4429F

夏川 俊

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10、母からの手紙

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 発車時刻を告げるアナウンスが構内に流れている。
 向かい合わせの、4人掛けの座席の窓側に座り、友美は、列車の窓から駅のホームを歩く人たちを眺めていた。
「 ほら、駅弁。 ここのはうまいんだぜ? 以前、取材で来た時に食ったんだ。 はい、お茶 」
 2人分の駅弁と缶入り緑茶を持って、菊地がやって来た。
「 ありがとう。 ・・あ、いいニオイ。 炊き込みご飯ね? おいしそう! 」
 友美の向かい側の席に座り、駅弁と缶入り緑茶を友美に渡す。
「 今、売店のガイドマップで調べたんだけど、これから行く笠原病院があった久野高屋敷ってとこは、長野白山駅からバスで30分くらいの所だ。 人口、1万弱の小さな村だね 」
 膝に乗せた駅弁の包みを開きながら、菊地が言った。
「 ごめんなさいね、菊地さん。 せっかくの休日なのに 」
「 全然! たまには列車の旅も、オツなもんだよ。 ・・あ、これウマイわ、やっぱ! 」
 駅弁に食らい付く菊地を見て、友美は少し笑った。 割り箸を割り、友美も駅弁に箸をつける。  やがて発車のベルが鳴り、列車はゆっくりと動き出した。
「 しかし、友美ちゃんもエライ事に巻き込まれちゃったなあ。 その大館って人は、ゴホッ・・  頭いい人なんだろね。 ゴホッ、ゴホンッ! 」
 駅弁にムセた菊地に、お茶を手渡しながら、友美は聞いた。
「 ・・・記事にするの? 菊地さん・・・ 」
 お茶を飲み、一息ついた菊地は答えた。
「 ありがと。 ふう~っ・・・ まさか! 書いたって、誰も信じやしないよ。 友美ちゃんは、僕を信じて、全部話してくれたんだろ? 」  
 頷く、友美。
 菊池は続けた。
「 4429Fか・・・ 確かに、時代がひっくり返るような、でかいスクープだけど、また友美ちゃんを時の人にしてしまう事になる。 今は、静観した方がいい。 発表出来る条件が揃ったら、君と相談して行動を起こしてもいいけどね 」
 無言のままの友美。
 菊池は、頭をかきながら言った。
「 イマイチ、僕はジャーナリストとしての情熱が無いからなあ・・・ それより、友美ちゃんの方こそ自叙伝、書いた方がいいね。 確かに売れるわ。 ベストセラーかもね 」
 菊地は笑った。
 友美が、寂しそうに答える。
「 私は、そんなの書けない。 それに、書く頃には、もう生きていないかもしれないもん・・・もしそうなってたら、菊地さん書いてね? 」
「 縁起でもない事、言うなよ! あの、社ってヤツや、浩子・・ だっけ? 連中には、もう関わらない方がいいよ? 確かに、大館って人は、切れる人かもしれないけど・・ 無茶だよ、やり方が 」
 菊地は駅弁を置くと、ブリーフケースの中から1枚のコピーを出した。
「 先月、各雑誌社や新聞社編集部宛てに郵送されて来たものだ。 新聞報道でも取り上げていたから、君も知ってるだろう? 暴走族の無差別攻撃の犯行声明文書だ 」
「 知ってる。 憂国勤皇隊っていう組織のでしょう? 」
「 ああ。 表向きは、右翼団体を装っているが・・・ 友美ちゃんの話しを聞いて確信した。間違いない。 その、大館って人の計画だろう。 毎日、暴走族の誰かが、狙撃されている。 死者はもう、30人を超えた。 警察もお手上げだ。 そりゃ、そうだろう。 どこからともなく、弾が飛んで来るんだからな・・・! おかげで族の集会はめっきり減ったよ。 これはこれで、効果はあったわけだ 」
