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33.本物、というその響き
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「今日から、ここが私たちの部屋なのね……!」
ごくりと思わず唾を呑む。
正式に婚約を結んでから共に生活を始めた私とレヴィンだが、当然結婚までは部屋は別々だった。
“けれど、今日から夫婦だもの……!”
ハンナが念入りに湯浴みしつつ私を磨き、薔薇の香油でつるつるもちもちにしてくれて。
ついでにこれでもかと言わんばかりの可愛らしい夜着を身につけた私は、先に来てしまった夫婦の寝室、それもベッドの前までやってきた。
そんな私の視線の先には、赤くて可愛らしい花が沢山ベッドに飾られている。
“薔薇……じゃ、ないのね”
勝手にこういう時のベッドに飾られるのは薔薇だと思い込んでいた私が不思議そうにその花を手に取った。
花びらが大きな円を描くように開き、花の中心部の黄色が可愛らしい。
“あら? この花……”
ふとレヴィンがプロポーズしてくれた時に貰った、今まさに左手の薬指で輝いている花と同じ形であることに気がついて。
「本物ってこんな色だったのね」
ゴールドで作られた指輪だったので色まではわからなかったのだが、まさかこんな形で本物の花と出会えるなんて、とつい嬉しくなってしまう。
そしてだからこそ、この花が何の花で、どんな花言葉なのかが気になった。
“レヴィンに聞いたらすぐにわかるとは思うのだけれど”
なんとなく自分で調べたくなってハンナに用意してもらった本を手に取った私はさっそくパラリと開いたものの。
「……どのページを探せばいいのかわからないわね」
そもそも何の順番で掲載されているのかもよくわかっていない私が、この分厚い本からそのたった一ページを開ける可能性を考え少し気が遠くなった。
“でも、折角だもの”
この花はハンナが用意してくれたのではなく、レヴィンが選んでくれた花だろう。
ならばやはり自分の手で答えを見つけたくて――
「……あら?」
ふと、本のあるページに、以前レヴィンから貰ったサギソウのしおりが挟まっていることに気がついた。
「もう、やっぱり過保護なんだから」
なんだか答えを教えられた気がして少し悔しいが、それでもその気遣いに感謝してそのページを開く。
ページ全体に大きく描かれたその花は、ベッドに飾られている花と同じで。
「プリムラ……」
「花言葉は、永続する愛情、ですよ」
「きゃぁあ!」
いつの間にか来ていたらしいレヴィンに背後から突然声をかけられ、思わず叫び声を上げてしまう。
「夢中になっていたんですね」
そんな私を見てくすくすと笑ったレヴィンは、本をさっと私から取り上げてサイドテーブルに置いた。
「まだ見てたのに」
「いくらでもお教えしますよ。……でも今は、俺に夢中になってください」
「ッ」
ちゅ、と唇を重ねたレヴィンに手を引かれた私は、そのまま促されるようにベッドに腰かける。
“とうとう今日……”
今まで何度か触れ合ったけれど、更に一歩深いところまで今から触れられてしまうのだと思うと私の鼓動がドクドクと早鐘を打った。
「緊張していますか?」
「そんなこと……っ」
“ない、はずがないのよね……!”
反射的に違うと言いかけて、慌てて口を閉じる。
それを聞く余裕がレヴィンにはあるのだと思うとやっぱり少し悔しくて。
「レヴィンは、緊張してないの?」
そして少し不安になった私は、そっと彼の顔を覗き込むようにそう聞くと、すぐにぎゅ、と強く抱き寄せられた。
「……緊張、してないように思いますか?」
ドクドクと跳ねる鼓動が触れた部分から伝わってきたことに安堵する。
“レヴィンも同じなのね”
一緒だと思うと、さっきは見栄からか躊躇ったのに正直に話したくなるのは何故だろう。
そんな自分の単純さに呆れつつ、私もレヴィンの背中にそっと腕を回した。
「私も緊張してるから、お互い様ってやつね」
「えぇ、そうですね」
くすくすと笑い合った私たちは、どちらともなく口を閉じて。
「んっ」
再びゆっくりと重なった唇は、先程までとは違いすぐに深く重なった。
“レヴィンの舌、凄く熱いわ”
レヴィンの舌が唇をなぞり、誘われるように薄く口を開くとすぐにくちゅりと舌が入れられる。
彼の舌を受け入れるように自身の舌をそっと伸ばすと、レヴィンの舌が私の舌を絡めとった。
「――っ、は、ぁっ」
口内をかき混ぜられるように深く深くなっていく口付けに夢中になっていると、そっとレヴィンの手のひらが私の胸を撫でて。
「ひゃ……!」
夜着の上からむにゅりと揉まれると、薄い素材の性質上レヴィンの指の形がよくわかりドキリとした。
「待って、いきなりそんな」
「まだ夜着の上からですよ」
「やぁっ、嘘、レヴィン……!」
「ふふ、ティナのここは夜着の上からでもツンと立ってきましたね」
「言わな……っ、あぁっ」
何度も揉みながら、胸の形を確かめるようにレヴィンの親指が表面をなぞる。
その度に掠める先端への刺激で少しずつ私の乳首は夜着の上から形も位置も一目瞭然になってしまって。
「可愛いです」
「ひゃあっ」
ちゅ、と夜着の上から既に固くなっている乳首にレヴィンが吸い付くと、びくりと私の腰が跳ねた。
そのまま何度も舐められ、先をすぼめた舌でグリグリと刺激される度にビクビクと体が反応してしまう。
「本当に可愛い」
「も、ばか……っ」
はふはふと息を切らせた私にそっと体重をかけたレヴィンは、そのまま私を組み敷いて。
「――ッ!」
しゅる、と夜着前リボンを外されたと思ったらそのままレヴィンの手が服の中に差し込まれる。
夜着の上からではなく直接触れられるという感触にゾクリと体が震え、熱い吐息が私から漏れた。
「ティナ」
「ぁ……、レヴィ……んっ」
覆い被さってきたレヴィンに奪うように口付けされるとトロンと力が抜けてしまう。
“もっと、もっと――”
熱い舌を求めるように自身の舌を伸ばすと、くちゅくちゅと何度も絡み扱かれて。
「きゃんっ!」
レヴィンとの口付けに夢中になっていた私は、突然両胸の先端をレヴィンがきゅっとつねり思わず声を上げた。
指先で捏ねながら、軽く摘まむように引っ張られると今まで感じたことがないほどドキドキとしてしまって。
「んっ、それ……だ、ダメっ」
「痛いですか?」
「やぁっ、ちが、けど……!」
「ティナは強い刺激が好きでしたよね」
「んんんッ」
くすりと笑いながら乳首を弾くように刺激を与えられ、思わず腰を揺らしてしまう。
そんな私を楽しむように、レヴィンが胸への愛撫を続けた。
「こういうのはどうですか?」
私を見る紫の瞳が細められ、情欲に揺れていることに気付くとそれだけでゾクリと感じてしまう。
そんな私を弄ぶように親指で乳輪をなぞったレヴィンの、少しかさついた彼の指がくすぐったかった。
“さっきまで乳首を弄られていたから”
まるで焦らすように動かされるその指が物足りなくて。
「ティナ、どうして欲しいですか?」
「っ」
「ほら、教えてください。俺はティナが一番望むようにしたいんです」
悪魔が甘い言葉を囁くように、耳元でそんなことを囁かれると、口にするなんてはしたないはずの言葉たちが私から溢れて。
「――っ、舐めて、欲しい……っ」
「舐めるだけ?」
「直接吸っても欲しい……、も、何でこんな時だけ意地悪なの……っ!」
「あははっ」
“あ、あはは!?”
絶対そんな雰囲気じゃなかったのに笑われたことと、いつも落ち着いた笑いしかしなかったレヴィンの無邪気な笑い声に私はぽかんとしてしまって。
「すみません、可愛くて。そして、嬉しくて」
ごろんと私の隣に寝転がったレヴィンが、笑いながらそっと私の頬に張り付いた髪の毛を指で梳かす。
「……嬉しい?」
「やっと、本物としてティナに触れられるんです。俺が本物なんですよ」
改めて身代わりじゃないことを強調されると、少しの罪悪感と、そしてそれ以上に私こそレヴィンと本物の夫婦になれたという喜びがじわりと胸の奥に広がった。
「柄にもなく浮かれてしまってるんです。どれだけ俺がこの日が来ることを待ち望んでいたか」
「レヴィン……」
しみじみと確認するようにそう呟いたレヴィンが、そのまま私を抱き寄せる。
ぎゅ、と彼の腕に閉じ込められた私はその温もりに包まれて、何故だか少し泣きそうになった。
ごくりと思わず唾を呑む。
正式に婚約を結んでから共に生活を始めた私とレヴィンだが、当然結婚までは部屋は別々だった。
“けれど、今日から夫婦だもの……!”
ハンナが念入りに湯浴みしつつ私を磨き、薔薇の香油でつるつるもちもちにしてくれて。
ついでにこれでもかと言わんばかりの可愛らしい夜着を身につけた私は、先に来てしまった夫婦の寝室、それもベッドの前までやってきた。
そんな私の視線の先には、赤くて可愛らしい花が沢山ベッドに飾られている。
“薔薇……じゃ、ないのね”
勝手にこういう時のベッドに飾られるのは薔薇だと思い込んでいた私が不思議そうにその花を手に取った。
花びらが大きな円を描くように開き、花の中心部の黄色が可愛らしい。
“あら? この花……”
ふとレヴィンがプロポーズしてくれた時に貰った、今まさに左手の薬指で輝いている花と同じ形であることに気がついて。
「本物ってこんな色だったのね」
ゴールドで作られた指輪だったので色まではわからなかったのだが、まさかこんな形で本物の花と出会えるなんて、とつい嬉しくなってしまう。
そしてだからこそ、この花が何の花で、どんな花言葉なのかが気になった。
“レヴィンに聞いたらすぐにわかるとは思うのだけれど”
なんとなく自分で調べたくなってハンナに用意してもらった本を手に取った私はさっそくパラリと開いたものの。
「……どのページを探せばいいのかわからないわね」
そもそも何の順番で掲載されているのかもよくわかっていない私が、この分厚い本からそのたった一ページを開ける可能性を考え少し気が遠くなった。
“でも、折角だもの”
この花はハンナが用意してくれたのではなく、レヴィンが選んでくれた花だろう。
ならばやはり自分の手で答えを見つけたくて――
「……あら?」
ふと、本のあるページに、以前レヴィンから貰ったサギソウのしおりが挟まっていることに気がついた。
「もう、やっぱり過保護なんだから」
なんだか答えを教えられた気がして少し悔しいが、それでもその気遣いに感謝してそのページを開く。
ページ全体に大きく描かれたその花は、ベッドに飾られている花と同じで。
「プリムラ……」
「花言葉は、永続する愛情、ですよ」
「きゃぁあ!」
いつの間にか来ていたらしいレヴィンに背後から突然声をかけられ、思わず叫び声を上げてしまう。
「夢中になっていたんですね」
そんな私を見てくすくすと笑ったレヴィンは、本をさっと私から取り上げてサイドテーブルに置いた。
「まだ見てたのに」
「いくらでもお教えしますよ。……でも今は、俺に夢中になってください」
「ッ」
ちゅ、と唇を重ねたレヴィンに手を引かれた私は、そのまま促されるようにベッドに腰かける。
“とうとう今日……”
今まで何度か触れ合ったけれど、更に一歩深いところまで今から触れられてしまうのだと思うと私の鼓動がドクドクと早鐘を打った。
「緊張していますか?」
「そんなこと……っ」
“ない、はずがないのよね……!”
