5 / 5
5
しおりを挟む
ある夜、薬草園で作業していた私に、突然背後から腕を掴まれた。
「真実を知りたいなら、都に来い」
ダミアンは強引に私を引っ張り、連れ去ろうとした。その力は強く、抵抗できない。
「やめて!」
私は必死に抵抗した。腕を振りほどこうとするが、ダミアンの力は緩まない。
その時、凄まじい魔力が周囲を包んだ。
空気が震える。風が巻き起こる。鳥たちが一斉に飛び立ち、木々がざわめく。
レオンだった。
レオンの魔力が暴走し、周囲の木々が根こそぎ吹き飛んだ。轟音が響く。土が舞い上がり、視界が霞む。ダミアンは吹き飛ばされて、地面に激しく叩きつけられた。
でも、レオンの魔力は止まらなかった。
黒い霧のような魔力が、レオンの体から溢れ出している。その顔は苦痛に歪み、膝をついた。まるで何かに蝕まれているかのように、苦しんでいる。
「レオン!」
私は恐怖を乗り越えて、レオンに駆け寄った。暴走する魔力が肌を刺す。でも、構わずレオンの手を握った。
瞬間、レオンの魔力が鎮まった。
黒い霧が消え、淡い金色の光が私たちを包む。温かい光だった。レオンの荒い呼吸が、ゆっくりと落ち着いていく。
「......」
レオンは私を見た。苦しそうな、でも安心したような、複雑な表情だった。その目には、涙が浮かんでいた。
「こいつは王家の呪いに蝕まれた欠陥王子だ!」
ダミアンが、地面に倒れたまま叫んだ。顔は土で汚れ、恐怖に歪んでいる。
「魔力が暴走して自滅する運命の!」
「......」
レオンは何も言わなかった。ただ、黙って俯いている。
「レオン殿下、ご無事で何よりです」
セバスチャンが、どこからともなく現れて言った。その声には、明確な安堵があった。
「殿下......?」
私は驚いて、レオンを見た。レオンは深く息を吸い込んだ。そして、ゆっくりと私を見た。
「話す」
レオンは、静かに、でも確かに言った。
「僕は......本物の王太子、レオン・ヴァルトハイムだ」
レオンの告白に、私は言葉を失った。
頭が真っ白になる。王太子? レオンが? 目の前の、薬師のレオンが、王太子?
「王家には呪いがある。激情で魔力が暴走し、最終的に自滅する呪いだ」
レオンは続けた。その声は、いつもの落ち着いた声だったが、僅かに震えていた。
「僕は幼い頃からこの呪いに苦しんできた。感情が高ぶるたびに、魔力が暴走する。何度も死にかけた。でも、古文書で知った。浄化の魔力を持つ者だけが、呪いを解けると」
「浄化の......魔力?」
私は呆然と繰り返した。
「君だ、エステル」
レオンは私の手を、両手で包むように握った。その手は温かく、震えていた。
「君の魔力は微弱じゃない。希少な浄化属性なんだ。でも、浄化には深い信頼と愛情が必要だった。だから......」
「じゃあ、最初から私は......」
私の声が震えた。真実が見えてくる。恐ろしい真実が。
「利用されただけ?」
涙が溢れた。止められない。レオンは苦しそうに顔を歪めた。
「最初はそうだった」
レオンは正直に認めた。その声は、苦痛に満ちていた。
「でも今は違う。君を愛している。心の底から、君を愛している」
涙が止まらなかった。嬉しいのか、悲しいのか、分からなかった。胸が痛い。でも、レオンの目を見ると、そこには嘘がなかった。真剣な、必死な目だった。
