滑って転んで突き刺して

とえ

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第3章

55・紫魂石

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 人形​​──いや、記戒躯きかいくの動作原理は、何となく
理解した。石の内部に記載された超微細文字を、
石に込めた魔力で駆動させ、体を動かす人形。
レイゼーさんがフリージアスを起動した時の光は、
そういうことらしい。

 しかしその説明を聞いて、僕は同時に、少し首筋が
冷えた。そして、やはりルアさんも同時に、同じ考え
に至ったと見える。やや硬い表情でこちらに視線を
送ってきた。

 では……ダガーは? 黒い剣は? 記載晶石は魔力
を流し込み、初めて駆動する物体。ダガーの
"紫魂石"は、どう動いているのか。僕は魔力を通した
覚えなどない。そもそも、僕は魔力なんてものは
この世界で生まれてこの方、意識したことすらない。

「あの……フィガロさん。記載晶石の動力が魔力だ
というのはわかったのですが……では、紫魂石は、
どうなのでしょう? やはり魔力が必要なので
しょうか?」

 恐れを噛み殺し、僕は言った。フィガロは一瞬
眉を上げ表情を消すと、カリカリと油の切れた
機械のように、首をレイゼーさんに向けた。

「面倒です、親方」

 弟子の言動に、額に手を当てるレイゼーさん。
僕は自分の無知を恥じたが、彼が物申したいのは
前提知識の足りない客に対してではなかったようだ。

「フィガロ……そこはちゃんと説明しなければ、
素人さんには伝わらんだろ」

 フィガロはカップに残っていた茶を啜りながら、
本来敬うべきであるはずの親方に向け「どうぞ」と
掌を上に差し出して促した。

「……フィガロの発言で察したかと思うが、紫魂石は
限りなく禁忌に近い。石自体は記載晶石と共に
ごく稀に採掘されるが、記戒躯の素材として使用
するのは厳禁だ。使い方により神への冒涜となる」

 僕は思わず、そそくさとダガーをベルトに戻す。
この村の信仰を考えれば、彼女を無闇に人前で出す
べきではないのかもしれない。

「紫魂石ももちろん、記載晶石と同じく魔力は
必要だ。ただ補給の仕方が違う。都度流し込む必要の
ある記載晶石と違い、紫魂石は自然に漂う魔力や
周囲の生物から放出された魔力を、自発的に収集する
特性がある。そして言うまでもないが、ただの装飾品
である限りは、魔力を一切必要としない」

 僕、ルアさん、カイルの顔が強ばる。コミィは
職人でないためか、ダガーが如何なるものなのか、
レイゼーさんの言葉で改めて状況を把握したらしく、
軽く冷や汗をかいている。

「君。名前はなんだったかな」

 フィガロに話しかけられ、僕は「はひ」と変な声
が出た。

「あ、えと、デニスで「デニス君。君は幸運だ」

 言葉の後端を潰された。横目でこちらを見ながら、
フィガロは人差し指で僕の顎を撫でる。気付かぬうち
に僕も緊張の汗を垂らしていたらしく、彼の指は
それを拭った。

「持ち込んだのが他のギルドなら、君は今頃、どう
なっていたか、分からない」

 耳まで裂けるほど口角を上げたフィガロは、やや
尖った舌を垂らし、元々3点白だった目を四白眼
まで見開く。人差し指を舌に当て、言った。

「なぁに。バレなきゃ良いのだ。ねぇ。親方」

 レイゼーさんの顔は、歪にゆがんでいる。彼自身
何か後ろめたい事があるのか、視線は床へと刺さって
いる。この場で唯一、異常に楽しそうなフィガロが
今舐めた指をダガーに向け、トドメの一撃を放った。

「"入っている"であろう? ソレ」

 あ。​​──終わった。細く細く引き伸ばされ、
ピンと貼っていた神経の1本がプツンと音を立てた
気がした。この人は、ダガーの紫魂石を鑑定した
時点でそこまでわかっていたのか。

 フィガロの爬虫類のような顔面。ひと通り獲物に
歯型を付け満足したのか、急激に毒気が抜け、
あっけらかんとした軽い笑顔に変貌した。

「安心してくれたまえ。そんな面白いモノ、他に
渡してたまるか。……ねぇ、親方」

 困惑、いや、後悔にも似た表情を湛えたレイゼー
さんは詰まり気味に「あ、あぁ」と応えた。

 この溜飲は下げようにも、どこか悪戯に手足を
伸ばしてそれを拒むような、嫌な引っかかりを
残した。僕は居心地の悪さに身を捩る。

「……あのさ」

 その空気の中、突然カイルが小さく手を挙げる。
フリージアスをテーブルに座らせ、腰の辺りを
ゴソゴソと探り、握りこぶしをフィガロの前に
差し出した。

「これも、見てくれ」

 ころりとテーブルに置かれたのは、いくつかの
破片となった、紫色の石だった。……え、これは。

「ちょっと前に叩き壊した剣から、引っこ抜いて、
今まで持ってた。あんた目の筋肉凄そうだし」

「おいカイル……お前いつの間に」

 ルアさんすら気づいていなかったらしい。ザバン
の浜辺で我を忘れ剣を砕いたカイルは、失意の中に
ありつつも、仇を打ったという"証"をひっそりと
抜き取っていたということか。

 そしてこのタイミング。僕らが弱みを握られ、
ガタガタ奥歯を鳴らすのを知ってか知らずか、
平然と弱みになりうるものを晒す。彼の行動は
普通に考えれば、墓穴のそこにさらに穴を掘る
ようなものだ。

「……なんなんだ君たちは。そうそうゴロゴロ
出てくるモノではないはずなのだがな」

 フィガロはその1粒を指先で摘み、目を通す。
軽く眺めた後、頭をゆさりと振ると、再び拡大鏡が
頭から溢れ落ちた。何度か角度を変え観察すると、
元の位置に置き直し言った。

「こっちは紫魂石ではない。記載晶石だ。だが……」

 やや神妙な面持ちになり居住まいを正すフィガロ。
彼の顔から、笑顔が消えた。

「むしろ悪質なのは、こちらだ」

 フィガロはカイルの方を見て、トントンとテーブル
を指で叩く。少しイラつきにも似た仕草だ。

「これ、どこで手に入れたのかね? こんな酷い
"令記"は初めて見た。欠けた1部だけで、悍ましい
悪意が滲み出ている。同じ令記書きとして、少々
吐き気をもよおしたよ。この私から見ても、記述者
は性根が腐っている」

 トントンが止まる。頬杖をついたフィガロは
何かを考えるように上を向く。

「親方。寝床余ってますよね」

「あ、あぁいくつかは 「君達、しばらく滞在する
のだろう。ここに泊まるといい」

 親方の許可も得ず勝手に押し進める狂人。僕達は
呆気にとられた。確かに、路銀の事もある。宝石の
名前を知って「はい、さようなら」というわけにも
いかない。だが、いきなりここに、とは……

「この土地に宿など無い。大方、コミィが案内ついで
に、あの狭い自宅にでも泊めるつもりだったので
あろう? 馬車で来た割に、荷物は少なそうだから
問題はないかもしれんが、わざわざ窮屈な思いを
する意味もないだろう。あ、君。ここまで来ると
魚は生では食えんから期待するな。それと、そこの
エルフ耳。すまないが女性に配慮する空間は、この
建物には無い。我慢したまえ」

 急に色々と話し始めたフィガロについていけない。
椅子から立ちその場でくるくる回るように色々指
さしながら流暢に話していたかと思うと、最後に
ダンッとテーブルに手を置いて、カイルに言った。

「この欠片、しばらく私に預けたまえ」

 勢いに押され、背を反らすカイルは、ちいさく
コクコクと頷いた。そりゃそうだ。あの意味の
分からない圧に晒されれば僕だってそうする。
そんなカイルと対照的に、ルアさんが眉間に皺を
寄せ、トンと軽くテーブルを叩き、食ってかかった。

「おいおい、なぁ、フィガロ坊ちゃんよ。お前、今
色々とおかしなこと口走ったな。"いつ知った?"の
詰め合わせみてぇな即興劇かましやがって」

 バラバラと散らかったフィガロの台詞は、確かに
色々とおかしな部分はあった。だが僕には、そこに
突っ込む程、心の体力が残っていなかったのかも
しれない。今一度、気持ちの中で頰を張る。

 カイルに詰めた姿勢のまま、フィガロは首だけ
ルアさんに向け、さも不思議かのようにぽかんと
した顔を見せた。

「貴女は解説が必要なほど、鈍くは見えないのだが」

 2人はしばらく見合っていたが、フィガロが折れ、
肩をすくめる。手を肩の高さまで上げると、また
ヘラっと笑い話し始めた。

「良いだろう。衒らかすのは大好きだ。言うまでも
ないが私はコミィの友人だ。彼の家の事くらい熟知
している」

「まずお前は、コミィがここまでアタシらを連れて
きた事自体知らねぇはずだろ」

「別に、君達が揃ってここを訪ね、臀に同じ藁カスを
つけていれば、共に馬車に乗ってきたことくらい
わかる。この辺りでそんなものが着くのは、厩舎が
馬車の荷台くらいなものだ。厩舎で馬糞にまみれ
ながら談笑する趣味はあるまい。コミィがガタガタと
人見知りを露わにしていないことから、それなりの
時間を過ごしたのであろう」

