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「そんな過去があるなんて知りませんでした」
「離婚したあとも、お母さんはヨシキさんを引き取る経済力がなくて、しかたないからしばらくはお父さんと暮らしてたものの、完全にネグレクトでDVで、命の危険さえ感じてたんですよね ((((*´・ω・。)
それで、中三の夏休みの昼下がり、お父さんが仕事で留守にしてるうちに、自転車の荷台に勉強道具とか本とか、持てるだけの自分の荷物を積んで、お父さまのもとから逃げ出したっていうじゃないですか」
「…」
「だけど、お母さまの元に逃げ込んで、ふたりで暮らしはじめたものの、まだ若くて美人のお母さんも、ただの女。すぐに恋人ができちゃって、家にいづらい状態になって。
お母さま的には、自分の力だけじゃ生きられないから、男の人に頼りたかったんでしょうけど、それでヨシキさん、お母さまが再婚して、義理父が家に入るのと入れ替わりに、また家を飛び出しちゃって、今のワンルームマンションで、ひとり暮らしをするようになって。
高校も大学も、ずっとひとりで生活しながら、そこから通ってるわけじゃないですか。
気の休まることのない少年期を送ったヨシキさんは、きっとおうちごはんにも愛にも、飢えてるんだと思うんです」
「…」
「ヨシキさんが女の人を、、、
ううん。
愛を信じないのは、そんな過去の辛く悲しいトラウマがあるからなんだと思います (≧Д≦)ゞ」
「愛を、信じない、、、」
それって、ヨシキさんがよく言ってた言葉。
『恋なんてさ~ …儚いもんだよ』
『別れてしまえばただの夢。みんな消えてなくなる』
『人の気持ちなんて、移ろいやすくて不安定なもんだよ。
情熱的な台詞も、たくさんの約束も。ふたりで過ごした思い出さえも、別れてしまえばみんな、なかったことになっちまう』
はじめて結ばれた日の翌朝。
虚空を仰ぎながら、ヨシキさんはそんなことをつぶやいていたっけ。
それを聞いて、すごくせつなくなってしまったのを覚えている。
桃李さんは、話を続けた。
「だけど、どんなに『信じない』って口では言ってても、きっと心のどこかで、ヨシキさんは本当の愛を探してるんだと思います。
でも、そんなの簡単に見つかるはずがないじゃないですか ・°・(ノД`)・°・。
だからヨシキさんが、たくさんの女の人とお試しでおつきあいするのは、しかたないんです。
大勢の女の人のなかから、ヨシキさんもきっと、自分のトラウマを乗り越えて本当に愛せる、トゥルーラブな赤い糸でつながった素敵な女の人を、いつかはきっと見つけられると思うんです☆
そんなラッキーハッピーな彼女に、ブサイクなわたしなんかがなれるはずないんです ( ノ´θ`)ノ
だけど、ヨシキさんが求めてくれるなら、つなぎのコンビニエンスでも肉便器、、、あっ、すみません;; それでもわたしはいいんです。
いつか必ず、ヨシキさんには最高の愛を手に入れてほしいし、幸せになってほしいと願ってたんです (*^▽^*)」
「…」
「そしてとうとう、ヨシキさんに来るべきときが来たんです!!!キタ━━━(° ∀゚° )━━━!!
そうっ! それは美月姫なのですっ!!!!」
「え? わたし?」
「そうなのです! 美月姫こそがヨシキさんにとって、究極にして至高、愛の終着駅!
最後の恋の相手なんじゃないかと、わたしは確信しちゃいました!!!
