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◎パンかっ!
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大人向けの歌ってのを考えていると頭に浮かんだのが“炎◎●◎◎○○”だった。
劇場版◎パンⅢ○の主題歌だ。私にとっては世界の◎○監督の名を最初に知ることが出来た作品。
シリアスとユーモア、絶妙な動き、セリフ回し。そして、主題歌。カッコいいのよね~。
初代(プロトタイプは除く)の声優さんが勇退されたのは時の流れ的に仕方ないけれど、あの方達がいたからこそ◎パンは後世まで続く名作になっているのよ。
もちろん、TVシリーズのテーマ曲も歌詞の付いたのも、えーと、歌手の男の人のハスキーヴォイスがセクシーだったんだよね。
子供心に“美学”って言葉を知ったのはこの歌じゃないかと思う。
背中で泣いてるってのも分かってないなりにカッコいいと思ってた。
もちろん、足元に~♪のEDも夕日の中、バイクで走る◎不○子のシルエット、かっちょいい~。強かでキュートで男を手玉にとる不○子ちゃん。真似は出来ないけど、憧れだ。あんな強い女になりたい。色んなカッコいい女性キャラに憧れてはいてもそうなれなかった自分との現実。あー、やめやめ!
えーと、もひとつ○パンⅢ○には好きな歌があって、TVスペシャル版の中東を舞台にした…副題は忘れた。声優の久◎綾さんが歌っていたやつ。
心にグサグサきたよ、来ましたよ。
躍り続けるヒロインの姿も何か切なさがあるようで良かったんだ。久◎綾さんがヒロイン役だったのかは忘れたけど。たぶんそうなかな?
因みに、
アニメに売れてる俳優使うの反対派でした。
見足られない、雰囲気壊すのが多かった。もちろん、上手くてすんなり受け入れたのもあるけどね。
オーディションして、監督が責任を持ったってのだったら、一応納得したけど、明らかに集客目的が透けて見えるのは気に入らんかった。特に旧ジ●◎ニ○ズのアイドルとか採用されてたら色眼鏡で見てたよね。
いかんいかん。
話がそれた。
目の前のハインリヒが心配そうな顔してる。
「さっき、姉様が歌ってた歌にはこんな楽器が合うと思うんだけど。」
ふむふむ。
可愛いハインリヒが、ご自慢の楽器部屋に案内してくれた。見たことないものから、前世とほぼ同じ形状の楽器まである。
ハインリヒが出してきたのはギータと呼ばれる、まんまギターだった。
“暁○車”には合う。
ギターって何弦だったっけ、ギータは七弦ある。
「ハインリヒは、これ弾けるの?」
聞かせてくれた音色はまんまギターだった。
よいよ、良い仕事だよ、ギータ。
“炎◎●◎◎○○”には管楽器がよいんだよね、楽器部屋にある管楽器をハインリヒに一節奏でてもらった。
曲の間奏のところを口ずさめば、ハインリヒが奏でてくれる。ハインリヒってば、天才!
調子に乗って“炎◎●◎◎○○“を歌い上げる。
「炎と燃えさかる~♪~~晴れていく~♪」
ふと気付くと楽器部屋の入口で固まっている家族と使用人達がいました。
「オーレリィには、ちょっと早いんじゃないかしら?」
お母様の頬が赤い。
「いかん、いかんぞ!まだ、嫁になど、婚約なんぞ!」
ふぇ?
「静かな歌だけど、情熱的な愛の歌だね、」
「同じ年頃とか、いい年した男の前で歌うんじゃないぞ、絶対誤解される!」
お兄様が力説する。
ハインリヒと目を合わせる。
「母上も父上も兄上達も何言ってんのさ、姉様の歌は違う世界の歌で、色んな歌があるって聞いてたぢろ?あくまでもこれは、歌!姉様の感情を示したものじゃない!しっかりしてよ!姉様から色んな“あにそん”を聞いてまとめるんでしょ?」
一番の年下が一番冷静だ。
「アニソンには、色んな歌があります。愛の歌でも物語に合わせて激しいのから、初々しいのから、悲しいものまで。確かに今の私の年齢からしたら大人の歌ですけど、前世の私はお母様より年上ですし、物語が浮かぶことはあっても特定の誰かは浮かばないですよ。」
家族は何とか納得してくれたけど、成人するまでは門外不出かな。
「でもね、オーレリィ……たぶん、その歌を聞いた男の大半が勘違いをすると思うわよ?自分のことをそんなに思ってくれているのかって、男って単純なところがあるから。」
いやいやいや……。そう言えば吟遊詩人みたいな職業もないんだっけ。
あくまで音楽は宗教に寄り添うもので色恋に使うことはないってこと?
