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師走
本当の初雪の回・中断・DVD鑑賞(全3話)
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【本当の初雪の回】~アルスの日常~
庭にいた閏は洗濯物を干し終えると、リビングへと戻ってきた。
閏「ちょっと曇ってきたけど、乾くかな?」
太陽の光は差し込んでいるが、少し暗い雲が空に浮かんでいた。
雨が降るのか降らないのか、閏は少しばかり不安になっていた。
そんな時、洗い物を終えたアルスがリビングへとやって来た。
しかし、彼は私の方に視線を向け途中で立ち止まった。
一体、どうしたというのだろうか。
不思議そうに思っていると、アルスは「後ろ見てみ?」と口を開いた。
私は振り返ると、外で雪が降っているのが見えた。
閏「あ!雪だ~!」
冬が訪れてから、初めて目にする雪。
私は興奮気味に、ちらちらと降る雪を眺めていた。
アルス「遂にここらでも初雪か」
腰に手を当て、アルスはそう呟いた。
アルス「ところで、しまわなくてもいいのか?」
そう尋ねると、閏は俺の顔を見つめたのちにハッとした。
窓を開け庭に出て、今干したであろう洗濯物を急いでしまい始めた。
アルス「量が少ないとはいえども、こうなるとちょっと参るよな。」
閏から次々と洗濯物を受け取り、室内の物干し竿に掛けていった。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【中断】~電脳戦士の理~
テルとリーテは、2人で買い物に出掛けていた。
商店街の通りを歩きながら、会話を交わす。
テル「それでそのときにね~」
片手に買い物袋を提げながら、テルは話をしている。
隣を歩くリーテは「うんうん」と相づちをしながら聞いていた。
そんな時、空には飛行機が飛んでいた。
ゴォォォォ...という大きな音が辺りに響き、その他の物音が一切聞こえなくなってしまった。
テルとリーテは立ち止まり、その飛行機が通り過ぎるのを、眺めながら待っていた。
次第に音が遠ざかり、商店街の賑わいが聞こえてくると、再び歩み始める。
テル「思わず言っちゃったんだよ~」
リーテ「お、なんて言ったの?」
音大きかったね~とか、そんな掛け合いをすることなく、中断していた会話の続きを平然と話し始めた。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
【DVD鑑賞】~四元戦士の理~
カツキは買い物から帰ると、テレビのリモコンを手にした。
リビングのテレビを付けると、ビデオデッキの画面に切り替えた。
カツキ「よーし!早速観るぞ~!」
先程、映画のDVDを借りてきた。
4月の終わり頃に公開され、初日に観た映画なのだが、DVDでレンタルが開始されたということで早速借りたというわけだ。
一度観たものでも、DVDでしっかり観返すのがカツキのルーティーンである。
DVDを読み込ませ、再生されるのをソファに座って待つ私の元へ、マリンが歩み寄る。
どうやら、ポップコーンを渡しに来たようだ。
カツキ「あ、そうだった!ありがと!」
買い物で、鑑賞する時用に買っていたことを忘れていた。
それを受け取ると、マリンは隣に座って私の目を見つめる。
カツキは「一緒に観る?」と尋ねると、マリンはコクリと頷いた。
庭にいた閏は洗濯物を干し終えると、リビングへと戻ってきた。
閏「ちょっと曇ってきたけど、乾くかな?」
太陽の光は差し込んでいるが、少し暗い雲が空に浮かんでいた。
雨が降るのか降らないのか、閏は少しばかり不安になっていた。
そんな時、洗い物を終えたアルスがリビングへとやって来た。
しかし、彼は私の方に視線を向け途中で立ち止まった。
一体、どうしたというのだろうか。
不思議そうに思っていると、アルスは「後ろ見てみ?」と口を開いた。
私は振り返ると、外で雪が降っているのが見えた。
閏「あ!雪だ~!」
冬が訪れてから、初めて目にする雪。
私は興奮気味に、ちらちらと降る雪を眺めていた。
アルス「遂にここらでも初雪か」
腰に手を当て、アルスはそう呟いた。
アルス「ところで、しまわなくてもいいのか?」
そう尋ねると、閏は俺の顔を見つめたのちにハッとした。
窓を開け庭に出て、今干したであろう洗濯物を急いでしまい始めた。
アルス「量が少ないとはいえども、こうなるとちょっと参るよな。」
閏から次々と洗濯物を受け取り、室内の物干し竿に掛けていった。
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【中断】~電脳戦士の理~
テルとリーテは、2人で買い物に出掛けていた。
商店街の通りを歩きながら、会話を交わす。
テル「それでそのときにね~」
片手に買い物袋を提げながら、テルは話をしている。
隣を歩くリーテは「うんうん」と相づちをしながら聞いていた。
そんな時、空には飛行機が飛んでいた。
ゴォォォォ...という大きな音が辺りに響き、その他の物音が一切聞こえなくなってしまった。
テルとリーテは立ち止まり、その飛行機が通り過ぎるのを、眺めながら待っていた。
次第に音が遠ざかり、商店街の賑わいが聞こえてくると、再び歩み始める。
テル「思わず言っちゃったんだよ~」
リーテ「お、なんて言ったの?」
音大きかったね~とか、そんな掛け合いをすることなく、中断していた会話の続きを平然と話し始めた。
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【DVD鑑賞】~四元戦士の理~
カツキは買い物から帰ると、テレビのリモコンを手にした。
リビングのテレビを付けると、ビデオデッキの画面に切り替えた。
カツキ「よーし!早速観るぞ~!」
先程、映画のDVDを借りてきた。
4月の終わり頃に公開され、初日に観た映画なのだが、DVDでレンタルが開始されたということで早速借りたというわけだ。
一度観たものでも、DVDでしっかり観返すのがカツキのルーティーンである。
DVDを読み込ませ、再生されるのをソファに座って待つ私の元へ、マリンが歩み寄る。
どうやら、ポップコーンを渡しに来たようだ。
カツキ「あ、そうだった!ありがと!」
買い物で、鑑賞する時用に買っていたことを忘れていた。
それを受け取ると、マリンは隣に座って私の目を見つめる。
カツキは「一緒に観る?」と尋ねると、マリンはコクリと頷いた。
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