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level 20
「高校生がラブホに入ってもいいんでしょうか?」(性表現あり)
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息もできないくらいの長いキスと愛撫で、頬が紅潮してくる。
負けじとわたしも、ヨシキさんの下半身を指でなぞってみる。
その部分はもう、固く膨らんでいた。
パンツのチャックをおろして大きくなったモノを取り出したわたしは、指を上下に動かして先の方を撫でながら、ヨシキさんの耳に唇を近づけてささやいた。
「今から、お部屋に行ってもいいですか?」
「最初からそのつもりだったよ。でも、今日の凛子ちゃん、いつにも増して大胆だな」
「ええ。気分変えたくて」
「どうかした?」
ヨシキさんのモノから手を離したわたしは、吐き捨てるように言った。
「やっぱり気分悪いです。このメンツでアフターするのって」
「…そっか」
「以前、ヨシキさんも言ってたじゃないですか。『こんな腐海みたいな場所から、一歩引いた所にいたい』って。改めてその言葉の意味を、実感しました」
「へぇ、、」
「ヨシキさんもアフター嫌いなのに、今日は無理やり誘ってすみません」
「まぁ、いいよ」
「でも、おかげで確認できました」
「え? なにを?」
「ふふ。いいんですよ。これは女の戦いなんですから」
「ふぅん。まあ、いいや。で、凛子ちゃんはそれに勝利したのかい?」
「完勝です」
「じゃあ、戦勝記念に、面白いところに行こうか」
「面白いところ? どこですか?」
「着いてからのお楽しみ」
そう言って意味深に微笑んだヨシキさんは、わたしが放り出したままにしてたモノを仕舞って、パンツのチャックを上げると、ひとつキスをくれて、クルマのイグニションキーを回した。
わたしもセーターの乱れをなおし、シートベルトをつける。
駐車場を出て公道に入る前に、ヒエラルキーの戦いを繰り広げた戦場を、わたしは振り返った。
クルマは次第に加速していき、ファミレスはうしろに遠ざかり、見えなくなっていく。
もう、ここであのメンツとアフターすることは、二度とないだろう。
さよなら。
だけど、、、
わたしは気がつかなかった。
そのファミレスの陰から、一部始終を見てたレイヤーがいたのを。。。
ヨシキさんがクルマを止めたのは、黒の大理石を基調としたシックな外壁に、カラフルなネオンが映えるビルの駐車場。屋上には『Hotel le charme』というサインが、群青色のトワイライトの残光と、綺麗なコントラストをなしてる。
ここって、もしかして、、、
「ラブホテル、ですか? 面白いところって」
「凛子ちゃん、イヤだった?」
「いえ、、 ちょっとびっくりしただけで。こんなとこ、初めてだから」
「なにごとも経験だよ。ホテルガイドでここ知って、凛子ちゃんと来たいって思ってたんだ。
内装がめっちゃハイパーでSFっぽいんだよ。今日のボカロの撮影にはぴったりな場所だと思うよ。さ、入ろうぜ」
そう言いながらクルマを降りたヨシキさんは、後部座席のドアを開け、コスプレ衣装の入ったわたしのバッグを降ろす。
「今からここで撮影するんですか? コスプレの」
「今日はカメコが多くて凛子ちゃんをほとんど撮れなかったし、あのボカロはオレのドストライクなキャラなんだ」
「でも、、、」
「な、撮らせてくれよ。最近はラブホでもオシャレなとこ多いし、ここなら今まで見たことがないような、ハイパーなシチュエーションで撮れると思うんだ。いいだろ、凛子ちゃん」
「ええ、、、」
「な、頼むよ」
躊躇ってるわたしに、ヨシキさんは重ねて懇願する。
こんな風に請われるのって、やっぱり嬉しい。
そういえば以前、
『ラブホでもおしゃれな所いっぱいあって、スタジオもいいけど、『ホテルで撮ろう』ってことになったりもする』って、桃李さんが言ってたことがあった。
おそらく桃李さんも、ラブホで撮影したことあるんだろうし、やっぱり興味はあるし、ヨシキさんのお勧めなら間違いはないはず。
でも、わたしはまだ高校生。
ヨシキさんとは何度もホテルでお泊まりしてるとはいえ、高校生がラブホに入ってもいいんだろうか?