 僕は慌てて自分の椅子を見る。確かに、2、3、
藁のようなものが衣服から落ちた。

「ぼ、僕の魚好きは、なんで……」

「そんなもの、口臭で明白だ。私は生魚が苦手なの
だよ。熱心に食したであろう香りが、胃からここまで
漂ってくる」

 口臭……!思わず口を両手で抑えた。まさか、
そんなに臭いわけは……いや、自分の匂いはなかなか
気づかないと、この旅で学んだはずだ。迂闊。

「それより……」

 慌てふためく僕を尻目に、ルアさんが睨みを
聞かせながら質問した。

「お前にはアタシが子供には見えてねぇんだな?」

「勿論だ。女性を気遣うのは男の嗜みだろう。男
2人を連れ尚1番落ち着きのある貴方が、子供で
あるはずが無い。それに」

 饒舌だったフィガロは一旦止めると、ピッと
ルアさんの頭に指を指し、トドメを放った。

「子供にしては、髪がパサついているね」

 言い終わるや否や、フィガロの頬には、
ルアさんの洗練された爪先蹴りが刺さっていた。





「なんか、悪いね。ボクまで食事頂いちゃって」

「気にするな。物の数ではない」

 頬を腫らしたフィガロが、各々の前にコトリと
木皿を置く。一悶着の後、結局僕らはレイゼーさんの
工房に宿泊させてもらう事になり、今に至る。

 滞在費は、工房の簡単な手伝いと、カイルの
記載硝石やダガーの紫魂石の解析。フィガロから
すると、それだけの価値がある研究材料らしい。
ついでだからと、コミィも夕飯をご馳走になる
流れとなった。

 夜間、少々外出する旨を伝えたところ、レイゼー
さんは手持ちのランタンを貸してくれた。

 ドタバタとしたやり取りで蔑ろになっていたが、
色々と気になる事が残っている。だがそれを、本人
に聞いていいものか。目の前の、とろみのついた
煮込みから上がる湯気を見ながら、僕は考えていた。

「……デニス君。私の飯は口に合わないかね」

「あ!いえ!そんなことは」

 最初の接触からは考えられないほど、フィガロは
僕らをよく見るようになった。時折じっと目の奥を
覗き込むように真顔で視線を合わせ、気が済むと
フヘっと笑って活動を再開する。そんな事が
何度かあり、何か、心の内側を見透かされている
ような気恥しさを覚えた。

 本来、工房で食事を用意するのは徒弟の仕事
らしいが、薄々察していた通り、ここには徒弟は
1人も居ないとの事。仕方なく徒弟卒のフィガロが
炊事番をしているらしい。「親方のヘドロを食う
よりは良い」と、レードルのようなものをクルクル
回しながら、フィガロは言っていた。

 芋のようなものを口に運ぶと、優しく控えめな
香りと共に、ほくほくとした自然な甘さが広がる。
"あの"変人が調理したとは思えない繊細な味だった。

「して、デニス君」

 木製のスプーンでこちらを指すフィガロの声に、
油断しきっていた僕は少々むせた。

「君は先ほどからずっと疑問を抱いているな。
それを当ててやろう」

 彼は突き出していた匙をレイゼーさんに
向けると続ける。

「悩みが1つ、疑問が2つ。だがこの場で
聞いておきたいのは、親方についてだ。
違うかね?」

 僕はたぶん、芋と共に息を飲んだ。何故、
この人はそこまで正確に読んだ?僕自身すら、
思考をまとめ切れていなかった僕の頭を。

「親方は何故、禁忌の宝珠、"中身入りの紫魂石・・・・・・・・"の
存在を糾弾しないのか。彼には何か、それを咎め
にくい理由があるのではないか。そう考えているね」

 あまりにも的確な思考のトレースに、鳥肌が立つ。
気味が悪いを通り越して、なにか未知の生物を見た
かのような驚きすら感じる。僕の反応などお構い
なく、彼は次々と例の"衒らかし"を続けた。

「君の視線を観察していた。1番多かったのは
腰の短刀。次に親方、そしてコミィだ。先ほどの
やり取りから、短刀の"中身"について思うところ
があるのは当然だろう。これが悩み1だ。コミィを
気にしているのは、恐らく彼の体質について、すでに
何かを聞いていたのではないか? だから気になって
いたのであろう? 心配をしていたのであろう?
"何処かに消えて"しまうのではないかと。それに
ついて何か知らないか、と。これが疑問1だ」

「なぜ、そこまで正確に……」

 頭で考えたことが、そのまま口から出ていた。
フィガロは「簡単さ」と前置き、言う。

「私のような者がいれば、普通はこちらを見る」

 居心地の悪そうなレイゼーさんに向き直り、
「疑問2はご本人に」とフィガロは促すように顎で
しゃくる。

「……少し、勘弁して欲しい」

 絞り出すような親方の返答に、フィガロは
「だ、そうだ」と付け加え、何事も無かったかの
ように食事に戻った。……食えない、というか、
掴みどころが無さすぎる。ルアさんの察しの良さ
とはまた違ったベクトルの曲者だ。

 食えない者の作った食える物をもうひとつ、口に
頬張る。乱雑に空気を掻き乱す台風の手で調理された
とは思えない穏やかな味に、少しだけ平静を取り
戻した。
 
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