奴隷契約書の先

史乃あき

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②-2始まりと終わり

 まさよしとの出会いから2日目の朝。
 春香は、まさよしとの出会いから2日目の朝を迎えていた。しかし、その夜はほとんど眠れなかった。頭の中には、まさよしとの会話が繰り返し浮かんでは消え、心が落ち着かなかった。眠りたいのに眠れない、そんな矛盾した気持ちが彼女を包んでいた。
 食欲もなく、朝食をとらずにただ、時計をぼんやりと眺めていた。しかし、今日は用事があり大学に行かなければいけないことを思いだして、支度を始める。家で一人で悩むより何かをしていたほうが気が紛れてよいと思った。
 学校に着いてからも、不安と寝不足の影響で、いつもの日常を過ごすことができなかった。
 同期のゼミ生と後期のレポート作成に取り組んでいた時も、仲の良い友人とのランチ中も、私の表情がどこか浮かないものだったようで、周りの人々を心配させてしまっていた。
 夕方になり、用事も終わったのでまっすぐ家に帰る。
 家に入ろうとカードキーをかざすが、反応しない。仕方なくコンシェルジュに連絡し、予備のカードキーをもらいに行った。「ついてないことはどうやら続くみたいだ」と、春香はため息をついた。
 家に入ると、私はソファに深く腰を下ろし、ため息をついた。周りの人々を心配させてしまったことが頭から離れなかった。まさよしとのことが表情に出てしまっていたのだろうか。

「誰かに相談するべきだろうか」
「誰に?お父さん?友人?それとも……」
「無視するのはどうだろうか」
「警察に行くべきなんだろうか」

 頭の中で様々な考えがぐるぐると回り続ける。誰かに心配をかけたくない。まだ何も被害が出ていないのに警察に行っても、取り合ってもらえないかもしれない。下手に動いたら、かえって危険なのではないか――そんな不安が胸をよぎる。

 結局、私は何もしないことを選んだ。とりあえず、この件は無視することに決めた。
 「これは悪い夢だ。あんなでたらめで何かが変わるはずがない」そう自分に言い聞かせ、根拠のない自信で心を落ち着かせた。晩御飯を食べる気力もなく、私はベッドに倒れ込むように眠りについた。

 
 3日目の朝。春香はさわやかに目を覚ました。
 今日は回答の日だったが、無視することを決めた以上、もう悩まないと心に誓った。そう決めた途端、不思議と心も体も軽くなり、気がつけばお腹が空いていることに気づいた。
 いつもより少し豪華な朝食を作り、昨日心配させてしまった人たちに「大丈夫だよ」と連絡を入れた。そうすることで、さらに気持ちが晴れていくのを感じた。

 朝食の後、掃除や洗濯を済ませ、今日は何をしようかと考えた。特に予定はなく、何をしてもいい自由な時間があることに、ふと小さな幸せを感じた。
 軽めのランチを終わらせて幸せな気分でぼんやりと窓の外を眺めていると、コンシェルジュからメールが届いた。バイク便で書類が届いているとのことだった。とりあえず部屋まで持ってきてもらうように返信をし、受け取った。
 封筒は一般的なA4茶封筒で確かに紙の束か少し入っているようだった。宛名はきれいな文字で書かれており、差出人はなかった。
 「なんだろう」と思いながら封筒を開けてみると、中身を見て思わず小さく悲鳴を上げた。

 中には「今日の16時、この場所に一人でこい。」とだけ書かれた紙と、春香の写真や個人情報が丁寧にまとめられた書類が入っていた。
 中に入っていたのは、春香の日常を隠し撮りした写真の数々だった。それだけならまだしも、男と話している場面や、春香の家の中の写真まであった。さらに、裸のまさよしが春香のベッドで寝ている写真や、明らかに合成された春香とまさよしの変態的な写真まで含まれていた。春香はそれらを見て、全身に冷たいものが走るのを感じ、恐怖に包まれた。
 深い恐怖が胸を締め付け、同時に自分には選択権がないことを思い知らされた。絶望的な気持ちの中、春香はまさよしの指示に従い、指定された場所に向かうことを決めた。

