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「これが、ほんとうのわたしなのかもしれません」(性表現あり)
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部屋に戻ると、ドアを閉める時間もじれったく、わたしたちは絡み合ったまま、ベッドに倒れ込んだ。
貪るようにお互いの口を吸いあったあと、わたしはヨシキさんの耳に唇を寄せ、ささやいた。
「あのまま海辺で、してほしかったのに」
「いきなり野外で? 他にカップルもいたのに」
「だって、気持ちよかったんです」
「いつもは毅然としてる凛子ちゃんが、こんなにデレデレになるなんて、すごい意外だな」
「これが、ほんとうのわたしなのかもしれません」
「じゃあ、今夜はたっぷりいちゃいちゃしような」
「いちゃいちゃ大好き♪」
「ははは。可愛いよ。可愛すぎるよ凛子ちゃん」
わたしの髪をやさしく撫でながら、ワンピースの胸元を開き、ヨシキさんは続きをはじめる。
さっきまでの余韻がくすぶっていたせいか、すぐにからだに火がつく。
ヨシキさんの指や唇がなぞった部分が、快感の炎をあげる。
「あ… いいです… ヨシキさん」
思わず、声が漏れる。
「時間はたっぷりあるし、ゆっくり可愛がってあげるよ」
耳元でささやきながら、敏感な神経に触れるポイントをヨシキさんは目ざとく見つけ、そこを執拗に愛撫してくる。
羽根が触れるほど軽く、そしてときには噛みつくように激しく。
瞬く間に、快感の渦に引きずり込まれてしまう。
「ぁ… いい。もっと…」
もっとたくさん、わたしを可愛がってほしい。
うっとりするくらい、気持ちよくしてほしい。
門限も気にせず、今夜はずっとこのまま、ヨシキさんといっしょにいられる。
なんて幸せなんだろ。
好きな人といっしょに過ごせる夜ほど、嬉しいものはない。
美味しい料理とシャンパンとワインと、異国のようなリゾートホテルの雰囲気も手伝って、その夜のわたしは、今までにないくらい心もからだも解放されて、ヨシキさんとの愛に耽っていった。
「すごいよ凛子ちゃん。こんなに濡れちゃってる」
「ヨシキさんが… ほしいんです。だから…」
「いいよ。いくよ」
わたしの脚の間に割って入ってきたヨシキさんは、固く熱い昂まりを秘部に当てがう。
すっかり熱くトロトロになったその部分に、いともたやすくヨシキさんのものが沈み込んでいく。わたしのからだの奥は、熱い塊でいっぱいに膨れ上がり、満たされていった。
「痛くない?」
「…大丈夫です」
「じゃ、動くよ」
ゆっくりと、ヨシキさんのものが、わたしのなかで擦れはじめた。
何度も何度もめくられ、貫かれていく。
その度に、マグマのような熱いものが込み上げてきて、溢れ出していく。
それが少しづつ、快感に変わる。
「い、いいです。ヨシキさん」
大きな背中に腕を回し、わたしはヨシキさんをギュッと抱きしめた。
今夜は、痛くない。
むしろ、もっと動いてほしいくらい。
わたしのなかでもっと暴れて、かき回してほしい。
ヨシキさんの熱い情熱で、突き上げてほしい!
「もっと… 激しく、して」
「いいのかい?」
「いい。すごく、いいです。もっと…」
「凛子ちゃん!」
徐行運転のクルマみたいにそろそろと動いていたヨシキさんは、次第にスピードを上げ、大きく腰を振りはじめた。その度にわたしのからだは揺さぶられ、翻弄されていく。
それが心地いい。
まるで、高い空の上に、どんどんと押し上げられていくみたい。
気持ちもどんどん、昂まっていく。
「あ… ぁ… ぁ…」
「凛子ちゃん。愛してるよ」
心臓が破けるかと思うくらい、激しく揺さぶられ、からだ全体が溶鉱炉のなかにでも飛び込んだみたいに熱い。
目の前が真っ暗になって、そのなかでチカチカといろんな色の光が舞い踊っている。
息もできないくらい、気持ちいい。
からだが突っ張って、動けない。
「ぁ… んぅ… ぁあああ…」
声にならない呻きをあげながら、わたしは弾け散っていく甘美な快楽に溺れていった。
それははじめて経験する、非日常的な感覚だった。
つづく
貪るようにお互いの口を吸いあったあと、わたしはヨシキさんの耳に唇を寄せ、ささやいた。
「あのまま海辺で、してほしかったのに」
「いきなり野外で? 他にカップルもいたのに」
「だって、気持ちよかったんです」
「いつもは毅然としてる凛子ちゃんが、こんなにデレデレになるなんて、すごい意外だな」
「これが、ほんとうのわたしなのかもしれません」
「じゃあ、今夜はたっぷりいちゃいちゃしような」
「いちゃいちゃ大好き♪」
「ははは。可愛いよ。可愛すぎるよ凛子ちゃん」
わたしの髪をやさしく撫でながら、ワンピースの胸元を開き、ヨシキさんは続きをはじめる。
さっきまでの余韻がくすぶっていたせいか、すぐにからだに火がつく。
ヨシキさんの指や唇がなぞった部分が、快感の炎をあげる。
「あ… いいです… ヨシキさん」
思わず、声が漏れる。
「時間はたっぷりあるし、ゆっくり可愛がってあげるよ」
耳元でささやきながら、敏感な神経に触れるポイントをヨシキさんは目ざとく見つけ、そこを執拗に愛撫してくる。
羽根が触れるほど軽く、そしてときには噛みつくように激しく。
瞬く間に、快感の渦に引きずり込まれてしまう。
「ぁ… いい。もっと…」
もっとたくさん、わたしを可愛がってほしい。
うっとりするくらい、気持ちよくしてほしい。
門限も気にせず、今夜はずっとこのまま、ヨシキさんといっしょにいられる。
なんて幸せなんだろ。
好きな人といっしょに過ごせる夜ほど、嬉しいものはない。
美味しい料理とシャンパンとワインと、異国のようなリゾートホテルの雰囲気も手伝って、その夜のわたしは、今までにないくらい心もからだも解放されて、ヨシキさんとの愛に耽っていった。
「すごいよ凛子ちゃん。こんなに濡れちゃってる」
「ヨシキさんが… ほしいんです。だから…」
「いいよ。いくよ」
わたしの脚の間に割って入ってきたヨシキさんは、固く熱い昂まりを秘部に当てがう。
すっかり熱くトロトロになったその部分に、いともたやすくヨシキさんのものが沈み込んでいく。わたしのからだの奥は、熱い塊でいっぱいに膨れ上がり、満たされていった。
「痛くない?」
「…大丈夫です」
「じゃ、動くよ」
ゆっくりと、ヨシキさんのものが、わたしのなかで擦れはじめた。
何度も何度もめくられ、貫かれていく。
その度に、マグマのような熱いものが込み上げてきて、溢れ出していく。
それが少しづつ、快感に変わる。
「い、いいです。ヨシキさん」
大きな背中に腕を回し、わたしはヨシキさんをギュッと抱きしめた。
今夜は、痛くない。
むしろ、もっと動いてほしいくらい。
わたしのなかでもっと暴れて、かき回してほしい。
ヨシキさんの熱い情熱で、突き上げてほしい!
「もっと… 激しく、して」
「いいのかい?」
「いい。すごく、いいです。もっと…」
「凛子ちゃん!」
徐行運転のクルマみたいにそろそろと動いていたヨシキさんは、次第にスピードを上げ、大きく腰を振りはじめた。その度にわたしのからだは揺さぶられ、翻弄されていく。
それが心地いい。
まるで、高い空の上に、どんどんと押し上げられていくみたい。
気持ちもどんどん、昂まっていく。
「あ… ぁ… ぁ…」
「凛子ちゃん。愛してるよ」
心臓が破けるかと思うくらい、激しく揺さぶられ、からだ全体が溶鉱炉のなかにでも飛び込んだみたいに熱い。
目の前が真っ暗になって、そのなかでチカチカといろんな色の光が舞い踊っている。
息もできないくらい、気持ちいい。
からだが突っ張って、動けない。
「ぁ… んぅ… ぁあああ…」
声にならない呻きをあげながら、わたしは弾け散っていく甘美な快楽に溺れていった。
それははじめて経験する、非日常的な感覚だった。
つづく
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