106 / 151
15
15ー2
しおりを挟む
ため息。
二人の口からそれが漏れる。
そう、今までと違い彼女らは互いに敵対している場合ではなくなったのだ。
城原美咲、本名白原美咲。
彼女の登場で、自分達のアドバンテージがなくなってしまった。
二人の目の前。
そこにあるのは彼女らの愛しの存在であるかすみの家。
インターホンを鳴らすゆかり。
心なしか、二人の口角は上がっている。
微かに聞こえる足音。
そして、扉が開かれる。
「かすみさん!今日はお邪魔します!」
「……かすみちゃん、来たよ。」
「二人とも、いらっしゃい!」
「本当にお邪魔ね……せっかく幼馴染同士水入らずなスキンシップをしていたのに……。」
エル達を出迎えたもの。
それは、対照的な対応をする二人であった。
ニコニコ笑顔のかすみ。
そして、ギロリの睨み付ける美咲だ。
幼馴染同士のスキンシップ。
何をしていたのだ?
気になる二人。
しかし、それが彼女らにとって良くないものであれば、聞きたくもないかもしれない。
なんと面倒なジレンマだろう。
「もー、そんな大袈裟な……手相見せ合ってただけでしょー。」
ふふふ。
微笑みながらかすみが言う。
「だけではないよ!かすみの柔肌最高なんだから!なんでその価値が分からないの!?とにかく、それは私だけのものだからね!?」
興奮気味に美咲が言う。
「えー?そうなのー?そっか、そっかー……。それなら仕方ないのかなー?」
ふふふ。
またよく分からない冗談を言っているな。
ここは取り合えず笑っておこう。
そんなことを思いながら、誤魔化すように笑うかすみ。
「ち、違います!断固拒否!そんなもの、あり得ません!合ってはならないことです!私のかすみさんです!手相くらい私だって見れます!さ、かすみさん、見せてください!きっと私との相性は抜群です!今すぐ結婚しましょう!」
「……そいつらの言ってること全部違うよ。かすみちゃんは私のもの。だから私と一緒にいよう?」
「どいつもこいつも薄い血のくせに私のかすみにっ……!かすみは私のなのにっ……!」
「……。」
ギャーギャー。
ワーワー。
かすみの周りが騒々しい。
やはりそうだ。
美咲はもうすっかりこの場に馴染めている。
内容的には彼女らに混ざりたいとは思えないようなものだ。
しかし、孤立してしまっているのはモヤモヤする。
二人の口からそれが漏れる。
そう、今までと違い彼女らは互いに敵対している場合ではなくなったのだ。
城原美咲、本名白原美咲。
彼女の登場で、自分達のアドバンテージがなくなってしまった。
二人の目の前。
そこにあるのは彼女らの愛しの存在であるかすみの家。
インターホンを鳴らすゆかり。
心なしか、二人の口角は上がっている。
微かに聞こえる足音。
そして、扉が開かれる。
「かすみさん!今日はお邪魔します!」
「……かすみちゃん、来たよ。」
「二人とも、いらっしゃい!」
「本当にお邪魔ね……せっかく幼馴染同士水入らずなスキンシップをしていたのに……。」
エル達を出迎えたもの。
それは、対照的な対応をする二人であった。
ニコニコ笑顔のかすみ。
そして、ギロリの睨み付ける美咲だ。
幼馴染同士のスキンシップ。
何をしていたのだ?
気になる二人。
しかし、それが彼女らにとって良くないものであれば、聞きたくもないかもしれない。
なんと面倒なジレンマだろう。
「もー、そんな大袈裟な……手相見せ合ってただけでしょー。」
ふふふ。
微笑みながらかすみが言う。
「だけではないよ!かすみの柔肌最高なんだから!なんでその価値が分からないの!?とにかく、それは私だけのものだからね!?」
興奮気味に美咲が言う。
「えー?そうなのー?そっか、そっかー……。それなら仕方ないのかなー?」
ふふふ。
またよく分からない冗談を言っているな。
ここは取り合えず笑っておこう。
そんなことを思いながら、誤魔化すように笑うかすみ。
「ち、違います!断固拒否!そんなもの、あり得ません!合ってはならないことです!私のかすみさんです!手相くらい私だって見れます!さ、かすみさん、見せてください!きっと私との相性は抜群です!今すぐ結婚しましょう!」
「……そいつらの言ってること全部違うよ。かすみちゃんは私のもの。だから私と一緒にいよう?」
「どいつもこいつも薄い血のくせに私のかすみにっ……!かすみは私のなのにっ……!」
「……。」
ギャーギャー。
ワーワー。
かすみの周りが騒々しい。
やはりそうだ。
美咲はもうすっかりこの場に馴染めている。
内容的には彼女らに混ざりたいとは思えないようなものだ。
しかし、孤立してしまっているのはモヤモヤする。
0
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる