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外伝
思いがけないもの(3)
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登場人物:
フィオレ: 女魔法剣士
ヴェスカード: 斧槍使い。フィオレの渡し人
パジャ: 暗黒魔導師。療養中。
外伝2-3
お風呂にゆっくり浸かりさっぱりとした私は、髪を乾かすと自身の机の上で【旅する老騎士・初版】を手に取った。
初めのページをめくる。タイトル、章ごとの題名……そして本編の始まり……。
子供の頃に何度も父に読み聞かせて貰っていた冒頭を思い出した私はついついめくる手が止められず読み進めてしまった。
「……あ――」
旅の途中老騎士は幾度となく魔物や敵方の剣士と剣を交える。だが、そこで老騎士が一番得意とする技は派手な必殺技ではなく、受け流しだったのだ。今になって私は思い出していた――。
年老いた老騎士には往年の力はもうない。だからそれを補う為に若い頃から培ってきた判断力と技で相手の技の勢いを殺すのだった。
そうだ――ヴェスさんも言っていた、受け流しのコツは力ではないと――。
少し考え事をしながら私は、老騎士が受け流しを使って魔物に勝ちを収めた中盤まででその読む手を止めた。
――ここからラストまでは、私が受け流しを習得できたらにしよう――。
*
次の日――。
「ヴェスさん――昨日はその……すみませんでした」
私は小塔前で開口一番謝った。ヴェスさんは複雑そうな顔をしながら顎髭をさすり――なんと言ったら良いものか考える様子で。
「……いや、こちらこそすまぬ。俺も急ぎすぎたし、言いすぎたと思う」
「いいえ、受け流し――また教えてください!」
私は魔導剣を抜き構えた。ヴェスさんもやや驚いたような顔持ちをして小剣を抜く。
「……よかろう。フィオレ、力ではないぞ……相手の攻撃を捌き切れる時を見計らい、力を流すのだ――行くぞッ!!」
「ええ――!!」
私は一つ小さな深呼吸をする。肩の力をやや抜いた――。
私の渡し人が唸りをあげて小剣を振り下ろす――!!
ギャリイイィンン――ッッ!!
鋭い交錯音を立てて魔導剣を右後ろに払うと、ヴェスさんの攻撃は右に逸れて体勢を崩した。すかさず空いた左手をヴェスさんの顔の辺りにかざす。
「ム――……、そうだ――相手の攻撃を逸らした後、魔導の連携に持ち込むのだ」
ヴェスさんはそのまま私を見てニヤッとした。
「ハァ――ッ、で、出来た……」
私は自分の右手を眺めた。
「どうした? いきなり筋が良くなったな」
惚ける私にヴェスさんが聞いた。
「いえ……あの……ヴェスさんがくれた……あの本のお陰かもしれません。誕生日、覚えていてくださったのですね。ヴェスさんが私に何かをくれるとは思っていなかったものですから――少しびっくりしました」
私が言うとヴェスさんは少し照れたような顔をして。
「う……ティルナノーグでは渡し人が伝え人に期待を込めてモノを贈る慣習が……あるのだ。フィオレもまあ、修行に励んでいる様だから……」とモゴモゴしながら言った。
「そう――だったのですね。私、あの本の初版ずっと手に取ってみたいと思っていたのです――ずっとずっと、大切にさせて貰います!」
「そうか……ならばよかった。フィオレ、受け流しの事だが今の脱力の感覚を忘れるな。完全に身体に染み込ませるために何度もやるぞ」
「はい!!」
――私はその後技の深度を更に上げるために何度もヴェスさんに教えてもらい――数日の休暇を貰った。
あの依頼の中でヴェスさんに言われ、私も感じた事。
いつの間にか私はまた肩に力が入り過ぎていたのかもしれない――私の悪癖なのだ。私はこれからも自分のこの癖をよく注意しなければならない。
――陽が傾いてきた頃その日の修行を終えたヴェスさんは背中を向けて帰り支度をしていた。
私はそれをなんとなく――きっと、口の端を少し上げて、眺めていた。
思いついたかのように私の渡し人はこちらを向いて。
「明日予定が空いてしまったからな……俺はタリム・ナクの賭博場にでも顔を出そうと思うのだが――フィオレ、お前もやってみるか?」
そんなことを言う時のヴェスさんは、厳しい渡し人のヴェスさんではなく、大柄なおじさんに見える。
「――フフフ、いいえ、行きません! 前にも言いましたけれど、私賭け事嫌いですもの!」
私の答えを知っていたかの様にヴェスさんは苦笑して。