「 でも、暴走行為の危険性や、違法行為への理解があってやめたんじゃないわ。 狙撃されるのが怖いから、自粛してるだけでしょう? そんなの、恐怖体制と変わらないわ。 本質を除外して、外見だけ繕ってるんだもの 」
「 彼らにとって、効果は効果なんだろう。 結果重視ってヤツさ 」
 菊地は、駅弁の残りをかき込みながら、友美に言った。
「 最近、与党の最大派閥に対抗して、官房室副長官の江川氏の動きが活発だ。 まだ、当選3回目の若手だが、次期総裁の声が挙がっている 」
 残っていたお茶を飲み干し、菊地は続ける。
「 有能な政治家だ。 疑惑も一切無いし、スキャンダルも無いが・・ まだ若い。 しかし、何のつながりも無かった複数の企業から、最近、大型献金の話があったようだ。 それだけじゃない・・ 江川氏の周りでは、ここのところ、急速的に活発な動きがある。 加えて、ライバルの宮川氏の急死。 そのバックボーンだった大手建設会社の、突然の不渡り倒産。 更には、前副長官の事故死・・・ すべて江川氏に、有利に事が運んでいる。 遂には、折り合いの悪かった永田町のドンと言われる濱田氏も、手の平を返したように、江川氏についた。 主民党の横山氏も、協力を惜しまないとの声明を、記者会見で出している。 今や、江川派は、与党超党派の筆頭派閥になろうとしているんだ 」
「 ・・・大舘さんが後ろについて、後押しをしてるって事? 」
 食べ終わった駅弁の蓋を閉じ、友美が聞いた。
「 そうとしか考えられないね・・・ 姿を消したり事故死した秘書は、各代議士の中で、10人を下らないよ? 政治家だけじゃない。 運転手や家政婦、親戚に不幸が相次いだ代議士もいる。 突然、いなくなった者や事故死した者・・ 火事で焼死した弁護士もいるよ。 病死とされた者にも、その経緯には、どうも不信な点がある。 おかしいと思ってたんだ。 あまりに江川氏の都合に良い事件ばかりだからね・・・ 友美ちゃんの話しを聞いて、納得したよ。 つじつまが合う 」
 外の景色に目をやりながら、菊地は続けた。
「 突然、歩調を合わせて来た野党の連中も、ウラで操られていたってワケだ・・・ 濱田氏にしても、江川氏に付いたって何のメリットも無い。 なのに、記者会見のあの賞賛はどうだ。 まるで、我が息子同然の扱いだ。 主民党の横山氏も、おそらく息が掛かってるんだろう。 言いなりにさせる為に、目の前で誰か殺して脅したか・・・ あの力を持った彼らなら、やりそうな事だ。 手っ取り早い方法だし 」
「 政治の事は、私、判らない。 でも、昨日も繁華街で若者が変死したって、ニュースでやってたわ。 勤皇隊の仕業だって・・・! 」
「 ヤンキー連中の変死事件か・・・ ここの所、多いな。 首を折られたり、頭を潰されたり、残虐極まりない・・! 確かに、たむろする連中は減ったが、それで治安が守られているとは言い切れない。 それが、長期化すれば習慣になるだろうが、その前に、右翼団体への暴動が起きるぞ? 警察は、姿亡き殺人者の検挙に翻弄され、目に見えない犯罪が、密かに進行するかもしれない。 いずれにせよ、長くは続かないよ 」
 それが判らぬ大館ではないだろう。 事態の収拾はつけると、友美に語った大館。 どのように、その幕を閉じるのか・・・
( 伸びきった枝は、いつかは折れるわ。 大舘さん・・ 社くんも、浩子さんも・・ 無茶な事は考えないで、力との共存を模索して欲しい・・・! )