わたし、嬉しいんです。
美月姫がヨシキさんとラブラブになってくださって ♡( ᵕ̤ૢᴗᵕ̤ૢ )♡
なのに愚かなわたしは、それを邪魔するようなことしちゃって、、、、」
「……………知らなかった」
「はい?」
「ヨシキさんにそんな過去があるなんて。わたし、少しも知りませんでした」
「え? ぁ、、、あっ??? わわわ、、、((((*´・ω・。)!!!」
つづく
それで、中三の夏休みの昼下がり、お父さんが仕事で留守にしてるうちに、自転車の荷台に勉強道具とか本とか、持てるだけの自分の荷物を積んで、お父さまのもとから逃げ出したっていうじゃないですか」
「…」
「だけど、お母さまの元に逃げ込んで、ふたりで暮らしはじめたものの、まだ若くて美人のお母さんも、ただの女。すぐに恋人ができちゃって、家にいづらい状態になって。
お母さま的には、自分の力だけじゃ生きられないから、男の人に頼りたかったんでしょうけど、それでヨシキさん、お母さまが再婚して、義理父が家に入るのと入れ替わりに、また家を飛び出しちゃって、今のワンルームマンションで、ひとり暮らしをするようになって。
高校も大学も、ずっとひとりで生活しながら、そこから通ってるわけじゃないですか。
気の休まることのない少年期を送ったヨシキさんは、きっとおうちごはんにも愛にも、飢えてるんだと思うんです」
「…」
「ヨシキさんが女の人を、、、
ううん。
愛を信じないのは、そんな過去の辛く悲しいトラウマがあるからなんだと思います (≧Д≦)ゞ」
「愛を、信じない、、、」
それって、ヨシキさんがよく言ってた言葉。
『恋なんてさ~ …儚いもんだよ』
『別れてしまえばただの夢。みんな消えてなくなる』
『人の気持ちなんて、移ろいやすくて不安定なもんだよ。
情熱的な台詞も、たくさんの約束も。ふたりで過ごした思い出さえも、別れてしまえばみんな、なかったことになっちまう』
はじめて結ばれた日の翌朝。
虚空を仰ぎながら、ヨシキさんはそんなことをつぶやいていたっけ。
それを聞いて、すごくせつなくなってしまったのを覚えている。
桃李さんは、話を続けた。
「だけど、どんなに『信じない』って口では言ってても、きっと心のどこかで、ヨシキさんは本当の愛を探してるんだと思います。
でも、そんなの簡単に見つかるはずがないじゃないですか ・°・(ノД`)・°・。
だからヨシキさんが、たくさんの女の人とお試しでおつきあいするのは、しかたないんです。
大勢の女の人のなかから、ヨシキさんもきっと、自分のトラウマを乗り越えて本当に愛せる、トゥルーラブな赤い糸でつながった素敵な女の人を、いつかはきっと見つけられると思うんです☆
そんなラッキーハッピーな彼女に、ブサイクなわたしなんかがなれるはずないんです ( ノ´θ`)ノ
だけど、ヨシキさんが求めてくれるなら、つなぎのコンビニエンスでも肉便器、、、あっ、すみません;; それでもわたしはいいんです。
いつか必ず、ヨシキさんには最高の愛を手に入れてほしいし、幸せになってほしいと願ってたんです (*^▽^*)」
「…」
「そしてとうとう、ヨシキさんに来るべきときが来たんです!!!キタ━━━(° ∀゚° )━━━!!
そうっ! それは美月姫なのですっ!!!!」
「え? わたし?」
「そうなのです! 美月姫こそがヨシキさんにとって、究極にして至高、愛の終着駅!
最後の恋の相手なんじゃないかと、わたしは確信しちゃいました!!!
わたし、嬉しいんです。
美月姫がヨシキさんとラブラブになってくださって ♡( ᵕ̤ૢᴗᵕ̤ૢ )♡
なのに愚かなわたしは、それを邪魔するようなことしちゃって、、、、」
「……………知らなかった」
「はい?」
「ヨシキさんにそんな過去があるなんて。わたし、少しも知りませんでした」
「え? ぁ、、、あっ??? わわわ、、、((((*´・ω・。)!!!」
つづく
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