 指定されたアパートは、春香のマンションから40分ほど歩き、駅を挟んで反対側にあった。駅の反対側は、歓楽街や風俗店が立ち並び、浮浪者もいるエリアで、普段は近づかないようにしていた。そんなエリアを少し抜けた先、静かな住宅街の中に、そのアパートはひっそりと佇んでいた。
 アパートの敷地は雑草が伸び放題で、生活ゴミや捨てられた自転車が散乱していた。2階建ての建物もぼろぼろで、人が住んでいる気配はまったくなかった。
 いつまでも敷地前で立ち尽くしているわけにもいかず、春香は指定された203号室の前まで足を向けた。表札もインターホンもなく、ドアはボロボロだった。ドアの横には生ごみの入ったゴミ袋が置かれ、異臭を放っていた。  
 ドアの向こうからは生活音が聞こえ、ここがあの男の家だと春香は直感した。
 春香は深く息を吸い、ドアをノックした。数秒後、ドアがゆっくりと開いた。そこには、3日前と同じ薄汚れたシャツを着たまさゆきが立っていた。男は春香を見るなり、薄気味悪い笑みを浮かべた。

「やっと来たな。入ってくれ」

 男はそう言うと、ドアを大きく開け、春香を中へ招き入れた。春香は躊躇しながらも、足を踏み入れた。部屋の中は散らかっており、異様な空気が漂っていた。

「おう、座れ」

 男は汚れた座布団を指差し、春香に座るよう促した。しかし、春香は拒否し、その場に立ったまま話を切り出そうとした。

「あの、もうやめてもらえませんか? 私、早く帰りたいんですけど……」

 春香の声は震えていた。男は不愉快そうな表情を浮かべ、ソファを指さしながら繰り返した。

「座れって言ってるだろ。話は座ってからだ」

 春香は男の態度にさらに恐怖を感じ、春香は言われた通り座った。

 男は春香の腕をつかんだまま、不気味な笑みを浮かべた。

「回答を聞くのに、どうやって聞くのか伝え忘れていたからな。手紙を送らせてもらった。一緒に入れていたプレゼント、喜んでもらえただろう」

 春香は男の言葉に凍りついた。手紙、プレゼント――あの封筒の中身のことを指しているのだと気づき、さらに恐怖が深まった。

「あれは……何なんですか? どうしてそんなものを……」

 男はテーブルの向かいにドカッと座り、にやにやした顔で話し出した。
「お前がどういう状況かわからせるためだよ。俺の言ってることが本気だと理解してもらうために。わかっていると思うが、もうお前は詰んでるんだ。ここに来た時点、いや俺と出会った時点でな」

 春香は男のペースに飲み込まれないよう、精一杯の強がりをみせた。
「…早く要件を言ってください。」

「お忙しい春香のために、簡単に用件だけ教えてやる。俺と契約を結べ、奴隷契約をな」

 春香は男の言葉に凍りついた。
「奴隷契約? 何言ってるんですか? そんなもの、絶対に認めません」

 男は冷たく笑い、春香をにらみつけるように言った。
「認めるかどうかは関係ない。お前には契約をするしか選択肢はない。よく考えろ。この時点で、お前の選択肢はたった3つしかない」

 春香は男の言葉に凍りついた。

「3つ……?」

 男は指を折りながら、淡々と言い放った。
「一つ、俺と奴隷契約を結び、従順に従うこと。
二つ、ここで俺にさんざんに犯されたうえで監禁され、殺されること。
三つ、すべての情報をばらまかれ、お前とお前にかかわる者たちの人生を台無しにすること」

 春香は男の言葉に息が詰まり、震える声で反論した。
「そんな……そんなのひどすぎる! 私、何も悪いことしてない!」
「だから、選ばしてやってるんだろ。感謝しろよ」

 男は春香の恐怖に満ちた表情を見て、少しだけ表情を和らげた。

「まあ、確かにこれだけではかわいそうよな。だが安心しろ、俺は約束を守る男だ。奴隷契約といっても一生もんじゃない。たったの3か月だ」

 春香は男の言葉にわずかな希望を見出しながらも、疑いの目で見つめた。
「3か月……?」

 男はうなずき、続ける。
「そう、3か月だけだ。その間、お前の体を差し出すだけでいい。それですべて終わりだ。俺は身を引くし、何もない。どうや、悪くないやろう」

 春香は男の提案に迷いが生じる。3か月という期間は短く感じられるが、その間の恐怖や苦痛を考えると、胸が締め付けられる。

「でも……3か月でも……そんなの……」

 男は春香の迷いを察し、冷たく笑いながら言った。
「でもも何も、他に選択肢はないんだよ。3か月我慢すれば、お前もお前の周りの人間も無事だ。それとも、他の選択肢を選ぶか?俺はどれでもいいぞ」