反射的に違うと言いかけて、慌てて口を閉じる。
それを聞く余裕がレヴィンにはあるのだと思うとやっぱり少し悔しくて。
「レヴィンは、緊張してないの?」
そして少し不安になった私は、そっと彼の顔を覗き込むようにそう聞くと、すぐにぎゅ、と強く抱き寄せられた。
「……緊張、してないように思いますか?」
ドクドクと跳ねる鼓動が触れた部分から伝わってきたことに安堵する。
“レヴィンも同じなのね”
一緒だと思うと、さっきは見栄からか躊躇ったのに正直に話したくなるのは何故だろう。
そんな自分の単純さに呆れつつ、私もレヴィンの背中にそっと腕を回した。
「私も緊張してるから、お互い様ってやつね」
「えぇ、そうですね」
くすくすと笑い合った私たちは、どちらともなく口を閉じて。
「んっ」
再びゆっくりと重なった唇は、先程までとは違いすぐに深く重なった。
“レヴィンの舌、凄く熱いわ”
レヴィンの舌が唇をなぞり、誘われるように薄く口を開くとすぐにくちゅりと舌が入れられる。
彼の舌を受け入れるように自身の舌をそっと伸ばすと、レヴィンの舌が私の舌を絡めとった。
「――っ、は、ぁっ」
口内をかき混ぜられるように深く深くなっていく口付けに夢中になっていると、そっとレヴィンの手のひらが私の胸を撫でて。
「ひゃ……!」
夜着の上からむにゅりと揉まれると、薄い素材の性質上レヴィンの指の形がよくわかりドキリとした。
「待って、いきなりそんな」
「まだ夜着の上からですよ」
「やぁっ、嘘、レヴィン……!」
「ふふ、ティナのここは夜着の上からでもツンと立ってきましたね」
「言わな……っ、あぁっ」
何度も揉みながら、胸の形を確かめるようにレヴィンの親指が表面をなぞる。
その度に掠める先端への刺激で少しずつ私の乳首は夜着の上から形も位置も一目瞭然になってしまって。
「可愛いです」
「ひゃあっ」
ちゅ、と夜着の上から既に固くなっている乳首にレヴィンが吸い付くと、びくりと私の腰が跳ねた。
そのまま何度も舐められ、先をすぼめた舌でグリグリと刺激される度にビクビクと体が反応してしまう。
「本当に可愛い」
「も、ばか……っ」
はふはふと息を切らせた私にそっと体重をかけたレヴィンは、そのまま私を組み敷いて。
「――ッ!」
しゅる、と夜着前リボンを外されたと思ったらそのままレヴィンの手が服の中に差し込まれる。
夜着の上からではなく直接触れられるという感触にゾクリと体が震え、熱い吐息が私から漏れた。
「ティナ」
「ぁ……、レヴィ……んっ」
覆い被さってきたレヴィンに奪うように口付けされるとトロンと力が抜けてしまう。
“もっと、もっと――”
熱い舌を求めるように自身の舌を伸ばすと、くちゅくちゅと何度も絡み扱かれて。
「きゃんっ!」
レヴィンとの口付けに夢中になっていた私は、突然両胸の先端をレヴィンがきゅっとつねり思わず声を上げた。
指先で捏ねながら、軽く摘まむように引っ張られると今まで感じたことがないほどドキドキとしてしまって。
「んっ、それ……だ、ダメっ」
「痛いですか?」
「やぁっ、ちが、けど……!」
「ティナは強い刺激が好きでしたよね」
「んんんッ」
くすりと笑いながら乳首を弾くように刺激を与えられ、思わず腰を揺らしてしまう。
そんな私を楽しむように、レヴィンが胸への愛撫を続けた。
「こういうのはどうですか?」
私を見る紫の瞳が細められ、情欲に揺れていることに気付くとそれだけでゾクリと感じてしまう。
そんな私を弄ぶように親指で乳輪をなぞったレヴィンの、少しかさついた彼の指がくすぐったかった。
“さっきまで乳首を弄られていたから”
まるで焦らすように動かされるその指が物足りなくて。
「ティナ、どうして欲しいですか?」
「っ」
「ほら、教えてください。俺はティナが一番望むようにしたいんです」
悪魔が甘い言葉を囁くように、耳元でそんなことを囁かれると、口にするなんてはしたないはずの言葉たちが私から溢れて。
「――っ、舐めて、欲しい……っ」
「舐めるだけ?」
「直接吸っても欲しい……、も、何でこんな時だけ意地悪なの……っ!」
「あははっ」
“あ、あはは!?”
絶対そんな雰囲気じゃなかったのに笑われたことと、いつも落ち着いた笑いしかしなかったレヴィンの無邪気な笑い声に私はぽかんとしてしまって。
「すみません、可愛くて。そして、嬉しくて」
ごろんと私の隣に寝転がったレヴィンが、笑いながらそっと私の頬に張り付いた髪の毛を指で梳かす。
「……嬉しい?」
「やっと、本物としてティナに触れられるんです。俺が本物なんですよ」
改めて身代わりじゃないことを強調されると、少しの罪悪感と、そしてそれ以上に私こそレヴィンと本物の夫婦になれたという喜びがじわりと胸の奥に広がった。
「柄にもなく浮かれてしまってるんです。どれだけ俺がこの日が来ることを待ち望んでいたか」
「レヴィン……」
しみじみと確認するようにそう呟いたレヴィンが、そのまま私を抱き寄せる。
ぎゅ、と彼の腕に閉じ込められた私はその温もりに包まれて、何故だか少し泣きそうになった。
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