ある日の日記、いつかの記憶。

ゆっこ

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2022.2.22/響く声

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ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。


なんだろう懐かしい言葉

あぁ
これは

おばあちゃんの口癖だった言葉だ


ある日  何故か

それが
心の中に飛び込んで来るようになった

ーゆうちゃんはがんばりやさんやから

ううん
違うんよ
ちっともがんばれてないの
がんばれなかったの

ほら

ほら

これもあれも


私は一生懸命否定した

それなのに
何度否定しても。
ずっと響いてくるから

否定することを諦めた


ーゆうちゃんはがんばりやさんやから。

ーゆうちゃんはがんばりやさんやから

ーゆうちゃんはがんばりやさんやから



次第に
その声に
泣けて
泣けて
仕方なくなった


あのね

何かをしようとする時 
怖かったの

ずっと怖かった

こんな簡単なことすら
怖くて

自分は
どうなるんだろうって思ってた


それが
その声が聞こえてくると
不思議と怖くなくて
力が湧いてきて
わくわくするの
出来るかもって思うの

楽しそうだなとすら、思うんだ

なんでだろ


今まで
どんな声を
自分に掛けてきてたんだろ



この間
夢で見た光景

息を切らして
私が走ってくる
ねえみて 
ねえみてみて

出来た



逃げたいじゃなくて
はやくやめたいじゃなくて
まだ終わらないのじゃなくて
上手になりたいって素直に思えた
より良くしたいって思えた
その気持ちに素直に動けた
夢中になれたの

ほら  って
差し出した両手

誇らしげで嬉しそうな
子供の私



馬鹿みたいと笑うかな

でも
そんな事が
私には
夢だったんだよ

いつから
出来なくなってたんだろう


自分には無理だと思う度
その重みに耐えられなくて
背を向けた

繰り返す度  確信になり

私はどうせ変われない
どうせ
どうせ



自分のこと諦めてた


ーゆうちゃんはがんばりやさんやから

ううん
違うの
あの頃は
がんばってたんじゃなくて
ふつうにしてたの
普通にできてたの
好きでやってたの



あぁ そうか
その感覚を。
思い出せばいいだけ





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