マニアックヒーロー

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イエロー

怪奇現象

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 早く能力を使ってみたい。そんな僕の想いに反して、3日間何ごともなく過ぎた。赤城さんが『仲間が新たに加入すると見計らったように敵が出現する』と言っていたので、少しガッカリした。
 平和が一番。わかってる。でも、こう……。なんか、僕の能力は戦闘中以外では効果が出ないものらしくて、普段と変わらなくて寂しいっていうか。変化と言えば住処がラブホテルになったことくらいだ。

 テレビも大きいし、冷蔵庫もついてるし、ルームサービスは無料で頼み放題だし、あまりの快適さにラブホテルであるという事実はすぐにどうでも良くなった。今ではちょっと豪華な普通のホテルだと思ってる。

 家賃も食費もいらなくなったけど、バイトを急に辞めるわけにもいかないので、普通に通勤することになる。距離が遠くなったので、それがツライ。という話をしたら。

「では、すぐ行けるようにしますね」

 と言って、ドアから直で行き来できるようにしてくれた。科学の力スゴイ。
 座標を一度設定すると解除が難しく、ひとつは桃くんが使っていて、ふたつめは僕、残るはあとひとつらしい。部品がとんでもなく高価で、みっつしか用意できなかったと溜息をついていた。せっかくの未知な世界なのに、せちがらい。どこでも金は重要らしい。

 乗り物が要らなくなる、夢のようなアイテム。それを実際に、僕が体験できるなんて……。本当に、夢みたいだ。
 扉を開ければすぐそこがバイト先なんて、凄すぎる。ドアを見つめているだけで、ドキドキしてくる。

「こういうの、地球で使ってしまって平気なんですか? こう、宇宙人のルール的に……?」
「原理がわからなければ、そう問題にはならないんです。ただ、科学者とかには見せられません。他の星の文明に影響を与えてしまうのは、私の星では犯罪にあたるので」

 確かに僕には何をどう説明されても、わかる気がしない。
 でもいつもはのらりくらりとかわされるシロさんの話に大興奮だ。そういうルールとか、地球とは違う機械の話とか、生物の話とかも、もっと聞きたい……!

「シロさん以外の宇宙人も、地球にまぎれこんだりしてるんですか!?」
「そのあたりは、プライベートにあたるので話してはいけないことになってます」
「やっぱり地球と似てるんですか!?」
「ええ、まあ……。変わらないですよ。パラレルワールドのほうが近く思えるくらいにね。だから聞いてもそんなに面白いものでもないですよ?」
「すっごい楽しいです……!」
「この先はイエローがカレーを食べてくれたら」
「バイトに行ってきます!!」

 シロさんが僕にカレーを食べさせようとする情熱は並々ならぬものがある。また体よくバリアを張られた気もするけど。

 扉をくぐり抜ける時、何か異常が起きたらどうしようと考える間もなく、すぐにバイト先の裏口へ出た。あまりにもアッサリしていたけど、感動は物凄い。こんな、一瞬で、出勤が!! 僕の部屋から徒歩1分だ。しかもその1分は室内移動という。これが

 後ろを振り返ると扉の向こうはラブホテル。前を向くとバイト先の壁。トリックアートでも見てるようで、少し混乱する。手を振るシロさんに、僕も振り返して扉を閉めた。
 締めると扉が消える。渡されたスイッチが鍵がわりで、押すと現れるらしい。科学だけどここまでくるとオカルトだよなぁと感動しながら、僕はスタッフ入り口から中へ入った。




 僕のバイト先は、スイーツが美味しいオシャレなカフェ。僕が勤めてから女性客がかなり増えたらしく、時給にかなり色をつけてもらっている。まかないもタダで食べさせてもらえるのでありがたい。ここのパフェが目当てで始めたバイトだったけど、待遇はかなりいいと思う。
 ギャルソン服に身を包みながら接客をする。寒くなったのに、オープンテラスも満員御礼。ガラス越しに見られたり、写真を撮られたりして動物園のパンダにでもなったような気分だ。注意してもキリがないので半ば諦めている。なんのバイトをしたって結局は似たようなことになるし、人の目がたくさんある場所のが安全だ。

 はあ……。せめて何か不思議な事件でも起こってくれたらいいのに。僕が体験したオカルトなんて、言ってしまえば今回のことが初めてだ。
 ちょっと不思議な感じの話を聞くたびにいいなあいいなあってなるけど、僕のところに訪れたことはなかった。今だって僕が仲間になっても何も起こらない状態だし。

 だから今日もいつもどおりだろうと、思って……いた。

「黄原くん、さっきあそこに座っていた長い髪の女性、知らない? 食い逃げかしらぁ」
「え? あのテーブル、男の人じゃなかったですか?」
「え、俺はおばあちゃんだった気がしますけど」

 テーブルの上にはコップもないし、食器もない。伝票もない。でも、全員が誰か座っていた気がすると言い、厨房の人もケーキと紅茶を出したと言っていた。
 これは、オカルトでは。しかも椅子から床までぐっしょりと濡れている。こういうタクシーの怪談、聞いたことある。

 そこに座っていた謎の人物を誰も覚えていない。みんな気味が悪いと表情を暗くしていたけど、僕の目だけはきっとらんらんと輝いていた。

 とはいえ……。実際に起こるとかなり迷惑ではあるな。濡れたままにしておくわけにはいかないから、モップで片付けることになる。食事中のお客様の前で掃除しているような姿は見せたくないのに。
 誰かが水を零した姿を見ていたりするなら話は別だけど、そこは初めから誰もいなかったようになっているし。

 まさかコレが、不思議な事件の幕開けに? すでに白昼夢は始まっている? パッと時計を見ると、普通に時が刻まれていた。
 ……そう上手くはいかないか。敵が襲ってくると時間が止まって、ことが終われば夢になるって言ってたもんな。それに客のひとりが食い逃げって、もはや敵でもなんでもないし。

 でも事件と言えば、事件ではある。警察を呼ぶほうのだけど……。

「冬だっていうのにやあねぇ。ホラーは夏だけにしてほしいわ……」

 怖がりの店長は巨体を震わせながら縮こまっている。オネエで乙女……いや乙漢なので、怪奇現象の類にはとても弱い。この建物や周辺も、そういう噂がないか探偵を雇って調べまくってからオープンしたというガチ勢だ。それを聞いた時ほど、ここでバイトを始めたのを後悔したことはない。虫にも怯えてGが出ると外まで逃げていく。よく飲食やろうと思ったよなって、みんなで話したりする。

「片付けてくれてありがとね~。イケメンはモップ持ってても絵になるわ」
「いえ。でもなんだったんでしょう。水が零れてる以上、ただの気のせい……とも言いきれませんよね」
「そんな嬉しそうな顔で言わないでちょうだい! カワイイけど!」

 まだ昼間だったこともあって、店長も軽口を叩けるくらいの余裕はあった。

「大変です、店長……! 調理場の氷が、全部消えました!」

 青ざめた顔でそう言いながら、厨房の女子大生アルバイト神谷さんが駆けてくるまでは。
 なんという、恐ろしい事件だ。何がって、氷がないってことが。今は冬でほとんどの客がホットを頼むからまだいいけど、これが夏だったらと考えるとゾッとする話。ただ展開自体は僕としてはバッチコイだ。

「と、とり、とりあえず、神谷ちゃん、こ、ここ、氷をか、買ってきてぇ……!」
「店長、震えすぎです! 店が揺れます! 今買ってきますから、後ろで少し休んでてください」
「オーダー取るとき、アイスは断りますね」

 店は一気に騒然とした。客も少しざわついてるけど、機械の不調で氷がなくなった程度に認識しているだろう。でも神谷さんの話によれば、先程までたくさんあったのに忽然と消えたというのだ。そして水浸しだったテーブルの下。何か関係があるとしか思えない。

 氷を買いに行くため、人員が一人減り、店長も使い物にならず、別の意味でも慌ただしい30分を過ごした。




 結局、僕の勤務時間が終わるまで店長は小熊みたいに震えていた。見た目はグリズリーだけど。

「黄原くん、ありがとね。こういう時、男子は頼りになるわぁ……」
「ソイツは特別ですよ、店長。俺だって気味ワリィもん」

 そう言って山中が笑った。僕より少しあとにバイトを始めた男で、ギャルソン仲間でもある。いわゆる細マッチョという体型で顔もいい。店長が「黃原くんに気後れしないように色の違うイケメンを採用したわよー!」とキャッキャしていた。僕をダシにしてくれているけど、山中は店長のタイプらしい。筋肉好きの女性客や、バイト仲間に人気がある。

 僕はオカルト好きのおかげで店の女の子には恋愛対象から外されている。それでも好きだと言ってくるのは基本的に顔しか見てないか、もしくはヤバイ相手だ。普通の感性を持つ女性なら、僕がフリーターという時点で一歩引く。寄ってくるのは飼いたいとか、身体だけが目的とか、まあそういう感じのばかりで。サイコ系ばかり引き寄せるのも、ある意味オカルトと言えるのか。こんな力、欲しくはなかった……なんて、普通なら言ってみたい台詞トップスリーに上がるのになぁ。

「じゃあ、今日はお疲れ様でした。また明日!」
「ほ、本当にゴキゲンさんね……」

 だって今日はなんだかんだで楽しい一日だったから。ワープもできたし! そして一瞬で帰れるし!
 ふふふ。帰ったらこの不思議な出来事をみんなに話さなくっちゃ。やっと僕も当事者になれたなあ。この調子で幻覚騒ぎも早く起こってくれたらなー。

 ウキウキしながらホテルへ戻ると、赤城さんとシロさんが司令官室でゲーム中だった。緊張感など欠片もない……。でも、ゲームは僕も好きだ。

「マリオカートじゃないですか」
「あっ、話しかけんな! シロてめぇ、バナナの皮……!」
「イエローが帰ってきたから思いついた作戦ですよ!」

 全然ゲームをやるようには見えないのに、赤城さんはかなり上手い。それに否定はするけど、多分かなりのゲーオタだ。シロさんのほうはレースの勝ち負けよりも赤城さんの妨害をすることに熱中してるらしい。2人の距離はかなり近いし、仲良くも見える。でも……。赤城さんは、シロさんのことを疑ってる……んだよな。こうして仲がいい姿を見てると、僕に対する牽制だったのでは? とも思えてくる。それにしてはシロさんと桃くんが度を過ぎた感じのスキンシップしてても妬くことなく見守ってるけど。
 ……まあ、普通に考えて、中学生に嫉妬なんて情けない話か。

「イエローもやります?」
「よし、俺と勝負だ。コースどこにする?」
「参加したくはあるんですが、今日はそれよりも重大な話があるんです!」
「えっ……」

 シロさんがコントローラーを取り落とし、クッパは転がってコースアウトした。まだ何も言ってないのに。

「ついに、カレーを食べる気に……」

 そんなことも言ってない。

「君のために作りました。カレー部分がチョコソース、人参は砂糖菓子、ライスは米できています」
「情熱傾けすぎですから! っていうかそこまでやったなら、ライスのほうもなんとかして!」

 でも確かにこれなら食べられる。チョコの甘さがご飯に絡むのも中々いける。砂糖菓子のジャリジャリとしたアクセントもいい。潰してご飯に絡ませればまた違う触感が。

「そんな気色悪いもん俺の前で食うな!! バナナだ、バナナを食え!」

 どこから出したんだとか、いつの間に用意したんだとか、有りがちなツッコミは赤城さんの中からもう消えてる。

「バナナもトッピングしましょう」
「パフェみたいですね」
「うぇぇ……。見てるだけで胸焼けする。こんなことならモモにつきあって街に出たほうがまだマシだった」
「あー……。それ、最近何してるんですか? 私をのけ者にして、寂しいです」

 確かシロさんに秘密でサプライズのクリスマスパーティーやるとか言ってたっけ。下手なことを言わずに黙ってカレースイーツを食べていよう。うん、甘い……。って、黙ってる場合じゃなかった。

「僕はマリカをやりに来たわけでも、これを食べに来たわけでもないんです。重大な話があるんですってば」

 今日バイト先であったことを、身振り手振り臨場感が伝わるように話し、ついでに僕なりの感想も述べる。2人は静かに聞いてくれた。
 シロさんは興味深そう、赤城さんはどうでもよさそうな感じだった。

「気のせいじゃね?」
「確かに話を聞く限りではなんとも言えませんが、丸っきり無関係とも言いきれませんよ」
「時間が止まってないのにか?」
「ええ。そもそも、時間が停止するのは、被害のレベルによるのです」
「でもお客様に迷惑がかかったし、氷代もかかりました!」

 確かに、全部夢ならいいのにと、思うほどではなかったけど……。むしろ僕的には歓迎なんだけど、でもやっぱり、店側が困るのはいただけない。みんないい人だし。店長なんて怯えすぎて本当に可哀想だった。

「少し調べてみる必要があるかもしれませんね。ところでイエローのバイト先のご飯は美味しいですか?」
「はい。スイーツが特に」
「カレーは……」
「ありません!」

 なんの調査をするつもりなんだ、この司令官は。

「スイーツが美味しいなら、ここはモモとシロが出向くのが適任だな。アイツもシロとデートって名目なら喜んで行くだろ」
「どうでしょうか。最近避けられてる気がしますし……」

 シロさんがお店にくるのはなんだか怖い気がする。宇宙人としての彼には興味があるけど、仕事仲間の前で奇行に走られたらたまったもんじゃない。桃くんはシロさんに対してはイエスマンになるから、止めてはくれなさそうだし……。

「青山さんに一緒に来てもらうことはできないんでしょうか」
「お前の店はスイーツが美味しいカフェなんだろ?」
「そうですけど……」
「なら女性客やカップルがメインとみた。そこにシロと行かせんのはさすがに可哀想じゃねーか?」
「私は気にしませんけど」
「そりゃあんたはそうだろうが、アオはストレスで胃をやられるぞ。メンタル弱いからなアイツ」

 そこまで考えてなかった。言われてみればその通りだ。僕ときたら自分の保身ばかりで恥ずかしい。
 赤城さん、こう見えて気遣いの人なんだよなあ。こういうところは、一応リーダーらしい。

「ところで俺からも質問なんだが……。店員にはイケメンが多かったりするのか?」

 真面目な顔で何を言うのかと思ったら。

「それなりにはみんな顔がいいですけど」
「よし。なら仲間探しも兼ねて俺が出向こう」

 ……早くも前言撤回したい気分でいっぱいです、赤城さん。

 なんだかとてつもなく嫌な予感がしたので、結局シロさんと桃くんペアに来てもらうことになった。
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