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やってしまった…
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あれ?ここは…?
知らない所にいる。あ、でもここってもしかして病院!?
そんなことをぼーとしながら思ってる加奈。
私どうしたんだ?
少しずつ記憶をたどる。
昼間はパソコン教室の受付兼講師のサポートの仕事、夜は週3回居酒屋でバイトしている。
居酒屋のバイトしてる最中から記憶がない!!
「戸川さん大丈夫?きがついた?」
バイト先の先輩。原田さんが隣で心配そうに言ってくれる。
「私…、すいません。ご迷惑を」
倒れたんだとその時初めて気づき、やってしまった…と思ってしまった。
「今日はもういいから、とりあえずゆっくり休んで!店長からそう言われてるから」
「すいません」
そう言って、原田さんは仕事あるからと言って戻ってしまった。
油断したな。そこまで頑張ったつもりないんだけど。
戸川加奈は今年で35歳。3年前にこの街に引っ越し、子供と二人で暮らしてる。子供は男の子で名前は和真、もうすぐ3歳になる。昼夜と別々の託児所に預け仕事をしている。誰も頼れない今そうする他なかった。
「加奈!」
そう言って病室に入ってきた一人の女性。鳥井奈緒子、元同僚で歳も同じ。親が既に他界してるので、緊急連絡先を奈緒子にしていた。
「ごめん!」
「だから言わんこっちゃない!!そんなに根詰めたら倒れるよ!って言ったのに。」
解ってはいるが、和真には片親だからと言って不自由なくやれるようにという気持ちから、必死で働いていた。
「ねぇ加奈、あのさ私一人じゃないの」
と、言いにくそうに、病室の入り口を見ると…
葉山君!?
知らない所にいる。あ、でもここってもしかして病院!?
そんなことをぼーとしながら思ってる加奈。
私どうしたんだ?
少しずつ記憶をたどる。
昼間はパソコン教室の受付兼講師のサポートの仕事、夜は週3回居酒屋でバイトしている。
居酒屋のバイトしてる最中から記憶がない!!
「戸川さん大丈夫?きがついた?」
バイト先の先輩。原田さんが隣で心配そうに言ってくれる。
「私…、すいません。ご迷惑を」
倒れたんだとその時初めて気づき、やってしまった…と思ってしまった。
「今日はもういいから、とりあえずゆっくり休んで!店長からそう言われてるから」
「すいません」
そう言って、原田さんは仕事あるからと言って戻ってしまった。
油断したな。そこまで頑張ったつもりないんだけど。
戸川加奈は今年で35歳。3年前にこの街に引っ越し、子供と二人で暮らしてる。子供は男の子で名前は和真、もうすぐ3歳になる。昼夜と別々の託児所に預け仕事をしている。誰も頼れない今そうする他なかった。
「加奈!」
そう言って病室に入ってきた一人の女性。鳥井奈緒子、元同僚で歳も同じ。親が既に他界してるので、緊急連絡先を奈緒子にしていた。
「ごめん!」
「だから言わんこっちゃない!!そんなに根詰めたら倒れるよ!って言ったのに。」
解ってはいるが、和真には片親だからと言って不自由なくやれるようにという気持ちから、必死で働いていた。
「ねぇ加奈、あのさ私一人じゃないの」
と、言いにくそうに、病室の入り口を見ると…
葉山君!?
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