 春香は男の言葉に絶望的な気持ちが再び押し寄せる。他の選択肢は、さらに恐ろしい結果を招くだけだ。

「……3か月で、本当に……何もしないんですか?」

 男は手を上げ、誓うように言った。
「約束する。3か月経てば、俺はお前から離れる。何もしない。ただ、その期間だけは、お前の体を預けてもらう」

 春香は男の言葉を信じていいのか、迷いながらも、他の選択肢の恐ろしさを考えると、3か月という期間が唯一の希望のように思えてきた。

「……わかりました」

 男は満足した笑顔で春香の答えを聞いた。
「よし、じゃあ契約の前に一つ約束しろ。嘘は言うな。嘘は必ずばれるし、その時はひどい結果になるから覚悟しろよ」

 春香は男の言葉に身が縮む思いがしたが、他に選択肢がないことを悟り、小さくうなずいた。

「……わかりました。嘘は言いません」

 男は春香の返事を確認し、冷たく笑いながら続けた。

「じゃあいくつか質問する。正直に答えろ。嘘は許さないぞ」

 春香は緊張で固まりながらも、覚悟を決めて答える準備をした。

「処女か?」
「……はい」

「恋人はいるか?」
「……いいえ」

「兄と一緒に暮らしているか?」
「はい」

「オナニーはするのか?」
「……しません」

「親は尊敬しているか?」
「はい」

「私のことは好きか」
「いいえ」

 男は春香の答えに満足そうにうなずいた。
「春香、嘘は言ってないな」
「…はい」

 男は急に怒りを爆発させ、春香に詰め寄った。
「嘘をつくな!お前は兄と暮らしていない。一人暮らしだろ?これだけお前の情報を持っているんだ、嘘が通じると思うなよ。オナニーだってしているんだろ?週に何回しているか、正直に答えろ!」

 春香は男の突然の怒りに恐怖し、涙を浮かべながら謝った。
「ごめんなさい……一人暮らしです。オナニーは……週に1回しています。」

 しかし、まさよしは納得せず、さらに追及した。
「また嘘だ。もっとしているだろ。」

 春香は仕方なく、恥ずかしそうに小さくつぶやいた。
「……はい。2、3回しています。」

 まさよしはその回答に満足し、急に態度を軟化させ、春香に言った。
「よし、正直に話してくれてありがとう。正直に答えてくれた春香に、プレゼントだ。3か月の間、お前を犯すことはしないでおいてやる。それと、世間にばれるようなこともないように、最大限努力しよう。ただし、それはお前が正直に俺の命令を聞いているのが前提だ。わかったな。」

 彼の言葉には、脅しと優しさが入り混じり、春香をさらに混乱させるものだった。
 混乱のまま、春香はただ「ありがとうございます」とだけつぶやいた。

 まさよしは嬉しそうに一枚の紙を手渡してきた。
「予想通りの回答でよかったよ。すでに契約書は用意している。きちんと読んで、サインしろ。」

 春香は渡された紙を受け取り、震える手で広げた。そこには、彼女の行動を制限し、まさよしの命令に従うことを強いる内容がびっしりと書かれていた。契約書には、彼女が正直に答えたことへの「報酬」として、3か月間の「猶予」が与えられる代わりに、その期間中も彼の指示に従うことが義務付けられていた。

 春香は恐怖と絶望で胸が締め付けられるのを感じながら、契約書の文言を追い続けた。

             ※※奴隷契約書※※
                     契約締結日: ××××年×月××日甲: 玖珂 正義
乙: 桐生 春香

甲と乙は、以下の条項に従い、本契約を締結する。

第1条(契約の目的)
 本契約は、乙が甲の所有物として、甲の命令に絶対服従することを定めるものとする。

第2条(乙の義務)
●乙は、甲のいかなる命令にも無条件で従うものとする。
●乙は、契約に違反した場合、甲から科されるいかなる罰も無条件で受け入れるものとする。
●乙は、甲に対して無条件で奉仕するものとする。奉仕の内容には制限がなく、甲の欲望に応じて行う。
●乙は、甲の指示のもと肉体を適切に管理するものとする。
●乙は、特別の指示がない限り甲を「ご主人様」と呼ぶこととする。

第3条(甲の権利・義務)
●甲は、乙の身体、精神、行動を完全に支配する権利を有する。
●甲は、乙の行動を監視し、制限する権利を有する。
●甲は、乙に対して身体的・精神的な処分を行う権利を有する。
●甲は、乙が命令に背いた場合、契約内容を自由に変更することができる。
●甲は、いつでも本契約を解除する権利を有する。
●甲は、乙の許可なく女性器へのペニスの挿入をしてはならない。
●甲は、乙の体を支配する者として、乙が日常生活を送るために必要な最低限のケアを行う義務を負う。

