51 / 125
第二章 サムジャともふもふ編
第50話 パピィの冒険 其の参
――カリカリカリカリカリ……
どこかで手に入れたのか、それとも自分の力で得たのか――それはわからないがその鼠は頭蓋骨に牙を食い込ませ齧り続けていた。
ウーズラット。それがこの鼠の姿をした魔物の名前だった。本来この町には存在しない魔物だ。
だがそれはここにいた。呼び出した者がいたからだ。とある男の儀式によって呼び出され、来る日を待ち続けていた。その間にここに近づくものがでないように灰ネズミや火ネズミ、黒ネズミなどを配下とし警戒させていた。
ウーズラットの側には大量のネズミがいた。元々は他愛もないドブネズミだ。しかし、ウーズラッドに埋め込まれた病魔によって、非常に感染力の高い病原菌を保有している。
時が来たらこのネズミの群れを外に放つ。それがウーズラットに与えられた命令だ。
このまま邪魔が入らなければ、間もなくその時が来る、だが、ウーズラットの視界に手下のネズミとは別の生物の姿が飛び込んできた。
「お前がネズミのボスだね!」
「……ギィ」
随分と緊張感のない雰囲気の漂う子犬だった。大して強そうにも思えない。
しかし、ここまで来たということはあの黒ネズミ三匹も倒したということだろう。あいつらは頭は悪かったがネズミの中ではそれなりの強さを誇っていた。
それを倒して来たということはそこそこはやるということか。だが、結果的にソレはこの子犬にとっては不運だった。
そしてウーズラットが犬の排除に動き出す。
先ず控えていたドブネズミをけしかけた。
「問答無用ってことだね!」
迫る大量のドブネズミ。この数をたった一匹では対処しきれないだろう。そしてネズミの爪でほんの少しでも引っかかれたら病に冒される。
「旋風爪牙!」
しかし、子犬は回転しながらの体当たりで群がるネズミを全て排除していった。
威力の高い突撃だった。しかもあれだけ勢いがあるならドブネズミ共ではかすり傷一つ負わせられないだろう。
だが、それがどうした? まさか自らの手を汚すことになるとは思わなかったがウーズラットの彼が動けばこの子犬に負けることはない。
毒々しい色の液体がウーズラットの全身を先ず包み込んだ。その後、液体が触手のように変化していく。
「うわ、なにそれ! ドロッとしていて嫌な感じだよね!」
軽い言葉遣いだったが、相手の動きは速い。油断していい相手ではなさそうだ。だが、問題ない。病魔の染み込んだ触手だ。ドブネズミに染み渡らせた物より遥かに強力。しかも己に纏った液体も同じ効果がある。
さっきのように突撃してきたらあっというまに全身が病に蝕まれる。つまり、こいつはもう詰んでいる。
無数の触手が子犬に迫る。存外動きが素早い。触手は全て避けられた。意外だった。掠っただけでも勝負は決まるのだが、相手はしっかり触手を警戒している。
だが、いずれは体力も尽きるだろう。そもそも向こうにはこちらを攻撃する手段が無いはずだ。
「僕にだって! 新しいスキルがあるんだ!」
だが、子犬の足元から影が伸びた。そして形を変え鋭い刃と化す。
「影操作だ!」
刃となった影がウーズラットの触手を切り裂いていく。どうやら影を操り形も変化できるようだ。
急に厄介な相手になった。そうウーズラットは判断した。だが、手数ならこっちも負けてはいない。
再びドブネズミが子犬に迫る。奴の影操作は恐らくそれなりに集中力が必要となる。影を操作している間はあの突撃を行使できないだろう。
「うざったいね!」
案の定、子犬は影を操るだけで突撃はしていない。ドブネズミへの対処で手一杯になりつつある。ウーズラットの触手がその暇を狙った。だが、存外反応が早い。
触手とドブネズミによる連続攻撃に上手いこと対処していた。だが、それもウーズラットにとっては折込済みの行動だった。
ウーズラットの本当の目的は異なる。やつはここが下水道であること、そして水路には絶えず汚水が流れていることを考えていなかった。
ウーズラットの背後に密かに伸びた触手はそのまま水路に潜り込み移動していた。子犬からは死角になっている。
そして伸ばした触手を避け続ける子犬の背後から、密かに下水から近づけておいた触手を一気に伸ばす!
