠していたスキルを解放し、唯一無二の仲間たちを最強へと育成することを決意する!
辺境の村を拠点に、薬草採取から魔物討伐まで、スキルを駆使して依頼をこなし、着実に経験値と信頼を稼いでいくレントたち。プルは多彩なスキルを覚え、リンドは驚異的な速度で成長を遂げる。
これは、ゴミスキルだと蔑まれた少年が、最強の仲間たちと共にどん底から成り上がり、やがて自分を捨てたパーティーや国に「もう遅い」と告げることになる、追放から始まる育成&ざまぁファンタジー!
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
収納魔法を極めた魔術師ですが、勇者パーティを追放されました。ところで俺の追放理由って “どれ” ですか?
木塚麻弥
ファンタジー
収納魔法を活かして勇者パーティーの荷物持ちをしていたケイトはある日、パーティーを追放されてしまった。
追放される理由はよく分からなかった。
彼はパーティーを追放されても文句の言えない理由を無数に抱えていたからだ。
結局どれが本当の追放理由なのかはよく分からなかったが、勇者から追放すると強く言われたのでケイトはそれに従う。
しかし彼は、追放されてもなお仲間たちのことが好きだった。
たった四人で強大な魔王軍に立ち向かおうとするかつての仲間たち。
ケイトは彼らを失いたくなかった。
勇者たちとまた一緒に食事がしたかった。
しばらくひとりで悩んでいたケイトは気づいてしまう。
「追放されたってことは、俺の行動を制限する奴もいないってことだよな?」
これは収納魔法しか使えない魔術師が、仲間のために陰で奮闘する物語。
世界最強の賢者、勇者パーティーを追放される~いまさら帰ってこいと言われてももう遅い俺は拾ってくれた最強のお姫様と幸せに過ごす~
aoi
ファンタジー
「なぁ、マギそろそろこのパーティーを抜けてくれないか?」
勇者パーティーに勤めて数年、いきなりパーティーを戦闘ができずに女に守られてばかりだからと追放された賢者マギ。王都で新しい仕事を探すにも勇者パーティーが邪魔をして見つからない。そんな時、とある国のお姫様がマギに声をかけてきて......?
お姫様の為に全力を尽くす賢者マギが無双する!?
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる