167 / 259
level 18
「ヨシキさんにしかこんなはしたない姿は見せません」
しおりを挟む
「凛子ちゃん、いきなりブレイクしたな」
情事が終わり、ベッドに横たわって寄り添うわたしに腕枕しながら、二ヶ月前にわたしが出演したCMの件を、ヨシキさんは話しはじめた。
「例のポスター大人気じゃん。凛子ちゃんが薙刀を上段に構えてこっち睨んでるやつ」
「ええ。結構盗まれてるらしくて。でも、代理店の方は喜んでましたけど?」
「変な話だけど、それはある意味ステイタスなんだよ。盗りたくなるほど魅力的ってことで」
「そうなんですか」
「CMも見たけど、さすが全国なぎなた選手権大会6位だけあって、迫力あるよ。おまけにすっごい美少女に撮れてるし。もう別の仕事のオファーがいくつも来てるんだって?」
「ええ」
「このまま一気に、トップモデルに駆け上がりそうだな。そうなったらオレなんかが撮らせてもらえなくなるかも」
「そうですね」
「はは。そこ、否定しろよ。凛子ちゃんをいちばん綺麗に撮れるのは、このオレなんだから」
「ヨシキさんは、今でも言えます?」
「なにを?」
「はじめてスタジオで写真を撮ってもらったとき、川島社長に言ってたじゃないですか。
『どんどん人気出て、トップモデルになれば』って。
『みんながどんなに凛子ちゃんを望んでも、抱けるのはオレだけなんて、快感』だって」
「そんなことも言ったっけ。でも、それもすぐに現実になりそうだな。
ぶっちゃけ、こんな短期間にここまでブレイクするなんて、やっぱり凛子ちゃんはオレの見込んだとおり、、 いや、それ以上だった。
そんな凛子ちゃんを抱けるオレは、幸せもんだよ」
そう言いながら、ヨシキさんはベッド脇に置いてあったカメラを手にとり、わたしに向けた。
お互いまだ服を着ていない。
ヌードをヨシキさんに撮られるのはもう慣れたけど、わたしはわざとシーツにくるまって、からだを隠した。
「ダメ。撮らせない」
「え。どうして?」
「わたしはそんなに安っぽくないんだから」
「へ~。いいなそれ。お高くとまったモデルみたいで」
「それに、事務所からきつく言われてるんです。『清純なお嬢様のイメージを崩すようなことをしないように』って」
「ははは。大丈夫だよ。オレのセキュリティは完璧だよ。凛子ちゃんのプライベート画像を、ネットなんかに流出させるわけないだろ」
「それは、信用してますけど」
「たとえ別れたとしても、リベンジポルノみたいな情けない仕返しはしないよ。絶対」
「例えでも、別れたなんて言わないでください!」
「あはは、ごめん。
だけど凛子ちゃんも、とんだ詐欺師だよな。本性はこんなに淫乱で露出狂なのに、『清純なお嬢様』だなんて」
「違うって言いたいんですか?」
「ま。『お嬢様』は嘘じゃないけど」
「清純は嘘だとでも?」
「だって、こんなにエッチが好きで、一晩中できるくらいタフで、海でも温泉でも神社でも、ところ構わず脚を開く凛子ちゃんが、今さら清純だなんてさ」
「ひどいっ。それは、相手がヨシキさんだからです。ヨシキさんにしかこんなはしたない姿、見せませんっ。絶対!」
「はは。わかってるよ。光栄だよ」
「ほんとにそう思ってますか?」
「ああ。凛子ちゃんはすごいよ」
「すごい?」
「こんなに淫乱で、はしたない超絶美少女なんて、最高だよ」
「それって、褒めてますか?」
「最高に褒めてるよ」
「じゃあ、もっと褒めて下さい」
「淫らでいやらしいくせに、だれよりも綺麗で清純そうな凛子ちゃんが、オレは大好きだよ」
「もっと」
「凛子ちゃんはオレの女神だよ。凛子ちゃんに出会えて、エッチできて、こうしてお互いを共有して、人生の一部をいっしょに歩むことができて、オレは最高に幸せだよ」
「ふふ…」
つづく
情事が終わり、ベッドに横たわって寄り添うわたしに腕枕しながら、二ヶ月前にわたしが出演したCMの件を、ヨシキさんは話しはじめた。
「例のポスター大人気じゃん。凛子ちゃんが薙刀を上段に構えてこっち睨んでるやつ」
「ええ。結構盗まれてるらしくて。でも、代理店の方は喜んでましたけど?」
「変な話だけど、それはある意味ステイタスなんだよ。盗りたくなるほど魅力的ってことで」
「そうなんですか」
「CMも見たけど、さすが全国なぎなた選手権大会6位だけあって、迫力あるよ。おまけにすっごい美少女に撮れてるし。もう別の仕事のオファーがいくつも来てるんだって?」
「ええ」
「このまま一気に、トップモデルに駆け上がりそうだな。そうなったらオレなんかが撮らせてもらえなくなるかも」
「そうですね」
「はは。そこ、否定しろよ。凛子ちゃんをいちばん綺麗に撮れるのは、このオレなんだから」
「ヨシキさんは、今でも言えます?」
「なにを?」
「はじめてスタジオで写真を撮ってもらったとき、川島社長に言ってたじゃないですか。
『どんどん人気出て、トップモデルになれば』って。
『みんながどんなに凛子ちゃんを望んでも、抱けるのはオレだけなんて、快感』だって」
「そんなことも言ったっけ。でも、それもすぐに現実になりそうだな。
ぶっちゃけ、こんな短期間にここまでブレイクするなんて、やっぱり凛子ちゃんはオレの見込んだとおり、、 いや、それ以上だった。
そんな凛子ちゃんを抱けるオレは、幸せもんだよ」
そう言いながら、ヨシキさんはベッド脇に置いてあったカメラを手にとり、わたしに向けた。
お互いまだ服を着ていない。
ヌードをヨシキさんに撮られるのはもう慣れたけど、わたしはわざとシーツにくるまって、からだを隠した。
「ダメ。撮らせない」
「え。どうして?」
「わたしはそんなに安っぽくないんだから」
「へ~。いいなそれ。お高くとまったモデルみたいで」
「それに、事務所からきつく言われてるんです。『清純なお嬢様のイメージを崩すようなことをしないように』って」
「ははは。大丈夫だよ。オレのセキュリティは完璧だよ。凛子ちゃんのプライベート画像を、ネットなんかに流出させるわけないだろ」
「それは、信用してますけど」
「たとえ別れたとしても、リベンジポルノみたいな情けない仕返しはしないよ。絶対」
「例えでも、別れたなんて言わないでください!」
「あはは、ごめん。
だけど凛子ちゃんも、とんだ詐欺師だよな。本性はこんなに淫乱で露出狂なのに、『清純なお嬢様』だなんて」
「違うって言いたいんですか?」
「ま。『お嬢様』は嘘じゃないけど」
「清純は嘘だとでも?」
「だって、こんなにエッチが好きで、一晩中できるくらいタフで、海でも温泉でも神社でも、ところ構わず脚を開く凛子ちゃんが、今さら清純だなんてさ」
「ひどいっ。それは、相手がヨシキさんだからです。ヨシキさんにしかこんなはしたない姿、見せませんっ。絶対!」
「はは。わかってるよ。光栄だよ」
「ほんとにそう思ってますか?」
「ああ。凛子ちゃんはすごいよ」
「すごい?」
「こんなに淫乱で、はしたない超絶美少女なんて、最高だよ」
「それって、褒めてますか?」
「最高に褒めてるよ」
「じゃあ、もっと褒めて下さい」
「淫らでいやらしいくせに、だれよりも綺麗で清純そうな凛子ちゃんが、オレは大好きだよ」
「もっと」
「凛子ちゃんはオレの女神だよ。凛子ちゃんに出会えて、エッチできて、こうしてお互いを共有して、人生の一部をいっしょに歩むことができて、オレは最高に幸せだよ」
「ふふ…」
つづく
0
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写はすべて架空です。
ちょっと大人な物語はこちらです
神崎 未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な短編物語集です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
17歳男子高生と32歳主婦の境界線
MisakiNonagase
恋愛
32歳主婦のカレンはインスタグラムで20歳大学生の晴人と知り合う。親密な関係となった3度目のデートのときに、晴人が実は17歳の高校2年生だと知る。
カレンと晴人はその後、どうなる?
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる