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第四章 星屑の夜
赤と青
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ヴェスカード: 獅子斬りと呼ばれた斧槍使い
パジャ:かつて魔王と異名をとった暗黒魔導師
バルフス:豚鬼軍首領の闇祭司。古神リブラスを取り込み巨大化した
フィオレ: かつて王立図書館で働いていた女魔法剣士
リュシター:バレーナ防衛隊隊長
7
「オオオッッ!!」
山男が雄叫びと共に渾身の一撃を振り下ろすと、古の邪神リブラスの力の凝縮された仮面は真っ二つに割れる。
ゴアアッという唸りを上げて巨大化したバルフスは動きを止めるとゆっくりと後ろにその巨体を沈ませた。
山男は上手くバランスを取りながら崩れ落ちるバルフスの身体から飛び降り離れると、やがて邪神の力を借りたその身体は紫色の焔が立ち上がり蒸気をあげて焼き尽くされてゆくのだった。
「ウッ――」
斧槍を杖代わりに立ちあがろうとすると、刃の下部、太刀打ちの金属部分が白く発光して文字の様な物が浮かんでいた。
「――――…………!」
「ヴェスカードさん!」
その山男に女魔法剣士フィオレとバルフスの攻撃から立ち上がったリュシターが駆け寄った。
「――これで、これで全てが終わった――のか?」
山男はフィオレとリュシターの顔を交互に見やる。
「え、ええ――彼奴等豚鬼共は敵首領バルフスに絶対的な信頼を置いていた筈ですから、こうしてバルフスと邪神が討ち取られた今瓦解して逃走すると……」
バルフスに率いられバレーナに攻め込んできた豚鬼軍は見るからに狼狽していた。バルフスの、古の邪神の力があればこそ悲願を達成できると息巻いてきたからである。
またそのバルフスはパジャの攻撃を受けると邪神の力を暴走させ、敵味方の区別なく多くの同胞を喰らうという暴挙に出た。その事が最も彼等の士気を混乱させ下げさせていたのだ。彼等は今何をどうすれば良いのか分からず己の得物を握り締めて呆けたようになっていた。
(討ち取る――? そういえばモンドに憑いていた双子の邪神の片割れ、ルディエを討ち祓った時のように人の顔のような邪気が立ち上らなかった――!?)
「うっ――!」
ふと気付き山男はバルフスの死骸を見やると、紫の焔が立ち上った巨体の中心から爆風のような物が放たれたのだった。思わず顔を防ぐ山男達――!
「何が!?」
眼を開けると爆風が晴れ、その中心にはかつてのサイズの闇祭司の姿であったボロボロの、身体中からおびただしい魔族の血を流したバルフスが現れたのだった。
その顔には半分になった邪神の仮面が未だ装着されており、片側仮面を失った眼は血眼になりながら怒りと憎しみに彩られ彼等人間を見やった。
「――まだ、生きていたか!!」
山男が魔法銀の斧槍を構える。バルフスは荒々しい息を吐き出した。それは今にもその命を終える寸前の、手負の獣の姿のようだった。
「グッ……グオオオッッ!!」
バルフスは吠えながら上半身の闇祭司ローブを引きちぎった!するとそこには醜く傷と火傷だらけの身体の上に、人の太腿程もある青と赤、二本の血管の様なものが不気味に脈打っていたのだった。
「ハア……ハアッッ――く、口惜しや……儂は……もうすぐ死ぬ……だが――だが――!!」
「あ、あれは……」
脚を引き摺りながらパジャが山男の元にやってきた。倒れそうになるのをリュシターが支える。
「この期に及んで、なんという執念、そして邪神の生ある者を憎む感情――!!」
「パジャ……奴は何をしようとしているのだ……」
山男が闇祭司から眼を離さず問う。
「お……恐らく……」
「憎き人間の戦士よ――!!」
その問いは闇祭司が継いだ。
「邪神リブラスの力を降臨させた儂をも退けた者達――憎い、憎き人間ながら、見事よ――だが儂はただ殺されるだけでは終わらんぞ――!」
「な――」
「儂の中に注ぎ込まれた邪神の最期の思念が伝えたのだ――儂の残された魔力、そして古代の邪神の怨念が織りなす最後の呪術を――……この儂の身体に這う赤と青の血管――どちらかが正でどちらかが否よ!!
正の方を断つ事ができればお前達は生き残る……だがお主等に運命が味方しない場合は、我が身体を起爆剤としてここいら一帯――そう、人間の街をも灰燼と化す大爆発が起こるだろう……!!」
バルフスの体を這う青と赤の太い血管の様なものはどくどくと脈打ち、その二本の血管の中央には体の皮膚を通して尚輝く怪しげな光があった。それはまるで点火線に火をつけた爆発物の様な迫力を秘めていた。
「や、やはり……」
パジャが顔に脂汗を垂らしながら呟く。
「闇祭司の暗黒魔導にその様な自爆奥義があると、私も耳にした事があります……! あくまで半分の確率で助かる可能性を残す誓約を課す事で爆発の威力を高めるのだとか……過去には確かにそれで滅んだ街があったと聞いています。それが古代の邪神の力をも借りていると言うのであれば……」
バレーナをも壊滅させる、というのは真実味のある事のように聞こえた。
「二分の一だと……!?」
斧槍を握る手に山男は汗を感じた。
「グクク……当然既に我が魔力回路は身中の爆発核へと注がれ始めておる……従ってどちらかを選ばずにただ時間が過ぎれば爆発は始まるのだ!!……さあ選べ!我等に勝利したというのならば、赤か青どちらかの正を勝ち取って見せよ!!」
『バルフス様!我等同胞をもまとめて消し去るなぞ……お許しください!!』
『あ、あんまりではないですか……我等は貴方に従って戦に出たのに……!』
『オオオ……!我等は首領と共に人間共を爆破して道連れにするぞ!!』
首領の言葉に多くの豚鬼等はその場にへたり込み命乞いをしたが、一部の豚鬼は狂信的な声を挙げて首領による大爆発を望んでいた。
「ククク……あと、あと十秒で爆発するぞ!! 我等が守護神、古の邪神リブラスとルディエよ……! 我等に人間どもを道連れにする運命を与え給え!!」
バルフスは口から血を流しながらも憎々しげな、そしてどこか確信に満ちた眼で山男達を見据えた。
*
「――ヴェスカード、お前それいつも外すのう。ファファファ……」
朱の街ベルクフリートの下町、所得の低い者が巣食う下町での賭博場に初老のホール主任、ガランの笑い声が響いた。
「……これ、おかしいぞ?いつもいつも外れる……二分の一とは謳っているが、外れで出来レースなのではないか?」
山男が七揃えの遊技機の前に座って苦虫を噛み潰した様な顔をする。
七揃えの遊技機にはいくつかの種類があり、その遊技性にも種類があった。山男が触っていた機種は時折確率で大当たりする好機がやってくる場合があるのだった。
それは三列リールの内まず中央のリールから押す指示が遊技機からあり、それを押すと左右いずれかのリールを先に押す事を求められる。
そのどちらかに正解があり、二分の一の確率で当たりが得られるという仕組みであった。
――二分の一。言葉にしてしまえば半分半分の確率ではあったが、こと賭博の世界においては全く油断のならぬ確率であった。
何故か偏るのだ。現に山男はこの二分の一の好機を最大十三連続外し続けたという記録がある。その事から山男は好機が訪れてもどうせ自分は外れる方を引くのだという苦手意識を持ってしまっていた。
「――グッ、この様な最後の場面で――! パジャ! 何か手立てはないのか!?」
山男が脂汗を垂らしながら導師を振り返るが、パジャもまた真剣な顔つきをしたまま顔を横に振った。そしてリュシターも山男の顔を見た。
その時、その場にいる戦士達は皆疲れ果て、傷ついていた。幾多の強敵難敵を退け、ようやっと勝利の二文字の背中が見えたという思いであった。誰もが死力を尽くして戦い抜いていた。
だからか、パジャもリュシターも、ここで二択を選ぶしかない。どちらが正でどちらが非なのか誰にもわかる筈はない。それは理解をしていたのだ。
ならば敵首領バルフスを最期まで追い詰めたこの斧槍使いの選択に託す――という思いを秘めた顔であった。当然その思いをすぐに理解したヴェスカードではあったが――。
(き、気持ちはわかるが――俺が、俺が失敗すれば街ごと消し飛ぶだと――!? そんな選択を、二分の一が苦手な俺に!?)
「七……六……」
バルフスは両手を天に突き上げカウントダウンを始めた。山男にはその一秒一秒が永遠とも長く感じられた。
(あ……青……か? い、いや……赤かもしれぬ……遊技機の七は赤が多い。ならば赤に……いやいや! そ、そんな理由で選んで良い筈など――!!)
構える斧槍を持つ手が僅かに震えていた。
いかん、この感覚はいかん。必勝の感覚である神の時間とは正反対の予感――何をやっても敗北する予感――!
「三……二……!!」
(ええい、ままよ――赤、赤で行くぞ!! 賽の目とコインの表裏を司るヤーノック神に賭けて――!!)
山男は後ろ脚に力を込めた!!
「え、エエ――イッ!!」
「え……!!?」
ザシュッという音が聞こえた。
今まさに踏み込もうとした刹那、自身の目の前を黒いドレスの女がよぎったのだった!
「ハアッ!!???? おま、馬鹿――!!!」
やっちゃった……という引きつった笑いを浮かべたフィオレが振り向くと同時に、その背後のバルフスが凄まじいまでの発光をした!!!
駆け斬りの速度で瞬間的に踏み込んだ山男は咄嗟にフィオレを抱き抱えてバルフスから自身の背中にフィオレを匿う!
背中からとてつもない光と轟音が鳴った――!!
*
ボウ――ッッ!!!
光は凄まじいまでのエネルギーを収束させると、天に向かって立ち昇った。その中で人々は確かに見た。邪神の片割れルディエが討ち祓われた時と同等の死人の顔の様なものが、光の中にあったのを……。
「く……口惜しや……運命が人間共の味方をするとは……あの、あの男は言ったのに……邪神の力を手にすれば……我々は必ず――勝てる、と……」
倒れ込んでいたバルフスの顔から半分になった仮面がゴトリという音を立てて落ちた。天に立ち昇ってゆくリブラスを見ながらバルフスは右手を震えながら挙げると、口から大量の吐血をし、今度こそ息絶えたのだった――。
「…………」
「あ――合っていたのだわ……! 赤と青、正解は、青だった――!!」
山男が身体に匿った肩越しにフィオレが顔を覗かせると呟いた。山男はハァ……と深いため息をつくと、フィオレの身体をひょいと持ち上げ、驚いた顔をした女魔法剣士の身体を地面へと置き直した。
「な……な……」
何が起きているのかわからぬフィオレ。
「……フィオレ君……ギルドの報連相って言葉知ってる?ギルド入ったらすぐ習うよね……?」
山男が静かに問うた。その額には血管が浮き出ている。
「し、知っているに決まっているじゃあありませんか……」
「じゃ、じゃあ何故勝手に黙ってバルフスの血管を斬っちゃったのかな?」
山男が唇を震わせているのが見えてフィオレは理由を察した。耳までカアっと紅くなるが、彼女はワザと視線を逸らせた。
「……だってヴェスさん、いつ迄経っても選ばないんですもの――敵首領がそのまま時間が経てば爆発すると言っていたのに、いつ迄経っても――!!」
「どっちが正解か考えていたんだよッ!」
恥ずかしそうな顔をするフィオレの耳に大声で言う山男。
「それはそうかもしれないですけれどもね! 時間がないって言われてるのに! ヴェ、ヴェスさんって頼りになると思っていたけれど、こういう時は優柔不断ですのねッッ!!」
「おま、俺は皆の命が掛かっていると思ってだなあ!……お前、ヴェスさんって……」
「……い、いいじゃあありませんか。皆、スッパガールさんもヴァントだって、そう呼んでいるのですから――……」
フィオレはもっと顔を紅くしてしまった。
「あ……そう。では俺はお前の事をフィオちゃんと呼ぶ事にする……」
山男が意地の悪そうな顔をして言うとフィオレは突然俯き――。
「――…………ヤダ。ぜっっったいにヤダ!!」
「な――」
「それはナシです! やめて下さい! ヴェスさん。きっ、気持ちがわる……」フィオレはそこで口をつぐんでしまった。
「おま! 冗談に決まっとろうが! でも俺は傷ついたぞ! というかズルくないか!??」
「ハァ!? 何がですか!?」
「ブ……クックック……まあまあ、二人とも。ヴェス、結果オーライという事でいいではありませんか。フィオレが上手く正を選び取ったのですから……」
導師が笑いながら仲裁に来た。
「いやパジャ甘いぞ。此奴は意外な所で勘で判断をするのだ。論理的に見せかけて!」
「意外ですけれどもね。女は時に鋭く、恐ろしいものです……しかし、ヴェスも青の血管を斬るつもりだったと――?」
パジャが顔を覗き込む。ぐぐ……と何も言えなくなってしまうヴェスカード。
(此奴、絶対に俺が赤を選ぶつもりだったと知っていてこんな風に言っているのだ!)
「……と、とりあえずフィオレ、お前も手伝え! バルフスとリブラスを倒した名乗りを挙げるのだ!! 敵の士気を霧散させる!」
「――!! ハイッ!!!」
山男が魔法銀の斧槍を高く掲げると、それに寄り添う様にフィオレが自身の魔導剣を掲げた!
「「豚鬼軍首領バルフス、古より蘇った邪神の片割れ、リブラスを討ち取ったぞ――――ッッ!!!」」
その声は戦場に響き渡った。
武器を取り落とす豚鬼も、その場に泣き崩れる豚鬼もいた。
バレーナの城壁よりに後退していた防衛隊は次々と歓声を挙げる――!!
「か、勝った。退けたぞ!! 豚鬼軍を――!」
自身の馬を呼び戻し予備の長剣を手にしたリュシターも親衛隊に囲まれて笑みを浮かべた。
勝敗は決したかと思われた。
だがその時、どこからか地鳴りの様な音がしたのだった――!
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