「クラウスは僕の従兄弟だ。善意で替え玉を引き受けてくれた。僕が呪いを解く方法を探す間、王太子の役を演じてくれた。でも、呪いの影響を受けて、本来の優しさを失い、君を破棄してしまった」
「呪いの......影響」
すべてが繋がった。パズルのピースが嵌っていく。
「そうだ。黒幕はロザリンデ・フォン・アーデルハイト。前王の愛妾で、母を憎んでいる女だ。母が正妃になったことを恨み、僕に呪いをかけた」
その時、王の兵士たちが到着した。馬の蹄の音、武装した兵士たち。
「ダミアン・クロイツ、詐欺の容疑で逮捕する」
ダミアンは抵抗しようとしたが、すぐに取り押さえられた。鎖で縛られ、地面に押さえつけられる。
「ロザリンデ様に雇われただけだ! 俺は悪くない!」
ダミアンは叫んだ。その声は、哀れなほど弱々しかった。
---
王の使者が、丁寧に全てを説明してくれた。
ロザリンデの陰謀。前王の愛妾として王妃イゾルデを憎み、レオンに呪いをかけたこと。レオンが浄化の鍵となる存在を見つけたことを察知し、婚約破棄を画策したこと。すべては、レオンを破滅させるための計画だったこと。
全てが繋がった。すべての点が線になった。
「レオン......」
私は、震える手で彼の手を握った。
「呪いを解きましょう」
レオンは驚いた顔をした。その目が、大きく見開かれる。
「君は......怒っていないのか?」
「怒ってます」
私は正直に言った。嘘はつけない。
「でも、愛してます」
その言葉に、レオンの目に涙が浮かんだ。その涙が、頬を伝って落ちる。
私は目を閉じて、魔力を集中させた。体の奥底から、温かい光が溢れてくる。それは今まで感じたことのない、強く、優しい力だった。温かい光が私の手から溢れ、レオンを包んでいく。
レオンの体から、黒い霧のような呪いが消えていった。
まるで朝日に照らされた夜霧のように、静かに、でも確実に消えていく。レオンの表情が和らいでいく。苦痛が消え、安らぎが戻ってくる。
「......君が」
レオンは涙を流した。声が震えている。
「僕を救ってくれた」
セバスチャンは、声を上げて号泣していた。
「殿下、エステル様、おめでとうございます! 本当に、本当におめでとうございます!」
ハンカチで何度も目を拭いながら、嬉しそうに泣いている。
---
数日後、私たちは王都へ凱旋した。
民衆が道の両側に並び、花を投げて祝福してくれた。「真の王太子殿下万歳!」「奇跡の王太子妃様万歳!」歓声が響き渡る。
クラウスが、城門で出迎えてくれた。
呪いから解放された彼は、本来の優しさを取り戻していた。その目には、かつての温かさが戻っている。
「エステル様、本当に申し訳ございませんでした」
クラウスは深く、深く頭を下げた。その背中が震えている。
「君を傷つけて......従兄弟を守りたかっただけなのに、僕は......」
「あなたも被害者でした」
私は言った。クラウスは涙を流した。その涙は、後悔と安堵が混ざり合ったものだった。
---
王城でメリッサと継母に会った。
二人は、明らかに取り繕った笑顔で近づいてきた。
「エステル! 姉様として、これからは仲良くしましょう?」