「アニソンに関わらず、私のいた世界には“愛のうた”は山程ありますよ、そっちが主流ってほどに。歌手って言う職業もありますし。」
小説ってのも国民の識字率のためか浸透していない。なんせ、娯楽が少なすぎるから、みんなの反応が大袈裟過ぎるんだわ。
私は歌はアニソン以外詳しくないけど、改革必要そうだと思った。
劇場版◎パンⅢ○の主題歌だ。私にとっては世界の◎○監督の名を最初に知ることが出来た作品。
シリアスとユーモア、絶妙な動き、セリフ回し。そして、主題歌。カッコいいのよね~。
初代(プロトタイプは除く)の声優さんが勇退されたのは時の流れ的に仕方ないけれど、あの方達がいたからこそ◎パンは後世まで続く名作になっているのよ。
もちろん、TVシリーズのテーマ曲も歌詞の付いたのも、えーと、歌手の男の人のハスキーヴォイスがセクシーだったんだよね。
子供心に“美学”って言葉を知ったのはこの歌じゃないかと思う。
背中で泣いてるってのも分かってないなりにカッコいいと思ってた。
もちろん、足元に~♪のEDも夕日の中、バイクで走る◎不○子のシルエット、かっちょいい~。強かでキュートで男を手玉にとる不○子ちゃん。真似は出来ないけど、憧れだ。あんな強い女になりたい。色んなカッコいい女性キャラに憧れてはいてもそうなれなかった自分との現実。あー、やめやめ!
えーと、もひとつ○パンⅢ○には好きな歌があって、TVスペシャル版の中東を舞台にした…副題は忘れた。声優の久◎綾さんが歌っていたやつ。
心にグサグサきたよ、来ましたよ。
躍り続けるヒロインの姿も何か切なさがあるようで良かったんだ。久◎綾さんがヒロイン役だったのかは忘れたけど。たぶんそうなかな?
因みに、
アニメに売れてる俳優使うの反対派でした。
見足られない、雰囲気壊すのが多かった。もちろん、上手くてすんなり受け入れたのもあるけどね。
オーディションして、監督が責任を持ったってのだったら、一応納得したけど、明らかに集客目的が透けて見えるのは気に入らんかった。特に旧ジ●◎ニ○ズのアイドルとか採用されてたら色眼鏡で見てたよね。
いかんいかん。
話がそれた。
目の前のハインリヒが心配そうな顔してる。
「さっき、姉様が歌ってた歌にはこんな楽器が合うと思うんだけど。」
ふむふむ。
可愛いハインリヒが、ご自慢の楽器部屋に案内してくれた。見たことないものから、前世とほぼ同じ形状の楽器まである。
ハインリヒが出してきたのはギータと呼ばれる、まんまギターだった。
“暁○車”には合う。
ギターって何弦だったっけ、ギータは七弦ある。
「ハインリヒは、これ弾けるの?」
聞かせてくれた音色はまんまギターだった。
よいよ、良い仕事だよ、ギータ。
“炎◎●◎◎○○”には管楽器がよいんだよね、楽器部屋にある管楽器をハインリヒに一節奏でてもらった。
曲の間奏のところを口ずさめば、ハインリヒが奏でてくれる。ハインリヒってば、天才!
調子に乗って“炎◎●◎◎○○“を歌い上げる。
「炎と燃えさかる~♪~~晴れていく~♪」
ふと気付くと楽器部屋の入口で固まっている家族と使用人達がいました。
「オーレリィには、ちょっと早いんじゃないかしら?」
お母様の頬が赤い。
「いかん、いかんぞ!まだ、嫁になど、婚約なんぞ!」
ふぇ?
「静かな歌だけど、情熱的な愛の歌だね、」
「同じ年頃とか、いい年した男の前で歌うんじゃないぞ、絶対誤解される!」
お兄様が力説する。
ハインリヒと目を合わせる。
「母上も父上も兄上達も何言ってんのさ、姉様の歌は違う世界の歌で、色んな歌があるって聞いてたぢろ?あくまでもこれは、歌!姉様の感情を示したものじゃない!しっかりしてよ!姉様から色んな“あにそん”を聞いてまとめるんでしょ?」
一番の年下が一番冷静だ。
「アニソンには、色んな歌があります。愛の歌でも物語に合わせて激しいのから、初々しいのから、悲しいものまで。確かに今の私の年齢からしたら大人の歌ですけど、前世の私はお母様より年上ですし、物語が浮かぶことはあっても特定の誰かは浮かばないですよ。」
家族は何とか納得してくれたけど、成人するまでは門外不出かな。
「でもね、オーレリィ……たぶん、その歌を聞いた男の大半が勘違いをすると思うわよ?自分のことをそんなに思ってくれているのかって、男って単純なところがあるから。」
いやいやいや……。そう言えば吟遊詩人みたいな職業もないんだっけ。
あくまで音楽は宗教に寄り添うもので色恋に使うことはないってこと?
「アニソンに関わらず、私のいた世界には“愛のうた”は山程ありますよ、そっちが主流ってほどに。歌手って言う職業もありますし。」
小説ってのも国民の識字率のためか浸透していない。なんせ、娯楽が少なすぎるから、みんなの反応が大袈裟過ぎるんだわ。
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