「そうだよなあ……お前みたいな奴が意外とハマると俺は思うのだがなァ……」
「クスクス……それ前も言っていましたよ? 折角の依頼の報酬、無くさないでくださいよ?…………――いつか――いつか、すごーく私が時間があって暇してそうだったら、その時は一度だけ誘ってくださいな」
笑いながら私が言うとヴェスさんは急に悪戯っ子みたいな顔になって喜んだ。
でもとりあえず――私の今夜のやりたい事はもう決まっているのだ! 帰ったらお風呂に入って、その後あの本の続きを読もう――物語の最後まで――。
「ではお先に失礼します――ヴェスさん、休み明け、また修行宜しくお願い致します」
*
(――おかしい――無い……何故でしょうか……)
(ま、まさか…………魔導書の最後の方に挟んだはずがヴェスから預かったあの本に……)
――己の伝え人を見送り小塔の中に置いておいた荷物を取りに山男が扉を開けると、奥のテーブルで一心不乱に自身の鞄をひっくり返している導師を見つけた。
「どうした? パジャ?」
「ひいッッ!!」
山男が声を掛けると気配に気づいていなかったらしく、心臓が飛び出さんばかりの声を挙げた。
「な、なんだどうしたそんな声を挙げて――」
「い、いや脅かさないでくださいよヴェス……なんでもありませんよ。ち、ちなみにつかぬ事を聞きますが、フィオレ……あの本最後まで読んだと言っていました?」
「? いや、なにやら今日最後まで読むのだと嬉しそうに帰っていったが……パジャ、渡してくれてすまなかったな」
「な、なになに、お安いご用ですよ……あの、ちょっと私は一週間ほど休みを取り静養の旅に出ますので、探さないでくださいね。ヴェロンには私から言っておきます。後のことはマチスにでも任せればよいですから――くれぐれ――くれぐれも探さないで下さいね」
そう言うと導師はそそくさと部屋を出て馬で駆けて行ってしまった。
(――すみませんヴェス――私としたことが、タリム・ナクの風俗店のサービス券をあの本に……)
「??」
何のことやらと不思議がる山男であった。
ヴェスカードとフィオレ、暫しの休暇の筈の師弟だが、顔を真っ赤にしたフィオレが怒鳴り込みにくるのは次の日の朝であった――。
――そして――
ティルナノーグの冒険者達はまた、新たな依頼に挑む――!!
ギルド・ティルナノーグサーガ(Ⅱ)『還ってきた男』
ギルド・ティルナノーグサーガ(Ⅱ)『還ってきた男』外伝
(あとはメンバー絵をもう一枚追加するだけ)
END
Next Episode ~ ギルド・ティルナノーグサーガ(Ⅲ)
『象牙の塔』執筆中
フィオレ: 女魔法剣士
ヴェスカード: 斧槍使い。フィオレの渡し人
パジャ: 暗黒魔導師。療養中。
外伝2-3
お風呂にゆっくり浸かりさっぱりとした私は、髪を乾かすと自身の机の上で【旅する老騎士・初版】を手に取った。
初めのページをめくる。タイトル、章ごとの題名……そして本編の始まり……。
子供の頃に何度も父に読み聞かせて貰っていた冒頭を思い出した私はついついめくる手が止められず読み進めてしまった。
「……あ――」
旅の途中老騎士は幾度となく魔物や敵方の剣士と剣を交える。だが、そこで老騎士が一番得意とする技は派手な必殺技ではなく、受け流しだったのだ。今になって私は思い出していた――。
年老いた老騎士には往年の力はもうない。だからそれを補う為に若い頃から培ってきた判断力と技で相手の技の勢いを殺すのだった。
そうだ――ヴェスさんも言っていた、受け流しのコツは力ではないと――。
少し考え事をしながら私は、老騎士が受け流しを使って魔物に勝ちを収めた中盤まででその読む手を止めた。
――ここからラストまでは、私が受け流しを習得できたらにしよう――。
*
次の日――。
「ヴェスさん――昨日はその……すみませんでした」
私は小塔前で開口一番謝った。ヴェスさんは複雑そうな顔をしながら顎髭をさすり――なんと言ったら良いものか考える様子で。
「……いや、こちらこそすまぬ。俺も急ぎすぎたし、言いすぎたと思う」
「いいえ、受け流し――また教えてください!」
私は魔導剣を抜き構えた。ヴェスさんもやや驚いたような顔持ちをして小剣を抜く。
「……よかろう。フィオレ、力ではないぞ……相手の攻撃を捌き切れる時を見計らい、力を流すのだ――行くぞッ!!」
「ええ――!!」
私は一つ小さな深呼吸をする。肩の力をやや抜いた――。
私の渡し人が唸りをあげて小剣を振り下ろす――!!
ギャリイイィンン――ッッ!!
