毎日!アルスの日常365

星月

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如月

レトルトは料理の回・シャンプー地獄(全2話)

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【レトルトは料理の回】~アルスの日常~

リビングでのんびりテレビゲームをしていたジンが、時計を見る。時刻は、12時を過ぎた頃だった。

ジン「たまには料理でもするか...」

普段自炊をすることのない俺だが、今日は家に誰もおらず、余り物の主菜もない。

ジン「とは言ったものの...なんかあったか?」

一人言を呟きながら戸棚を漁っていると、長方体の箱が並べてあることに気が付く。

1個手に取ってみると、それはレトルトカレーだった。
表紙には「レンジで3分 すぐ召し上がれる」と書かれていた。

俺の知ってるレトルトカレーは、お湯を使って作るものだ。しかし、こいつ違った。

ジン「電子レンジさえあればいけるのか」

お湯の沸かし方を知らない俺に、救いの手が差し伸べられた。

幸いにも昨日の夜の米は余っていたので、それと合わせて食べることにした。

これは料理だ。
異論は認めんからな。



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【シャンプー地獄】~ナタモチ~

湯船に浸かる美優。
沸き立てのお風呂は、気持ちがいい。

鼻唄を歌い、全身の力を抜く。
完全にリラックス状態であった。

美優「そろそろ頭洗おうかな...」

浴槽から出て、バスチェアに座る。

手のひらに500円玉サイズの量のシャンプーを乗せ、それを引き延ばし頭を洗う。

シャワーで洗い流し、シャンプーを落とす。

続いて、リンスで髪を洗うのだが、私の髪は長めなので多少の時間はかかることとなる。

髪を洗い始めるが、なにか違和感がある。
泡立っていることに気が付き、ハッとする。

美優「これシャンプーじゃん...」

先ほど、リンスボトルかと思い手をかけたそれは、シャンプーの入った容器だった。

シャワーで洗い流し、再度シャンプーボトルに手をかけた。

流石に3回目はないよ。

私の手のひらには、500円玉サイズのシャンプーが乗っていた。
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