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三章
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「ベ、ベルナルドか……無事だったんだな……。」
自分よりも5歳ほど年上の穏やかな青年ベルナルドはエレオノーラ付きの一人として領地から王都に来ていた。
彼からの定時報告は当たり障りのないものでエレオノーラも息災だとしか分からなかった。
「お陰様で、臨死体験というものを致しました。」
ニッコリと微笑む彼は以前とは雰囲気が違って見えた。
「ところで先程飲まされた丸薬はなんだい?」
門扉の中にいる私兵に渡された指輪と丸薬について聞いたダグラスにベルナルドはクスリと笑った。
「あれは、我が家お抱えの薬師と魔道具師が拵えた特注品です。ここはまだまだ魔素濃度が高いですから、元々中にいた者以外では数分も持たないようでしてね、屋敷までなら指輪だけで何とか大丈夫ですが、屋敷内はもっと濃いので、常人では耐えられない、ようやく手紙なら外に出せるとなったので、必要な道具や薬草なんかを取り寄せて作ったのです。どうやらこの公爵邸に掛けられた悪魔の結界はある一定の体積以上は越えられないみたいなので、食料などの物質が尽きる前に何としても手立てを考えねばなりませんでした。そして、ようやく指輪が完成し、外から持ち込まれる物資を中の者が受けとることで生物も腐らなくなったのです。」
指輪が完成するまでは、例えばリンゴ一つくらいなら結界を通すことは出来たらしいが中の者が触れると直ちに腐っていたのだという。
指輪のおかげで徐々に結界を通る物資の体積が増え、邸内に残された者は喜んだ。
ある程度の大きさの者、生物(ナマモノ)が通るなら、生き物も通過できるのではと、屋敷で飼われていた犬を門扉の外に出してみたが、外の者に言わせると、『目に見える程の物凄い魔素を放つ犬』が出てきたとなり、大変な騒ぎになった。
「我々の体からは常に瘴気とまではいかない程の強い魔力が放出されているみたいでして、外には出られないんです。特に贄にされかけたお嬢様から放出される魔力は尋常じゃなく、昨日になって漸くお姿を認識することが出来た程です。」
ダグラスはベルナルドに気の毒そうな顔を見せたがすぐに、
「でも、ここまでベルナルドが来られているということは、本当に…状況は改善したのだな。」
と安堵の表情をみせた。
「まぁ、悪いことばかりじゃなく、悪魔召喚で発生した事柄は私達の考えや内包する魔力量さえ変化させました。」
ひんやりとした感覚が頬を撫でる。
「今もなお、多くの魔素の中にさらされている結果でしょうか。」
屋敷の扉が開き、ダグラスは目を見開く。
祖父母がエレオノーラのために派遣した使用人達が二つに分かれて並んでいた。
「いらっしゃいませ、ダグラス様。」
見知った顔も並んでいるが、漂う気配が違って見えた。
屋敷の中はダグラスが思っていたよりも整えられていた。
「外壁の正面から見えない箇所の修復は終わっていません。とりあえずは、ほどほどの体裁を整えようと思いまして。ですので、エミリア様とユミリィ様の住む予定の別邸まで手が回せていません。そのあたりの補修、修繕もエミリア様方にお任せする予定です。まあ、別邸はさほどの被害はありませんが。」
なるほど、とダグラスは思った。
「エレオノーラ様」
ベルナルドが立ち止まり扉をノックする。
「どうぞ。」
幼い少女の声。
扉の向こうにいたのは痩せこけた頬の少女。
品良くソファに腰をかけ、豊かな紅茶の香りのする部屋でダグラスを迎えた。
「お久しぶりです、ダグラス兄様。」
懐かしい呼び方。
「エ、エレオノーラ……様」
本家の姫は、痩せてはいても、キラキラと光る瞳は生気に満ちていた。そして、圧倒的な魔力を一瞬感じた。
「インフェ伯爵就任、おめでとうございます、兄様。今までのようにエレオノーラとお呼びください。」
向けられた笑顔は幼い頃を彷彿とさせるものだった。
「君が悪魔召喚の贄にされそうになったと聞いたとき、すぐにでも駆けつけたかった。」
公爵邸の一室で発した言葉はダグラスの本心だった。
エレオノーラは柔らかな微笑みを浮かべていた。
「ありがとうございます。けれど、来たとしても魔素が強すぎてある程度の抵抗が出来る者か特殊な魔道具を身に付けてなくては無理でしたわ。ガイナス伯父様達も一時、中にいましたけど具合を悪くして外に出ましたもの。その後に来られたユミリィやエミリア様なんか死にそうな顔色になっていましたわ。元から中にいた者とは違うのでしょうね。あぁ、……でも、良いこともありましてよ、このとおり、以前よりも丈夫な体に生まれ変わりました。悪魔召喚で湧き上がった魔素は私の体も魔力も書き換えてしまったようです。」
片手を胸に当てて言うエレオノーラ。
ダグラスは目の前の少女が何を言っているか理解が追いつかなかった。
「ガルマ叔父様の魔力と技量では、悪魔召喚など到底無理だったのでしょうね。強力な魔素だけ残して悪魔は帰っていきました。怒った悪魔は叔父様の魂も肉体もあちらの世界に連れていきましたわ。」
強力な魔素は、一定の空間に留まると瘴気に変化し魔物を呼び込む。
「ベルナルドやラファエロ達の尽力もあって、魔物の一掃に成功しましたの。助かった者達の生きたいという思いが成せたことだと思っております。詳しくは分かりかねますが、強力な魔素が瘴気になる前に私共の肉体を満たしたのは、受肉体を得たいという悪魔思念だけを孕んだ魔素だったからかもしれないとベルナルド達と話をして決着しましたの。」
つらつらと語るエレオノーラには幼い頃の姿しか思い出せない。この少女は本当にエレオノーラなのかとダグラスの脳裏に浮かんだ。
「お祖父様もお祖母様もこちらに来たかったと仰っていたよ。ああ、それと、アルフォンスとグリゼルダには感謝をしていた。彼らがあれほどに優秀だとは思わなかったよ。」
思わず話を逸らしてしまった。
「私達はあと一年近く屋敷から出られませんの。あの子達は屋敷外に居ましたから、事件の後に駆け込んできた時、卒倒しましたの。あまりに魔素が濃くて。」
コロコロと笑う。あの2人がと、ダグラスは驚く。
「けれど、私の下を離れるものかと変な根性を見せていたら、魔力保有量が増えたのですって。」
生まれ持った体内にある魔力量は増えることはない。
「特殊な魔素でしたわ、でも、あれから時も経ち、魔素の特性も消えてしまったようです。」
屋敷にある魔素を取り込むことで魔力保有量が増えるなら自分や王立騎士隊隊員の数値も上がるはずだが、今はそのようなことはないらしい。
少しガッカリしているダグラスにエレオノーラは微笑んだ。
ダグラスはエレオノーラに負い目がある。
ガイナスとエミリア夫妻のもとから彼を離すために彼を公爵領に送ってくれたのがエレオノーラの父母であり、彼らは王都に帰る途中で瘴気玉の被害を被り亡くなった。
自分に構わなければエレオノーラは両親を失うことはなかったのに、今自分は掛け替えのない家族を得て厳しい土地ではあるが幸せに暮らしている。
年下の自分を兄様と慕ってくれたエレオノーラのことを思うと罪悪感が否めないのだった。
自分よりも5歳ほど年上の穏やかな青年ベルナルドはエレオノーラ付きの一人として領地から王都に来ていた。
彼からの定時報告は当たり障りのないものでエレオノーラも息災だとしか分からなかった。
「お陰様で、臨死体験というものを致しました。」
ニッコリと微笑む彼は以前とは雰囲気が違って見えた。
「ところで先程飲まされた丸薬はなんだい?」
門扉の中にいる私兵に渡された指輪と丸薬について聞いたダグラスにベルナルドはクスリと笑った。
「あれは、我が家お抱えの薬師と魔道具師が拵えた特注品です。ここはまだまだ魔素濃度が高いですから、元々中にいた者以外では数分も持たないようでしてね、屋敷までなら指輪だけで何とか大丈夫ですが、屋敷内はもっと濃いので、常人では耐えられない、ようやく手紙なら外に出せるとなったので、必要な道具や薬草なんかを取り寄せて作ったのです。どうやらこの公爵邸に掛けられた悪魔の結界はある一定の体積以上は越えられないみたいなので、食料などの物質が尽きる前に何としても手立てを考えねばなりませんでした。そして、ようやく指輪が完成し、外から持ち込まれる物資を中の者が受けとることで生物も腐らなくなったのです。」
指輪が完成するまでは、例えばリンゴ一つくらいなら結界を通すことは出来たらしいが中の者が触れると直ちに腐っていたのだという。
指輪のおかげで徐々に結界を通る物資の体積が増え、邸内に残された者は喜んだ。
ある程度の大きさの者、生物(ナマモノ)が通るなら、生き物も通過できるのではと、屋敷で飼われていた犬を門扉の外に出してみたが、外の者に言わせると、『目に見える程の物凄い魔素を放つ犬』が出てきたとなり、大変な騒ぎになった。
「我々の体からは常に瘴気とまではいかない程の強い魔力が放出されているみたいでして、外には出られないんです。特に贄にされかけたお嬢様から放出される魔力は尋常じゃなく、昨日になって漸くお姿を認識することが出来た程です。」
ダグラスはベルナルドに気の毒そうな顔を見せたがすぐに、
「でも、ここまでベルナルドが来られているということは、本当に…状況は改善したのだな。」
と安堵の表情をみせた。
「まぁ、悪いことばかりじゃなく、悪魔召喚で発生した事柄は私達の考えや内包する魔力量さえ変化させました。」
ひんやりとした感覚が頬を撫でる。
「今もなお、多くの魔素の中にさらされている結果でしょうか。」
屋敷の扉が開き、ダグラスは目を見開く。
祖父母がエレオノーラのために派遣した使用人達が二つに分かれて並んでいた。
「いらっしゃいませ、ダグラス様。」
見知った顔も並んでいるが、漂う気配が違って見えた。
屋敷の中はダグラスが思っていたよりも整えられていた。
「外壁の正面から見えない箇所の修復は終わっていません。とりあえずは、ほどほどの体裁を整えようと思いまして。ですので、エミリア様とユミリィ様の住む予定の別邸まで手が回せていません。そのあたりの補修、修繕もエミリア様方にお任せする予定です。まあ、別邸はさほどの被害はありませんが。」
なるほど、とダグラスは思った。
「エレオノーラ様」
ベルナルドが立ち止まり扉をノックする。
「どうぞ。」
幼い少女の声。
扉の向こうにいたのは痩せこけた頬の少女。
品良くソファに腰をかけ、豊かな紅茶の香りのする部屋でダグラスを迎えた。
「お久しぶりです、ダグラス兄様。」
懐かしい呼び方。
「エ、エレオノーラ……様」
本家の姫は、痩せてはいても、キラキラと光る瞳は生気に満ちていた。そして、圧倒的な魔力を一瞬感じた。
「インフェ伯爵就任、おめでとうございます、兄様。今までのようにエレオノーラとお呼びください。」
向けられた笑顔は幼い頃を彷彿とさせるものだった。
「君が悪魔召喚の贄にされそうになったと聞いたとき、すぐにでも駆けつけたかった。」
公爵邸の一室で発した言葉はダグラスの本心だった。
エレオノーラは柔らかな微笑みを浮かべていた。
「ありがとうございます。けれど、来たとしても魔素が強すぎてある程度の抵抗が出来る者か特殊な魔道具を身に付けてなくては無理でしたわ。ガイナス伯父様達も一時、中にいましたけど具合を悪くして外に出ましたもの。その後に来られたユミリィやエミリア様なんか死にそうな顔色になっていましたわ。元から中にいた者とは違うのでしょうね。あぁ、……でも、良いこともありましてよ、このとおり、以前よりも丈夫な体に生まれ変わりました。悪魔召喚で湧き上がった魔素は私の体も魔力も書き換えてしまったようです。」
片手を胸に当てて言うエレオノーラ。
ダグラスは目の前の少女が何を言っているか理解が追いつかなかった。
「ガルマ叔父様の魔力と技量では、悪魔召喚など到底無理だったのでしょうね。強力な魔素だけ残して悪魔は帰っていきました。怒った悪魔は叔父様の魂も肉体もあちらの世界に連れていきましたわ。」
強力な魔素は、一定の空間に留まると瘴気に変化し魔物を呼び込む。
「ベルナルドやラファエロ達の尽力もあって、魔物の一掃に成功しましたの。助かった者達の生きたいという思いが成せたことだと思っております。詳しくは分かりかねますが、強力な魔素が瘴気になる前に私共の肉体を満たしたのは、受肉体を得たいという悪魔思念だけを孕んだ魔素だったからかもしれないとベルナルド達と話をして決着しましたの。」
つらつらと語るエレオノーラには幼い頃の姿しか思い出せない。この少女は本当にエレオノーラなのかとダグラスの脳裏に浮かんだ。
「お祖父様もお祖母様もこちらに来たかったと仰っていたよ。ああ、それと、アルフォンスとグリゼルダには感謝をしていた。彼らがあれほどに優秀だとは思わなかったよ。」
思わず話を逸らしてしまった。
「私達はあと一年近く屋敷から出られませんの。あの子達は屋敷外に居ましたから、事件の後に駆け込んできた時、卒倒しましたの。あまりに魔素が濃くて。」
コロコロと笑う。あの2人がと、ダグラスは驚く。
「けれど、私の下を離れるものかと変な根性を見せていたら、魔力保有量が増えたのですって。」
生まれ持った体内にある魔力量は増えることはない。
「特殊な魔素でしたわ、でも、あれから時も経ち、魔素の特性も消えてしまったようです。」
屋敷にある魔素を取り込むことで魔力保有量が増えるなら自分や王立騎士隊隊員の数値も上がるはずだが、今はそのようなことはないらしい。
少しガッカリしているダグラスにエレオノーラは微笑んだ。
ダグラスはエレオノーラに負い目がある。
ガイナスとエミリア夫妻のもとから彼を離すために彼を公爵領に送ってくれたのがエレオノーラの父母であり、彼らは王都に帰る途中で瘴気玉の被害を被り亡くなった。
自分に構わなければエレオノーラは両親を失うことはなかったのに、今自分は掛け替えのない家族を得て厳しい土地ではあるが幸せに暮らしている。
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