つづく
負けじとわたしも、ヨシキさんの下半身を指でなぞってみる。
その部分はもう、固く膨らんでいた。
パンツのチャックをおろして大きくなったモノを取り出したわたしは、指を上下に動かして先の方を撫でながら、ヨシキさんの耳に唇を近づけてささやいた。
「今から、お部屋に行ってもいいですか?」
「最初からそのつもりだったよ。でも、今日の凛子ちゃん、いつにも増して大胆だな」
「ええ。気分変えたくて」
「どうかした?」
ヨシキさんのモノから手を離したわたしは、吐き捨てるように言った。
「やっぱり気分悪いです。このメンツでアフターするのって」
「…そっか」
「以前、ヨシキさんも言ってたじゃないですか。『こんな腐海みたいな場所から、一歩引いた所にいたい』って。改めてその言葉の意味を、実感しました」
「へぇ、、」
「ヨシキさんもアフター嫌いなのに、今日は無理やり誘ってすみません」
「まぁ、いいよ」
「でも、おかげで確認できました」
「え? なにを?」
「ふふ。いいんですよ。これは女の戦いなんですから」
「ふぅん。まあ、いいや。で、凛子ちゃんはそれに勝利したのかい?」
「完勝です」
「じゃあ、戦勝記念に、面白いところに行こうか」
「面白いところ? どこですか?」
「着いてからのお楽しみ」
そう言って意味深に微笑んだヨシキさんは、わたしが放り出したままにしてたモノを仕舞って、パンツのチャックを上げると、ひとつキスをくれて、クルマのイグニションキーを回した。
わたしもセーターの乱れをなおし、シートベルトをつける。
駐車場を出て公道に入る前に、ヒエラルキーの戦いを繰り広げた戦場を、わたしは振り返った。
クルマは次第に加速していき、ファミレスはうしろに遠ざかり、見えなくなっていく。
もう、ここであのメンツとアフターすることは、二度とないだろう。
さよなら。
だけど、、、
わたしは気がつかなかった。
そのファミレスの陰から、一部始終を見てたレイヤーがいたのを。。。
ヨシキさんがクルマを止めたのは、黒の大理石を基調としたシックな外壁に、カラフルなネオンが映えるビルの駐車場。屋上には『Hotel le charme』というサインが、群青色のトワイライトの残光と、綺麗なコントラストをなしてる。
ここって、もしかして、、、
「ラブホテル、ですか? 面白いところって」
「凛子ちゃん、イヤだった?」
「いえ、、 ちょっとびっくりしただけで。こんなとこ、初めてだから」
「なにごとも経験だよ。ホテルガイドでここ知って、凛子ちゃんと来たいって思ってたんだ。
内装がめっちゃハイパーでSFっぽいんだよ。今日のボカロの撮影にはぴったりな場所だと思うよ。さ、入ろうぜ」
そう言いながらクルマを降りたヨシキさんは、後部座席のドアを開け、コスプレ衣装の入ったわたしのバッグを降ろす。
「今からここで撮影するんですか? コスプレの」
「今日はカメコが多くて凛子ちゃんをほとんど撮れなかったし、あのボカロはオレのドストライクなキャラなんだ」
「でも、、、」
「な、撮らせてくれよ。最近はラブホでもオシャレなとこ多いし、ここなら今まで見たことがないような、ハイパーなシチュエーションで撮れると思うんだ。いいだろ、凛子ちゃん」
「ええ、、、」
「な、頼むよ」
躊躇ってるわたしに、ヨシキさんは重ねて懇願する。
こんな風に請われるのって、やっぱり嬉しい。
そういえば以前、
『ラブホでもおしゃれな所いっぱいあって、スタジオもいいけど、『ホテルで撮ろう』ってことになったりもする』って、桃李さんが言ってたことがあった。
おそらく桃李さんも、ラブホで撮影したことあるんだろうし、やっぱり興味はあるし、ヨシキさんのお勧めなら間違いはないはず。
でも、わたしはまだ高校生。
ヨシキさんとは何度もホテルでお泊まりしてるとはいえ、高校生がラブホに入ってもいいんだろうか?
つづく
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