「あっ!?」
子犬の驚く声が聞こえた。だが今更気がついてももう遅い。この一撃は避けられない。そして一度でも触手を受ければ病魔に蝕まれ子犬は死ぬ。
なかなか面倒な相手だったが、同時に少しは楽しめたかなと思ったりもした。
だが、そこで勝ったと思い込んだのがウーズラットの敗因だった。触手が子犬に命中した途端、毛皮だけを残して子犬が消えた。
「――ッ!?」
馬鹿な! とキョロキョロと辺りを見回す。勝負はついたと思ったのに、一体どこに!
「ここだよ!」
声はウーズラットの頭上から聞こえた。見上げると影操作で糸のようにした影を使い天井にぶら下がる子犬の姿。
「さっきのは空蝉の術さ!」
子犬が叫ぶと、鎌のように変化した影が既にすぐそこまで迫っており――しまった! と思ったその時にはウーズラットの体は両断されてしまっていた――
「ほ、本当に倒しちまったのかよ!」
「うん。もうこれでネズミの心配は無いはずだよ! 平和になったよね!」
ボス犬の下へ戻ってきた後、パピィは尻尾をパタパタさせながら下水での出来事を伝えた。犬たちは随分と驚き、そして喜んでくれた。
「大したもんだ! これは認めざるを得ないな。これからの群れのボスはお前だ!」
「お断りします」
「「「「「えぇええぇええええぇえ!?」」」」」
パピィはあっさりと断った。ボス犬たちが驚くが。
「僕には大事にしてくれる御主人様がいるんだ。御主人様のために僕は働きたいし、やるべきことも残ってる!」
「……そうか。わかったよパピィ。だけどあんたのことは勝手に兄貴として尊敬させてもらうぜ!」
「アニキィ!」
「パピィ兄貴!」
「俺たちの兄貴の誕生だ!」
そうして皆が盛り上がる中、あのメス犬もパピィに改めてお礼を述べる。
「本当にありがとうございました。あの、それで……いえ、なんでもありません。御主人様の為にこれからも頑張ってくださいね!」
「うん! ボス犬も袋を預かってくれてありがとうね!」
「いいってことよ」
「じゃあねみんな!」
メス犬は結局パピィを引き止めることはしなかった。
こうして途中寄り道もあったもののパピィは無事金貨を取り戻し、そして飼い主であるシノの下へ戻ったのだった。
◇◆◇
朝起きると、机の上に金貨の入った袋が乗っていた。
「百万ゴッズ? ふむ……」
「アンアン!」
俺の足元ではパピィが舌を出して尻尾を振っていた。うむ、もしかしてこの金貨?
「パピィ、もしかしてダンジョンで見つけたのをとっていたのか?」
「……アンッ!」
パピィが元気に吠えた。そうか、やるなパピィも。でも、そうだななら今日はバザーでパピィの為に旨いものでも買ってあげるか――
どこかで手に入れたのか、それとも自分の力で得たのか――それはわからないがその鼠は頭蓋骨に牙を食い込ませ齧り続けていた。
ウーズラット。それがこの鼠の姿をした魔物の名前だった。本来この町には存在しない魔物だ。
だがそれはここにいた。呼び出した者がいたからだ。とある男の儀式によって呼び出され、来る日を待ち続けていた。その間にここに近づくものがでないように灰ネズミや火ネズミ、黒ネズミなどを配下とし警戒させていた。
ウーズラットの側には大量のネズミがいた。元々は他愛もないドブネズミだ。しかし、ウーズラッドに埋め込まれた病魔によって、非常に感染力の高い病原菌を保有している。
時が来たらこのネズミの群れを外に放つ。それがウーズラットに与えられた命令だ。
このまま邪魔が入らなければ、間もなくその時が来る、だが、ウーズラットの視界に手下のネズミとは別の生物の姿が飛び込んできた。
「お前がネズミのボスだね!」