メリッサは媚びるように言った。その声は甘く、でも目は笑っていない。継母も、作ったような愛想笑いを浮かべている。
私は冷静に、はっきりと答えた。
「あなたは私を妹と思ったことなど一度もない。今更取り入ろうとしても無駄です」
メリッサの顔が、見る間に青ざめた。継母も言葉を失い、口をパクパクさせている。周囲の貴族たちがざわめいた。ひそひそと囁き合う声が聞こえる。二人は、貴族社会で立場を失うだろう。
王と王妃は、私を正式に王太子妃として承認してくれた。
「エステル、よく息子を救ってくれた」
王妃イゾルデは、母のように優しく言った。その目には、本物の感謝があった。
「ありがとうございます」
私は深く頭を下げた。
今、私は王城の薬草園でレオンと暮らしている。
辺境の薬草園よりずっと広いが、あの場所での思い出は色褪せない。ここでも、レオンと一緒に薬草を育て、人々のための薬を作っている。
私の薬は国中で人々を救い、「奇跡の王太子妃」と呼ばれるようになった。でも、私はただ、人の役に立ちたいだけだ。
「君と出会えて、僕は本当の自分になれた」
レオンは、薬草園の中で言った。夕日を浴びて、その横顔が優しく輝いている。
「私もです」
私は微笑んだ。心の底から、幸せだった。
「真実を知りたいなら、都に来い」
ダミアンは強引に私を引っ張り、連れ去ろうとした。その力は強く、抵抗できない。
「やめて!」
私は必死に抵抗した。腕を振りほどこうとするが、ダミアンの力は緩まない。
その時、凄まじい魔力が周囲を包んだ。
空気が震える。風が巻き起こる。鳥たちが一斉に飛び立ち、木々がざわめく。
レオンだった。
レオンの魔力が暴走し、周囲の木々が根こそぎ吹き飛んだ。轟音が響く。土が舞い上がり、視界が霞む。ダミアンは吹き飛ばされて、地面に激しく叩きつけられた。
でも、レオンの魔力は止まらなかった。
黒い霧のような魔力が、レオンの体から溢れ出している。その顔は苦痛に歪み、膝をついた。まるで何かに蝕まれているかのように、苦しんでいる。
「レオン!」
私は恐怖を乗り越えて、レオンに駆け寄った。暴走する魔力が肌を刺す。でも、構わずレオンの手を握った。
瞬間、レオンの魔力が鎮まった。
黒い霧が消え、淡い金色の光が私たちを包む。温かい光だった。レオンの荒い呼吸が、ゆっくりと落ち着いていく。
「......」
レオンは私を見た。苦しそうな、でも安心したような、複雑な表情だった。その目には、涙が浮かんでいた。
「こいつは王家の呪いに蝕まれた欠陥王子だ!」
ダミアンが、地面に倒れたまま叫んだ。顔は土で汚れ、恐怖に歪んでいる。
「魔力が暴走して自滅する運命の!」
「......」
レオンは何も言わなかった。ただ、黙って俯いている。
「レオン殿下、ご無事で何よりです」
セバスチャンが、どこからともなく現れて言った。その声には、明確な安堵があった。
「殿下......?」
私は驚いて、レオンを見た。レオンは深く息を吸い込んだ。そして、ゆっくりと私を見た。
「話す」
レオンは、静かに、でも確かに言った。
「僕は......本物の王太子、レオン・ヴァルトハイムだ」
レオンの告白に、私は言葉を失った。
頭が真っ白になる。王太子? レオンが? 目の前の、薬師のレオンが、王太子?