第4条(期間)
●本契約の有効期間は、3か月とする。
●期間経過後、24時間以内に甲乙一方が解除の申請を行わない限り、契約は自動的に継続される。

第5条(秘密保持)
●両者は本契約の存在および内容を第三者に漏らさないものとする。
●甲は、乙のプライバシーを最大限尊重し、世間に本契約の内容が漏れないよう努力するものとする。

第6条(最終条項)
●本契約に定めのない事項については、甲の判断に従うものとする。
●本契約は、甲の絶対的な権力を保障し、乙の完全な服従を要求するものである。
●乙は、この契約に署名することにより、甲の所有物として生きることを誓う。
●本契約は、甲と乙の合意のもとに締結され、双方に法的拘束力を持つものとする。

甲: ___________________(署名)
乙: ___________________(署名)

 春香は震える手で奴隷契約書を読み進めた。その内容は、彼女の人権と自由を完全に奪うものでした。一行一行を読むたびに、彼女の胸は重くなり、希望が消えていくのを感じました。
「こんなの、間違っている……」
 春香は心の中で叫びましたが、現実はその声を押しつぶすように重くのしかかりました。彼女にはほかの選択肢はありませんでした。この契約にサインしなければ、彼女や大切な人々に危害が及ぶかもしれない。もう逃げられない。その恐怖が、彼女を追い詰めました。 
 涙が頬を伝わり、契約書を濡らしました。春香は目を閉じ、深く息を吸い込みました。そして、ペンを持ち、涙を流しながら契約書にサインをしました。その瞬間、春香の心は深い絶望に包まれました。
「ごめんなさい……私には、これしか選択肢がなかったの……」
 心の中で誰かに謝りながら、契約書を前に置きました。その表情は、悲しみと無力感に満ちていました。

 まさよしは彼女が契約書を読み絶望の中サインをしている様子を、ただ、黙って見守っていました。
 まさよしは、春香が涙ながらにサインを済ませた契約書を受け取り、冷静に目を通しました。彼の表情には、春香の苦しみに対する同情は微塵も見られず、むしろ彼女の絶望を確認するかのような冷徹さが漂っていました。

「最後にもう一つ、必要なものがある」
 彼の声は低く、春香の心をさらに凍りつかせました。
「何を…?」
 春香の声は、震えてほとんど聞こえないほどでした。
 まさよしは、ポケットから小さなナイフを取り出し、春香の前に差し出しました。