「……ギィ」
随分と緊張感のない雰囲気の漂う子犬だった。大して強そうにも思えない。
しかし、ここまで来たということはあの黒ネズミ三匹も倒したということだろう。あいつらは頭は悪かったがネズミの中ではそれなりの強さを誇っていた。
それを倒して来たということはそこそこはやるということか。だが、結果的にソレはこの子犬にとっては不運だった。
そしてウーズラットが犬の排除に動き出す。
先ず控えていたドブネズミをけしかけた。
「問答無用ってことだね!」
迫る大量のドブネズミ。この数をたった一匹では対処しきれないだろう。そしてネズミの爪でほんの少しでも引っかかれたら病に冒される。
「旋風爪牙!」
しかし、子犬は回転しながらの体当たりで群がるネズミを全て排除していった。
威力の高い突撃だった。しかもあれだけ勢いがあるならドブネズミ共ではかすり傷一つ負わせられないだろう。
だが、それがどうした? まさか自らの手を汚すことになるとは思わなかったがウーズラットの彼が動けばこの子犬に負けることはない。
毒々しい色の液体がウーズラットの全身を先ず包み込んだ。その後、液体が触手のように変化していく。
「うわ、なにそれ! ドロッとしていて嫌な感じだよね!」
軽い言葉遣いだったが、相手の動きは速い。油断していい相手ではなさそうだ。だが、問題ない。病魔の染み込んだ触手だ。ドブネズミに染み渡らせた物より遥かに強力。しかも己に纏った液体も同じ効果がある。
さっきのように突撃してきたらあっというまに全身が病に蝕まれる。つまり、こいつはもう詰んでいる。
無数の触手が子犬に迫る。存外動きが素早い。触手は全て避けられた。意外だった。掠っただけでも勝負は決まるのだが、相手はしっかり触手を警戒している。
だが、いずれは体力も尽きるだろう。そもそも向こうにはこちらを攻撃する手段が無いはずだ。
「僕にだって! 新しいスキルがあるんだ!」
だが、子犬の足元から影が伸びた。そして形を変え鋭い刃と化す。
「影操作だ!」
刃となった影がウーズラットの触手を切り裂いていく。どうやら影を操り形も変化できるようだ。
急に厄介な相手になった。そうウーズラットは判断した。だが、手数ならこっちも負けてはいない。
再びドブネズミが子犬に迫る。奴の影操作は恐らくそれなりに集中力が必要となる。影を操作している間はあの突撃を行使できないだろう。
「うざったいね!」
案の定、子犬は影を操るだけで突撃はしていない。ドブネズミへの対処で手一杯になりつつある。ウーズラットの触手がその暇を狙った。だが、存外反応が早い。
触手とドブネズミによる連続攻撃に上手いこと対処していた。だが、それもウーズラットにとっては折込済みの行動だった。
ウーズラットの本当の目的は異なる。やつはここが下水道であること、そして水路には絶えず汚水が流れていることを考えていなかった。
ウーズラットの背後に密かに伸びた触手はそのまま水路に潜り込み移動していた。子犬からは死角になっている。
そして伸ばした触手を避け続ける子犬の背後から、密かに下水から近づけておいた触手を一気に伸ばす!
「あっ!?」
子犬の驚く声が聞こえた。だが今更気がついてももう遅い。この一撃は避けられない。そして一度でも触手を受ければ病魔に蝕まれ子犬は死ぬ。
なかなか面倒な相手だったが、同時に少しは楽しめたかなと思ったりもした。
だが、そこで勝ったと思い込んだのがウーズラットの敗因だった。触手が子犬に命中した途端、毛皮だけを残して子犬が消えた。
「――ッ!?」
馬鹿な! とキョロキョロと辺りを見回す。勝負はついたと思ったのに、一体どこに!