鋭い交錯音を立てて魔導剣を右後ろに払うと、ヴェスさんの攻撃は右に逸れて体勢を崩した。すかさず空いた左手をヴェスさんの顔の辺りにかざす。
「ム――……、そうだ――相手の攻撃を逸らした後、魔導の連携に持ち込むのだ」
ヴェスさんはそのまま私を見てニヤッとした。
「ハァ――ッ、で、出来た……」
私は自分の右手を眺めた。
「どうした? いきなり筋が良くなったな」
惚ける私にヴェスさんが聞いた。
「いえ……あの……ヴェスさんがくれた……あの本のお陰かもしれません。誕生日、覚えていてくださったのですね。ヴェスさんが私に何かをくれるとは思っていなかったものですから――少しびっくりしました」
私が言うとヴェスさんは少し照れたような顔をして。
「う……ティルナノーグでは渡し人が伝え人に期待を込めてモノを贈る慣習が……あるのだ。フィオレもまあ、修行に励んでいる様だから……」とモゴモゴしながら言った。
「そう――だったのですね。私、あの本の初版ずっと手に取ってみたいと思っていたのです――ずっとずっと、大切にさせて貰います!」
「そうか……ならばよかった。フィオレ、受け流しの事だが今の脱力の感覚を忘れるな。完全に身体に染み込ませるために何度もやるぞ」
「はい!!」
――私はその後技の深度を更に上げるために何度もヴェスさんに教えてもらい――数日の休暇を貰った。
あの依頼の中でヴェスさんに言われ、私も感じた事。
いつの間にか私はまた肩に力が入り過ぎていたのかもしれない――私の悪癖なのだ。私はこれからも自分のこの癖をよく注意しなければならない。
――陽が傾いてきた頃その日の修行を終えたヴェスさんは背中を向けて帰り支度をしていた。
私はそれをなんとなく――きっと、口の端を少し上げて、眺めていた。
思いついたかのように私の渡し人はこちらを向いて。
「明日予定が空いてしまったからな……俺はタリム・ナクの賭博場にでも顔を出そうと思うのだが――フィオレ、お前もやってみるか?」
そんなことを言う時のヴェスさんは、厳しい渡し人のヴェスさんではなく、大柄なおじさんに見える。
「――フフフ、いいえ、行きません! 前にも言いましたけれど、私賭け事嫌いですもの!」
私の答えを知っていたかの様にヴェスさんは苦笑して。
「そうだよなあ……お前みたいな奴が意外とハマると俺は思うのだがなァ……」
「クスクス……それ前も言っていましたよ? 折角の依頼の報酬、無くさないでくださいよ?…………――いつか――いつか、すごーく私が時間があって暇してそうだったら、その時は一度だけ誘ってくださいな」
笑いながら私が言うとヴェスさんは急に悪戯っ子みたいな顔になって喜んだ。
でもとりあえず――私の今夜のやりたい事はもう決まっているのだ! 帰ったらお風呂に入って、その後あの本の続きを読もう――物語の最後まで――。
「ではお先に失礼します――ヴェスさん、休み明け、また修行宜しくお願い致します」
*
(――おかしい――無い……何故でしょうか……)
(ま、まさか…………魔導書の最後の方に挟んだはずがヴェスから預かったあの本に……)
――己の伝え人を見送り小塔の中に置いておいた荷物を取りに山男が扉を開けると、奥のテーブルで一心不乱に自身の鞄をひっくり返している導師を見つけた。
「どうした? パジャ?」
「ひいッッ!!」
山男が声を掛けると気配に気づいていなかったらしく、心臓が飛び出さんばかりの声を挙げた。
「な、なんだどうしたそんな声を挙げて――」
「い、いや脅かさないでくださいよヴェス……なんでもありませんよ。ち、ちなみにつかぬ事を聞きますが、フィオレ……あの本最後まで読んだと言っていました?」
「? いや、なにやら今日最後まで読むのだと嬉しそうに帰っていったが……パジャ、渡してくれてすまなかったな」
「な、なになに、お安いご用ですよ……あの、ちょっと私は一週間ほど休みを取り静養の旅に出ますので、探さないでくださいね。ヴェロンには私から言っておきます。後のことはマチスにでも任せればよいですから――くれぐれ――くれぐれも探さないで下さいね」
そう言うと導師はそそくさと部屋を出て馬で駆けて行ってしまった。
(――すみませんヴェス――私としたことが、タリム・ナクの風俗店のサービス券をあの本に……)
「??」
何のことやらと不思議がる山男であった。
ヴェスカードとフィオレ、暫しの休暇の筈の師弟だが、顔を真っ赤にしたフィオレが怒鳴り込みにくるのは次の日の朝であった――。
――そして――
ティルナノーグの冒険者達はまた、新たな依頼に挑む――!!
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