「血の拇印だ。これで契約は完全に有効になる。」
 彼の目は、春香の反応を楽しむかのように輝いていました。

 春香は、ナイフを見つめ、その意味を理解しました。彼女は、指にナイフを押し付け、痛みで顔を歪めながら自らの指を切り裂き捺印しました。

 完成した契約書を受け取った男は満足そうにうなずいた。
「よしこれで今日から3か月、お前は奴隷だ。わかったな。」
「…はい」

 うつむき小さな声で返事する春香とは対照的に、にこやかなまさよしは続けてしゃべりだした。

「いい選択だと思うよ。もっと絶望するものたくさん用意してたけど使わなくて済んでよかったよ」
「さてと、まずは最初の命令だ。そこにまっすぐたて」

 春香は、まさよしの言葉に身を強張りながらも、言われた通りに立ち上がった。彼女の体はまだ震えており、涙の跡が頬に残ってた。

「よし、いい子だ。もう一度言っておく。命令に忠実ならそれなりに扱ってあげる。ただ、ダメな子だった場合はきちんと躾けるから覚悟しておくんだな」

 彼の声は低く、脅迫めいた響きがありました。春香は、まさよしの言葉に恐怖を感じ、体を強ばらせました。

「わ、わかりました…」
 春香の声は、震えてほとんど聞こえないほどでした。
 まさよしは、春香の反応を楽しむかのように、彼女の目をじっと見つめました。

「まず一つ、俺のことはご主人様と呼べ。命令には『わかりました、ご主人様』としっかり答えるように」

 春香は、まさよしの言葉に身を強張り、彼の目を恐る恐る見上げました。彼女の心は、恐怖と恥辱で満たされていました。

「わ、わかりました…ご主人様」
 春香の声は、震えてほとんど聞こえないほどでした。

 まさよしは、春香の反応を楽しむかのように、彼女の目をじっと見つめました。

「いい子だ。次に、奴隷の体をまず知る必要があるよな。服も下着も全て脱いで、裸になれ」

 春香は、まさよしの脅しに恐怖を感じ、涙目になりながらも、ゆっくりと服を脱ぎ始めました。彼女の指は震え、服が床に落ちる音が部屋に響きました。

「全部脱ぐんだ。下着もだ」
まさよしは、春香の動きをじっと見つめ、命令を繰り返しました。

 春香は、まさよしの言葉に従い、下着も脱ぎ捨てました。彼女の体は、恥辱と恐怖で震え、涙が頬を伝わりました。

「よし、それでいい。これからは、俺の命令に絶対服従するんだ。わかったな?」
 まさよしは、春香の裸体をじっと見つめ、満足そうにうなずきました。

「わかりました…ご主人様」
 春香の声は、涙声でほとんど聞こえないほどでした。

「きちんと命令を守っている限り、今日はお前に手を出さないでいてやる。」

 まさよしは、裸の春香の周りをゆっくりと回りながら、品定めを始める。彼の目は、所有物を見るかのように冷たく、指先はあたかも高価な美術品を評価するかのように動く。

「ふむ……大きくはないが、形の良い乳房だ。乳首の色もピンクで、俺好みだ」
 彼は春香の胸に視線を止め、指先で軽く触れる素振りを見せながら、にやにやと気持ち悪い笑みを浮かべる。

「お尻は体の割には少し大きめか。これも俺の好みに合っている。肉付きがよくて、叩きがいがありそうだ」
 春香のお尻をじっくりと見つめ、手を伸ばしかけるが、わざと触れずに引き戻す。その仕草に、彼女の体を支配する悦びがにじみ出ていた。

「陰毛は手入れしているようだな。まあ、今はこれで良しとしよう」
 彼は春香の股間をちらりと見て、あえて評価を保留するかのように言い放つ。その声には、彼女をさらに追い詰める余裕が感じられた。

 まさよしのつぶやきは、春香の体を細部まで評価する冷めた観察者のようで、彼女の存在を完全に「物」として扱っている。彼のにやにやとした笑みは、春香の恥辱と恐怖を楽しんでいるかのように見え、彼女の心に深い傷を刻む。
 春香は、まさよしの視線にさらされ、体を強ばらせながら、涙をこらえる。彼女の目は、助けを求めるかのように部屋の隅を見つめていたが、そこには何の救いもなかった。

「脇もチェックしたい。手を挙げろ、まっすぐ大きくな。」
「…はい」

 春香は言われるままに手を挙げた。

「脇の毛はなし、まあいい。」

 一通り観察したまさよしは、春香にスティック状のものを渡す。

「これを脇と陰毛に塗れ、しっかりとな」
「なんですか、これは」
「命令には、『はい』しか認めていない。が、こんかいは許そう。これはただの毛生え薬だ。せっかくだから陰毛と腋毛を伸ばしてもらう。これからは処理は禁止な」

 春香は渡されたスティックを手に呆然としている。

「おい、早く濡れ。それとも俺に塗ってほしいのか?」

 まさよしの声にハッとして、慌てて塗りだす。
 薬品の冷たさが、春香に現実を突きつける。
 嫌悪感しか感じない男性の前で、裸の自分にスティックを陰毛に押し付けている。私の心は深い恥辱と絶望で満たされた。彼の冷たい視線と、にやついた笑みが、私の体をさらに「物」として扱い、尊厳を踏みにじる。この光景は、私にとってこれ以上ないほど惨めで、人間性を否定されるような感覚だった。

「その毛生え薬はやる。これから毎日塗るように。」
「…はい」
「それから今から記念撮影だ。この契約書を持ってそこにたて」

 まさよしはそういって私を壁際に立たせてカメラを向けた。
 私は、渡された契約書を必死に胸と陰部に押し当て、隠そうとした。しかし、そのたびにまさよしの叱責が響く。
 契約書を握る手が震え、私は涙をこらえながら、彼の命令に従わざるを得なかった。カメラのシャッター音が、私の恥辱を永遠に記録するかのように、無情に響き渡る。

「よし、いい絵が取れた。被写体がいいからかな。出来上がりが楽しみだな」
 まさよしは無邪気に喜んだ。
 そして不気味な笑みを浮かべた。彼の目は、獲物を追い詰めた猟師のように鋭く、春香をじっと見つめる。

「さてと、今日はこんなところでおしまいにする予定だったんだがな、春香。今日お前俺に何回うそを言った?」
 彼の声は低く、しかし鋭い刃のように春香の心に突き刺さる。
 春香は、まさよしの言葉に体を強張り、目を伏せた。彼女の心は、恐怖と混乱で満たされていた。

「嘘なんて言っていません。」
「嘘を言うな。最低でも3回は言っている。兄、オナニー嘘を言っていないで3回だ。いや今のも入れれば4回だな。嘘にはお仕置きが必要だ」
「…そんな。ごめんなさい。もう言いません、ごめんなさい。」

 ひたすら謝る春香にまさよしは一瞥をくれた。
「謝罪はいい。最初の躾だ。しりをだせ。こいつで教育してやる」
 そういいながらバラ鞭を取り出した。

 初めて見る鞭におびえ、さらに謝罪を繰り返した。
 だが、まさよしは許しはしなかった。

「早くしないと回数が増えるし、もっとひどいことをするぞ。罰は減らん、早くしろ」
 彼の声は低く、しかし脅迫めいていた。

 春香は、すべてを諦めたように、ゆっくりと体を回転させ、お尻をまさよしに向けた。彼女の体は震え、涙が頬を伝う。

「…はい」
 彼女の声は、小さく、おびえる小鹿の様に弱弱しいものだった。

 まさよしは、鞭を軽く振り回し、春香の前に立った。

「今から10回叩く。すべて耐えろ」
 彼の声は、冷酷な宣告のように響いた。

「…はい」
 春香は、目を閉じ、歯を食いしばった。彼女の心は、恐怖と絶望で満たされていたが、まさよしの命令に従う以外に道はなかった。

「いち」
 掛け声とともにまさよしが鞭をふるった。
  空気を切る鋭い音が響き、鞭が春香のお尻に激しく打ち付けられた。「ぱしっ!」という音とともに、彼女の体に鋭い痛みが走った。春香は、思わず悲鳴を上げそうになるが、歯を食いしばって耐える。彼女の体から、小さく苦しげな呻き声が漏れた。

「に」
 再び掛け声が響き、鞭が春香の肌を切り裂く。痛みが彼女の体を駆け抜け、彼女は震えながらも、まさよしの命令に従い、耐え続けた。

「さん」
 鞭が再び春香のお尻を打つ。痛みが彼女の体を貫き、彼女は思わず体をよじらせた。しかし、まさよしの目は彼女を許さず、彼女はすぐに体を元に戻す。

「よん」
 四回目の鞭打ちが、春香の肌に赤い痕を残す。彼女は「ひっ…!」と小さな声が漏れ、体を震わせる。涙が頬を伝い、床に落ちる。痛みと恥辱が、彼女の心をさらに追い詰める。

「ご」
 五回目の鞭が、春香の体を打ち付ける。うっ……」と呻き声が漏れ、彼女は歯を食いしばる。彼女の体は、痛みで熱くなり、足の震えが止まらない。

「ろく」
 六回目の鞭打ちが、春香のお尻を襲う。とうとう悲鳴が部屋に響く。彼女は体を激しく揺さぶり、痛みに耐えきれず、その場にうずくまってしまう。  両手でお尻を抑え、床に膝をついた春香は、涙と鼻水で顔をぐしゃぐしゃにしながら、「もう……もう駄目です……許してください……」と嗚咽交じりに懇願する。

 まさよしは、鞭を軽く振り回しながら、冷たく言い放つ。

「立て。命令だ。うずくまっている暇などない。もう一度一回目から始めるか?」
 彼の声は、氷のように冷たく、春香の心をさらに追い詰める。

 春香は、まさよしの命令に体を強張り、痛みに歪んだ顔を上げる。「はい」と小さく呟きながら、彼女は必死に立ち上がろうとする。しかし、お尻の痛みが彼女の体を支配し、彼女は再び「うっ……!」と声を上げながら、よろめく。

「早くしろ。罰が増えるぞ」
 まさよしの声は、容赦なかった。

「なな」
 七回目の鞭が、春香の肌を切り裂く。「やめ……やめてぇぇっ!」と叫びながら、彼女は壁に手を突っ張り、耐えようとする。しかし、鞭の痛みが彼女の体を支配し、彼女は再び座ろうとする。

「はち」
 春香を座らせまいと、間髪入れずに八回目の鞭打ちが、春香のお尻を打つ。「もう……もう駄目ぇっ!」と絶叫し、彼女の体は痙攣する。痛みが彼女の意識を模糊とさせ、彼女はまさよしに必死に許しを請う。

