ぬくもりのキャンディー

葉月百合

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ランドセルをおろして。

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 木の間をぬけたさきに、すべりだいやジャングルジム。うんていやブランコ。
 トンネルつきの石山がある、ゆうぐの場所へつきました。
 そこでは小さな男の子と小さな女の子、少年と同じとしごろの少女が、おままごとをしていっしょにあそんでいました。

 いつもはにぎわっている公園が、今日はあまりにもしずかでした。
 さんにんがたのしそうにあそぶこえだけが、ひびいてきこえます。
 白いりすは、いつのまにか少年のかたによじのぼり、少年を見あげていました。

 りすとさんにんを、かわるがわる見ていると、さんにんが少年にきがつきました。 


「こんにちは、おにいちゃん」
「おにいちゃん。おままごと、たのしいよ」
「いっしょにあそぼうよ」


 少年はまよいましたが、ちょっとだけあそんでから、おかいものにいくことにしました。
 かたにいるりすも、なんだかうれしそうです。


「ぼくは、ゆうすけ。なかまにいれてくれる?」


 しょうねんはおもたいランドセルを、せなかからおろしました。





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