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level 22
「わたしを呼ぶ声が湿り気を帯びてて、セクシーです」
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『遅くにごめんな。まだ起きてた?』
押し殺したような低い声が、携帯から流れてくる。
『もしかして、勉強してた? だったらもう切るけど』
「大丈夫です。もう、今日の分は終わったから」
『そうか。よかった』
少しの間を置いて、ヨシキさんは切り出した。
『あれからずっとモヤモヤしてて、凛子ちゃんのことばかり考えててさ。今、少しだけ話せる?』
「、、、はい」
なんか、、、
感動して言葉にならない。
自分がかけようかと思ったタイミングで、ヨシキさんから電話してくれるなんて。
どんなにケンカしても、やっぱりふたりの気持ちは、通じあってるんだ。
『昼間はごめんな。それだけ言いたくてさ。凛子ちゃんは今、大変な時期だってのに、ひどいことばかり言っちまって。反省してるよ』
「わたしこそ、、 もっとヨシキさんの気持ちを考えてあげればよかったなと。
ごめんなさい」
『ごめんなさい』
こんなにすらすら、口から流れ出てくる言葉。
昼間は頑なに拒んでたのに。
ヨシキさんの声が、少し明るくなった。
『嬉しいよ。凛子ちゃんにそう言ってもらえて。
勉強頑張れよ。オレもできることがあれば協力するからさ』
「はい。ありがとうございます」
『大学に合格したら、卒業旅行とかしような。そのときに今日のナイティも着て見せてくれよな』
「実は、、 今、着てるんですよ」
『えっ?』
「写真撮って、ヨシキさんに送ろうと思って着てみたんです」
『本当に? 嬉しいよ』
「ちょっと待っててください。すぐに撮って、メッセージに添付しますから」
『うん、、、 あ、いや、、、』
なにか考えるように口を噤んだヨシキさんは、吹っ切れたように言った。
『今はいいよ。大学合格あとの楽しみにとっておくから』
「そうですか?」
『楽しみは多い方がいいだろ』
「まあ、、 ヨシキさんがそれでいいなら」
『いいよいいよ、、 あ。でも少しだけ感想聞かせてほしいかも。着心地とかどう?』
「すごくいいですよ」
『どんな風に?』
「どんな、、、 そうですね。肌触りがさらさらしていて、なんだかうっとりしてくるような」
『そうか。オレも、ショップで見て一目惚れして買ったんだ。
これを着た凛子ちゃんはすっごい可愛くて、触り心地もいいだろうなって思ってな』
「そうなんですか」
『凛子ちゃんの肌って、ほんとになめらかであったかくて、弾力があって、いつまでもずっと触っていたいくらい、気持ちいいんだ』
「あ、ありがとうございます」
『凛子ちゃん、、、』
わたしの名を口にしたその声は、少しの湿り気を帯びていた。
それがすごくセクシーで、下腹部にジンジンと痺れるように響いてくる。
『今すぐそこに飛んでいって、凛子ちゃんを抱きしめたいよ』
「ヨシキさん、、」
『ぎゅっと抱きしめて、その綺麗な唇にキスしたい』
「…」
『凛子ちゃんはどう?』
「え?」
『オレとキス、したくない?』
「し、したいです」
『じゃあ、電話でするから』
「電話で?」
『目、つぶって』
「あ。はい」
命じられるまま、わたしは目を閉じた。
『目に浮かぶよ。
凛子ちゃんの綺麗な顔を間近で見ると、ドキドキしてくる。
オレが顔を近づけると、凛子ちゃんが唇を緩めて、目を閉じる。
そのキス待ち顔が無防備すぎて、たまんないくらい可愛いよ』
「ヨシキさん、、」
『ふっくらした唇が重なって、あったかい粘膜がオレを官能に引きずり込む。
ぎゅっと抱きしめると、小さく吐息を漏らすとこも、可愛いよ』
「あっ、、、」