 窓の外に広がる田園風景を眺めながら、友美は思った。 皆、悪人ではないだけに、その身を心配する友美であった。

 駅からバスに乗り換え、揺られる事、30分。 山あいの県道脇に、2人は降り立った。
「 やあ~、空気がうまいわ。 山が、すぐそばに来てる 」
 山に向かって、大きな伸びをしながら菊地が言った。
 停留所の時刻表を確認した友美が、菊地のところへやって来た。
「 大体、1時間に1本ね。 ・・それにしても、何にも無いのね、ここ 」
 辺りを見渡しながら、友美が言った。
「 バスの中も、僕ら以外は、おばあさんが2人いただけだもんな。 ・・えっと、あっちが上里だから・・ 高屋敷はこっちだ。 あの、民家があるあたりかな? 」
 県道脇前方5・6百メートル先に、民家が固まっている。 その向こうは山麓に続き、段々と斜面になっている。 その一角に大きな施設があった。 どうやら、それが笠井製薬の長野工場らしい。
「 どうも、あれらしいな。 行ってみよう 」
 しばらく歩くと、工場らしき建物の壁面に『 笠井製薬 』の書き文字が見て取れた。 工場は稼動しており、出荷作業中のリフトや、トラックが見える。 何棟もある大きな工場で、正面入り口には警備員室があった。
「 こんにちは~。 毎朝グラフの菊地と申します。 本日は、笠原総合病院の跡地取材で参りました。 これ、入場許可書です。 事前に、ご通知は、してあるはずなんですが・・ 」
 警備員室の窓を開け、菊池がそう言うと、湯飲み茶碗を持った初老の警備員が対応に出て来た。
「 ああ・・ 本部から連絡、聞いとるよ。 わざわざ遠い所、ご苦労さん。 ここに名前書いてくれるか? ん~・・ 時間は、いいよ。 そう、その下。 ・・あの事件から随分経つが、まだ何かあるんかね?  書類関係は、検察官が全部持って行ったし、あんな廃墟、見ても、何もあらせんぞ? 」
「 事後検証ってヤツですよ。 あの事件の跡は今・・ ってね。 簡単な撮影だけですから。 はい、これでいいかな? 」
「 ふ~ん・・ ブン屋さんも大変だねえ。 そっちの女の子は、アシスタントかい?  えらく若いが、都会じゃ、こんな娘さんもいっぱしの記者さんかよ。 へええ~ 」
「 頼りになりますよ? 男4~5人よりは、はるかに力になりますから 」
「 能力主義ってヤツかい? ふえっ、ふぇっふぇっ・・! 豪気な事じゃわい。 ほれ、外来章付けてな。 その道、まっすぐ行って右じゃよ。 これが鍵じゃ。 ガラスに気ィ付けてな 」
 病院跡の建物は、敷地内の西のはずれにあった。 アスファルト舗装の駐車場は、あちこちから草が伸びている。 病院の看板が掛けてあったと思われる支柱には、錆びが浮いていた。
「 ・・・これが、私たち、みんなが産まれた病院・・・ 」
 4階建ての建物を見上げながら、友美は呟いた。
 かつては、大勢の外来患者や医師、看護士がいたであろう総合病院。 現在は閉鎖され、その面影はない。 無機質に色あせた外壁が、過ぎ去った時を物語っていた。
 駐車場のはずれに、入り口がもう1つある。 外来者の入り口だったのだろう。 その向こうには神社があった。 鳥居脇に立っている神社名が刻まれた石塔を見て、友美は声を上げた。
「 久野大社八幡宮・・・! 」
 菊地は、友美に聞いた。
「 どうしたの? 神社が、どうかしたかい? 」
 友美は、持っていたポーチを開けると、何かを取り出した。
「 ・・? お守り・・・? 」