「ここだよ!」
声はウーズラットの頭上から聞こえた。見上げると影操作で糸のようにした影を使い天井にぶら下がる子犬の姿。
「さっきのは空蝉の術さ!」
子犬が叫ぶと、鎌のように変化した影が既にすぐそこまで迫っており――しまった! と思ったその時にはウーズラットの体は両断されてしまっていた――
「ほ、本当に倒しちまったのかよ!」
「うん。もうこれでネズミの心配は無いはずだよ! 平和になったよね!」
ボス犬の下へ戻ってきた後、パピィは尻尾をパタパタさせながら下水での出来事を伝えた。犬たちは随分と驚き、そして喜んでくれた。
「大したもんだ! これは認めざるを得ないな。これからの群れのボスはお前だ!」
「お断りします」
「「「「「えぇええぇええええぇえ!?」」」」」
パピィはあっさりと断った。ボス犬たちが驚くが。
「僕には大事にしてくれる御主人様がいるんだ。御主人様のために僕は働きたいし、やるべきことも残ってる!」
「……そうか。わかったよパピィ。だけどあんたのことは勝手に兄貴として尊敬させてもらうぜ!」
「アニキィ!」
「パピィ兄貴!」
「俺たちの兄貴の誕生だ!」
そうして皆が盛り上がる中、あのメス犬もパピィに改めてお礼を述べる。
「本当にありがとうございました。あの、それで……いえ、なんでもありません。御主人様の為にこれからも頑張ってくださいね!」
「うん! ボス犬も袋を預かってくれてありがとうね!」
「いいってことよ」
「じゃあねみんな!」
メス犬は結局パピィを引き止めることはしなかった。
こうして途中寄り道もあったもののパピィは無事金貨を取り戻し、そして飼い主であるシノの下へ戻ったのだった。
◇◆◇
朝起きると、机の上に金貨の入った袋が乗っていた。
「百万ゴッズ? ふむ……」
「アンアン!」
俺の足元ではパピィが舌を出して尻尾を振っていた。うむ、もしかしてこの金貨?
「パピィ、もしかしてダンジョンで見つけたのをとっていたのか?」
「……アンッ!」
パピィが元気に吠えた。そうか、やるなパピィも。でも、そうだななら今日はバザーでパピィの為に旨いものでも買ってあげるか――
あなたにおすすめの小説
悪役貴族に転生したから破滅しないように努力するけど上手くいかない!~努力が足りない?なら足りるまで努力する~
蜂谷
ファンタジー
社畜の俺は気が付いたら知らない男の子になっていた。
情報をまとめるとどうやら子供の頃に見たアニメ、ロイヤルヒーローの序盤で出てきた悪役、レオス・ヴィダールの幼少期に転生してしまったようだ。
アニメ自体は子供の頃だったのでよく覚えていないが、なぜかこいつのことはよく覚えている。
物語の序盤で悪魔を召喚させ、学園をめちゃくちゃにする。
それを主人公たちが倒し、レオスは学園を追放される。
その後領地で幽閉に近い謹慎を受けていたのだが、悪魔教に目を付けられ攫われる。
そしてその体を魔改造されて終盤のボスとして主人公に立ちふさがる。
それもヒロインの聖魔法によって倒され、彼の人生の幕は閉じる。
これが、悪役転生ってことか。
特に描写はなかったけど、こいつも怠惰で堕落した生活を送っていたに違いない。
あの肥満体だ、運動もろくにしていないだろう。
これは努力すれば眠れる才能が開花し、死亡フラグを回避できるのでは?
そう考えた俺は執事のカモールに頼み込み訓練を開始する。
偏った考えで領地を無駄に統治してる親を説得し、健全で善人な人生を歩もう。
一つ一つ努力していけば、きっと開かれる未来は輝いているに違いない。
そう思っていたんだけど、俺、弱くない?
希少属性である闇魔法に目覚めたのはよかったけど、攻撃力に乏しい。
剣術もそこそこ程度、全然達人のようにうまくならない。
おまけに俺はなにもしてないのに悪魔が召喚がされている!?