思わず、声が漏れてしまう。
今、ほんとうにヨシキさんにキスされて、抱きしめられた錯覚に落ちた。
つづく
押し殺したような低い声が、携帯から流れてくる。
『もしかして、勉強してた? だったらもう切るけど』
「大丈夫です。もう、今日の分は終わったから」
『そうか。よかった』
少しの間を置いて、ヨシキさんは切り出した。
『あれからずっとモヤモヤしてて、凛子ちゃんのことばかり考えててさ。今、少しだけ話せる?』
「、、、はい」
なんか、、、
感動して言葉にならない。
自分がかけようかと思ったタイミングで、ヨシキさんから電話してくれるなんて。
どんなにケンカしても、やっぱりふたりの気持ちは、通じあってるんだ。
『昼間はごめんな。それだけ言いたくてさ。凛子ちゃんは今、大変な時期だってのに、ひどいことばかり言っちまって。反省してるよ』
「わたしこそ、、 もっとヨシキさんの気持ちを考えてあげればよかったなと。
ごめんなさい」
『ごめんなさい』
こんなにすらすら、口から流れ出てくる言葉。
昼間は頑なに拒んでたのに。
ヨシキさんの声が、少し明るくなった。
『嬉しいよ。凛子ちゃんにそう言ってもらえて。
勉強頑張れよ。オレもできることがあれば協力するからさ』
「はい。ありがとうございます」
『大学に合格したら、卒業旅行とかしような。そのときに今日のナイティも着て見せてくれよな』
「実は、、 今、着てるんですよ」
『えっ?』
「写真撮って、ヨシキさんに送ろうと思って着てみたんです」
『本当に? 嬉しいよ』
「ちょっと待っててください。すぐに撮って、メッセージに添付しますから」
『うん、、、 あ、いや、、、』
なにか考えるように口を噤んだヨシキさんは、吹っ切れたように言った。
『今はいいよ。大学合格あとの楽しみにとっておくから』
「そうですか?」
『楽しみは多い方がいいだろ』
「まあ、、 ヨシキさんがそれでいいなら」
『いいよいいよ、、 あ。でも少しだけ感想聞かせてほしいかも。着心地とかどう?』
「すごくいいですよ」
『どんな風に?』
「どんな、、、 そうですね。肌触りがさらさらしていて、なんだかうっとりしてくるような」
『そうか。オレも、ショップで見て一目惚れして買ったんだ。
これを着た凛子ちゃんはすっごい可愛くて、触り心地もいいだろうなって思ってな』
「そうなんですか」
『凛子ちゃんの肌って、ほんとになめらかであったかくて、弾力があって、いつまでもずっと触っていたいくらい、気持ちいいんだ』
「あ、ありがとうございます」
『凛子ちゃん、、、』
わたしの名を口にしたその声は、少しの湿り気を帯びていた。
それがすごくセクシーで、下腹部にジンジンと痺れるように響いてくる。
『今すぐそこに飛んでいって、凛子ちゃんを抱きしめたいよ』
「ヨシキさん、、」
『ぎゅっと抱きしめて、その綺麗な唇にキスしたい』
「…」
『凛子ちゃんはどう?』
「え?」
『オレとキス、したくない?』
「し、したいです」
『じゃあ、電話でするから』
「電話で?」
『目、つぶって』
「あ。はい」
命じられるまま、わたしは目を閉じた。
『目に浮かぶよ。
凛子ちゃんの綺麗な顔を間近で見ると、ドキドキしてくる。
オレが顔を近づけると、凛子ちゃんが唇を緩めて、目を閉じる。
そのキス待ち顔が無防備すぎて、たまんないくらい可愛いよ』
「ヨシキさん、、」
『ふっくらした唇が重なって、あったかい粘膜がオレを官能に引きずり込む。
ぎゅっと抱きしめると、小さく吐息を漏らすとこも、可愛いよ』
「あっ、、、」
思わず、声が漏れてしまう。
今、ほんとうにヨシキさんにキスされて、抱きしめられた錯覚に落ちた。
つづく
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