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第三章 冒険者となった暗殺者編
第36話 奥に潜んでいたのは――
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「もしかして気を悪くしたか? だとしたら済まない。道具のことはつい気になってしまうんだ」
「いやそっちじゃねぇよ! 何だよお前クソつえぇえええじゃねぇか!」
俺が謝るとダリバが我に返ったように叫んだ。なんだそっちのことだったのか。
「それにしてもこんなに早く終わるとはな。最初の情報で結構危険な相手がいるかと思ったが」
大ネズミの死体を眺めながらダリバが言った。拍子抜けといった様子だ。
「いや、こいつらは多分元凶じゃないな。奥から強い気配を感じるしこのネズミはそっちから逃げてきたんだろう」
「な、なんだって? いや、それなら納得行くか。いくらなんでも大ネズミだけは簡単すぎる」
俺の話にダリバも納得がいったようだ。確かに大ネズミ程度は歯ごたえなさすぎだからな。
「そうとわかればとにかく奥にいくぞ……」
「あぁ。そうだな」
そしてダリバと一緒に更に奥へと向かった。段々と臭気が酷くなってくる。奥に行くとどろどろした液体がそこらに散らばっているのがわかった。
液体の中にはかろうじて人の形を保ったままのもある。
「こ、こいつらここで犠牲になった連中か……」
ゴーガンが眉を顰めた。最初に掃除師が行方不明になりその後は冒険者も帰ってこなかったという話だったな。その成れの果てがこれというわけか。
「ゲプゥウゥゥウゥウゥウウ」
正面からそんな声がした。見るとドロドロの塊が山のようなっていて、その天辺に人の顔のようなものが浮かんでいた。ゲップの主、いや今回の事件の元凶は恐らくこれだろう。
「な、なんだこいつ! 見たこともないようなバケモンじゃねぇか!」
ダリバが叫んだ。この世界で冒険者としてやってきたダリバでさえ知らない相手か。そうなると戦ってみないと対処法がつかめないかもな。
「なんだかわからんが、とにかくやるしかねぇ! いくぞぉおおぉぉお!」
ダリバがそう叫びながら大剣を振るうもドロドロの化物には全く通用しない。
「なんだ!? 攻撃が通じねぇ! 水を切ってるみたいに手応えがねぇ!」
どうやら物理的な攻撃は効かないようだ。しかもドロドロの液体はダリバの大剣にまとわりつき刃が溶けていく。
「な、俺の剣が! 嘘だろ! 結構高かったのによぉ!」
「それよりもその液体、お前を飲み込もうとしているぞ」
「は? し、しまった!」
化物の意志なのか液体が口を開けるようにしてダリバに迫った。恐らくこれは溶解液のようなものなのだろう。呑み込まれてはひとたまりも無いかも知れない。
だから俺は口から火を吐いてダリバに迫る液体を焼き散らした。
「た、助かった。それにしてもお前、魔法まで使えるのかよ!」
「いや。これは魔法じゃないがまぁいいか。とりあえず火は効くようだしな」
言って俺は口から更に大量の火を吐き出し化物の体を燃やしていった。
「ブルァアアァアアァアアァアア!」
どうやら燃やされるのは嫌らしく化物が悲鳴を上げた。すると液状の触手が大量に伸びて俺に迫ってきた。
「お、おいやべぇぞ!」
「大丈夫だ。問題ない」
俺はさらに大きく息を吸い込み特大の炎を吐き出した。迫る触手を全て燃やし更に本体も炎に包まれる。
「ブギャァアアァアアァアアァアア!」
炎に包まれた化物が断末魔のような悲鳴を上げた。そしてしばらくして炎が収まるとそこにドロドロの液体は残っていなかった。どうやら消滅したようだな――
「いやそっちじゃねぇよ! 何だよお前クソつえぇえええじゃねぇか!」
俺が謝るとダリバが我に返ったように叫んだ。なんだそっちのことだったのか。
「それにしてもこんなに早く終わるとはな。最初の情報で結構危険な相手がいるかと思ったが」
大ネズミの死体を眺めながらダリバが言った。拍子抜けといった様子だ。
「いや、こいつらは多分元凶じゃないな。奥から強い気配を感じるしこのネズミはそっちから逃げてきたんだろう」
「な、なんだって? いや、それなら納得行くか。いくらなんでも大ネズミだけは簡単すぎる」
俺の話にダリバも納得がいったようだ。確かに大ネズミ程度は歯ごたえなさすぎだからな。
「そうとわかればとにかく奥にいくぞ……」
「あぁ。そうだな」
そしてダリバと一緒に更に奥へと向かった。段々と臭気が酷くなってくる。奥に行くとどろどろした液体がそこらに散らばっているのがわかった。
液体の中にはかろうじて人の形を保ったままのもある。
「こ、こいつらここで犠牲になった連中か……」
ゴーガンが眉を顰めた。最初に掃除師が行方不明になりその後は冒険者も帰ってこなかったという話だったな。その成れの果てがこれというわけか。
「ゲプゥウゥゥウゥウゥウウ」
正面からそんな声がした。見るとドロドロの塊が山のようなっていて、その天辺に人の顔のようなものが浮かんでいた。ゲップの主、いや今回の事件の元凶は恐らくこれだろう。
「な、なんだこいつ! 見たこともないようなバケモンじゃねぇか!」
ダリバが叫んだ。この世界で冒険者としてやってきたダリバでさえ知らない相手か。そうなると戦ってみないと対処法がつかめないかもな。
「なんだかわからんが、とにかくやるしかねぇ! いくぞぉおおぉぉお!」
ダリバがそう叫びながら大剣を振るうもドロドロの化物には全く通用しない。
「なんだ!? 攻撃が通じねぇ! 水を切ってるみたいに手応えがねぇ!」
どうやら物理的な攻撃は効かないようだ。しかもドロドロの液体はダリバの大剣にまとわりつき刃が溶けていく。
「な、俺の剣が! 嘘だろ! 結構高かったのによぉ!」
「それよりもその液体、お前を飲み込もうとしているぞ」
「は? し、しまった!」
化物の意志なのか液体が口を開けるようにしてダリバに迫った。恐らくこれは溶解液のようなものなのだろう。呑み込まれてはひとたまりも無いかも知れない。
だから俺は口から火を吐いてダリバに迫る液体を焼き散らした。
「た、助かった。それにしてもお前、魔法まで使えるのかよ!」
「いや。これは魔法じゃないがまぁいいか。とりあえず火は効くようだしな」
言って俺は口から更に大量の火を吐き出し化物の体を燃やしていった。
「ブルァアアァアアァアアァアア!」
どうやら燃やされるのは嫌らしく化物が悲鳴を上げた。すると液状の触手が大量に伸びて俺に迫ってきた。
「お、おいやべぇぞ!」
「大丈夫だ。問題ない」
俺はさらに大きく息を吸い込み特大の炎を吐き出した。迫る触手を全て燃やし更に本体も炎に包まれる。
「ブギャァアアァアアァアアァアア!」
炎に包まれた化物が断末魔のような悲鳴を上げた。そしてしばらくして炎が収まるとそこにドロドロの液体は残っていなかった。どうやら消滅したようだな――
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