俺の前途多難な転生人生が始まったのだった。
※カクヨム、なろうでも掲載しています。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
ダンジョンに捨てられた私 奇跡的に不老不死になれたので村を捨てます
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
私の名前はファム
前世は日本人、とても幸せな最期を迎えてこの世界に転生した
記憶を持っていた私はいいように使われて5歳を迎えた
村の代表だった私を拾ったおじさんはダンジョンが枯渇していることに気が付く
ダンジョンには栄養、マナが必要。人もそのマナを持っていた
そう、おじさんは私を栄養としてダンジョンに捨てた
私は捨てられたので村をすてる
捨て子の僕が公爵家の跡取り⁉~喋る聖剣とモフモフに助けられて波乱の人生を生きてます~
伽羅
ファンタジー
物心がついた頃から孤児院で育った僕は高熱を出して寝込んだ後で自分が転生者だと思い出した。そして10歳の時に孤児院で火事に遭遇する。もう駄目だ! と思った時に助けてくれたのは、不思議な聖剣だった。その聖剣が言うにはどうやら僕は公爵家の跡取りらしい。孤児院を逃げ出した僕は聖剣とモフモフに助けられながら生家を目指す。
追放された最強賢者は悠々自適に暮らしたい
桐山じゃろ
ファンタジー
魔王討伐を成し遂げた魔法使いのエレルは、勇者たちに裏切られて暗殺されかけるも、さくっと逃げおおせる。魔法レベル1のエレルだが、その魔法と魔力は単独で魔王を倒せるほど強力なものだったのだ。幼い頃には親に売られ、どこへ行っても「貧民出身」「魔法レベル1」と虐げられてきたエレルは、人間という生き物に嫌気が差した。「もう人間と関わるのは面倒だ」。森で一人でひっそり暮らそうとしたエレルだったが、成り行きで狐に絆され姫を助け、更には快適な生活のために行ったことが切っ掛けで、その他色々が勝手に集まってくる。その上、国がエレルのことを探し出そうとしている。果たしてエレルは思い描いた悠々自適な生活を手に入れることができるのか。※小説家になろう、カクヨムでも掲載しています
神々に見捨てられし者、自力で最強へ
九頭七尾
ファンタジー
三大貴族の一角、アルベール家の長子として生まれた少年、ライズ。だが「祝福の儀」で何の天職も授かることができなかった彼は、『神々に見捨てられた者』と蔑まれ、一族を追放されてしまう。
「天職なし。最高じゃないか」
しかし彼は逆にこの状況を喜んだ。というのも、実はこの世界は、前世で彼がやり込んでいたゲーム【グランドワールド】にそっくりだったのだ。
天職を取得せずにゲームを始める「超ハードモード」こそが最強になれる道だと知るライズは、前世の知識を活かして成り上がっていく。
解呪の魔法しか使えないからとSランクパーティーから追放された俺は、呪いをかけられていた美少女ドラゴンを拾って最強へと至る
早見羽流@3/19書籍発売!
ファンタジー
「ロイ・クノール。お前はもう用無しだ」
解呪の魔法しか使えない初心者冒険者の俺は、呪いの宝箱を解呪した途端にSランクパーティーから追放され、ダンジョンの最深部へと蹴り落とされてしまう。
そこで出会ったのは封印された邪龍。解呪の能力を使って邪龍の封印を解くと、なんとそいつは美少女の姿になり、契約を結んで欲しいと頼んできた。
彼女は元は世界を守護する守護龍で、英雄や女神の陰謀によって邪龍に堕とされ封印されていたという。契約を結んだ俺は彼女を救うため、守護龍を封印し世界を牛耳っている女神や英雄の血を引く王家に立ち向かうことを誓ったのだった。
(1話2500字程度、1章まで完結保証です)
[完結] 邪魔をするなら潰すわよ?
シマ
ファンタジー
私はギルドが運営する治療院で働く治療師の一人、名前はルーシー。
クエストで大怪我したハンター達の治療に毎日、忙しい。そんなある日、騎士の格好をした一人の男が運び込まれた。
貴族のお偉いさんを魔物から護った騎士団の団長さんらしいけど、その場に置いていかれたの?でも、この傷は魔物にヤられたモノじゃないわよ?
魔法のある世界で亡くなった両親の代わりに兄妹を育てるルーシー。彼女は兄妹と静かに暮らしたいけど何やら回りが放ってくれない。
ルーシーが気になる団長さんに振り回されたり振り回したり。
私の生活を邪魔をするなら潰すわよ?
1月5日 誤字脱字修正 54話
★━戦闘シーンや猟奇的発言あり
流血シーンあり。
魔法・魔物あり。
ざぁま薄め。
恋愛要素あり。