「王家には呪いがある。激情で魔力が暴走し、最終的に自滅する呪いだ」
レオンは続けた。その声は、いつもの落ち着いた声だったが、僅かに震えていた。
「僕は幼い頃からこの呪いに苦しんできた。感情が高ぶるたびに、魔力が暴走する。何度も死にかけた。でも、古文書で知った。浄化の魔力を持つ者だけが、呪いを解けると」
「浄化の......魔力?」
私は呆然と繰り返した。
「君だ、エステル」
レオンは私の手を、両手で包むように握った。その手は温かく、震えていた。
「君の魔力は微弱じゃない。希少な浄化属性なんだ。でも、浄化には深い信頼と愛情が必要だった。だから......」
「じゃあ、最初から私は......」
私の声が震えた。真実が見えてくる。恐ろしい真実が。
「利用されただけ?」
涙が溢れた。止められない。レオンは苦しそうに顔を歪めた。
「最初はそうだった」
レオンは正直に認めた。その声は、苦痛に満ちていた。
「でも今は違う。君を愛している。心の底から、君を愛している」
涙が止まらなかった。嬉しいのか、悲しいのか、分からなかった。胸が痛い。でも、レオンの目を見ると、そこには嘘がなかった。真剣な、必死な目だった。
「クラウスは僕の従兄弟だ。善意で替え玉を引き受けてくれた。僕が呪いを解く方法を探す間、王太子の役を演じてくれた。でも、呪いの影響を受けて、本来の優しさを失い、君を破棄してしまった」
「呪いの......影響」
すべてが繋がった。パズルのピースが嵌っていく。
「そうだ。黒幕はロザリンデ・フォン・アーデルハイト。前王の愛妾で、母を憎んでいる女だ。母が正妃になったことを恨み、僕に呪いをかけた」
その時、王の兵士たちが到着した。馬の蹄の音、武装した兵士たち。
「ダミアン・クロイツ、詐欺の容疑で逮捕する」
ダミアンは抵抗しようとしたが、すぐに取り押さえられた。鎖で縛られ、地面に押さえつけられる。
「ロザリンデ様に雇われただけだ! 俺は悪くない!」
ダミアンは叫んだ。その声は、哀れなほど弱々しかった。
---
王の使者が、丁寧に全てを説明してくれた。
ロザリンデの陰謀。前王の愛妾として王妃イゾルデを憎み、レオンに呪いをかけたこと。レオンが浄化の鍵となる存在を見つけたことを察知し、婚約破棄を画策したこと。すべては、レオンを破滅させるための計画だったこと。
全てが繋がった。すべての点が線になった。
「レオン......」
私は、震える手で彼の手を握った。
「呪いを解きましょう」
レオンは驚いた顔をした。その目が、大きく見開かれる。
「君は......怒っていないのか?」
「怒ってます」
私は正直に言った。嘘はつけない。
「でも、愛してます」
その言葉に、レオンの目に涙が浮かんだ。その涙が、頬を伝って落ちる。
私は目を閉じて、魔力を集中させた。体の奥底から、温かい光が溢れてくる。それは今まで感じたことのない、強く、優しい力だった。温かい光が私の手から溢れ、レオンを包んでいく。
レオンの体から、黒い霧のような呪いが消えていった。
まるで朝日に照らされた夜霧のように、静かに、でも確実に消えていく。レオンの表情が和らいでいく。苦痛が消え、安らぎが戻ってくる。
「......君が」
レオンは涙を流した。声が震えている。
「僕を救ってくれた」
セバスチャンは、声を上げて号泣していた。
「殿下、エステル様、おめでとうございます! 本当に、本当におめでとうございます!」
ハンカチで何度も目を拭いながら、嬉しそうに泣いている。
---
数日後、私たちは王都へ凱旋した。
民衆が道の両側に並び、花を投げて祝福してくれた。「真の王太子殿下万歳!」「奇跡の王太子妃様万歳!」歓声が響き渡る。
クラウスが、城門で出迎えてくれた。
呪いから解放された彼は、本来の優しさを取り戻していた。その目には、かつての温かさが戻っている。
「エステル様、本当に申し訳ございませんでした」
クラウスは深く、深く頭を下げた。その背中が震えている。
「君を傷つけて......従兄弟を守りたかっただけなのに、僕は......」
「あなたも被害者でした」
私は言った。クラウスは涙を流した。その涙は、後悔と安堵が混ざり合ったものだった。
---
王城でメリッサと継母に会った。
二人は、明らかに取り繕った笑顔で近づいてきた。
「エステル! 姉様として、これからは仲良くしましょう?」
メリッサは媚びるように言った。その声は甘く、でも目は笑っていない。継母も、作ったような愛想笑いを浮かべている。
私は冷静に、はっきりと答えた。
「あなたは私を妹と思ったことなど一度もない。今更取り入ろうとしても無駄です」
メリッサの顔が、見る間に青ざめた。継母も言葉を失い、口をパクパクさせている。周囲の貴族たちがざわめいた。ひそひそと囁き合う声が聞こえる。二人は、貴族社会で立場を失うだろう。
王と王妃は、私を正式に王太子妃として承認してくれた。
「エステル、よく息子を救ってくれた」
王妃イゾルデは、母のように優しく言った。その目には、本物の感謝があった。
「ありがとうございます」
私は深く頭を下げた。
今、私は王城の薬草園でレオンと暮らしている。
辺境の薬草園よりずっと広いが、あの場所での思い出は色褪せない。ここでも、レオンと一緒に薬草を育て、人々のための薬を作っている。
私の薬は国中で人々を救い、「奇跡の王太子妃」と呼ばれるようになった。でも、私はただ、人の役に立ちたいだけだ。
「君と出会えて、僕は本当の自分になれた」
レオンは、薬草園の中で言った。夕日を浴びて、その横顔が優しく輝いている。
「私もです」
私は微笑んだ。心の底から、幸せだった。
28
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!
