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「吐いた唾は飲み込めませんよ、お婆さん……。」
負けじと睨むエル。
「……上等。小娘に教育してあげる。授業料は格安にしてあげるから……かかってこい。」
静寂。
しかし、すぐにそれは破られた。
「はぁ、馬鹿らしい……。こんなところで……私のかすみに万が一があったらあなたを殺すだけではすみませんよ?」
「……はぁ?かすみは私のだって言ってるのに……。その歳でボケるなんて可哀相……。」
睨み合い。
「このままでは埒があきません。早く終わらせますよ。」
エルが言う。
その言葉に、ゆかりはため息をつきながらも無言で頷いた。
ベッドで寝ているかすみ。
無防備な彼女の隣に寝るエル。
その動作には、一切の躊躇いはなかった。
そして、それに続き、反対側にゆかりが向かう。
かすみの上から覆い被さるように移動する。
彼女の頬を撫でるゆかり。
ごほんっ!
その行動を注意するように、エルはわざとらしく咳払いをした。
にやり。
「……おっと、手が滑った。」
棒読み。
ゆかりの手。
それが、かすみの唇に触れた。
「なっ!?おい、ババア……てめぇ……!」
エルの暴言を遮るゆかり。
今、かすみの唇に触れた指を、そのまま彼女の唇に当てたのだ。
「……うるさい、餓鬼。おやつあげるから黙ってろ。」
ボン!
沸騰したように、エルの真っ白な肌が、真っ赤になった。
舌打ち。
それは、無意識にゆかりの口から出たものであった。
目の前の彼女を黙らせる為とは言え、もったいないことをしてしまったと思ったからだ。
かすみの唇が触れた指。
その神聖なものが、エルの唾液で上書きされ、汚された。
その事実が、彼女にとって不愉快でたまらなかったのだ。
とはいえ、あまり時間がない。
早く済ませなければならないのも事実だ。
冷静さを取り戻したエル。
ゆっくりと寝ているかすみの耳元へ口を近づけた。
「神良エルは、あなたの幼馴染。幼い頃からずっと一緒にいる一つ歳上の友人。」
続けて反対側の耳へ、ゆかりの口が近づく。
「……磯飛ゆかりは後輩だけど仲の良い友人。幼い頃からずっと一緒の幼馴染。」
言い終えると、二人は名残惜しそうにしながらもベッドから出た。
「さ、帰りましょうか。」
「……荷物はまた明日持っていってあげる。」
窓から見える景色。
それは、もう月に照らされるものとなっていた。
負けじと睨むエル。
「……上等。小娘に教育してあげる。授業料は格安にしてあげるから……かかってこい。」
静寂。
しかし、すぐにそれは破られた。
「はぁ、馬鹿らしい……。こんなところで……私のかすみに万が一があったらあなたを殺すだけではすみませんよ?」
「……はぁ?かすみは私のだって言ってるのに……。その歳でボケるなんて可哀相……。」
睨み合い。
「このままでは埒があきません。早く終わらせますよ。」
エルが言う。
その言葉に、ゆかりはため息をつきながらも無言で頷いた。
ベッドで寝ているかすみ。
無防備な彼女の隣に寝るエル。
その動作には、一切の躊躇いはなかった。
そして、それに続き、反対側にゆかりが向かう。
かすみの上から覆い被さるように移動する。
彼女の頬を撫でるゆかり。
ごほんっ!
その行動を注意するように、エルはわざとらしく咳払いをした。
にやり。
「……おっと、手が滑った。」
棒読み。
ゆかりの手。
それが、かすみの唇に触れた。
「なっ!?おい、ババア……てめぇ……!」
エルの暴言を遮るゆかり。
今、かすみの唇に触れた指を、そのまま彼女の唇に当てたのだ。
「……うるさい、餓鬼。おやつあげるから黙ってろ。」
ボン!
沸騰したように、エルの真っ白な肌が、真っ赤になった。
舌打ち。
それは、無意識にゆかりの口から出たものであった。
目の前の彼女を黙らせる為とは言え、もったいないことをしてしまったと思ったからだ。
かすみの唇が触れた指。
その神聖なものが、エルの唾液で上書きされ、汚された。
その事実が、彼女にとって不愉快でたまらなかったのだ。
とはいえ、あまり時間がない。
早く済ませなければならないのも事実だ。
冷静さを取り戻したエル。
ゆっくりと寝ているかすみの耳元へ口を近づけた。
「神良エルは、あなたの幼馴染。幼い頃からずっと一緒にいる一つ歳上の友人。」
続けて反対側の耳へ、ゆかりの口が近づく。
「……磯飛ゆかりは後輩だけど仲の良い友人。幼い頃からずっと一緒の幼馴染。」
言い終えると、二人は名残惜しそうにしながらもベッドから出た。
「さ、帰りましょうか。」
「……荷物はまた明日持っていってあげる。」
窓から見える景色。
それは、もう月に照らされるものとなっていた。
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