「きゅう」
 九回目の鞭が、春香の体を打ち付ける。「うぐぅ」声を上げ、彼女は目をぎゅっと閉じる。彼女の体は、痛みで熱くなり、震えが止まらない。

「じゅう」
 最後の鞭打ちが、春香のお尻を打つ。「いやぁぁぁぁぁっ」と絶叫し、彼女は体を激しくよじらせる。お尻の痛みが頂点に達し、彼女は思わず膝を折り、涙と嗚咽を漏らした。

 鞭打ちが終わると、まさよしは鞭を軽く振り回し、春香の前に立った。

「はじめてにしては、まあ耐えたほうかな。だが最後まで立っていないとだめだぞ、次はやり直しにするから覚悟しとけよ。それと、おわったらお礼を言うのが奴隷の基本だ、覚えとけ。お前は人から何かもらったら、お礼を言うように親に教わらなかったのか?」

 まさよしの声には、嘲りが混じっていた。彼の言葉は、春香の心をさらに追い詰める。
 春香は、まさよしの言葉に震え、お尻の痛みをこらえながら、小さくうなずいた。

「…はい、ご主人様。ありがとうございました」
 彼女の声は、小さく、しかし服従に満ちていた。その言葉には、まさよしへの恐怖と、自分の無力さに対する絶望が込められていた。

まさよしは、春香の返事を聞くと、薄く笑った。

「まあ、今回はこれでいい。だが、次はもっと厳しくするからな。覚悟しとけ」
 彼の声は、冷たく、しかしどこか楽しげだった。

 春香は、まさよしの言葉に体を強張り、涙をこらえながら、うなずいた。彼女の心は、恐怖と絶望で満たされていたが、まさよしの命令に従う以外に道はなかった。

「さてと、罰も終わったし晩御飯にしよう。当然春香も食べていくよな。俺のおごりだ遠慮するなよ」
 そういいながらまさよしはキッチンに向かった。
 キッチンでの音を聞きながら、春香は痛みを耐えていた。
 会ったばかりの、それも嫌悪するような醜悪な男の部屋で、全裸でお尻を抑えている自分を想像し、恥辱と屈辱感を強く感じ、静かに涙が流れた。
 数分すると、まさよしがお盆を抱えて戻ってきた。

「お前のためにご飯を買っておいてよかったよ。女の子はこういう甘くてフルーツが多いのが好きなんだよな、遠慮せずにいっぱい食べろよ」
 そういって春香の目の前に犬用のお皿を差し出した。
 中にはフルーツグラノーラに牛乳がかけているものが入っていた。

「こ、これは……」
 彼女の声は、震えていた。まさよしの意図が分からず、きょとんとした顔でまさよしを見た。

「遠慮するなよ。お前のためのご飯だ」
 まさよしは、春香の反応を楽しむかのように、にやりと笑った。

 ようやく春香は理解した。
 春香は、まさよしの言葉に体を強張らせ、お皿を見つめた。彼女の心は、恥辱と絶望で満たされていたが、まさよしの命令に従う以外に道はなかった。

「…はい、ご主人様」
 彼女は、小さくうなずき、お皿に手を伸ばした。しかし、どこにもスプーンがなかった。

「何してるんだよ、犬が箸を使うか?頭いいんだからちょっとはわかれよ。そのまま食うんだよ。はいつくばってな。」

 まさよしは、にやりと下品に笑いながら、春香を睨みつける。彼の目は、彼女を完全に支配していることを楽しんでいるかのように輝いていた。
 春香は、まさよしの言葉に心を打ちのめされ、涙が溢れ出た。彼女は、お皿の前に膝をつき、「はい…ご主人様…」と小さく呟きながら、床にはいつくばった。
 冷たい床に手をつき、犬のように顔をお皿に近づける。フルーツグラノーラの甘い香りが鼻をくすぐるが、彼女の心は恥辱と絶望で満たされていた。