古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。
その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。
『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』
昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。
領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。
一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――
婚約破棄されたので実家へ帰って編み物をしていたのですが……まさかの事件が起こりまして!? ~人生は大きく変わりました~
四季
恋愛
私ニーナは、婚約破棄されたので実家へ帰って編み物をしていたのですが……ある日のこと、まさかの事件が起こりまして!?
「地味な婚約者を捨てて令嬢と結婚します」と言った騎士様が、3ヶ月で離婚されて路頭に迷っている
歩人
ファンタジー
薬師のナターリアは婚約者の騎士ルドガーに「地味なお前より伯爵令嬢が
ふさわしい」と捨てられた。泣きはしなかった。ただ、明日から届ける薬が
一人分減るな、と思っただけ。
ルドガーは華やかな伯爵令嬢イレーネと結婚し、騎士団で出世する——はずだった。
しかしイレーネの実家は見栄だけの火の車。持参金は消え、借金取りが押し寄せ、
イレーネ本人にも「稼ぎが少ない」と三行半を突きつけられた。
3ヶ月で全てを失ったルドガーが街角で見たのは、王宮薬師に抜擢された
ナターリアが、騎士団長と笑い合う姿だった。
「なあ、ナターリア……俺が間違っていた」
「ええ、知ってます。でも、もう関係のない話ですね」
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
殿下から「華のない女」と婚約破棄されましたが、王国の食糧庫を支えていたのは、実は私です
水上
恋愛
【全11話完結】
見た目重視の王太子に婚約破棄された公爵令嬢ルシア。
だが彼女は、高度な保存食技術で王国の兵站を支える人物だった。
そんな彼女を拾ったのは、強面の辺境伯グレン。
「俺は装飾品より、屋台骨を愛する」と実力を認められたルシアは、泥臭い川魚を売れる商品に変え、害獣を絶品ソーセージへと変えていく!
一方、ルシアを失った王宮は食糧難と火災で破滅の道へ……。
月読みの巫女~追放されたので、女神様と女子会しながら隣国で冒険者ライフを楽しむことにします~
しえろ あい
ファンタジー
リュンヌ王国の「月読みの巫女」アリアは、建国以来続くしきたりに縛られ、神殿と王家から冷遇される日々を送っていた。治癒や浄化といった「聖女らしい加護」を持たない彼女は、王太子ギルバートからも「無能」と蔑まれ、ついには身勝手な理由で婚約破棄と国外追放を言い渡されてしまう。
しかし、それこそがアリアの狙いだった。彼女が女神から授かった真の加護は、姿を変え、身体を強化し、無限の荷物を運べる「最強の冒険者セット」だったのである。
「やっと自由になれるわ!」
アリアは意気揚々と隣国へ向かい、正体を隠してBランク冒険者「リア」として第二の人生をスタートさせるのだった。
※小説家になろう様にも投稿しています※
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる