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葉月
サイダーとアイスキャンディーの回・長期休み明けのお土産選び・確認とフラグ(全3話)
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【サイダーとアイスキャンディーの回】~アルスの日常~
アルスは庭の椅子に座っていた。
大きな日傘の下で、うちわで涼みながらくつろいでいた。
アルス「やはり暑い日のサイダーは格別やな」
その隣で、アイスキャンディーを食べていた閏がサイダーの容器を持つと、「一口もらうね!」と飲み口に唇をつけた。
アルス「俺の100円が」
閏は口を離すと、「なんで値段で言うの」とツッコんだ。
閏「でも美味しいね、冷えてて最高!」
口元を拭い、手に持っていたアイスキャンディーを口にした。
アルス「俺にはそれ食わせんの?」
アルスに指を差されたアイスキャンディーをじっと見つめ、閏は家の中へと逃げていった。
閏「これは私の~!」
それを言ったらこのサイダーも俺のなんだが。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【長期休み明けのお土産選び】~Life's~
クレは付き人の2人を連れて、大型ショッピングモールへと訪れていた。
クレ「明日から2学期が始まるからね~。久しぶりにみんなに会うから、なにかお土産渡したいなって。」
揚げ物やスイーツ等、色々な食べ物の店が並ぶ通りを歩いていたクレは、ある店の前で立ち止まる。
クレ「ここのドーナツ屋さんのが、すっごく美味しいんだって!」
綺麗に並べられたドーナツを眺め、クレは付き人の2人に言った。
クレ「こっからここまで、全種類!はい手伝ってね!」
端に設置されたトレイとトングを持たせると、クレは次々とドーナツをトレイの上に盛っていった。
顔を見合わた付き人も、黙々と積み上げていく。
会計を済ませたクレは、「明日が楽しみ~!」と、満足げな表情でその場をあとにする。
本当に全種類買うとは思っていなかった付き人と店員は、苦笑いを浮かべていた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【確認とフラグ】~ナタモチ~
隼士は、学校で使う教材を入れるリュックを整理していた。
明日必要なのは、筆記具とファイル、そして提出する課題やプリント...大体はそんな感じだ。
隼士「課題...全部やってあるよな?」
不安になった隼士は、課題の一覧が書かれているプリントと照らし合わせながら、確認に入った。
最終的に分かったことは、長期休み明けに行われる試験の、対策問題が載った15pほどの冊子が白紙であることだった。
今の時刻は22時。今から取り組んだら日をまたいでしまう。
そう勘付いた隼士は、閃いた。
隼士「半分だけやって、残りは起きてからにしよう。」
アルスは庭の椅子に座っていた。
大きな日傘の下で、うちわで涼みながらくつろいでいた。
アルス「やはり暑い日のサイダーは格別やな」
その隣で、アイスキャンディーを食べていた閏がサイダーの容器を持つと、「一口もらうね!」と飲み口に唇をつけた。
アルス「俺の100円が」
閏は口を離すと、「なんで値段で言うの」とツッコんだ。
閏「でも美味しいね、冷えてて最高!」
口元を拭い、手に持っていたアイスキャンディーを口にした。
アルス「俺にはそれ食わせんの?」
アルスに指を差されたアイスキャンディーをじっと見つめ、閏は家の中へと逃げていった。
閏「これは私の~!」
それを言ったらこのサイダーも俺のなんだが。
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【長期休み明けのお土産選び】~Life's~
クレは付き人の2人を連れて、大型ショッピングモールへと訪れていた。
クレ「明日から2学期が始まるからね~。久しぶりにみんなに会うから、なにかお土産渡したいなって。」
揚げ物やスイーツ等、色々な食べ物の店が並ぶ通りを歩いていたクレは、ある店の前で立ち止まる。
クレ「ここのドーナツ屋さんのが、すっごく美味しいんだって!」
綺麗に並べられたドーナツを眺め、クレは付き人の2人に言った。
クレ「こっからここまで、全種類!はい手伝ってね!」
端に設置されたトレイとトングを持たせると、クレは次々とドーナツをトレイの上に盛っていった。
顔を見合わた付き人も、黙々と積み上げていく。
会計を済ませたクレは、「明日が楽しみ~!」と、満足げな表情でその場をあとにする。
本当に全種類買うとは思っていなかった付き人と店員は、苦笑いを浮かべていた。
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【確認とフラグ】~ナタモチ~
隼士は、学校で使う教材を入れるリュックを整理していた。
明日必要なのは、筆記具とファイル、そして提出する課題やプリント...大体はそんな感じだ。
隼士「課題...全部やってあるよな?」
不安になった隼士は、課題の一覧が書かれているプリントと照らし合わせながら、確認に入った。
最終的に分かったことは、長期休み明けに行われる試験の、対策問題が載った15pほどの冊子が白紙であることだった。
今の時刻は22時。今から取り組んだら日をまたいでしまう。
そう勘付いた隼士は、閃いた。
隼士「半分だけやって、残りは起きてからにしよう。」
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