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6th sense
6th sense 6
「信じてほしいの!
ほんとにあたし、ここにいるのよっ。
死んだあともずっと、みんなといっしょに学校行ってたのよっ。
航平くんにも、ずっとくっついて回ってたんだから。
その証拠に、航平くんのこと、あたしなんでも知ってる。
航平くんが部活帰りにいっつも食べてるお好み棒や、唐揚げ棒塩味のことだって知ってるし、お風呂に入ってからだを洗う順番まで知ってる。航平くんいつも髪を最初に洗って、次に顔洗って、からだは右手から洗うよね。
他にも、宿泊研修で海に行ったときに撮った、あたしとミクと萌香のスク水写真を、航平くんがゲットして、あたしだけ切り抜いてプリントして、秘密のファイルにしまってることだって知ってるし。
なのになんなの?
ミクなんかとキスしちゃって。
ミクもミクよ。
『あたしの代わり』なんて、頼んでないし!
なんであんなことするのよ!
おまけにミクのスク水画像までプリントするなん、、、」
「もうやめて!」
今度はミクが叫んだ。
航平くんも呆気にとられた顔で、あたしのこと見てる。
「如月さん、あなた、自分のしてること、わかってる?!
もう完全に、ストーカーの範囲を超えてるわ。
犯罪よ!
あずさが、、、
あずさがかわいそうすぎる!
もうあずさのことはそっとしてて!
航平くんにもつきまとわないでっ!!」
「べっ、別にあたしは、つきまとってるわけじゃ、、、」
ミクの剣幕に押され、あたし@如月摩耶はうつむいて小さな声で反論した。
上目遣いにふたりを見る。
航平くんは完全に怒ってるし、ミクは顔を両手で覆って泣いてる。
完全に収集つかなくなってる。
そりゃ、実際しゃべってるのは如月なんだし。やっぱり信じてもらうのは難しいのかも。
でも、なんとかしなきゃ!
そう焦ってつい口をついて出た言葉は、さらに火に油を注ぐ結果になった。
「あたしはただ、航平くんに、ラブレター渡したいだけで、、、」
「やめてぇ~っ!!」
絶叫したミクは、道路に落ちてたラブレターを鷲掴みにすると、ぐしゃぐしゃに握りつぶし、思いっきり川に向かって投げ捨てた。
え~~~~~!
ラブレターが~~~!!
ミク!
なんてことするのよ~~っ!!!
ぎくしゃくした足取りで、あたしは橋の欄干に歩み寄った。
小川のせせらぎにゆっくりと流されていたラブレターは、次第に水の底に沈んで、見えなくなってしまった。
「ラブレター、が、、、、、」
なんてこと!
航平くんはあたしの話を信じてくれないし、ラブレターは水没しちゃうし、、、orz
ガックリ肩を落としたあたし@如月摩耶は、虚脱感に襲われ、糸の切れた操り人形のように、膝から崩れ落ち、意識を失った。
そのまま如月のからだから、遊離したんだろう。
あたしは再び、虚空を彷徨う霊魂に戻った。
いや、、、
前と、なにかが違う。
『如月摩耶』という、現実のからだに味をしめたあたしは、薄れかけてた肉体への未練と執着が、ぶり返してしまったのだ。
肉の味が忘れられない。
からだがほしい。
人間になりたい。
生きていたい。
まるでヤクの切れた麻薬患者のように、あたしは肉体への禁断症状に苦しみ、ボロボロになって呻き、のたうち回った。
これが、如月摩耶の言ってた『人間に憑依することのリスク』なのか、、、
つづく
ほんとにあたし、ここにいるのよっ。
死んだあともずっと、みんなといっしょに学校行ってたのよっ。
航平くんにも、ずっとくっついて回ってたんだから。
その証拠に、航平くんのこと、あたしなんでも知ってる。
航平くんが部活帰りにいっつも食べてるお好み棒や、唐揚げ棒塩味のことだって知ってるし、お風呂に入ってからだを洗う順番まで知ってる。航平くんいつも髪を最初に洗って、次に顔洗って、からだは右手から洗うよね。
他にも、宿泊研修で海に行ったときに撮った、あたしとミクと萌香のスク水写真を、航平くんがゲットして、あたしだけ切り抜いてプリントして、秘密のファイルにしまってることだって知ってるし。
なのになんなの?
ミクなんかとキスしちゃって。
ミクもミクよ。
『あたしの代わり』なんて、頼んでないし!
なんであんなことするのよ!
おまけにミクのスク水画像までプリントするなん、、、」
「もうやめて!」
今度はミクが叫んだ。
航平くんも呆気にとられた顔で、あたしのこと見てる。
「如月さん、あなた、自分のしてること、わかってる?!
もう完全に、ストーカーの範囲を超えてるわ。
犯罪よ!
あずさが、、、
あずさがかわいそうすぎる!
もうあずさのことはそっとしてて!
航平くんにもつきまとわないでっ!!」
「べっ、別にあたしは、つきまとってるわけじゃ、、、」
ミクの剣幕に押され、あたし@如月摩耶はうつむいて小さな声で反論した。
上目遣いにふたりを見る。
航平くんは完全に怒ってるし、ミクは顔を両手で覆って泣いてる。
完全に収集つかなくなってる。
そりゃ、実際しゃべってるのは如月なんだし。やっぱり信じてもらうのは難しいのかも。
でも、なんとかしなきゃ!
そう焦ってつい口をついて出た言葉は、さらに火に油を注ぐ結果になった。
「あたしはただ、航平くんに、ラブレター渡したいだけで、、、」
「やめてぇ~っ!!」
絶叫したミクは、道路に落ちてたラブレターを鷲掴みにすると、ぐしゃぐしゃに握りつぶし、思いっきり川に向かって投げ捨てた。
え~~~~~!
ラブレターが~~~!!
ミク!
なんてことするのよ~~っ!!!
ぎくしゃくした足取りで、あたしは橋の欄干に歩み寄った。
小川のせせらぎにゆっくりと流されていたラブレターは、次第に水の底に沈んで、見えなくなってしまった。
「ラブレター、が、、、、、」
なんてこと!
航平くんはあたしの話を信じてくれないし、ラブレターは水没しちゃうし、、、orz
ガックリ肩を落としたあたし@如月摩耶は、虚脱感に襲われ、糸の切れた操り人形のように、膝から崩れ落ち、意識を失った。
そのまま如月のからだから、遊離したんだろう。
あたしは再び、虚空を彷徨う霊魂に戻った。
いや、、、
前と、なにかが違う。
『如月摩耶』という、現実のからだに味をしめたあたしは、薄れかけてた肉体への未練と執着が、ぶり返してしまったのだ。
肉の味が忘れられない。
からだがほしい。
人間になりたい。
生きていたい。
まるでヤクの切れた麻薬患者のように、あたしは肉体への禁断症状に苦しみ、ボロボロになって呻き、のたうち回った。
これが、如月摩耶の言ってた『人間に憑依することのリスク』なのか、、、
つづく
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