転生貴族の領地経営〜現代知識で領地を豊かにして成り上がる

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第一話 洗礼と領地

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ネーデル王国建国から1331年。第96代目ネーデル国王、ガーデル国王の治世の五月頃。
ネーデル王国の北にあるリーディア辺境伯領の朝が始まった。領都リーディア城では市場が開かれ人が集まり賑わっていた。その領民たちの声と窓から入り込んだ日光の光に僕、レイトは起こされた。
いつもの僕は起きたらすぐに剣術を学び、学問をして多くの知識を頭に入れ、魔法の修練をした。その意欲と知識の量は同世代を遥かに超えていた。
それもそのはずだ。僕レイト・リーディアには前世の記憶がある。もともとは日本屈指の大学に入れるような天才は異世界転生しても天才だった。
そんな僕は今日、洗礼を受ける。この世界では12歳になった人たちは皆んな教会で洗礼を受けるのだ。教会で洗礼を受けると魔力量やスキルなどのことが判明するため、洗礼自体が人生の一大行事だった。
だからこそ今日は僕にとって大切な日だった。僕は起きるとすぐに服を着替えて朝食を摂った。食事を終えるとすぐに身支度を整えて家族とともに馬車に乗り込んで教会に向かった。
馬車で教会に移動している時だった。リーディア辺境伯家次男にして僕の兄、ブレド・リーディアが僕に対して言ってきた。
「三男のおまえが洗礼を受ける意味はわかっているんだろうな? この洗礼の結果でおまえの今後の立場が変わるぞ」
この言葉は事実だった。三男の僕は洗礼次第で全てが変わる。結果が悪ければ家を追い出される。もしも良ければブレドのように領地が与えられる。それを踏まえて僕はブレドに言った。
「ご安心ください兄上。私は必ずや良い結果を出して見せます」
そう言うとブレド兄さんは笑っていた。その後馬車が止まり教会に着いた。教会に着いた僕は司祭の案内に従った。そして多くの者が見ている中で僕の洗礼が終わり、ステータスが公開された。
【基礎情報】
・氏名レイト・リーディア
・身分リーディア辺境伯家三男
・年齢12歳
【魔法情報】
・魔法適正、全属性とくに風
・魔力量60000
【スキル情報】
・創壊

このステータスが公開されると周りの人は驚きの声をあげた。何故なら洗礼直後の貴族の魔力量は300程が平均だったからだ。その上魔法適正が全属性の人間はこの大陸では数えられるくらいだった。その後司祭が集まっていた人たちの前で言った。
「レイト様のスキルについて調べたところ、スキルの概要が判明しました」
「司祭殿! レイト様のスキルは何ができるのですか?」
その言葉に司祭は強烈な発言をした。
「スキル創壊の効果は、魔力で物体を作り、魔力を通した物体を破壊することができる。これがスキル創壊の効果です。そしてこのスキルは、我が国初代国王陛下と同じスキルです!」
その瞬間周囲の人たちは騒ぎ始めた。しかし父上であるフェルト・フォン・リーディア辺境伯だけは冷静に考えていた。そして僕に言った。
「これほどの結果とは驚いた。だからこそお前に期待することにした。我が辺境伯領の北にあるハーデミア領の領主にしてやるゆえ、ハーデミア領を王国一、いや、大陸一の領地にしてみせよ!」
「はい! 領主としてハーデミア領を発展させてみせます」
フェルトの言葉に僕はそう答えてハーデミア領の領主となった。
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