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大事な友達
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すべてが夢だったみたい。
すべてが、もう終わったんだ。
そう決めつけて日々を過ごしてる。
翔悟さんとは、あの病院で会ってからあってなく、その日から5ヶ月が過ぎようとしていた。
「いよいよですね」
「ああ」
竣工式は来週のようで、私はその竣工式に使うものを運びに来ていた。
監督さんは
「あれからどうなんだ?」
「縁談して、その方とお付き合いされてるようです。」
と、答えると
「…そうか」
「はい」
2人ともその後は何も言わず、そして監督さんに一礼して、トラックに乗って発進した。
「こんなに好きでもダメなもんは、ダメなんだな。ハハハ」
トラックの中で1人で言って、1人で笑う。
バカ過ぎる。
ほんと、バカ!
出会わなければよかった…
その週末、瑠依子さんに話があると言って会ってもらった。
「これ、翔悟さんに渡しといて欲しい。」
「えっ?」
私が渡したのは翔悟さんのマンションの合鍵と小切手だった。
「幸せになってと、伝えてください」
「志奈乃さん…」
複雑そうな、悔しそうな顔をしてた。
「私、瑠依子さんには本当に感謝しかなくって」
「そんな…、全く役にたってないのに」
「全然。もし瑠依子さんいなかったら、心が既に砕けてました。」
目に涙を浮かべてくれる瑠依子さん。
「支えてくれてありがとうございました」
深々と頭を下げた。
そして、瑠依子さんも頭をさげる。
これで、本当に終わったんだな。
自分なりに区切りをつけて、終わらせようとしていた。
「そういえば」
「え?」
「瑠依子さんって、S大学院生なんですよね?」
「うん。それがどうかした?」
「週明けにそちらに行くので」
「えっ?そうなの?」
「まだ解らないんですけど、多分週明けに納品するものがあるので行くと思います」
たまたま見た週明けのスケジュール。
そこには、大学の文字があったので、瑠依子さんの大学だったのを覚えていた。
「そーなの?会えたらいいなー」
「大汗かいてやってるから、引くかも…見ないほうがいいかも」
と言って笑うと
「じゃ、余計見たいわ」
と言って、笑い返した。
「瑠依子さん、お疲れさま」
まさかの本当に、見つけてくれたとは…
「ずっと見てたけど凄いね!こんな重いの一人でさぁー」
だいたい荷物がおろし終わった後で声かけてくれたので、本当に見てたんだなっと思った。
「いやー、全然もっと重いのも持つし、まだ軽い方」
「志奈乃さん、かっこいい!!」
「えっ!?全然だよ、こんな汗まみれで、髪の毛ボサボサで」
「そこが、かっこいいのよ!」
「そんなこと言ってくれるの、瑠依子さんだけですよ」
「そんなことないって!」
「あっ、そろそろ行きますね!また!!」
「志奈乃さん、私達いつでも友達だからね」
嬉しいな。そんなこと言ってくれるなんて
「こんな私でよければ友達でいてください」
て言ったら
「私は志奈乃さんに出会えてよかったら」
翔悟さんとはこんな形になったけど、瑠依子さんと出会えたからいいこともあったと思うことにしよう!
と、思うようにしてトラックに乗って発進した。
そして、この出来事がまた人生が変わるとはその時は全く予測出来なかった。
すべてが、もう終わったんだ。
そう決めつけて日々を過ごしてる。
翔悟さんとは、あの病院で会ってからあってなく、その日から5ヶ月が過ぎようとしていた。
「いよいよですね」
「ああ」
竣工式は来週のようで、私はその竣工式に使うものを運びに来ていた。
監督さんは
「あれからどうなんだ?」
「縁談して、その方とお付き合いされてるようです。」
と、答えると
「…そうか」
「はい」
2人ともその後は何も言わず、そして監督さんに一礼して、トラックに乗って発進した。
「こんなに好きでもダメなもんは、ダメなんだな。ハハハ」
トラックの中で1人で言って、1人で笑う。
バカ過ぎる。
ほんと、バカ!
出会わなければよかった…
その週末、瑠依子さんに話があると言って会ってもらった。
「これ、翔悟さんに渡しといて欲しい。」
「えっ?」
私が渡したのは翔悟さんのマンションの合鍵と小切手だった。
「幸せになってと、伝えてください」
「志奈乃さん…」
複雑そうな、悔しそうな顔をしてた。
「私、瑠依子さんには本当に感謝しかなくって」
「そんな…、全く役にたってないのに」
「全然。もし瑠依子さんいなかったら、心が既に砕けてました。」
目に涙を浮かべてくれる瑠依子さん。
「支えてくれてありがとうございました」
深々と頭を下げた。
そして、瑠依子さんも頭をさげる。
これで、本当に終わったんだな。
自分なりに区切りをつけて、終わらせようとしていた。
「そういえば」
「え?」
「瑠依子さんって、S大学院生なんですよね?」
「うん。それがどうかした?」
「週明けにそちらに行くので」
「えっ?そうなの?」
「まだ解らないんですけど、多分週明けに納品するものがあるので行くと思います」
たまたま見た週明けのスケジュール。
そこには、大学の文字があったので、瑠依子さんの大学だったのを覚えていた。
「そーなの?会えたらいいなー」
「大汗かいてやってるから、引くかも…見ないほうがいいかも」
と言って笑うと
「じゃ、余計見たいわ」
と言って、笑い返した。
「瑠依子さん、お疲れさま」
まさかの本当に、見つけてくれたとは…
「ずっと見てたけど凄いね!こんな重いの一人でさぁー」
だいたい荷物がおろし終わった後で声かけてくれたので、本当に見てたんだなっと思った。
「いやー、全然もっと重いのも持つし、まだ軽い方」
「志奈乃さん、かっこいい!!」
「えっ!?全然だよ、こんな汗まみれで、髪の毛ボサボサで」
「そこが、かっこいいのよ!」
「そんなこと言ってくれるの、瑠依子さんだけですよ」
「そんなことないって!」
「あっ、そろそろ行きますね!また!!」
「志奈乃さん、私達いつでも友達だからね」
嬉しいな。そんなこと言ってくれるなんて
「こんな私でよければ友達でいてください」
て言ったら
「私は志奈乃さんに出会えてよかったら」
翔悟さんとはこんな形になったけど、瑠依子さんと出会えたからいいこともあったと思うことにしよう!
と、思うようにしてトラックに乗って発進した。
そして、この出来事がまた人生が変わるとはその時は全く予測出来なかった。
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