 それは、古ぼけたお守りだった。 印籠のように結んであった紐は取れてしまい、あちこちもほころんでいる。 裏返すと、そこには『 久野大社八幡宮 』の文字があった。
「 ・・これは・・・ この神社のお守りって事か・・・? 友美ちゃん、これはどこで? 」
 菊地を見ながら、友美は言った。
「 私がいた、施設の寮母さんから頂いたものです。 私は、身寄りの無い捨て子・・ 名前と誕生日を書いた紙と一緒に、このお守りを付けて、施設の入り口脇に捨てられていた、と聞いていました。 母親は亡くなって、男手では育てられないから頼む、っていう電話が、数日後にあったとも・・・ 」
「 それは、笠井氏の考えた工作話しだろう。 寮母さんとの間にも、了解があったと思う。僕の調査で、君を預けたのは実の父親だったって事は、判明してるからね 」
 友美から、お守りを受け取った菊池は、それを感慨深げに眺めながら言った。
 無言の友美。 菊池は、お守りを、友美に返しながら続けた。
「 そうか・・・ じゃ、このお守りは多分、この神社のものに間違いないだろう。 誰かが、生まれて間もない君の為に付けたんだよ。 お守りを付けるのは女性的な発想だ。 もしかしたら、これは君のお母さんが付けたものかもしれないね 」
「 ・・・お母さん・・・ 」
 お守りを抱きしめながら、友美は呟いた。
「 私の・・・ お母さん・・・! 」
「 行ってみようか、友美ちゃん 」
 友美は、無言で頷いた。
 神社は、歴史を感じさせる由緒ある造りで、わりと大きなものであった。 社務所もあったが、人の気配は感じられない。 神事がある日以外は、無人のようだ。
 境内に入ってみると、枯れた大きな楠があった。 御幣が巻かれたその木には、いくつもの御札が結んである。 神木のようだ。 神楽殿もあり、一升ビンに入った日本酒や、ミカンなどが供えてある。
 2人は、奥の神殿の前に立った。
「 立派な、お社だなあ。 柱の組み方からして江戸初期、ってとこかな? きれいに手入れしてある 」
 神殿軒下の造りを見上げながら、菊地が言った。
「 日本建築にも詳しいの? 」
 友美が聞いた。
「 興味はあるけど、詳しいってほどじゃないよ。 よく、取材で行くんだよ 」
 菊地は、賽銭箱に小銭を入れると、柏手を打った。 友美も、その横に並んで手を合わせる。
「 ・・あ・・ 」
 友美は、合わせた手の中にあった、お守りの感触に気付いた。 擦り切れてボロボロになっていたお守りの袋が、開いてしまったのだ。
「 いつも、持ってたんだろ? 袋が、擦り切れちゃったんだね・・・ 」
 袋の中からは、神社名を記した小さな御札と、社印の形をした金色の厚紙、それと、小さく折りたたんだ紙が出て来た。 何気なく、その紙を広げた友美の表情は、一変した。

 『 友美へ、
  お母さんですよ。
  この手紙を読むのは、友美がいくつになっているころかしら。
  お母さんは病気で、あと、いつまで生きられるか判りません。
  友美。 みんなに愛され、慕われる、良い子に育つのですよ。
  お父さんは、新薬の開発に勤しむ、立派な方です。
  大きくなったら、研究のお手伝いもしてあげてくださいね。

   愛しい友美へ      笠井 澄子 』


 手紙を持つ、友美の手が震えた。 自分に宛てられた、母からの手紙であった。
 ・・・顔も知らぬ母。 しかしその文面からは、短い手紙にも関わらず、優しい人柄や友美に向けられた、大きな愛情が手に取るように判る。 遠い、遥かな時の彼方から、突然届いた母の手紙・・・!
 友美は、震える手で、その手紙を菊地に見せた。
「 ・・・菊地さん、これ・・・ お母さんからの手紙です・・・!  私に宛てた・・・ 」
「 ええっ? ホ、ホントかいっ・・? 」
 急ぎ、菊地は、その手紙を読んだ。
「 ・・・・・ 」
 突然の展開に、菊地も言葉を失った。
「 ・・何て偶然なんだ・・! 参った・・ こんな事って・・・! 」
 思わず、友美は菊地に抱きついた。
「 私・・ 私、嬉しい・・・! お母さん、私の事・・ こんなに思ってくれてた・・・!私・・ 捨てられたんじゃないよねっ? そうだよねっ・・? 」
 孤児ではない事は、菊地の調査で明らかになっていた。 しかし、心のどこかで友美は、母に捨てられたのではないかという猜疑心を拭いきれないでいたのだった。 孤児ではない事が判明した後も、情報や消息が一切つかめない母については、もしかして生きているのでは、という憶測にまで行き着いていた。 その母に対する最大の感心事は、やはり、生き別れた事情であった。  自分を慈しんでくれていたのか、それとも、出生を呪っていたのか・・・
 菊地は、そんな友美の心情を察し、優しく抱きしめながら言った。
「 ああ、そうだよ・・・ お母さんは、友美ちゃんを誰よりも心配していたみたいだ。 良かったな、友美ちゃん・・・! 」
 友美は、しばらく、菊地の腕の中で泣いた。
 自分は、愛されていた。 心から喜ばれて、澄子という名の母より出生したのだ。
 文面から読み取れる事実に、友美は無量の喜びを感じ、感激に打ち震えていた。 何よりも、捨てられたのでは無いという事実が、友美は嬉しかった。 母の愛情を受けていた時代が、過去の自分には、確かにあったのだ・・・! 顔も知らぬ母に、優しく抱かれている幼い自分の姿を想像し、心に暖かさを感じ入る友美であった。
「 澄子・・ って言うのか・・・ 優しそうな名前のお母さんだね 」
 黄色く変色した鉛筆書きの手紙を元通りに折りたたみ、合い間を見て菊地が言った。
「 これは、君の宝物だ。 大事にしまっておくんだよ? 」
 少し落ち着いた友美は、無言で頷き、手渡された手紙を手にすると、もう1度、読み直した。
「 ちょっと・・ ここで待っていてくれないか? 連絡して、聞きたい事があるから 」
 菊地は、携帯電話を出しながら友美に言うと、神社の入り口に向かいつつ、携帯電話で誰かと話をし始めた。
 友美は、神楽殿の舞台に腰を掛けると、お守りと手紙を大切そうに、そっとポーチの奥へ入れた。 おそらく母も、自分の子がこの神社に戻ってくる事など、夢にも思わなかっただろう。 運命の奇跡とは、こんな事を言うのかもしれない。
 母は、どんな顔をしていたのだろう。
 身長は、今の友美と比べてどうだったのだろう。
 どんな食べ物が好きだったのか・・・
 友美の心の中で、新たに判明した澄子という名の母の想像は、どんどん大きくなっていくのだった。

 しばらくすると、菊地が戻って来た。
「 友美ちゃん、病院見学はヤメだ。 お母さんのお墓参りに行こう! 」
 突然の菊地の言葉に、友美は困惑した。
「 えっ? お母さんの・・? 判るんですか? そんなの・・・! 」
「 前に、君の施設の事を、知り合いの探偵に調べてもらったって言ったろ? 笠井氏の事も、調査してもらってたんだけど、戸籍データに関する報告書もあってね。 事件には関係なかったから、詳しく目を通してなかったんだ。 今、聞いて確認したところ、笠井氏の本籍は、この久野高屋敷だ。 旧家の出身でね。 そこの笠井製薬の土地も、元は笠井氏の地所だ。 笠井氏自身は、都内の霧島霊園に入っているが、お母さんのお墓は、ここにある可能性が高い 」
 友美は立ち上がると、菊地に言った。
「 お願いします、菊地さん! お母さんに・・ お母さんに会わせて・・・!  私、会いたいよっ・・! 」
「 よしっ、任せろ!  住所は字名まで聞いてある。 とりあえず、実家だ 」
 2人は、神社をあとにした。
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