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第三章 ドワーフ国編
衛生改革、そして王都へ
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ヘルマンに相談を持ちかけたのは、あくる日の朝だった。
「霧煙炉……?つまり、室内で薬草の煙を炊いて虫を寄せつけない装置ってことか」
ティアの話を聞き終えたヘルマンは、太い腕を組みながら少し顎を撫でた。そして、彫魔による加熱機構の簡略設計図を見せられると、「面白そうだな」と短く笑った。
「試してみよう。材料と火力調整の調整さえ上手くいけば、案外作れるかもしれん」
試作は数日で形になった。彫魔を彫り込んだ小型の容器に、シトロネラとユーカリを投入する。細工された術式が薬草をじわりと温め、やがてほのかな香気を含んだ煙が霧のように広がった。
「できた!」
香りは強すぎず、むしろ心地よい。ルゥナが鼻をひくひくさせて頷いた。
「うん、これなら大丈夫。臭くないし、むしろいいにおい!」
効果も上々だった。ティアたちはこの試作機を持って団長のもとへ赴き、量産の許可を願い出る。
「ふむ、ドワーフの職人たちなら、こういうものは得意だ。すぐに話を通しておこう」
団長の後押しを受けて、街に住むドワーフ職人たちの手によって霧煙炉の量産が始まった。簡易ながら頑丈な構造と、日常でも扱いやすい大きさに調整され、完成品は診療所や一般家庭に次々と配布されていった。
「案外、あっさりできちゃったね……」
肩の力を抜いたエリーの言葉に、ティアも「ね」と笑い返す。
「でも、これで終わりじゃないよ。次は石鹸だよね」
「うん。さすがにこっちは難航しそうだけど」
ティアは、前世で一度だけ石鹸を手作りしたことがある。とはいえ、それは現代日本の話で、苛性ソーダという強力な薬品を使ったものであり、材料も器具もそろった環境での話だった。
この世界には苛性ソーダという製品は存在せず、その作り方も知られていない。仮に一から開発するにしても、化学的知識や環境、そして安全性を考えると現実的ではない。
だが、幸いにもこの世界にも「石鹸」と呼ばれるものは存在していた。ただし、それは泡立ちが悪く、独特の臭気があり、肌にも優しくないという代物だった。
今ある石鹸を、もっと使いやすく、泡立ちがよくて匂いもやさしいものにできないだろうか──そうティアは考えた。
まずは情報収集から始めようと、ティアたちは医師のバルニエを訪ねた。薬草や治療に通じた彼なら、何か手がかりを持っているかもしれない。石鹸をどうにか改良できないかという問いかけに、バルニエは静かに頷いた。
「石鹸自体の作り方はある程度わかっているが……そうだな、適任者がいる。皮職人のランバートだ。薬草や灰の扱いにも詳しいし、団長にも衛生に関わる知識を買われている男だ」
「皮職人が石鹸作りに詳しいんですか?」
ティアが首をかしげる。
「動物の脂を扱うからね。脂の洗浄や処理、薬品の加減には詳しい。皮をなめすには、石鹸と似た薬剤の知識が要る。それに灰や薬草の性質にも通じてる」
紹介されたランバートは、ひと癖ありそうな無精髭の男だったが、話を聞くと案外あっさり「いいぜ、やってやろう」と引き受けてくれた。
「ふむ、面白そうじゃねぇか。材料さえ用意してくれりゃ、手は貸すぜ」
こうして、石鹸作りの作業場として診療所裏の物置を借り、小さな研究所が立ち上がった。
大鍋や木杓子、薬草や脂を精製するための器具が並び、日毎に少しずつ“石鹸作りの研究所”らしくなっていく。
目指すのは、泡立ちが良く、シトロネラやユーカリなどの防虫効果を持つ薬草を練り込んだ石鹸。子どもにも使いやすく、香りにも清涼感があるものだ。
だが、試作は失敗の連続だった。泡立たない。臭いがきつい。手が荒れる。思うようにはいかず、何度もやり直すことになった。
「また失敗だ……」
がっくりと肩を落とすティアのそばで、ノアが明るく励ます。
「でも確実に一歩ずつ近づいてるよ。前よりずっとマシになってる」
「配合は悪くなかった。問題は温度管理だな」
ランバートは無愛想ながらも、工程を冷静に分析していく。
そうして試行錯誤を重ねる中、ついに──
「泡が……立った……!」
ティアの声に、作業場にいた皆が顔を上げる。
目の前の木皿の中、わずかな水分を加えて擦ると、白く細かな泡がふわふわと立ち上っていく。それは、これまでこの街で使われていた灰石鹸では見られなかった現象だった。従来の石鹸は泡立ちが乏しく、手を洗っている実感も薄かったのだ。
「これ、気持ちいい……」
とノアが手を濡らして試すと、泡の感触に目を見開いた。
「子どもたち、絶対喜ぶよ!」
エリーが笑顔で言う。
実際に完成品を近くの孤児院に持ち込むと、予想はすぐに現実になった。
「わっ、モコモコしてる!」
「せっけん、いいにおい~!」
「もう一回洗っていい?」
小さな子どもたちが争うように水場へ向かい、泡だらけの手を嬉しそうに見せ合っていた。
「うん……これは成功だね」
その光景を見ながら、ティアは静かに頷いた。
シトロネラとユーカリのやさしい香り、防虫効果。そしてなにより、手を洗うことが「楽しい」と思える泡立ちの良さ。
“清潔”という意識が、押しつけではなく自然に育つ。それが、ティアたちの目指した理想だった。
そうして、霧煙炉と石鹸という二つの工夫は、いつの間にか街の暮らしに溶け込み、日々の衛生意識を変える小さな革命となっていた。
感染症の予防に役立つだけでなく、人々の生活そのものに安心と快適さをもたらしたのだ。
ティアの思いつきから始まった取り組みは、結果的に街の衛生を見直すきっかけとなり、大きな変化をもたらしていた。
街の人々の表情にも、ようやく安堵の色が戻ってくる。燻熱病に苦しんでいた患者たちも次第に回復しはじめ、あれほど張り詰めていた空気に、少しずつ余裕が生まれていく。
そんななか、ミゲルたち大道芸人が中心となって、広場の片隅にささやかな舞台を設けた。火吹き、皿回し、綱渡りに手品……彼らの披露する多彩な芸は、最初は戸惑っていた子どもたちを次第に引き込み、やがて目を輝かせて歓声を上げるほどになった。
「……あの子、笑ったの、何日ぶりだろう」
「少しだけ……心が軽くなるな」
そんな子どもたちの笑い声が、大人たちのこわばった顔も和らげていく。荒れ果てていた街に、ようやく希望の火が灯った瞬間だった。
三週目に入ると、回復した市民たちが自発的に再建作業に取り組むようになる。道端の掃除、井戸の清掃、水路の整備、そして診療所の屋根修復……かつての日常を取り戻すため、皆が力を合わせ始めた。
崩れかけていた街が、ゆっくりと、しかし確かに息を吹き返していく。
そんな折、噂を聞きつけたイグレア領の領主が、久方ぶりに屋敷から出て街を訪れた。変わりゆく風景に驚き、興味深そうに通りを歩く彼に、団長が声をかけられる。
「ぜひ一度、屋敷で食事でもどうか」と丁寧に誘われたが、団長はきっぱりと首を横に振った。
「申し訳ありません、まだやるべきことが山積みですので」
それを聞いた領主は、微かに目を細め、うなずいた。
「ならば落ち着いたころに、改めてぜひ。私の方からも、礼を述べたい」
その提案には、団長も頷き、「それなら喜んで」と応じた。
そして迎えた四週目。外部との道がようやく再開され、旅人や商人、物資が少しずつ街へと戻り始める。
領主からの招待を正式に受けた商隊の人々が屋敷を訪れると、領主は深く頭を下げて彼らに感謝を伝えた。
「王都に助けを求めましたが、“手立てがない”との一言で断られ、挙句には街の封鎖を命じられました。正直、諦めかけていたのです」
そう語る領主の表情は、どこか悔しげで、それ以上に安堵の色が濃かった。
「皆さんが来てくれたことが、街の命運を変えてくれました。せめてもの礼として、王都に入る際は私からの書状を持たせましょう。門での足止めもなくなるはずです。それと、いくつか貴族の知己に紹介状を出しておきましょう。商売も通しやすくなるかと」
その申し出に、商隊の者たちは深く礼を述べた。
出立の日。街の人々は、道に並び、口々に感謝の言葉を伝えた。
「ありがとう……!」
「あなたたちがいなければ、どうなっていたか……!」
笑顔と涙とともに見送られ、商隊は王都へと向けて、再び馬車を走らせた。
「霧煙炉……?つまり、室内で薬草の煙を炊いて虫を寄せつけない装置ってことか」
ティアの話を聞き終えたヘルマンは、太い腕を組みながら少し顎を撫でた。そして、彫魔による加熱機構の簡略設計図を見せられると、「面白そうだな」と短く笑った。
「試してみよう。材料と火力調整の調整さえ上手くいけば、案外作れるかもしれん」
試作は数日で形になった。彫魔を彫り込んだ小型の容器に、シトロネラとユーカリを投入する。細工された術式が薬草をじわりと温め、やがてほのかな香気を含んだ煙が霧のように広がった。
「できた!」
香りは強すぎず、むしろ心地よい。ルゥナが鼻をひくひくさせて頷いた。
「うん、これなら大丈夫。臭くないし、むしろいいにおい!」
効果も上々だった。ティアたちはこの試作機を持って団長のもとへ赴き、量産の許可を願い出る。
「ふむ、ドワーフの職人たちなら、こういうものは得意だ。すぐに話を通しておこう」
団長の後押しを受けて、街に住むドワーフ職人たちの手によって霧煙炉の量産が始まった。簡易ながら頑丈な構造と、日常でも扱いやすい大きさに調整され、完成品は診療所や一般家庭に次々と配布されていった。
「案外、あっさりできちゃったね……」
肩の力を抜いたエリーの言葉に、ティアも「ね」と笑い返す。
「でも、これで終わりじゃないよ。次は石鹸だよね」
「うん。さすがにこっちは難航しそうだけど」
ティアは、前世で一度だけ石鹸を手作りしたことがある。とはいえ、それは現代日本の話で、苛性ソーダという強力な薬品を使ったものであり、材料も器具もそろった環境での話だった。
この世界には苛性ソーダという製品は存在せず、その作り方も知られていない。仮に一から開発するにしても、化学的知識や環境、そして安全性を考えると現実的ではない。
だが、幸いにもこの世界にも「石鹸」と呼ばれるものは存在していた。ただし、それは泡立ちが悪く、独特の臭気があり、肌にも優しくないという代物だった。
今ある石鹸を、もっと使いやすく、泡立ちがよくて匂いもやさしいものにできないだろうか──そうティアは考えた。
まずは情報収集から始めようと、ティアたちは医師のバルニエを訪ねた。薬草や治療に通じた彼なら、何か手がかりを持っているかもしれない。石鹸をどうにか改良できないかという問いかけに、バルニエは静かに頷いた。
「石鹸自体の作り方はある程度わかっているが……そうだな、適任者がいる。皮職人のランバートだ。薬草や灰の扱いにも詳しいし、団長にも衛生に関わる知識を買われている男だ」
「皮職人が石鹸作りに詳しいんですか?」
ティアが首をかしげる。
「動物の脂を扱うからね。脂の洗浄や処理、薬品の加減には詳しい。皮をなめすには、石鹸と似た薬剤の知識が要る。それに灰や薬草の性質にも通じてる」
紹介されたランバートは、ひと癖ありそうな無精髭の男だったが、話を聞くと案外あっさり「いいぜ、やってやろう」と引き受けてくれた。
「ふむ、面白そうじゃねぇか。材料さえ用意してくれりゃ、手は貸すぜ」
こうして、石鹸作りの作業場として診療所裏の物置を借り、小さな研究所が立ち上がった。
大鍋や木杓子、薬草や脂を精製するための器具が並び、日毎に少しずつ“石鹸作りの研究所”らしくなっていく。
目指すのは、泡立ちが良く、シトロネラやユーカリなどの防虫効果を持つ薬草を練り込んだ石鹸。子どもにも使いやすく、香りにも清涼感があるものだ。
だが、試作は失敗の連続だった。泡立たない。臭いがきつい。手が荒れる。思うようにはいかず、何度もやり直すことになった。
「また失敗だ……」
がっくりと肩を落とすティアのそばで、ノアが明るく励ます。
「でも確実に一歩ずつ近づいてるよ。前よりずっとマシになってる」
「配合は悪くなかった。問題は温度管理だな」
ランバートは無愛想ながらも、工程を冷静に分析していく。
そうして試行錯誤を重ねる中、ついに──
「泡が……立った……!」
ティアの声に、作業場にいた皆が顔を上げる。
目の前の木皿の中、わずかな水分を加えて擦ると、白く細かな泡がふわふわと立ち上っていく。それは、これまでこの街で使われていた灰石鹸では見られなかった現象だった。従来の石鹸は泡立ちが乏しく、手を洗っている実感も薄かったのだ。
「これ、気持ちいい……」
とノアが手を濡らして試すと、泡の感触に目を見開いた。
「子どもたち、絶対喜ぶよ!」
エリーが笑顔で言う。
実際に完成品を近くの孤児院に持ち込むと、予想はすぐに現実になった。
「わっ、モコモコしてる!」
「せっけん、いいにおい~!」
「もう一回洗っていい?」
小さな子どもたちが争うように水場へ向かい、泡だらけの手を嬉しそうに見せ合っていた。
「うん……これは成功だね」
その光景を見ながら、ティアは静かに頷いた。
シトロネラとユーカリのやさしい香り、防虫効果。そしてなにより、手を洗うことが「楽しい」と思える泡立ちの良さ。
“清潔”という意識が、押しつけではなく自然に育つ。それが、ティアたちの目指した理想だった。
そうして、霧煙炉と石鹸という二つの工夫は、いつの間にか街の暮らしに溶け込み、日々の衛生意識を変える小さな革命となっていた。
感染症の予防に役立つだけでなく、人々の生活そのものに安心と快適さをもたらしたのだ。
ティアの思いつきから始まった取り組みは、結果的に街の衛生を見直すきっかけとなり、大きな変化をもたらしていた。
街の人々の表情にも、ようやく安堵の色が戻ってくる。燻熱病に苦しんでいた患者たちも次第に回復しはじめ、あれほど張り詰めていた空気に、少しずつ余裕が生まれていく。
そんななか、ミゲルたち大道芸人が中心となって、広場の片隅にささやかな舞台を設けた。火吹き、皿回し、綱渡りに手品……彼らの披露する多彩な芸は、最初は戸惑っていた子どもたちを次第に引き込み、やがて目を輝かせて歓声を上げるほどになった。
「……あの子、笑ったの、何日ぶりだろう」
「少しだけ……心が軽くなるな」
そんな子どもたちの笑い声が、大人たちのこわばった顔も和らげていく。荒れ果てていた街に、ようやく希望の火が灯った瞬間だった。
三週目に入ると、回復した市民たちが自発的に再建作業に取り組むようになる。道端の掃除、井戸の清掃、水路の整備、そして診療所の屋根修復……かつての日常を取り戻すため、皆が力を合わせ始めた。
崩れかけていた街が、ゆっくりと、しかし確かに息を吹き返していく。
そんな折、噂を聞きつけたイグレア領の領主が、久方ぶりに屋敷から出て街を訪れた。変わりゆく風景に驚き、興味深そうに通りを歩く彼に、団長が声をかけられる。
「ぜひ一度、屋敷で食事でもどうか」と丁寧に誘われたが、団長はきっぱりと首を横に振った。
「申し訳ありません、まだやるべきことが山積みですので」
それを聞いた領主は、微かに目を細め、うなずいた。
「ならば落ち着いたころに、改めてぜひ。私の方からも、礼を述べたい」
その提案には、団長も頷き、「それなら喜んで」と応じた。
そして迎えた四週目。外部との道がようやく再開され、旅人や商人、物資が少しずつ街へと戻り始める。
領主からの招待を正式に受けた商隊の人々が屋敷を訪れると、領主は深く頭を下げて彼らに感謝を伝えた。
「王都に助けを求めましたが、“手立てがない”との一言で断られ、挙句には街の封鎖を命じられました。正直、諦めかけていたのです」
そう語る領主の表情は、どこか悔しげで、それ以上に安堵の色が濃かった。
「皆さんが来てくれたことが、街の命運を変えてくれました。せめてもの礼として、王都に入る際は私からの書状を持たせましょう。門での足止めもなくなるはずです。それと、いくつか貴族の知己に紹介状を出しておきましょう。商売も通しやすくなるかと」
その申し出に、商隊の者たちは深く礼を述べた。
出立の日。街の人々は、道に並び、口々に感謝の言葉を伝えた。
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「あなたたちがいなければ、どうなっていたか……!」
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