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夢物語
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3匹の蛇が蠢いている。私は彼らを眺める。時折舌を出し、気味悪くまっすぐに進んでいるその様を観察していると、ふと彼らと目があってしまった。私は身の毛がよだち、恐怖を感じる。次の瞬間、彼らは顔を持つようになり、私を追いかけてくる。その顔は昔の友人のようにも見えるし私の家族のようにも見える。後ろを向いて彼らから逃げるが、勿論彼らは追いかけてくる。彼らが追いかけてくることは私も知っていた。彼らは後ろにいるはずなのになぜか目の前には常に彼らの姿は見えている。
現実を見るのは随分と昔にやめた。自分の無力感に苛まれるだけであるからだ。夢だけを見ていこうと思って、毎日見る夢を日記に書いていった。そうすると「逃避」に関することしか夢に出てこなくなった。それは日に日に明確なものとなっていく。
自分が向き合うものは何か。自分か他者か現実か、それら全てのものなのか。
現実を見るのは随分と昔にやめた。自分の無力感に苛まれるだけであるからだ。夢だけを見ていこうと思って、毎日見る夢を日記に書いていった。そうすると「逃避」に関することしか夢に出てこなくなった。それは日に日に明確なものとなっていく。
自分が向き合うものは何か。自分か他者か現実か、それら全てのものなのか。
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