「早くしろ。見苦しいぞ」
 まさよしの声が、彼女の背中に重くのしかかる。

 春香は、涙をこらえながら、お皿に口をつけ、グラノーラを口に運んだ。牛乳が口の中に広がり、彼女は思わずむせそうになる。しかし、まさよしの目を感じ、彼女は必死に食べ続けた。
 ジンジンと痛むお尻と犬のように食べるという行為が、彼女の尊厳を完全に踏みにじり、まさよしの支配が彼女を完全に支配していた。
 そんな春香を眺めながらまさよしはカップラーメンをすする。
 「食べ方がきたない」とか「テーブルマナーを教えてもらってないのか」などと時より下卑たなじりを飛ばしてくる。
 春香は、床にはいつくばったまま、必死にフルーツグラノーラを食べた。彼女の顔は、羞恥と絶望で歪み、涙が絶え間なく流れ落ちる。こんな食べ方などしたことがなく、彼女は上手に食べることができなかった。
 牛乳が口の周りに垂れ、鼻や髪も汚れてしまう。春香は、手を伸ばして顔を拭おうとするが、まさよしは彼女を許さず、彼女はすぐに手を引いた。
 何度もむせそうになるが、彼女は必死に飲み込んだ。これ以上何か言われたり、されるのはもう耐えられないと思ったからだ。
 まさよしがカップラーメンを食べきるころには、春香も何とかすべて平らげることができた。

「いい食べっぷりだな。お代わりいるか」
 ゲラゲラとまさよしが声をかける。
「いいえ、大丈夫です。ごちそうさまです。ありがとうございました」
 春香は必死に首を振り、怒らせないように、必死にお礼を言いながらお代わりを断った。

「そうか、まあいい。お前は少し細いからな。しっかり食べさせないと飼い主として心配なんだよ」
 そういいながらまさよしは食器を片づけた。
 春香はどうしていいのかわからずそのままの姿勢で、まさよしの次の言葉を待った。次はどんな絶望が来るのか、考えるのも恐ろしかった。
 だが、次の言葉は春香の想像を裏切るものとなる。

「よっしゃ、今日はもうここまでだな。よく頑張った」
 まさよしの言葉が、春香の耳に届いた瞬間、彼女の体は一瞬硬直した。次に来るはずの絶望や辱めが、予想外の褒め言葉に置き換わったことに、彼女の心は混乱していた。涙に濡れた瞳をゆっくりと上げ、まさよしを見つめる。彼の表情は、相変わらず下品であったものの、先ほどまでの冷酷さとは打って変わり、どこか優しげな笑み感じだ。

「…ありがとうございます」
 そういって立ち上がろうとする春香にまさよしが声かける。

「そうそう、一つだけ宿題。そのまままっすぐ立て」
「…はい。ご主人様」
 もう終わる。その希望が不思議と春香を従わせる。

「そう、そのまま立って、足を少し蟹股に開いて腰を軽く落とす。そして、両手は頭の上で組んでおっぱいも脇もよく見えるように。そう、うまいじゃないかよくできている」

 春香は言われるままにポーズをとった。普通であればこんな屈辱じみた恥ずかしいポーズなんてできなかったが、今の春香の心はもう精いっぱいで、考えることを放棄しかけていた。

「これが服従のポーズだ。俺がポーズをとれと言ったらこのポーズをとるんだ。わかったか」
「…はい」
「覚えてけよ、できなければ。罰だからな。まあいい服を着て帰れ」
「…はい」

 まさよしの言葉に従い服を着る。
 お尻はまだ痛み、パンツをはくのも苦労したが、やっとの思いですべてを着た。
 春香が着替えている間、まさよしは春香のスマホを操作し、自分の連絡先などを登録していた。

「さて、次は明日、明後日。まだ学校じゃないだろ。バイトもないし来れるな。どちらかで呼ぶから準備してろ。わかったな。」
 まさよしがこれからも地獄の日々が続くことを告げるが、春香の心には響かなかった。ただただ、家に帰れるという安堵だけで「はい…。はい…」と合図値を打つ。

 着替え終わった春香は、後ろに後ずさるように玄関に進んでいった。
 やっと解放される。その気持ちだけが春香の頭の中を支配していた。
「おい、そこのごみ外に捨てとけ。出てすぐところのごみ捨て場だ。それとな、一つだけアドバイスだ。俺のことは憎んでいろ。嫌いなままのほうがいい。憎しみを持ったまま命令を実行すればいい、そのほうが3か月耐えれると思うぞ。まあ、俺としては従順でも楽しいから構わないんだがな。こわてしまっては困るからな」
 大きな声で、下品に笑いながら春香に向かって言葉を投げつける。

 春香は自分がどうやって家に帰ったのか、覚えていなかった。
 ただ、痛むからだと、泣いてぐしゃぐしゃになった顔を誰にも見られたくないと急ぎ足で帰ったことは確かだった。
 家に帰ると、玄関で今日のことがフラッシュバックし、トイレに駆け込んで吐いた。
 ひとしきり吐き終わると、服もそのままにベットに突っ伏して大きな声で泣いた。泣いて泣いて泣き疲れたころ気絶するように泥のように眠った。

 春香の奴隷としての3か月が始まった日のことである。
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